超次元ゲイムネプテューヌ龍騎   作:ヴァンス

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PS4キター!!←仮面ライダーフォーゼ風
PS4の新次元ゲイムに夢中になるあまり投稿遅れました…
今回はアニメ第1話の後半くらいまで進みます、書いてるうちに10000文字超えしました、良一のユニに対しての優しさが垣間見えます


第六ゲイム 女神の心得

OPテーマ Alive A Life 歌 ユニ

 

良一視点

 

あの闘技場での激闘から一ヶ月が経った

 

俺は相変わらずクエストをこなして順調に稼いでいるが…

 

イストワール

「ネプテューヌさん!全然女神の仕事してないじゃないですか!!」

 

肝心のネプテューヌはあれからもゲーム三昧

 

今日も今日でイストワールの怒鳴り声がプラネテューヌの教会に響き渡る

 

ネプテューヌ

「高速ジャーンプ!あー!」

 

当の本人はまるで耳に入っていないようだが…

 

イストワール

「聞いてるんですか!?」

 

ネプテューヌ

「んー?まあいわゆる一つの平和ボケ?」

 

ネプギア

「お姉ちゃん、お茶入ったよー」

 

とまあプラネテューヌの教会は毎日こんな感じのお祭り騒ぎである

 

そして一方

 

良一

「ふぃー、今日も儲かった」

 

相変わらず順調に危険種討伐のクエストをこなし続ける良一

 

今はプラネテューヌの教会に戻っている最中だ

 

アイエフ

「あら、良一じゃない」

 

良一

「アイエフ、それにコンパも、二人とも今から帰りか?」

 

コンパ

「そうです、今からねぷねぷのところに行くです」

 

良一

「俺もちょうど危険種の討伐が終わって帰り道だよ」

 

アイエフ

「良一は本当真面目ね、ネプ子も少しは見習えばいいのに」

 

良一

「いやいや、俺も腕を鈍らせないためのいい鍛錬になってるよ」

 

あれから元いた世界に戻る方法はまだ見つかってない

 

それにあの耳をつんざくような音も聞こえなくなった

 

今は仮面ライダーの力を使ってモンスター退治に精を出している

 

コンパ

「良一さんのおかげでプラネテューヌの周りに危険なモンスターは近寄って来なくなってるですよ」

 

良一

「討伐のクエストのほとんどは俺がこなしてるからな、採取系とかも場所がダブっていれば同時にやっている」

 

アイエフ

「そのおかげでプラネテューヌのクエストギルドは大助かりしてるみたいだけどね、今日も残ってるクエストがあまりないって嘆いていたわ」

 

良一

「おいおい…」

 

それじゃまるで俺が他の人の仕事取ってるみたいじゃないか…

 

そうこうしている内にプラネテューヌの教会前にたどり着く

 

眼鏡の女性

「私たちは、正しい規制によって…」

 

良一

「おっと!」

 

眼鏡の女性

「キャッ!」

 

コンベアーの足場から降りる時にビラを配っていた眼鏡の女性にぶつかってしまう

 

良一

「だ、大丈夫か?」

 

俺は平気だったが女性の方は思いっきり倒れてしまったので慌てて介抱する

 

眼鏡の女性

「…………!」

 

女性はスッと立ち上がると俺にビラを渡して立ち去ってしまった

 

良一

「おい!って何だこりゃ?」

 

アイエフ・コンパ

「?」

 

ビラに書いてある内容を見て俺もアイエフもコンパも一瞬言葉を失う

 

良一

「女神にNO?女神なんていりません?女神の依存から脱却しましょう?」

 

アイエフ

「うわぁ…これは…」

 

ネプテューヌ…

 

良一

「つーかこんなもの配ってたのか?さっきの女」

 

コンパ

「そうみたいですね」

 

アイエフ

「まったく、ネプ子のところへ行くついでにこれも見せてやらないと」

 

その足で教会のシェアクリスタルがある部屋へと向かう

 

そして部屋の前を通りかかる

 

ネプギア

「好かれるような事も最近してないかも」

 

ネプギアにまで言われちまってるよ…

 

アイエフ

「ネプギアの言う通りでしょ」

 

俺も一緒にクリスタルの部屋に入る

 

アイエフ

「すみませんイストワール様、話が聞こえたもので」

 

イストワール

「アイエフさん達なら別に」

 

良一

「つーか俺まで入れて良かったのか?こんな重要そうな部屋に」

 

イストワール

「構いませんよ、良一さんなら」

 

ネプテューヌ

「ねえりょーいち、私国民に嫌われるような事してないよね?ね?」

 

ネプテューヌが俺に激しく同意を求めてくる

 

良一

「いや、そう言われてもな…」

 

