超次元ゲイムネプテューヌ龍騎   作:ヴァンス

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今回で第1部完結です!原作とはだいぶ展開を変えましたがどうだったでしょうか?後書きに大切なお知らせがあるのでそちらも読んでください


第十五ゲイム 決着、良一の出した答え

OPテーマbleachよりBLUE

 

良一視点

 

王蛇

「ハアァァ!!」

 

王牙

「オオォォァァ!!」

 

二人の拳や蹴りがぶつかり合い、周囲に衝撃波を飛ばす

 

ネプギア

「良一さん…」

 

アイエフ

「あの二人、どれだけ力任せにやり合ってるのよ…!」

 

コンパ

「でも良一さん、悲しそうです…」

 

ネプギア

「え?」

 

コンパ

「良一さん、鏡の自分を倒そうとして戦ってるようには見えないです…」

 

ユニ

「もしかして、お姉ちゃん達を取り戻すために?」

 

エターナル

「そして、自分自身の心と戦っているんだろうな」

 

マジェコンヌ

「なっ…」

 

ラム

「あんたは手を出さないの?」

 

マジェコンヌ

「私が手を出せるような状況に見えるか?今割って入ったりしたら巻き添えで殺される」

 

ロム

「必ず勝って…良一お兄ちゃん…!」

 

同時刻、その戦いを遠くから見つめる複数の影があった

 

その内の一つはかつて何度となく死闘を繰り広げた仮面ライダー龍騎とナイト

 

すなわち城戸真司と秋山蓮だった

 

龍騎

「あれ、本当に浅倉に見えるか?蓮」

 

ナイト

「少なくともあいつが誰かのために戦うとは思えん、それに顔つきや髪の色も浅倉とは別人だ」

 

龍騎

「偶然俺たちもこの妙な世界に迷い込んだけど、もしかして他にも…」

 

ナイト

「ああ、その可能性は高いな、そして何より同じアドベントデッキが複数ある謎も気になる…」

 

ナイト

「もしかすると、誰かが神崎士郎の研究を引き継いで複製のアドベントデッキを作っているのかもしれん」

 

龍騎

「こいつを複製なんて、できるもんなのか?」

 

ナイト

「この世界は俺たちの常識なんて通用しない、現に香川教授だって似たようなデッキを作っていたからな」

 

龍騎

「………」

 

ナイト

「今は、この戦いの結末を見届けよう、あいつが本当に仮面ライダーに相応しい人間かどうか」

 

もう一つ、金色の仮面ライダーも戦いを見ていた

 

オーディン

「なるほど、奴自身も微弱ながらシェアエネルギーを纏っている」

 

オーディン

「女神と共に過ごす内に女神自身が纏っているシェアエネルギーが奴の体に宿っているようだな」

 

オーディン

「面白い、実に面白い…!だがまだ私が介入するのは早すぎるな、女神の妹だけでは計画を完璧に遂行することはできない」

 

オーディン

「この戦いという名の舞台の終幕を見届けて、戻るとするか」

 

そして最後の一つ、良一によく似た青年とネプギアによく似た少女がいた

 

良一似の青年

「ここまでは同じ未来になったか」

 

ネプギア似の少女

「どうするんですか?この先に起きる悲劇を阻止するには…」

 

良一似の青年

「もう少し待とう、俺たちが介入しても本当に彼らが救われるとは限らない、むしろさらなる悲劇を生む可能性にも直結する」

 

良一似の青年

「俺たちと同じ未来を彼らには絶対に与えない、救世の罪を背負うのは俺たちだけで充分だよ」

 

良一似の青年

「見届けよう、今の彼らの選択を…」

 

その青年の手には緑色に染められた王蛇のデッキが握られていた…

 

そして時は戦場へと戻る

 

王蛇

「ハァッ…ハァッ…」

 

王牙

「ハァッ…ハァッ…」

 

二人は互いにあちこちから血を流し、足元に血の水滴を落としている

 

王牙

「まだくたばらないというのか…!」

 

王蛇

「俺なんだったら知ってるんじゃないのか?俺が戦う理由を!」

 

王牙

「知ったことか、言っただろう、今のお前はもう俺の目指すお前ではないと…!」

 

