超次元ゲイムネプテューヌ龍騎   作:ヴァンス

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また二ヶ月遅れました…でも失踪したりはしないので今後もよろしくお願いします


第十二ゲイム 決意の変身、いざ決戦場へ

OPテーマ BLEACHより Save The One, Save The All 歌 真田良一

 

良一視点

 

王蛇

「はあぁぁぁ!!」

 

ネプギア

「えいっ!!」

 

キンッ!!

 

俺とネプギアはベールが教えてくれた体感ゲームが作り出した仮想世界で鍛錬していた

 

時は遡り

 

ネプギア

「私達、お姉ちゃん達を助けに行くことに決めたの!」

 

良一

「でも、一体どうするつもりなんだ?相手は俺とネプテューヌ達を一蹴できるくらいの実力があるんだぞ?」

 

俺は考え事をする時の癖で左手で髪をいじる

 

ネプギア

「ベールさんが教えてくれた体感ゲーム、あれをうまく使えば修行にもなるし…それで私達が変身できるようになれば」

 

良一

「なるほど、女神達を助けに行くこともできるってわけか」

 

ロム

「それには良一お兄ちゃんの力も必要なの、ケガ人なのにごめんね…?」

 

ロムが泣きそうな目で俺を見てくる

 

良一

「気にするなロム、1と0は違う、俺も4人が変身できる手助けをするよ」

 

良一

「役に立って見せるさ、俺も戦う力があるんだからな…!」

 

そうして現在に至る

 

電子音

「SWORD VENT」

 

カードを装填し、ベノサーベルを呼び出す

 

王蛇

「ベノムデスペラード!!」

 

生身であるネプギア達を殺さないように手加減するのはライダーの姿ではなかなか難しい

 

ネプギア

「負けません!ミラージュダンス!!」

 

ネプギアも持ち前の剣術で俺の技に対抗する

 

ユニ

「そこよ!」

 

王蛇

「っ!」

 

ネプギアと打ち合っているところへユニが遠距離から射撃で援護してくる

 

これは俺が多人数を相手する時のシミュレートであり、同時にネプギア達が鏡の俺を相手する時のシミュレートでもある

 

奴は強い

 

ずる賢い戦術もそうだが純粋な戦闘能力ではあいつは俺より上だ

 

攻撃の一撃一撃が重く、防御や速度共に高い

 

本当なら俺が一対一(サシ)で相手をしたいところだがそんなことを言ってる場合でもない

 

ラム

「エターナルフォースブリザード!!」

 

王蛇

「くっ!?」

 

ユニの弾丸を手甲で防いだ直後にラムの攻撃が来る

 

ラムの大技のエターナルフォースブリザードは射程距離も長く広範囲を凍らせる技だ

 

うまく使えばあいつが盾にするモンスター達を纏めて蹴散らせる

 

王蛇

「っ!!」

 

思いがけない一撃を受け、俺はライダー状態で氷漬けにされる

 

王蛇

「………!はあぁっ!!!」

 

バリーン!!

 

装備している鎧の硬さも相まって氷を粉砕する!

 

仮面の下で微笑し次の一手に出る

 

電子音

「STRIKE VENT」

 

空いた片手にメタルホーンを装備し、手甲の代わりにする

 

さっきユニの銃弾を防いだ時にもそうだったがライダーの装甲は見た目以上に硬い

 

人間の銃火器程度では装甲は破壊不能だ

 

気をつけないといけないのは二つ

 

一つはミラーモンスターとライダー

 

二つは防御する間も無くデッキや頭ごと吹き飛ばされるようなことだ

 

あの魔女装束の女だってどんな切り札を持っているか分からんしな…

 

ロム

「アイスコフィン!」

 

ロムが防御用の氷壁を貼る

 

王蛇

「メタルクラッシャー!!」

 

この鍛錬の中で編み出した技メタルクラッシャー

 

メタルホーンを装着した手甲で連続突きを見舞う技だ

 

ベールのレイニーラトナピュラをメタルホーンで真似ただけだが重量と硬度の高さで莫大な威力が出せる

 

ガシャーン!!

 

思った通り氷壁は粉々に砕け散る

 

俺はそのまま着地し構える

 

王蛇

「行くぜ、うまく防げよみんな」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

ヘビープレッシャーのカードを装填し、最先端にいるネプギアへと突っ込んで行く!!