イストワール

「かろうじてシェアが激減していないのは良一さんが危険種モンスターの討伐を毎日のようにやっているからなんですよ!?」

 

イストワール

「それでも最近プラネテューヌのシェアが下降傾向にあります!」

 

実際そうだ

 

良一がモンスター討伐の依頼を毎日受け、仮面ライダー王蛇となって戦う姿を見て人々は彼の事を女神の付き人と呼び始めた

 

しかし当の女神がこの状態では…

 

ネプテューヌ

「そうだったのー!?ありがとうりょーいち!!」

 

ネプテューヌが思いっきり抱きついてくる

 

良一

「いや、だから…」

 

コンパ

「ねぷねぷ、これ見るです」

 

コンパが先ほど眼鏡の女性から受け取ったビラをネプテューヌに見せる

 

ネプテューヌ

「なになに、女神いらない」

 

イストワール

「なっ!?」

 

ネプテューヌ

「ちょっとー!いくらなんでもこんなのってないよー!」

 

良一

「自業自得じゃねえか…それ」

 

コンパ

「こういう人たちにねぷねぷを分かってもらうには、お仕事をもっと頑張らないとです」

 

今、コンパが一瞬黒いオーラを纏わなかったか?

 

気のせいだといいが…

 

ネプテューヌ

「これぞ四面楚歌!私大ピンチ!!」

 

イストワール

「ピンチなのはこの国の方です!そもそも女神は国民のために努力しなければならないんです!良一さんなんてほとんど自給自足してるんですよ?」

 

ネプテューヌ

(うぅーお説教やだな〜)

 

良一

「へぇーこれがシェアクリスタルか」

 

俺はシェアクリスタルをまじまじと見ていた

 

イストワール

「あの、良一さん?何故シェアクリスタルをそんなにまじまじと見ているのですか?」

 

良一

「え?ほら、女神ってシェアクリスタルがエネルギー源なんだろ?俺のアドベントデッキにシェアクリスタルが反応しないかな、って試してみたんだけど…何の意味も無いっぽいな」

 

良一

「自分の姿は写るからこれでも変身できるのかな?」

 

試しにデッキをシェアクリスタルにかざしてみる

 

するといつものようにベルトが装着された

 

良一

「できるみたいだな、自分の姿さえ写ればそれでいいのか」

 

イストワール

「シェアクリスタルを鏡代わりに…」

 

ネプテューヌ

「そうだー!私、女神の心得を教わってくるよ!」

 

突然ネプテューヌが声を張り上げる

 

イストワール

「教わるって、誰にですか?」

 

いきなり何を言い出すんだ?

 

ネプテューヌ

「えーと、ノワール!」

 

ネプテューヌ以外

「へ?」

 

ネプテューヌ

「ラステイションのノワール!」

 

ってなわけで半ば強制的に俺らもラステイションに連行された…

 

ラステイション教会

 

ノワール

「ねぇ、よく分からないんだけど…」

 

ノワール

「どうしてお隣の国の女神がうちの教会で寝てるのかしら!?」

 

良一

「は、ははは…」

 

女神の心得を教わるってただのでまかせだったわけね…

 

ネプテューヌ

「あー…構わずにお仕事してー、私気にしないからー」

 

ノワール

「私が気にするのよ!!」

 

良一

「ダメだこりゃ…」

 

ネプギア

「ごめんなさいノワールさん、お姉ちゃん起きてよ…」

 

ネプテューヌ

「いいじゃん…」

 

ネプギアが揺さぶってもネプテューヌはベッドに突っ伏して寝ている

 

ノワール

「ちょっと良一、ベントカード一枚貸しなさい」

 

良一

「へ?」

 

ノワール

「このダ女神、今叩き起こしてあげるわ!」

 

良一

「ちょっと待て、貸すって言っても…」

 

生身じゃ召喚杖使えないんですけど…

 

ノワール

「変身すればいくらでも使えるじゃない」

 

良一

「あー、そういうこと…」

 

俺はしぶしぶ鏡の前に立ち

 

良一

「変身!」

 

ガラス戸の前で変身する

 

王蛇

「で?どれを貸せばいいんだ?」

 

アドベントのカードをデッキから3枚取り出す

 

王蛇

「3枚あるぜ?どれがいいんだ?」

 

ノワール

「これ」

 

ノワールが取ったのはメタルゲラスのカード

 

それを俺の召喚杖にセットする

 

電子音

「ADVENT」

 

ネプテューヌ

「ふぇ?」

 

ノワール

「いい加減起きろー!」

 

ネプテューヌの寝てるところに召喚されたメタルゲラスが突っ込んでいく!