王蛇

「…だったら俺は自分の過去を乗り越え、お前を葬って女神を取り戻す!」

 

王牙

「そんな望みが全て叶うわけない、ゲイムギョウ界はもう終わりなんだよ!!」

 

その時、女神達の消滅した結界内に一欠片の光が漏れる

 

ネプギア

「終わりじゃありません!」

 

王牙

「ああ?」

 

ネプギア

「お姉ちゃん達はまだ戦っています!お姉ちゃん達は絶対に死にません!」

 

王牙

「何を言っている…!女神は全員死んだんだ!まだ戦っているなんて、あり得ない!!」

 

ユニ

「あんたには絶対に分からないでしょうね!良一さんはもうお姉ちゃん達を大切な家族って認めているのよ!!」

 

王牙

「なっ!?」

 

ラム

「だいたいあんた、良一お兄ちゃんのことを何度も悪く言ってるけど、何なのよ!!」

 

王牙

「俺はこいつの怨念だ、こいつの女に対する憎しみのな!」

 

ロム

「女の子が嫌いってことの?」

 

王牙

「そうだ、そして何より女の神が牛耳るこんな世界を破壊したいという感情が俺を生み出した」

 

アイエフ

「本当なの?本当にあいつの言う通りなの?良一」

 

王蛇

「………」

 

王蛇

「確かに最初はそういう気持ちが無かったわけじゃない、信じてくれっていうのも都合がいい話だが、今俺はそんな気持ちを欠片も抱いてない!」

 

コンパ

「良一さん…」

 

エターナル

「良一…」

 

ネプギア

「大丈夫、私も良一さんを信じてます」

 

ユニ

「お姉ちゃんが気に入った人に悪い人はいないもの!」

 

ラム

「もしお兄ちゃんが悪い人だったらお姉ちゃんがやっつけてるから!何よりロムちゃんは怖い人にはくっつかないわよ!」

 

ロム

「私も、お兄ちゃんを信じるよ!」

 

王蛇

「お前ら…」

 

王牙

「滑稽だな、もう見てられん、次の一撃で決着を着けるぞ!」

 

王蛇

「上等だ!」

 

電子音・電子音(低音)

「UNITE VENT」

 

両者が同時にカードを装填するとモンスターが互いの背後で融合し、獣帝ジェノサイダーが完成する

 

王蛇

「…うわあぁぁぁ!!ハアァァァァ!!!」

 

王牙

「…っ!!」

 

良一は大きく咆哮を上げる

 

いつの日かリュウガと決着を着けた龍騎の時のように

 

ユニ

「ちょっと、ヤバイわよあれ!!」

 

アイエフ

「みんな何かに捕まってて!引き込まれるわよ!!」

 

電子音・電子音(低音)

「FINAL VENT」

 

二重のブラックホールが放つ超重力が周囲をカマイタチのように吹き荒れる

 

大きな瓦礫さえもまるで粉塵のように巻き上げ、ズーネ地区の孤島の地形すら変えてしまう勢いだ

 

王蛇・王牙

「ハッ!!」

 

王牙

「ウオォ!!」

 

王蛇

「ハアァァ!!!」

 

二人は互いに両足蹴りで対峙する

 

これに押し負けた方がジェノサイダーのブラックホールに引きずり込まれるということだ

 

ズガーーン!!!

 

ズーネ地区の島を吹き飛ばす程の大爆発が起こり、結界の役割をしていたトライアングルも崩壊する

 

ネプギア

「キャアッ!」

 

アイエフ

「どうなったの!?」

 

やがて爆風と粉塵が収まり、中央に1人の影が見えてくる

 

ロム

「勝った…の?」

 

ユニ

「良一さん、だよね?」

 

二人は恐る恐る話しかける

 

良一

「あぁ…勝ったぜ、あの野郎に」

 

二重ブラックホールの衝突、そして8000と10000のAPの衝撃で変身は解けていたが間違いなくそれは現世の良一だった

 

マジェコンヌ

「ば、バカな!あいつがやられたというのか!?」

 

良一

「ようやく折り返しってとこだな、後はてめぇを倒して女神たちを取り戻す!」

 

血の滴る拳を構えて俺はマジェコンヌと向き合う

 

マジェコンヌ

「フフフ…」

 