 

ネプギア

「えーい!!」

 

ガキンッ!!!

 

ネプギアはメタルゲラスの突進力が上乗せされたメタルホーンを剣で受け止める

 

だがやはり

 

ネプギア

「キャアァッ!!

 

生身ではその衝撃に耐えきれず後方に大きく吹き飛ばされる

 

王蛇

「……」

 

そこで俺は変身を一度解く

 

良一

「大丈夫か?ネプギア」

 

吹き飛ばされたネプギアに駆け寄り、手を差し伸べる

 

ネプギア

「はい…でもまだこれだけの攻撃は受け止められないみたいですね…」

 

ロム

「良一お兄ちゃんの偽物、もっと強いんだよね?」

 

良一

「ああ、ライダーそのもののスペックも俺より高い」

 

ラム

「それと、アイエフちゃんがライダーのデッキを無効化するカードを相手が持っているって聞いたわ」

 

ユニ

「変身を無効化するなんて、一体どうすれば…」

 

良一

「問題はそれだな、しかもどうやら鏡の俺には変身の無効化は効かないみたいだしな、状況は俺たちの方が圧倒的に不利だ」

 

ネプギア

「それじゃあ、良一さんは戦えないんじゃ…」

 

良一

「いいや、一つだけ策がある」

 

俺がまだ使っていない補助系のカード

 

良一

「これだ」

 

俺はネプギア達に鏡が割れたような模様のカードを見せる

 

ユニ

「これは何?」

 

良一

「コンファインベントって言ってな、これは相手の使ったカードの効果を打ち消す効果がある」

 

ロム

「効果を打ち消す?」

 

ラム

「すごーい!それがあれば変身無効化対策はバッチリじゃない!」

 

良一

「だが逆に考えてみろ、あいつは俺の持っているカードを全て使えるんだ、ってことは…」

 

ネプギア

「相手も同じ、コンファインベントを使用してくるってことですね」

 

良一

「その通り、そしてこのカードは何故か二枚デッキに装填されている」

 

ユニ

「最大二回、相手のカードを無効化できるってことね」

 

良一

「ああ、奴との戦いは、先の先を読む事も重要になってくるだろう」

 

下手をすればコンファインベントは戦局を大きく左右する力を秘めているのだ

 

アイエフ

「やっぱり、ここにいたのね」

 

良一

「アイエフ、コンパも」

 

コンパ

「やっぱり、ねぷねぷ達を助けに行くですか?」

 

良一

「ああ、それだけは譲れねぇ、ネプギア達も同じ決意だ」

 

アイエフ

「…こうなるとは薄々思ってたわ…じゃあ、私も参加して…」

 

アブネス

「ガラッ!!見ーつけた!!」

 

良一

「あ?」

 

扉の方に目をやるとそこには

 

良一

「あいつ…!」

 

アブネス

「ヒィッ!?あんたは!?」

 

ルウィーで鏡の俺が殺しかけた…

 

アブネス

「な、な、何であんたがここにいるのよーー!!?」

 

良一

「それはこっちの台詞だ」

 

良一

「どうせまたくだらない事をベラベラと喋りに来たんだろ!?」

 

俺はアブネスに臨戦態勢を取る

 

良一

「場合によっちゃ今度こそ殺すぞ?てめぇ」

 

我流喧嘩殺法の構えで応じる

 

アブネス

「や、やれるもんなら…」

 

ラム

「ちょっと待った!私いいこと思いついた!」

 

良一

「え?」

 

ラム

「お姉さんも一緒に、あれで遊ぼうよ!」

 

ラムがアブネスを体感ゲームに誘う

 

アブネス

「え?あれで?ねえ幼女、幼女にはもっと幼女らしい遊びが…」

 

ロム

「お願い…」

 

ロムが上目遣いでアブネスを見つめる

 

良一

(か、可愛いな…)

 

正直ロムは大人しい分可愛らしいと思う

 

ベールが大胆にアピールして来なかったら俺はロムかネプギアに惚れていたかもしれない

 

いややめとけ、俺には人を好きになる資格なんざ…

 

そんなことはさておき

 

アブネスはゲーム内でガイコツモンスターの姿になっていた

 

アブネス

「ねえ幼女、本当にこれでいいの?」

 

ラム

「かかれー!」

 

アブネス

「え?」

 

電子音

「SWING VENT」

 

王蛇

「行くぜ!!」

 