 

ネプテューヌ

「ねぷぅ!?」

 

間一髪ネプテューヌは飛び起きてその突進を避ける

 

メタルゲラス

「?」

 

メタルゲラスの角にはネプテューヌの寝てたベッドだったものが見事串刺しになっていた

 

ネプテューヌ

「何すんのノワール!殺す気!?」

 

ノワール

「あなた、少しは危機感というものを持ったらどうかしら?」

 

アイエフ

「無茶しちゃって」

 

王蛇

「で、俺はどうすればいいの?」

 

ノワール

「もう変身解いてもいいわよ」

 

王蛇

「へいへい」

 

半分気怠く俺は変身を解く

 

それと同時にメタルゲラスも消える

 

ネプギア

「お姉ちゃん、女神の心得を教わりに来たんじゃ…」

 

良一

「そのはずがベッド壊しただけなんて…しかも俺のモンスターで…」

 

ノワール

「悪いけどお断りよ、私敵に塩を送る気なんて無いから」

 

敵って…

 

ネプテューヌ

「もうー、敵はないでしょー?友好条約結んだんだから、もう仲間で…」

 

ノワール

「シェアを奪い合う事に変わりはないんだから、敵よ」

 

良一

「割り切りすぎだよ、不意打ちしますって言ってるようなもんだぜ?その言い方だと」

 

ノワール

「何よ、私たちがどんな争いしてきたか知らないくせに」

 

良一

「痛いところ付きやがって…」

 

良一

「戦うことがなくなった以上、無駄に気を張っても仕方ないんじゃないのか?」

 

ノワール

「それはあなたの考え方でしょ?私には私のやり方があるの!」

 

ノワール

「あなたこそ、ラステイションに移住した方がもっといい暮らしができると思うわよ?」

 

良一

「大きなお世話だ、誰があんなビジネス女のいるところなんかに、だがその言い方だと俺のことは敵と思ってないように聞こえるが?」

 

ノワール

「そうね、少なくとも敵とは思ってないわ…」

 

若干ノワールが顔を赤らめる

 

ネプテューヌ

「あー!もしかしてノワール、りょーいちのことを…」

 

ノワール

「そ、そんなんじゃないわ!変な誤解しないで」

 

良一

「?」

 

何だこの変な空気

 

それにしてもノワールもあらためて見るとちょっとエロいな…

 

ドレスにしては布地が少ないだろ…

 

まあベールやチカに比べればまだ目のやり場には困らないが

 

ユニ

「お姉ちゃん、書類整理終わったよ」

 

そこにちょうど良く助け船が現れた

 

ノワール

「ユニ、お疲れ様、そこに置いといて」

 

ネプテューヌ

(露骨にスルーされた!?)

 

ユニ

「あのね…今回早かったでしょ?結構頑張って…」

 

ノワール

「そうね、普通くらいにはなったわ」

 

ユニ

「!」

 

良一

(ユニ…)

 

良一

(ノワール、もっとユニの気持ち考えてやれよ…)

 

今のはさすがの俺でもちょっとイラついた

 

いくらやっても認められない、どれだけ努力しても認められない

 

俺にもそんな経験はある

 

だけど今はそんな螺旋の地獄から抜け出せて友と呼べるやつがいる

 

ユニ、間違っても昔の俺みたいになるんじゃねえぞ?

 

するとユニが落ち込んだ様子で部屋から出て行く

 

ネプギア

「?」

 

ネプギアもそれに気付いたようだ

 

良一

「ネプギア、ユニの事は俺に任せてもらえないか?」

 

ネプギア

「え?うん」

 

良一

「……………」

 

俺はユニの後を追った

 

良一

「この辺りか?」

 

池のほとりに座るところがあり、ユニはそこにいた

 

良一

「ここにいたか、ユニ」

 

ユニ

「良一さん」

 

良一

「隣、いいか?」

 

ユニ

「うん…」

 

ユニの隣に座る

 

良一

「何ていうかノワールって頭の固いやつだよな、実の妹に対してもあれだし、ありゃ部下から良くは思われない上司だ」

 

ユニ

「いいの、お姉ちゃんはいつもあんな感じだから、私がお姉ちゃんより上手くやらないと褒めてくれないの」

 

ユニ

「そんなこと、できるわけないのに…」

 

良一

「俺も、誰かに認められたいと思っていた時期があったさ」

 

ユニ

「良一さんにも?」

 

良一

「俺のいた世界じゃ、誰かに認められないと生きていけない、そんな概念が当たり前なんだ」

 

良一

「そして、人間は生きるためという言い訳で他の人間を何の躊躇いもなく蹴落とす」

 

良一

「俺はそんな光景を何度も見た…」

 

ユニ

「生きるために、蹴落とす…」

 

良一

「俺の世界では誰かと争って勝つことはいい事だと教えられる、けど勝つものがいれば必ず負けるものがいる」

 

