うまくかけない
【宮殿付近・メインストリート】
タツミside
俺と舞弥はここにいるらしいオーガを消すため来ている。
先程、ねえさん(レオーネ)からアカメの昔話を聞いた。俺はアカメが殺しのプロとして素人の俺が甘いと言いたかったんだろう。と言ったが舞弥は苦笑、レオーネには終わったらわかると言われた。
すごく気になる。
それはさておきオーガを探したがすぐに見つかった。少し顔も赤いので酒を飲んでいたのがわかる。
舞弥はフードを被り屋根の上で気配を殺しこちらの様子をうかがっているようだった。
俺の作戦は人目のないとこでオーガを呼び出し隙をついて殺すこと。至ってシンプルだ
舞弥も異論はなく失敗したら挟み撃ちでやるように言っておいた。これで万が一も安心だ。
さて、ここからは俺の演技の見せ所だ!
side out
【路地】
舞弥side
現在私はタツミが迫真の演技をしているのを見ている。
涙を瞬時に流せるほどの演技だ。恐ろしい。
そんなことを考えているとタツミがオーガを斬った。
(意外と早いけど、必殺にはまだまだかな?…………首や心臓を斬らないと死なない場合があるからね、しかも火事場の力なんて発揮されたら面倒だし)
そんなことを考えているとは知らないタツミはこっちに手を振った。それもフードを取っている状態でだ。
すると嫌な予感がした。それはすぐさま行動に出た。
なんとオーガが立ち上がったのだ、しかも先程とは比べ物にならないくらいに殺気が上がっている。
タツミもそのさっきに気づきとっさに下ろしてきた斬撃を刀の腹でガードする。
私は咄嗟に出ようとするがどうやらその心配入らなかった。
それはオーガの両腕を切断し、とどめをさしたからだ。
(………ヒヤヒヤさせてくれるよ。まったく)
私はタツミに近寄った。
タツミは忘れていたのかフードを被った。
「油断大敵だよ、タツミ。しっかりやるなら首とか急所を狙わないと」
「いいじゃねーか、倒せたんだし」
「はぁ………報告に行きますか」
そういい私はアジトの方へ向かおうとするが
突然近くから足音が聞こえてきた。それもこちらに向けてかなりの速度で。
「っ!誰か来る!」
「え?」
タツミは私の言葉に反応し私が見ている方向を見る。
そこには一人の少女と
一匹の犬らしきものがいた。
「オーガ隊長!!貴様らかオーガ隊長を殺ったのは!!貴様らを!悪を断罪する!!」
その少女はまっすぐ私に向けて突っ込んできた。
すると腰からトンファー?状の銃を取り出し撃ってきた。
私はすぐさま右腰の柄に収めてある雪月花を抜き銃弾を弾く。それを見ていた少女はすぐに下がる。
「コロ、殺せ!」
「キュウ」
するとコロという犬みたいなのは巨大化した。
腕もゴー○キーみたいな腕だ。
コロは拳を握り私に殴りかかった。スピードも早い、しかしそれでも遅い。私はその殴りかかってきた腕を切断した。意外と腕は柔らかいのかスゥと切れた。断面からは鮮血が流れるがその切断したはずの腕が生えてきた。
「っ!?………なるほど生物型の帝具ですか」
生物型はブラートやアカメのような刀や剣が帝具ではなく、自立型のことを言う。特徴はコアを破壊しなければ何度でも再生してしまうということだ。しかしわざわざそれを見つけなくても良い。その使用者を殺せ帝具は動かなくなる。後者のほうが安全だがそれは勿論相手も理解してるはずなので迂闊には飛び込めはしないが。
「そうだ、帝具ヘカトンケイル。これで貴様ら悪を断罪する!!!」
「ゴアァァァァァ!!!!」
私はすぐさまタツミに近寄った。
「タツミあなたは先に逃げなさい」
「なっ!?何言ってんだよ!?俺も戦う!」
「今のあなたでは無理だし、足手まとい」
「でもっ!」
「いいから行って、私の剣術じゃあなたを巻き込んでしまう可能性もある。早く!」
「~~~~っ!わかった。援軍を呼んでくる。死ぬんじゃねーよ!」
「わかってるよ、私は強いからね」
そう言うとタツミは応援を呼びに行ってくれた。
「待て!!」
少女はタツミに向かって銃を撃つが私がそれを刀で弾き落とす。
「貴方の相手は私よ、行かせないわ」
「貴様ー!!コロ!!こいつを殺せ!!」
「グルガアァァァァァ!!!」
コロは口を大きく開け回転しながら私に突進してくる。
ただ、突進してくるだけなので対処は簡単だ。
刀を構え射程に入るまで待つ
ゴロが射程に入り私は放つ
「月島流・富嶽鉄槌割り!」
私は得意な技でコロを押し潰す。しかしおそらく決定打にはならない。切断した腕が生えたのだからおそらく打撃では倒せないと思ったからだ。その証拠にコロは何事もなかったかのようにを元の形に戻っている。
それに少女も笛を鳴らしており、警備隊が来るとしたら残り5分が限度だった。
「無駄だぁ!!コロ殺れ!!」
コロは再び私の方へ突っ込んでくるが次はおそらく鉄槌割りは効かないだろう。そうなるともうひとつの剣術のほうが確実だ。とは言っても時間稼ぎには、だ。
「……………仕方ないね、こっちの技はまだ使いたくないんだけど。出し惜しみしている場合じゃないね」
私は刀を左の腰の鞘に収め
右の刀に手を置く。
「舞風神童流・華蕾『はなつぼみ』!」
私はコロの横をすり抜けるように移動する。しかしそれはコロの目では負えないスピード、でだ。
そして私は抜いている刀を鞘に戻す。
そして唱えるのだ。
「開花」
するとコロは弾け飛んだ。胴体を吹き飛ばしたのだ。
あたりは一面が血の海になりところどころに肉片と四肢が飛び散っている。
「恐らくこれではまだ致命傷ではないでしょう。本当嫌ですね生物型は」
「コロ!!くそっ!この!!」
少女は私に向かってくるしかしアカメなどと比べればかなり遅い。私は少女の銃めがけ刀を振るう。銃はまたたく間に壊れ少女は唖然とする。
「っ!?こうなったら!コロ奥の手!狂化!!」
少女は叫ぶとチリヂリなっていたコロの破片が集まりそのコロは赤く染まり毛が逆立った。あまりの再生能力に私は驚いたと同時に思い出す。
帝具の中には奥の手と呼ばれるものがありそれを使うとかなり強化されたり不意をついたりできるただ強いものほど代償は大きい。
身近なものだとブラートの帝具だ。あれは透明化できるが匂いや気配までは消すことができず、一度解くと次の装備までに時間がかかるからだ。
(失敗しましたね。これなら逃げるか使用者を倒すべきでした)
私は少し後悔するが今は考えている余裕はない。目の前の敵は待ってなどくれないのだから。
タツミの呼んでくる応援に期待しつつ私は対峙する。
次の投稿は少し遅れます
ですがお盆の間には必ずあげます(_ _;)