アブネス

「い、いーやぁぁぁぁ!!!」

 

コンパ

「あっ、あいちゃん、このゲームコンピュータとの対戦モードもあるみたいですよ」

 

アイエフ

「あら、本当、でも…」

 

ふとゲーム側を見ると良一やユニ達にリンチされているアブネスが目に入る

 

アイエフ

「あのままにしておきましょうか…」

 

そしてしばらく時間が流れる

 

良一はその中で生身での戦闘技術を磨いた

 

今まで変身にばかり頼ってきたのが祟ったのが今の結果

 

ならばできるだけ雑魚モンスターくらいは生身で倒せるようにしておきたかった

 

そして締めくくりのエンシェントドラゴン戦

 

ネプギア

「はあぁぁぁ!!」

 

王蛇

「メタルブレイク!!」

 

ドザンッ!!

 

二人の技が命中し、エンシェントドラゴンは倒れる

 

コンパ

「すごーい!みんなでエンシェントドラゴンをやっつけたです!!」

 

王蛇

「どうだ?変身のコツみたいなの、掴めたか?」

 

ユニ

「まだいまいち分からないわね…」

 

ネプギア

「大丈夫!もっとたくさんのモンスターと戦えば…」

 

アイエフ

「残念だけど、そんな時間はないみたい」

 

王蛇

「何?」

 

ふとアイエフが携帯の画像を見せてくる

 

王蛇

「っ!!」

 

そこにはアンチエナジーの結界に囚われたネプテューヌ達の姿が映っていた

 

アイエフ

「四女神が囚われたという情報は間も無く世界中に流される、それが国民に知れたらシェアは大きく下がってしまうわ、そうなれば…」

 

ネプギア

「シェアクリスタルから私達に与えられる力は少なくなる…」

 

王蛇

「それはマズイな…ただでさえ劣勢だっていうのに、そんなことになってしまったら今度こそ勝ち目は全く無くなってしまう」

 

アブネス

「四女神が囚われた!?それは一大スクー…むぐぐ!!」

 

興奮したアブネスをコンパが抑える

 

王蛇

「つまり、今夜あたりにこちらから仕掛けないと…」

 

アイエフ

「そうね、手遅れになる可能性が高いわ」

 

チカ

「それならあたくしの出番ね」

 

ミナ

「私は皆さんを魔法で回復しましょう」

 

王蛇

「ラム、ミナをいつ呼んだんだ?」

 

ラム

「ふっふーん!こんなこともあろうかと思って、アイエフちゃんに呼んでおいてもらったの!」

 

ミナ

「大丈夫ですか?良一さん」

 

王蛇

「あんたには何度も借りを作っちまったな、女神達は必ず助け出す!」

 

チカ

「じゃあ、あたくしは車の準備をしてくるわ」

 

ケイブ

「私達も行くわ、チカに頼まれたから」

 

マーベラスAQL

「久しぶりに頑張っちゃうよー!」

 

5pb

「ボクは戦えないけど、一緒に行くよ!せめて見届けさせてほしい…」

 

アイエフ

「ユニ様はデッキを持ってたわね、他の三人もデッキを持っておきなさい」

 

そう言ってアイエフはアドベントデッキを三つ出した

 

ライア、シザース、ファムのデッキだ

 

ネプギア

「使わせてもらいます」

 

ネプギアはライアのデッキを

 

ロム

「これが、デッキ…」

 

ラム

「面白そうじゃない!」

 

ラムはシザース、ロムはファムのデッキを手に取った

 

王蛇

「重ねて言っておくぞ、あの魔女装束の女があれを使ったら…」

 

ネプギア

「良一さんがカウンターで無効化するんですよね…!」

 

王蛇

「ああ、問題は道中だ」

 

ケイブ

「道中?」

 

王蛇

「ケイブ、お前ミラーモンスターを見たことはあるか?」

 

ケイブ

「いいえ、無いわ」

 

王蛇

「もしエンカウントしたら離脱を優先しろ、自力で倒そうとは考えない方がいい、あいつらは人間を鏡に引き込んで…」

 

ケイブ

「鏡に…引き込んで…?」

 

王蛇

「……れる…」

 

最後の一言は喧騒に混ざって聞こえなかった

 

けど今

 

れる…

 

われる…

 

食われる…

 

食われるって彼は言った

 

ケイブ

「無理しなくていいわ良一」

 

王蛇

「え?」

 