良一

「負けた奴には幸せになる権利なんてないかのように脱落者の烙印を押され、周りから罵られるのさ、直接命を奪うのではなく生きたまま苦しめる、だから俺は人間が嫌いだった」

 

だけど今の俺は違う

 

この世界はそんなんじゃない

 

俺の見てきた醜い世界なんかではなく、たくさんの希望がある

 

ユニ

「良一さんすごい、一人でそこまで考えられるなんて」

 

良一

「一人だったからさ」

 

ユニ

「え?」

 

良一

「一人だったからこそ、こんな考えに至ってしまったんだよ」

 

元の世界で友達なんていなかったしな…

 

ユニ

「一人だったからこそ…」

 

良一

「だからユニ、あまり思い詰めるな」

 

良一

「ノワールのやつを超えたいなら、他に超えられる部分を探せ、超えられない部分ばかり求めるな」

 

ユニ

「超えられる部分?」

 

良一

「戦いのセンスだよ、お前にはアドベントデッキがあるじゃないか」

 

そう、あの時ユニが見せてくれたゾルダのデッキは今もユニが持っている

 

良一

「俺でよければいつでも相手になってやるよ」

 

ユニ

「…ありがとう、良一さん」

 

ユニの表情からは迷いが晴れていた

 

良一

「ところでユニ、モンスターにエサってやってるのか?」

 

ユニ

「え?エサの与え方なんて分からないからカードデッキを拾ってから一度も与えてないよ?」

 

良一

「エサ与えないと、契約違反でお前が食われちまうぞ?」

 

ユニ

「え!?」

 

夢の中で契約モンスターにエサを与えずに放置し自滅しかけたライダーが確かにいた

 

ユニ

「じゃあ良一さんはモンスターに何を食べさせてるの?」

 

良一

「モンスター討伐クエストに行った時に討伐したモンスターを食わせてる、3体分だからなかなかの数をやらないとご満悦にならないんだ」

 

ユニ

「じゃあ私も」

 

良一

「まずは討伐クエストをこなすことから始めてみたらどうだ?ノワールを超えるって意味でもさ」

 

その時俺の携帯が鳴る

 

良一

「ネプギアから?もしもし」

 

プラネテューヌのnマークが付いた携帯の着信をONにする

 

ネプギア

『あっ良一さん、今からお姉ちゃん達がモンスター退治の依頼を受けに行くそうなので教会に戻ってきてください』

 

良一

「オーケー、今そっちに戻る」

 

そこで俺は電話を切る

 

良一

「そんじゃ、教会に戻りますか」

 

ラステイション教会

 

ノワール

「やっと戻ってきたわね、今から行くのはここよ」

 

そう言ってノワールがパソコン画面に映ってるプラネテューヌとラステイションの国境付近の部分を拡大する

 

ネプテューヌ

「まさか、その足でプラネテューヌに帰れってこと?」

 

ノワール

「当たり前でしょ、仕事の邪魔なの」

 

良一

「さりげなくひどいこと言うなノワール」

 

仕事ついでに帰れって…

 

日雇いのバイトみたいだな

 

ネプテューヌ

「ふーん、それじゃみんな、モンスター退治に出発だよー!」

 

ネプギア

「おー!」

 

ノワール

「って、何であなたがリーダーみたいになってるのよ!?」

 

??視点

 

この場所は謎の会議施設

 

大きな丸テーブルを囲むように椅子があり、大きなモニターもある

 

そのモニターを背にして座る青年が一人

 

そこに二人の青年が入ってくる

 

??

「やっと来てくれたか、まさか二人しか来てくれないなんてね、他の連中は何をしているんだ」

 

「仕方ないでしょ、納得いかないのは俺も同じなんだから、みんな社会的地位を維持するのも楽じゃないんだ」

 

??

「こっちも仕事が忙しかったところを無理して来ているんですよ?」

 

その場に現れた二人は丸テーブルを囲む椅子に座る

 

「んで?知らせておきたいことって何?」

 

??

「以前お前が闘技場で観察していたというこの男、真田良一についてだ」

 

モニターに良一の画像が映し出される

 

「あぁー、確かにそろそろゲームを面白くしたいと思っていたところなんだよね」

 

??

「あなた、あまり目立つことは控えてくださいよ?まだ計画が知られてはいけない段階なんですからね」

 

「分かってるよそれくらい、口うるさいやつ」

 

??

「なんですって?」

 

若い青年に挑発された男は怒りのあまり立ち上がるが

 

??

「やめろ、今仲間内で争って何の得がある?」

 

??

「チッ…」

 

モニター前に座る男に注意され、軽く舌打ちしながら男は椅子に座り直す

 

??

「どうやら、女神たちがトゥルーネ洞窟方向に動き出すようだ」

 

??