何故かマジェコンヌは不敵な笑みを浮かべる

 

良一

「何笑ってやがる?てめぇが格下なのはもう分かりきってんだろ?」

 

マジェコンヌ

「格下か、それはどっちの事を言っているんだ?」

 

良一

「?」

 

マジェコンヌ

「言わなかったか?私には他人をコピーできる能力があると、今の戦いの間にお前の拳の撃ち方、フォーム、技量を見ていた、どういうことか分かるか?」

 

良一

「つまり今のてめぇは俺と同じ技量で格闘戦や剣術を扱えるって言いたいのか?」

 

マジェコンヌ

「その通り、さあどうする?お前は万全の自分自身をもう一人相手にするのと同じ状況だ」

 

良一

「関係あるか!人の能力をパクるしか能のないアマに俺が負けるか!!」

 

良一

「変身!!」

 

激戦の直後ではあるが再び変身する

 

相変わらず顔の部分や体の装甲の一部は壊れているが変身はできた

 

あちこち感覚が麻痺してきたがまだ俺は戦える!

 

王蛇

「かかって…来やがれ…!」

 

ロム

「お兄ちゃん!」

 

ネプギア

「それ以上無茶したら、本当に死んでしまいます!!」

 

ユニ

「私たちも変身するわよ!」

 

ユニ・ネプギア・ロム・ラム

「変身!!」

 

血塗れでもなお戦おうとする良一に続いてネプギア達も変身する

 

エターナル

「お前の作る世界より面白いものなんてもう本物の地獄しか思いつかん、先に行って遊んでろ」

 

マジェコンヌ

「ハッ!先に地獄に落ちるのはお前たちだ!」

 

王蛇

「俺は、ベールを助けるって、他の誰でもねぇ俺の魂に誓ったんだ!!」

 

すると突然良一の体に眩いシェアエネルギーの光が輝き出す

 

マジェコンヌ

「な、何だ!?これは」

 

パープルシスター・ライア

「これは…」

 

ブラックシスター・ゾルダ

「お姉ちゃん達と同じ感じ…」

 

アイエフ

「まさか、シェアエネルギー?嘘でしょ…女神どころか男の良一に、女神様しか扱えないシェアエネルギーが…?」

 

コンパ

「きっと、ねぷねぷ達の想いが良一さんに届いたんですぅ」

 

そして良一の右手にパープルハートの使う長剣、左手にブラックハートの使う剣が召喚される

 

王蛇

「これは…あいつらの…」

 

そこで俺は確信した

 

今俺に流れている不思議な力

 

それは結界内に消えてしまったネプテューヌ達が決死の思いで託してくれたシェアエネルギー

 

それは彼女達の使う武器の姿を取り、俺の元へ現れた

 

王蛇

(ありがとう、四女神…そして)

 

王蛇

「てめぇはもう終わりだ紫ババア、お前の望んだ新しい秩序は俺が継いでやる」

 

王蛇

「本当の意味で世界を幸せにするって目的に変えてなぁ!!」

 

その一言と共に俺は右手の剣先をマジェコンヌに向ける

 

長剣のはずが不思議と重くない

 

これは腕力で振るうものではなく想いと共に振るうもの

 

想い、つまりシェアエネルギーで顕現するこの武器たちは強い想い、つまり愛があれば誰にでも振るえる

 

マジェコンヌ

「は、ハハハ!何がシェアエネルギーだ!!男がシェアエネルギーを扱えるはずが無い!!それは女神の武器を模したハリボテに過ぎん!私の能力で生み出したものはオリジナルと寸分の違いもない!完璧だ!貴様のそれは私の能力を踏みにじるに値する!」

 

王蛇

「そうかよ、そんなに自分の能力が自慢か」

 

王蛇

「他人の能力を丸パクリしたところでてめぇ自身の鍛錬にはならねえだろ?それに」

 

パープルシスター・ライア

(それに?)

 

王蛇

「その人間の持つ良さまでてめぇは奪い尽くす気か?あげくに女神達までコピーしやがって、もう充分だ、てめぇの能力を踏みにじる理由なんてな!」

 

その瞬間に俺は斬りかかる!