ケイブ

「あなた、ベールやチカに話していないだけで知っているんでしょう?あれは一体何なのか」

 

王蛇

「…夢で見ただけだから、曖昧ではあるけどな…」

 

ケイブ

「怖い?」

 

王蛇

「そりゃあな…ゲイムギョウ界(こっち)に来てからかなり経つけど、戦いは怖いさ…俺だって鎧の下は生身の人間なんだ…」

 

ミラーモンスターにかかればたちまち肉塊に変えられちまうし、ライダーの鎧越しでだって当たりどころが悪ければ死ぬ

 

ケイブ

「それは根源的な恐怖よ、私だって戦いは怖いわ」

 

王蛇

「お前が怖いなんて思うのか?討伐クエストで共闘してる時も何してても無表情じゃねぇか…」

 

ケイブ

「そんなことないわ、余計なお世話よ…」

 

一瞬ケイブは見透かされたように頬を染めたが今の良一はそれに気付ける心の余裕が無かった

 

チカ

「支度はできたかしら?そろそろ出発するわよ!」

 

王蛇

「…ああ!」

 

待ってろよベール

 

絶対に、絶対に助けてやるからな!

 

謎の青年視点

 

謎の青年

「いよいよか…」

 

青年はオーディンのデッキを片手に持ちながらモニターを凝視している

 

兵士

「マジェコンヌが動き出しました、女神は間も無く…」

 

謎の青年

「いいや、あれくらいでは根絶できないだろう」

 

兵士

「は?」

 

青年はまるで確信したような風に言い放つ

 

謎の青年

「ではお前は私が根絶を目指した女神どもがあれくらいの絶望で終わる相手だと思うのか?」

 

そう言うと青年は鋭い視線を兵士に送る

 

兵士

「そ、それは…」

 

兵士は青年から目を逸らす

 

謎の青年

「まあいい」

 

青年は突如モニターの電源を切り、立ち上がる

 

兵士

「ど、どこへ行かれるのですか?」

 

謎の青年

「現地だ、私が本当に己が生涯をかけて戦うべき敵なのか、見ておきたい…」

 

兵士

「ならば兵士を連れて…」

 

謎の青年

「一人でいい、これ以上私の心の詮索はするな」

 

それだけ言うと振り返らずに青年は部屋を後にする

 

謎の青年

(見せてもらうぞ真田良一、お前が本当に女神たちを救うに値するライダーかどうかを…!)

 

青年の表情こそ真剣だったが部屋を出る寸前一瞬だけいつもの不敵な笑みを浮かべた

 

まるでこの戦いそのものを自分の生きる理由であるかのように…

 

ベール視点

 

ネプテューヌ

「あの水たまりみたいなの…」

 

ブラン

「だいぶ溜まって来たわね…」

 

ベール

「あれに、飲み込まれるのでしょうか…」

 

怖い…

 

女神になった時点で分かってたはず

 

恐怖はない

 

あるのは国民を守るという意思だけ

 

そりゃあ、ちょっぴり妹が欲しいと思ったこともありますわ…

 

でも、彼を見てからそれは変わった

 

彼は孤独だ

 

私のはいい意味で、彼は悪い意味で

 

女神だから、いいえ、一人の人間だから分かった

 

その時思った、この人だけは自由に生きて欲しいと

 

そして同時に

 

ベール

(好きになったんでしょうね…)

 

ノワール

「あれに飲み込まれたら、今度こそ死んじゃうのかしら…」

 

ワレチュー

「来たっちゅ、案の定女神の妹が仲間を連れて戻って来たっちゅよ」

 

ネプテューヌ

「っ!?」

 

ノワール

「まさか、ユニも来たっていうの!?」

 

マジェコンヌ

「そうだろうな、妹全員を引き連れて来ているのだろう」

 

王牙

「ハァッ!!」

 

エターナル

「フンッ!!」

 

鏡の中のミラーワールドでは鏡の良一と大道克己が丸一日に近い激戦を繰り広げていた

 

ネプテューヌ

「ネプギア…」

 

ベール

「りょっちゃん…」

 

ブラン

「最後の希望かもね」

 

ネプテューヌ

「え?ネプギア達が?」

 

ブラン

「そうよ、良一もロムの治療魔法を受けていれば戦えるくらいには回復してるはず」

 

ネプテューヌ

「そんな、ネプギアだって、しっかりしているようで甘えん坊だし」

 