「トゥルーネ洞窟といえば、アンチクリスタルがある…」

 

??

「そうだ、裏で計画を進めている我々とは別に面白い計画を進めている連中がいる、お前の言うように少しばかりゲームを面白くしてやろうと思ってな」

 

「でもさ、まだ『あれ』の複製、大した数はできてないんでしょ?」

 

??

「その点は問題ない、それと例のモンスターの調整は済んでいるのか?」

 

モニター前に座る青年が無線機に話しかけると向こうから男の声が返ってくる

 

男の声

「チューニングは万端です、いつでも解き放てますよ」

 

??

「ならそろそろ、実験がてらトゥルーネ洞窟に放ってもいい頃だろう」

 

「そりゃいいね!女神をモンスターでいたぶるって最高に面白い!」

 

??

「私たちは何か実行することはありますか?」

 

??

「いや、今回はモンスターと『あれ』に任せておけ、楽しみたければ『あちら側』でやっていろ」

 

「じゃあ、『あちら側』からゲームを観察するくらいならどう?それなら問題ないんじゃない?」

 

??

「まあ、それくらいならいいだろう」

 

「サンキュー!んじゃ、あの『複製デッキ』、捕まえておいた奴に無理矢理ねじ込んでおくから」

 

その青年はいかにも楽しそうな表情で話す

 

まるで人の命などゲームのお楽しみの一つだと言うように

 

??

「よし、ならば早く準備するがいい、ガイ、シザース」

 

ガイ

「オーケー、楽しそうなゲームになりそうだ!」

 

シザース

「分かった」

 

ガイ、そしてシザースと呼ばれた青年は部屋を出て行く

 

??

「さて、一体どれほどか…」

 

青年は頬杖をつき、モニターに向き直った

 

良一視点

 

ナスーネ高原への道中

 

ノワール

「今回のモンスター退治は二箇所、ナスーネ高原と近くのトゥルーネ洞窟、どちらもそう難易度は高くは…」

 

ユニ

「お姉ちゃん」

 

ノワールが言いかけたところにユニがノワールを呼ぶ

 

ノワール

「何?」

 

ユニ

「誰も聞いてない…」

 

ノワール

「え?」

 

そう、ノワールが後ろを振り返るとアイエフとコンパは後ろの切り株に座って休憩中

 

ネプテューヌ

「おぉー!これは有名な裏から見ると読めない看板!」

 

ネプテューヌとネプギアは裏から見る看板に熱中

 

良一はというと…

 

良一

「これ意外と重いな…ふん!」

 

なんと鉄パイプで素振りをしていた

 

ノワール

「あなたたち……!」

 

数分後

 

ネプテューヌ

「あ痛!」

 

ノワール

「ペース落ちてる」

 

思いっきりノワールに喝を入れられた俺たちは彼女より前を歩いている、俺の後ろを歩いているネプテューヌはノワールに木の棒で後ろから突っつかれながら歩いている

 

ネプテューヌ

「もうノワールってば真面目なんだから〜」

 

良一

(こぇー…)

 

ノワール

「と言うかあなたもどこからそんな鉄パイプ持ってきたのよ?」

 

ふとノワールが俺の鉄パイプについて突っ込んでくる

 

良一

「ああこれ?プラネテューヌの工事現場に落ちてたから拾ってきたんだよ、これがなかなか重たくてな」

 

ノワール

「『重たくてな』じゃないわよ!そんな物騒なもの背中に担いで!目でガン飛ばさなくても周りの人を威圧してるわよ!!」

 

そう、今の良一は背中に鉄パイプを背負うONE PIECEのサボのようなスタイルになってしまっている、あっ…ちなみに黒い覇気とか使ったりしないからね?←(作者の震え声)

 

良一

「変身して剣振り回すやつに言われたくねーよ」

 

そうこうしている内にナスーネ高原の近くの高台までたどり着く

 

農民A

「女神様がいらっしゃったわー!」

 

農民B

「ブラックハート様よ!」

 

農民C

「パープルハート様もいらっしゃるわ!」

 

農民D

「女神様の付き人も!噂通り結構いいルックスしてらっしゃるわー!」

 

下を見ると完全に出迎えムードになっていた

 

ノワール

「あっいけない!アクセス!!」

 

農民たちに気付いて手を振っていたノワールがハッとして光を放ち始める

 

ネプテューヌ

「えぇー!?変身今やっちゃうー?」

 

良一

「はぁー、写るものなくても変身できるっていいよなー…」

 

こっちは鏡みたいなものが無いと変身できないってのに

 

少しすると光が収まり、女神ブラックハートの姿があった

 

ブラックハート

「女神の心得その2、国民には威厳を感じさせることよ」

 

ブラックハート

「皆さーん、モンスターについて教えてくれるかしら?」

 