 

王蛇

「クロスコンビネーション!!」

 

二刀流で繰り出すが一刀の時とそれほど大差はない

 

マジェコンヌ

「そんなもの…!」

 

キンッ!

 

マジェコンヌも同じような技で打ち合うが

 

ビシッ

 

マジェコンヌ

「なっ!?」

 

ガシャン!

 

たった一度の打ち込みでマジェコンヌの武器は砕け散る

 

王蛇

「レイシーズダンス!!」

 

今度は峰打ちではあるが横振りの一閃を浴びせる!

 

マジェコンヌ

「グハッ!」

 

腹部から浅く血を流し、片膝を着く

 

同時にパープル、ブラックの武器を一度消し、続けてホワイト、グリーンの武器を召喚する

 

王蛇

「テンツェリントロンペ!!」

 

ブランの見様見真似ではあるが片手で上から振り下ろす!

 

マジェコンヌ

「うぐッ!!貴様…!」

 

王蛇

「あばよ、もうお前の顔は見たくねえ」

 

そして最後に

 

王蛇

「スパイラルブレイク!!」

 

カード装填無しでベールの最強の技を繰り出す!

 

王蛇

「でりゃあぁぁ!!」

 

高速で何度も斬りつけ、空中に蹴り上げる!

 

王蛇

「消えて失せろ!!」

 

右手に全力を込めてグリーンランスを放つ!!

 

マジェコンヌ

「うわあぁぁぁ!!!」

 

カッ!!

 

シェアエネルギーの光が辺りに広がる

 

しばらくして視力が戻ってくると

 

王蛇

「結界が…消えている…」

 

ネプテューヌ達が飲み込まれたアンチエナジーの結界が跡形もなく消えている

 

パープルシスター・ライア

「お姉ちゃん…達は?」

 

王蛇

「…………分からん…」

 

だがあの時確かに女神達の鼓動は聞こえた

 

俺は生きていると信じているが…

 

挿入bgm ヤマトよ永遠により 新銀河誕生

 

????

「ここよ、ネプギア」

 

王蛇

「っ!!」

 

俺も驚いて声の方向を振り向く

 

するとそこには

 

ブラックシスター・ゾルダ

「お姉ちゃん…!!」

 

アイエフ

「ネプ子!!」

 

王蛇

「…なんだよ、生きてるなら生きてるって言ってくれ…一瞬嫌な感じがしたじゃねえか…」

 

俺も傷が痛むがベールの元へ行く

 

ホワイトシスター二人

「お姉ちゃん!!」

 

みんなそれぞれの女神に泣きついている

 

グリーンハート

「あの…りょっちゃん、私…」

 

王蛇

「ケガ…」

 

ベールが言葉を紡ぐより先に俺は言いだしていた

 

グリーンハート

「?」

 

王蛇

「ケガ、してねえか?」

 

意識してやったことはないが、可能な限り柔らかな笑顔で話す

 

グリーンハート

「私より、まず自分の心配をしてください!こんな深手を負って…!」

 

王蛇

「なに、これしきの傷、結界の中にいた女神達に比べれば軽いもんだよ…」

 

王蛇

「ありがとな、生きて戻ってきてくれて」

 

グリーンハート

「ええ…!」

 

そう言って手を伸ばした瞬間

 

ドクン…!

 

王蛇

「っ!!」

 

今まで感じたことのない、何か強烈なものに意識を持っていかれる感覚

 

変身も解け、まるで強力な金縛りにでもあったかのように俺の体は地面に落ちる

 

グリーンハート

「りょっちゃん!!?」

 

俺が最後に見た光景は地面に落ちた俺に駆け寄るベールの姿だった




4ヶ月遅れの投稿となりましたが今回で無事にマジェコンヌ編を完結させることができました!そして残念なお知らせです、休息と小説のネタ集めのため半年〜1年ほど休止期間を設けたいと思います、この間にも編集機能で書いたりはしているので貯め投稿になる可能性もあります、楽しみに待ってくれている皆さんには大変申し訳ないですがご理解をお願いします、
最後に 最後主人公の良一は倒れましたが死んではいません、ちゃんと続編の大まかなストーリーは考えてあります、そして近い内にネプステーションを投稿して休止期間に入ろうと思います、今後ともよろしくお願いします
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