ノワール

「ユニだってデッキは持っているけど私抜きで戦ったことなんてないのよ?」

 

ベール

「それは、あなたがたのエゴではなくて?」

 

ネプテューヌ・ノワール

「?」

 

ベール

「あの娘たちは確かに可愛らしい、私だってあの娘たちを戦わせたくありませんわ」

 

ベール

「けれどそれがあの娘たちを可愛い妹のままでいさせているのではなくて?」

 

ネプテューヌ

「…」

 

良一視点

 

場所はズーネ地区、廃棄物処理場手前

 

チカ

「悪いけど、車ではここまでが限界よ、これ以上進んだらモンスターの的になってしまうわ」

 

良一

「ああ、ここからは蹴散らしながら進むしかないな」

 

車から剣を取り、道に降り立つ

 

さすがに鉄パイプなんかじゃ歯が立ちそうにないからアイエフに頼んで持ってきてもらったものだ

 

アイエフ

「良一、体は大丈夫なの?」

 

良一

「大丈夫だ、十分戦える」

 

車に乗りながらミナに治療魔法をかけてもらっていたからな

 

良一

「みんな準備はいいな?行くぞ!!」

 

挿入BGM セブンスドラゴンⅢより 戦場 狩るものとは

 

予想通りモンスターの群れが俺たちの前に立ちはだかる

 

良一

「どけぇ!!」

 

走りながらモンスターを斬り倒す

 

アイエフ

「邪魔よ!!」

 

ケイブ

「ハァッ!」

 

他のみんなも順調に前進していく

 

王牙

「行かせんぞ!!」

 

良一

「っ!?」

 

突如その場に俺と同じ声が響く

 

マーベラスAQL

「な、何!?」

 

王牙

「お前達はここで死ぬ、俺たちのいる場所にたどり着くこともできないまま」

 

ユニ

「この声…」

 

ラム

「偽物お兄ちゃんね!」

 

王牙

「行け」

 

ブレイブ

「我が名はブレイブ・ザ・ハード!いざ尋常に勝負!」

 

ジャッジ

「ハッハァー!!皆殺しにしてやるー!!」

 

良一

「な、何だこいつら!?」

 

バカでかい人型のモンスターが二人立ちはだかる

 

良一

「くっ!変身!!」

 

身の危険を察知し素早く変身する

 

王蛇

「お前の相手は俺だ!!」

 

ブレイブ

「ほう…この俺に挑むか」

 

でかい剣を持った奴の正面に立つ

 

これだけ的が大きいなら攻撃のしようはいくらでもある!

 

ジャッジ

「ほお、あいつの方が殺しがいがありそうだ!」

 

ジャッジが王蛇の方へ向かおうとするが

 

ネプギア

「待ちなさい!」

 

ジャッジ

「あぁ?」

 

ユニ

「私たちが相手よ!!」

 

ケイブ

「後ろのモンスター達は任せて!」

 

マーベラスAQL

「この数は手強いけど、やるしかないよね…」

 

ジャッジ

「ハッ!たかだかガキ数人が俺の相手になるだと?纏めてブチ殺してやるよ!」

 

王蛇

「行くぜ!」

 

ベノサーベルとメタルホーンの二刀流でブレイブに挑む

 

王蛇

「メタルブレイク!!」

 

ブレイブ

「フンッ!!」

 

重い連撃をブレイブは容易く受け止める

 

ブレイブ

「そんな程度か!」

 

ブンッ!

 

王蛇

「っ!?」

 

巨大な剣が俺に振りかざされる!

 

かろうじて回避するがあんな攻撃をまともに受けたら鎧越しでも本体に深刻なダメージが入りかねない

 

仮に防いだとしても腕がイカれてしまうだろう

 

王蛇

(こいつ、できる!)

 

今の一撃で俺はこいつの力を悟った

 

だが女神達を助けるために時間はかけていられない

 

王蛇

「悪いが、お前にばかり構ってられないんだ」

 

王蛇

「一気に決めさせてもらうぜ!」

 

電子音

「ADVENT」

 

ベノスネーカーを召喚し、ブレイブにけしかける

 

ベノスネーカー

「シャアァァァ!!」

 

ブレイブ

「ぐっ!?」

 

ベノスネーカーの強力な毒液でブレイブの装甲が溶け始める

 

王蛇

「うおらぁ!!」

 

渾身の力でメタルホーンを投げつけ、溶けた装甲にぶつける

 

ブレイブ

「ぐわぁっ!!」

 

王蛇

「終わりだ!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

間髪入れずにハイドベノンを発動し、体勢を崩したブレイブに迫る!