ネプテューヌ

「目の前で変身されても威厳とかなくねー?」

 

良一

「確かに…俺も鏡になるものがある場所で変身してから来るわけだしな」

 

一般人の目の前で仮面ライダーに変身しても確かに威厳なんてないよな…

 

ナスーネ高原

 

ブラックハート

「ここがナスーネ高原ね」

 

農民A

「ええ、スライヌが大量発生して困っているのですわ…」

 

高原を見るとあちこちに水色のスライヌがうようよしている

 

良一

「確かにこれは農作業なんてできたものじゃないな」

 

ブラックハート

「分かりました、お隣の国のネプテューヌさんとネプギアさん、それに良一さんが対処してくれるそうです」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅ!?」

 

ネプギア

「私たちがやるんですか?」

 

良一

「俺もかよ!?」

 

たかだかスライヌに俺まで駆り出されるとは

 

ブラックハート

「女神の心得その3、活躍をアピールすべし」

 

反論できねぇ…

 

ユニ

「広報用に写真撮っておくね」

 

ユニはネプギアからカメラを預かる

 

ネプテューヌ

「まあ、スライヌくらいヒノキの棒でも倒せるからねー!」

 

ネプテューヌは前転しながら勢いよく前に出る

 

ネプテューヌ

「行こっか!ネプギア!りょーいち!」

 

ネプギア

「うん、お姉ちゃん!」

 

良一

「こっちも派手に戦(や)るか!!」

 

ネプテューヌは太刀、ネプギアはビームソードを取り出す

 

俺も背中に背負った鉄パイプを手に取り、地面を軽く叩く

 

スライヌ

「ヌラ?」

 

どうやらスライヌもこっちの殺気に気付いたらしい

 

良一

「二人ともお先!!」

 

ネプテューヌ

「あっ!りょーいちズルい!!」

 

ネプギア

「ま、待ってください!」

 

良一

「うおおぉぉ!!!」

 

雄叫びを上げながら俺はスライヌの群れに突っ込んでいく!

 

良一

「うりゃあっ!!」

 

右手で鉄パイプを目に映ったスライヌに振りかざす!!

 

スライヌ

「ヌラっ」

 

ピキンッ!

 

ゲイムギョウ界独特のモンスターが消滅する音が俺の耳に響く

 

良一

「終わるかよっ!」

 

振り返りざまにもう一体

 

スライヌ

「ヌラヌラ!」

 

鉄パイプを振った反動が残ってる俺にスライヌが飛びかかってきた

 

ピキンッ!

 

だが突如そのスライヌが斬られて消滅する

 

ネプテューヌ

「もうりょーいちったら、気が早すぎだよー!」

 

ネプギア

「はぁ…はぁ…、良一さん走るの速いです…」

 

ビームソードを持ちながら肩で息をしている

 

女神の妹でも体力的には俺の方が上のようだ

 

良一

「はは…つい張り切っちまった…」

 

スライヌ

「ヌラ!」

 

そんな会話をしてる間にもスライヌが寄ってくる

 

ネプテューヌ

「よーし!そんじゃ3人で暴れますか!」

 

良一

「おうよ!!」

 

鉄パイプを構えなおして少し腰を落とす

 

挿入歌仮面ライダー龍騎より「Revolution」

 

ネプテューヌ

「チェストー!!」

 

ネプギア

「本気でいきます!!」

 

ネプテューヌの雄叫びと共に俺とネプギアも走り出す!

 

良一

「ハッハー!!」

 

スライヌの体は普通のスライムのように粘度が高く、鉄パイプの重さなら難なく貫通していく

 

ライダーに変身している時の感覚で戦っても全く問題はない

 

ユニ視点

 

私はネプギアとネプテューヌさんのために戦ってる姿を写真に収めていた

 

良一さんもちょっと荒っぽいけどまるで鉄パイプを剣のように扱っている

 

私はそっとお姉ちゃんの方を見てみる

 

ブラックハート

「…………」

 

お姉ちゃんは神妙な面持ちで3人の戦いを見つめている

 

どうしてお姉ちゃんは誰に対してもああいう眼差しを向けるんだろう…

 

ユニ

(変身した良一さんには負けたくせに…)

 

私は心の中でそう思った

 

お姉ちゃんの態度は真面目すぎる

 

無意識の内にポケットに入っていたアドベントデッキに手がかかる

 

アイエフ

「数が多すぎるわね」

 

コンパ

「私たちも手伝うです、アイちゃん!」

 

アイエフ

「そうね」

 

ブラックハート

「!?」

 

その時アイエフさんとコンパさんが武器を出して3人の元へ走り出した

 

良一視点

 

良一

「オラッ!!」

 

自分の周りに寄ってくるスライヌを片っぱしから倒すものの一向に数が減らない

 

ふとノワール達の方を見たらアイエフとコンパがこっちに向かってくる

 

ネプテューヌ

「アイちゃん!コンパ!」

 

ネプギア

「あっ!?」

 

近くにいたスライヌが一匹ネプギアにじゃれついてきた

 

アイエフ

「ハッ!」

 

コンパ

「いくですよー!」

 

アイエフの武器は…暗器っていうのか?どうやら両手に装着する短刀のようだが

 

コンパのあれは、注射器!?ナースがそんなもの武器にしていいのか?