 

ブレイブ

「調子に乗るなぁ!」

 

王蛇

「っ!?」

 

ドガッ!

 

王蛇

「がぁっ!!」

 

技の発動中にブレイブが振った剣に当たって落とされる

 

王蛇

「ぐっ…!」

 

幸い大振りでなかったのと急所を外したことでなんとか動けるが切り札を一つ使ってしまった

 

ブレイブ

「まさかあんな技を繰り出してくるとはな…まともに受けていたら完全に俺が負けていた」

 

王蛇

「よく言うぜ…軽く振り払っただけでこの威力のくせによ…」

 

妹達

「キャアァァ!!」

 

王蛇

「その時後ろからネプギア達の声が聞こえた」

 

ジャッジ

「この程度か?本当にこの程度なのかぁ!!?」

 

さっきのイカれた奴がネプギア達を完全に圧倒している

 

ユニ

「強い…!」

 

ジャッジ

「全く面白くもない、なら呆気なく死ねぇ!!」

 

ネプギア

「うっ!」

 

振り下ろされた武器をネプギアが受け止める

 

ネプギア

(重い…!良一さんの攻撃よりも…!)

 

ロム

「ネプギアちゃん!」

 

アイエフ

「まったく!一人で無茶して!!」

 

ジャッジ

「邪魔だぁ!!」

 

アイエフ

「あぁ!!」

 

コンパ

「アイちゃん!!」

 

振り払った腕でアイエフは薙ぎ払われる

 

ネプギア

(私、やっぱり無理だったんだ…戦いなんて、まだ無理だったんだ…!)

 

ネプギア

(みんなやられちゃう…私のせいで…)

 

ユニ

「私が変身できないのは、心にリミッターをかけてるからだって…」

 

良一

「リミッター?」

 

ユニ

「何かを怖がっているとか、そういうことよ」

 

ふとこんな時に良一さんとユニちゃんの会話を思い出した

 

ネプギア

(私の怖いこと…それはお姉ちゃんの妹でいられなくなること…)

 

ネプギア

(私が…お姉ちゃんより強くなること…?)

 

ケイブ

「それは根源的な恐怖よ、私だって戦いは怖いわ」

 

ネプギア

(ケイブさんや良一さんだって怖いことがある…でも私は…!!)

 

ジャッジ

「あぁ?何だ?」

 

突如ネプギアから眩い光が放たれる

 

ネプギア

「お姉ちゃんを取り返すためなら、私誰よりも強くなる!!」

 

キンッ!!

 

ジャッジ

「何ぃっ!?」

 

剣でジャッジの武器を振り払い

 

ネプギア

「変身!!」

 

ライアのデッキを使い、右手で独特なポーズを取り変身する

 

王蛇

「ネプギア…!!」

 

ブレイブ

「まさか…!」

 

パープルシスター・ライア

「あなたを、倒します!!」

 

ジャッジ

「そんなこけ脅しがどうした!!」

 

ジャッジの武器を持ち前の機動性で容易く回避し

 

パープルシスター・ライア

「マルチプルビームランチャー!!」

 

持っている銃剣のような武器からレーザーを放出する

 

ジャッジ

「ぐぁっ!」

 

電子音

「FINAL VENT」

 

すかさず必殺技を発動し、エビルダイバーの背中に乗って突撃する!

 

パープルシスター・ライア

「えーい!!」

 

ジャッジ

「なっ!?」

 

ドーン!!

 

先の攻撃で完全に怯んだジャッジはハイドベノンの直撃で爆死する

 

ユニ

「ネプギア!」

 

ラム

「すごーい!!」

 

ラム

「ネプギアちゃん、勝った!」

 

王蛇

「やるじゃねえか、さーてこっちも決着(ケリ)つけようじゃねえか」

 

俺はブレイブに向き直り、構える

 

ブレイブ

「女神候補生如きに負けるとは、四天王の面汚しよ!」

 

王蛇

「じゃあお前は人間に負けるってことだぜ?」

 

ブレイブ

「痴れ事を!!」

 

ズーン!!

 

振り下ろした剣を飛んで避ける

 

電子音

「FINAL VENT」

 

王蛇

「くたばれ!」

 

避けて飛んだ動きのままベノクラッシュを放ち、ブレイブに当てる

 

ブレイブ

「ぐぁっ!」

 

ブレイブ

「み、見事だ…!」

 

クリティカルヒットだったかブレイブはそのまま爆死する

 

王蛇

「こっちも片付いたぜ!!」

 

パープルシスター・ライア

「はい!」

 

王蛇

「ネプギア、変身できたんだな」

 

パープルシスター・ライア

「誰よりも強くなるって思いを心に抱いたら、変身できたんです」

 

ユニ

「誰よりも強くなる?」

 

王蛇

「そうか、だが今は早く前に進んだ方がよさそうだ」

 

ケイブ

「先に行って!ここは私たちが抑えるわ!」

 

マーベラスAQL

「いざとなったらそっちに交代しながら戦うから大丈夫だよ!!」

 

王蛇

「…死ぬなよ!」

 

その一言と共に一旦変身を解いて進む

 

良一

「ネプギア、一度変身を解いた方がいい、でないと万全の状態では戦えない」

 

パープルシスター・ライア

「分かりました」

 

そこでネプギアも変身を解く

 

良一

「よし!このまま一気に走り抜けるぞ!!」

 

良一(鏡)視点

 

王牙

「まさか、あれがやられたのか!?」

 

エターナル

「どうやら、奴らも強くなったらしいな…!」

 

王牙

「ゾンビ風情が…!ミラーワールドでいつまで経っても消えないのはお前が動く死体だからか!!」

 

エターナル

「そうだ、俺は死神だ!」

 

王牙

「生憎お前の相手ばかりもしていられない、じきに次のお客が来るからな」

 

俺はミラーワールドの出口へと逃亡する

 

エターナル

「待て!!」

 

鏡から出ると再びエターナルと対峙する

 

王牙

「しつこい奴だな、そこまでして奴らを救いたいか!!」

 

良一視点

 

良一

「この先だ!」

 

ユニ

「お姉ちゃん達、大丈夫かな…」

 

アイエフ

「多分大丈夫よ、四女神が囚われたって情報を発信しようとしてるってことは一人でも殺してしまったら計画の意味がなくなるってこと」

 

良一

「これが惚れた弱みってやつかな…」

 

ネプギア

「?」

 

良一

「行くぞみんな!!」

 

俺の薄っすら放った言葉はネプギアにだけ聞こえていた

 

マジェコンヌ

「とうとうここまで来たか」

 

ワレチュー

「あ、あいつがライダーになったらおいらは逃げるっちゅよ!」

 

マジェコンヌ

「好きにしろネズミ、どのみちお前は戦力には数えておらん」

 

良一

「てめぇ…!!」

 

ベール

「りょっちゃん…!」

 

ブラン

「ロム…!ラム…!」

 

ノワール

「ユニも…」

 

ネプテューヌ

「ネプギアも来てくれたんだね…!」

 

良一

「待ってろ!今そこから助け出してやるからな!」

 

王牙

「待ってたぜ、俺」

 

ネプギア

「あれが…」

 

ユニ

「良一さんの、偽物…」

 

そこで奴も変身を解く

 

良一(鏡)

「そうか、お前あの時逃げたバカか」

 

ネプギアを指して言った

 

良一(鏡)

「性懲りも無く死にに来たか」

 

ネプギア

「いいえ、あなたを倒すために来ました」

 

良一(鏡)

「お前が倒す?この俺をか?」

 

良一(鏡)

「ハッハッハッ!!お前達の姉でも勝てなかった相手にお前如きが相手になるとでも思ってるのか?自惚れるのも大概にした方がいい」

 

克己

「来たのか」

 

ユニ

「あなたは大丈夫ですか?克己さん」

 

良一

「あんた、誰だ?」

 

克己

「俺は大道克己、不死身の戦士だ」

 

マジェコンヌ

「フッフッフッ!さあどうするのかな?」

 

良一

「てめえら全員、ここで倒す!」

 

to be continued

 

今回は次回予告無しです




今回はジャッジ・ザ・ハードとブレイブ・ザ・ハードをオリジナルで登場させてみました、最弱と言われるジャッジですが女神達が揃う前の大ボスなので何気に苦しい戦いになったのは自分だけでしょうか(笑)
いよいよ今月はVⅡR発売ですね、追加イベント楽しみです!
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