 

良一

(スライヌが消えるって、一体何が入ってるんだ?あれ…)

 

ネプテューヌ

「まさに百人力!勝ったもどうぜ…」

 

スライヌ

「ヌラヌラヌラヌラヌラヌラヌラヌラヌラ!!!」

 

良一

「いぃっ!?」

 

まるで津波のような数のスライヌが俺たちの前に現れる

 

おいおい、100や200なんて数じゃないぜありゃ!?

 

ユニ

「お姉ちゃん、私たちも…」

 

ブラックハート

「ダメよ、ここはあの娘たちだけでやる事に意味があるの」

 

良一

「どわぁっ!?」

 

押し寄せたスライヌに体制を崩して地面に倒れこむ

 

目の前がスライヌで埋め尽くされて前が見えない

 

アイエフ

「へ、変なとこ触るなぁー!」

 

な、何が起こってる!?

 

コンパ

「気持ち悪いですぅ…」

 

え!?

 

ネプギア

「そんなとこ、入って来ちゃダメッ!」

 

ネ、ネプギア!?何か声が色っぽくなってない!?

 

ネプテューヌ

「アハハハ!くすぐったい!笑い死ぬ!助けてー!!」

 

ネプテューヌもネプテューヌで一体何が起こってるの!?

 

スライヌ

「ヌラー」

 

コンパ

「はぅぅ…」

 

ウゼェ…

 

スライヌ

「ヌラー」

 

ネプギア

「もう…ダメ…!」

 

あぁ…

 

スライヌ

「ヌラー」

 

ネプテューヌ

「アハハハハハ!!」

 

イライラする…!

 

スライヌ

「ヌラーー!ヌラーーー!!」

 

アイエフ

「てぇぇい!!」

 

良一

「アアァァァ!!!」

 

鉄パイプを思いっきり振りかざして目の前を覆っているスライヌを吹き飛ばす!

 

アイエフ

「お前らの魂、冥界へ送り返してやるよ!!」

 

良一

「ユニ!お前の持ってるデッキ貸せ!!」

 

ユニ

「え?うん!!」

 

アイエフが俺の周りのスライヌを蹴散らしている間にユニが緑色のデッキをこちらに投げる

 

俺は素早くノワールの背後に回り込む

 

ブラックハート

「ちょっと、何してるのよ!?」

 

良一

「変身!!」

 

そう、俺が目をつけたのは女神が背中に装備しているプロセッサユニット

 

これで女神は空を移動したりできるのだ

 

でもこれに自分の姿が映れば

 

デッキをかざすとベルトが装着されて変身できる!

 

良一→ゾルダ

 

ゾルダ

「アイエフ!!頭下げろ!!」

 

他の連中は皆地面に倒れこんでいるから問題ない

 

アイエフ

「っ!?」

 

怒り心頭でスライヌを駆逐していたアイエフだが俺の合図で身を屈める

 

電子音

「FINAL VENT」

 

ゾルダ

「イライラするんだよ…!ヌラヌラヌラヌラ喚きやがって…!!!」

 

召喚機マグナバイザーにファイナルベントのカードをセットすると目の前にバッファロー型のモンスター、マグナギガが召喚される

 

ゾルダ

「消えてなくなれ!!!」

 

銃をマグナギガの背中にセットして引き金を引く

 

するとマグナギガの全身から銃弾、レーザー、榴弾などが一斉掃射される!

 

これがゾルダのファイナルベント、エンドオブワールドだ

 

この技は一対一もそうだが集団戦において最大限の効果を発揮する

 

スライヌ

「ヌラ!?」

 

俺の直線状にいたスライヌは全員マグナギガの掃射の餌食になる!

 

掃射が終わった頃には津波のように押し寄せたスライヌも半数近くが撃破されていた

 

ゾルダ

「よし、お次は…!」

 

自力で変身を解き、デッキをユニに渡すと同時にまたまたノワールのプロセッサユニットで変身する

 

ゾルダ→王蛇

 

王蛇

「もっと俺を楽しませろぉ!!」

 

素早くベノサーベルを召喚すると俺はスライヌの群れに突っ込んでいった

 

ブラックハート

「ネプテューヌ、もっと頑張りなさいよね」

 

10分後

 

アイエフ・良一

「はぁ…はぁ…」

 

アイエフと俺が大暴れした甲斐もありスライヌは全滅していた

 

大量のスライヌにじゃれつかれていたネプギアとコンパは服にスライヌの破片がついていた

 

良一

「何つーか、危険種と戦(や)るより疲れた…」

 

スライヌでも数の暴力仕掛けてきたらこうなるんだな…

 

ネプテューヌ

「しばらくゼリーとか肉まんとか見たくない…」

 

ブラックハート

「どうして女神化しないのよ!変身すればスライヌくらい!」

 

ネプテューヌ

「まあほら、なんとかなったし」

 

ブラックハート

「他の人になんとかしてもらったんでしょ!?それだからシェアが…」

 

ちょっと待て

 

ノワール、お前さっきの戦いで何かしたか?

 

ブラックハート

「せいぜい休んどきなさい!後は私一人でやるから!」

 

ブラックハート

「トゥルーネ洞窟へ案内して」

 

農民B

「は、はい!」

 

良一

「俺も行こうか?まだ体力は残ってるし」

 

ユニ

「お姉ちゃん、私も…」

 

ブラックハート

「大丈夫よ、二人はネプギア達を介抱してあげて」

 

ノワールは農民と一緒に平原の向こう側に行く

 

良一

「なんだよ…変身しても頭の固いやつ」

 

その後ろ姿を見ながら俺は一人ぼやいていた

 

良一

「さてと…」

 

変身する時に放ったらかしになっていた鉄パイプを拾って背中に装備し直す

 

アイエフ

「まったく、酷い目にあった…」

 

コンパ

「まだ体がぬるぬるするですぅ…」

 

良一

「こりゃ俺の服も戻ったら洗濯しなくちゃな…」

 

早めに変身しておけばこうはならなかった気がする

 

スライヌは俺に対しては押し寄せるだけで他には何もして来なかったがアイエフやコンパ達はどうやら何かされたらしい…

 

何をされたかまでは説明してくれなかったが(そりゃそうだ)

 

そうこうしている内にさっきノワールを案内していた女性が戻ってくる

 

ネプギア

「あうぅ…」

 

良一

「ネプギア、だいじょ…」

 

キィン…キィン…!

 

良一

「っ!!?」

 

この耳をつんざくような音…俺が最初にゲイムギョウ界(ここ)に来た時と同じ音だ!

 

ネプテューヌ

「何?この音」

 

アイエフ

「ねぷ子も聞こえる?私にも変な音が…」

 

ユニ

「何この嫌な感じの音…」

 

どうやら女神達だけじゃなくアイエフやコンパにも聞こえているみたいだ

 

良一

「一体、どうなっているんだ!?何で今になってこの音が…」

 

だが今はそれどころじゃない

 

音のする方向を確かめてみると…

 

良一

「この音、さっきノワールが向かった方角から聞こえるぞ!!」

 

ネプテューヌ

「ちょっと、何か嫌な予感するんだけど!?」

 

良一

「っ!変身!!」

 

俺は近くの家の窓で変身するとさっきノワールを案内していた女性の元へ走る!

 

王蛇

「悪い!俺もトゥルーネ洞窟ってところへ案内してくれ!」

 

農民B

「は、はい!!」

 

ネプテューヌ

「私も行くよ!」

 

王蛇

「ネプテューヌはここにいろ!もしまたここにモンスターが現れたらユニと一緒にネプギア達を守ってくれ!」

 

ユニ

「一人で大丈夫なんですか?」

 

王蛇

「ああ、いざとなったらノワールを背負ってここに戻ってくるから心配ない」

 

農民B

「こっちです!」

 

TO BE CONTINUED

 

次回予告

 

王蛇

「次回、超次元ゲイムネプテューヌ龍騎!」

 

ブラックハート

「誰?あなた」

 

ブラックハート

「彼と同じ、仮面…ライダー?」

 

ガイ

「へぇー女神様ってのもそこそこやるじゃん」

 

王蛇

「一人で何とかならねぇ時なんていくらでもあるんだよ」

 

ネプテューヌ

「ねぷぅ!?まさかこっちにも!?」

 

農民達

「イヤアァァ!!」

 

パープルハート

「女神の力、見せてあげるわ!」

 

??????

「洞窟のモンスターを一掃してくれたか」

 

?????

「これで、例のブツを心置きなく探せるっちゅね」

 

王蛇

「戦わなければ生き残れない!」




龍騎風に予告書くの結構難しい…今回謎の人物が登場しました、ガイとシザースってことは!?原作知ってる人ならもう分かりますよね、アニメ本編が終わった後にうずめっちや海男を登場させるかはまだ未定です
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