アカメが斬る!闇に紛れし白   作:Yukikaze Maya

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バイト、バイト、テストと忙しい学生を送っておりますが頑張って書きました。
予告通り前後半分かれていますので
見てください

それでは本編どうぞ!


第16話 三獣士・前編

【竜船・甲板】

 

舞弥side

 

どんな武人でも力を出せない時がある。

例えば水中、水による抵抗を考えれば当然だろう。

他にも無重力や逆風など上げればきりがない。

だがそれを逆に使いこなす者がいたとなれば大きなアドバンテージに繋がるだろう。

現に私も使える。といってもそれも一部だが。

だがその中でも厄介なのは神経に直接影響を与えるやつ、そう例えば、『音』

人は音色によって様々な効果を引き起こすこともできてしまう。三半規管を乱されれば立つことでさえ難しくなるように、人の体に影響がでる。

そして今私はそれを直に体験することになった。

 

「ほらほら、避けないと死んじゃうよ?」

 

「くっ!」

 

足元がぐらつき、それに加え手に力が入りにくい。

タツミも私と同様に相手の動きに翻弄されている。

 

ブラートはリヴァと戦闘している。

どちらも譲らないがそれでも少しずつではあるが、ブラートが押している。だが、ブラートに透明化という奥の手があるということは相手の帝具にも奥の手があるということ。あの水を操る帝具にも奥の手があるかもしれない。それにこの運河も相手にとっては大きなアドバンテージになっている。これに噂のエスデス将軍の氷を操る帝具が加われば勝ち目はほぼないだろう。

確に三獣士はここで倒しておいたほうがいい。

特に今生き残っている二人は特に。

 

「舞風神童流・飛燕斬り!」

 

「フフフ、当たらないねー、ちゃんと狙わなきゃ」

 

「っ!」

 

「うおおおぉぉぉぉぉ!」

 

ニャウの後からタツミが斬りかかるがやはりこれぞっていうキレがない。だがそれは相手も同じ。

いくら三獣士とはいえどブラートの蹴りをまともに喰らっていたのだ、あれは私も経験したことがあるからこそわかる。

 

(((本気ならやれるのに!)))

 

私達三人は同じことを考えていた。

 

「……………少し遊びすぎたかな?後で怒られそうだし、そろそろ決めるかな」

 

するとニャウは笛を取り出し演奏した。

だがそれは私達に向けられたものではない。

 

「僕の帝具は相手に聞かせるだけじゃないんだよね。こうすることで自分にも使えるんだよ」

 

するとニャウの体に変化が起きた。

先程までの小柄で痩せた体が大きくなり筋肉もついた。

それを物語るように服もあちこちが破れボタンも飛んでいった。

 

「なっ!?」

 

タツミは驚愕のあまり声を上げた。

私も驚きはしたがある程度は予想通りだった。

 

(自分も笛の音を聴いているはずなのに平気だったのはこうやって自分には効かないようにしてたのかな?それにこれはまずい。どんどん体が鉛のように重くなってくる。感覚が麻痺してきたのか……………)

 

「フッ……………ほら、いくよ!」

 

ニャウは声と同時に地面を蹴った。

先程の速さが嘘のような速度でタツミに近づいてきた。

そしてそのままタツミの横腹めがけて蹴り飛ばした。

タツミは船の上を転がり壁に打ち付けられた。

 

「タツミ!……………このっ!」

 

私はすかさず斬りかかるが白刃取りされてしまった。

 

「なっ!」

 

「へぇ、まだこんな力がねぇー。でも今の僕には効かないよ!」

 

「かはっ!」

 

私は溝に思いっきり拳を受けた。

そのまま壁に打ち付けられ肺の空気が一気に外に吐きでた。しかも血も混じっている。

 

「ゲホッ……ゴホッ……」

 

「驚いた。まだ生きてるなんて」

 

「ハァ………ハァ………舞風神童流・炎禍!」

 

私はもう一方の刀を抜き二つの刀を擦った。

片方の刀は熱を帯びたように刀身が赤くなった。

 

「!………へぇ、面白いねそれ」

 

変化した刀とは逆の刀を柄に収め。

距離を詰める。

 

「なっ!」

 

ニャウは驚いたような声を出し私の振り下ろしを避けた。

 

すると刀は甲板がただの紙のように斬れた。

 

「危な!………なるほどねその刀避けた方が良さそうだ。それに今の動き僕の笛の効果を受けてなかったね」

 

「ええ、刀身の熱は私にも伝わってくるのでそれを利用した痛みで無理矢理動かしましたがどうやら正解のようですね。それにしても中々良い判断ですね。白刃取りしてくれたらあなたごと斬ってあげたのですが」

 

「フフフ、フフ、舐めるなぁ!」

 

「ハアアァァァァァァ!!」

 

お互いに同時に踏み出す。

舞弥は斬撃を、ニャウは拳を使い攻撃する。

お互いとも相手の一撃はわかっているように受けはしない。全て避けるしかないのだ。

脚を狙って斬撃を放ってもそれをニャウは跳んで躱しそのまま回転しつつ蹴りを振り下ろす。私はそれをバク転で後ろに下がり、地面を思いっきり蹴って刀を振り下ろす。が、それもバックステップで躱される。

そんな似たような展開が何度も起きていた。

 

((決めきれない!!))

 

ニャウと舞弥は互いにそんなことを考えていた。

 

(あの打撃を一度でも喰らえば隙を見せて私が死ぬ)

 

(あの刀に触れれば一瞬で終わる)

 

(……………やるしかないよね、あれしかないし)

 

私はまたもう一方の刀を抜き構える。

 

「二刀流でくるのか、でも右の熱を帯びた刀さえ気をつければいい」

 

「そうね、でも………舞風神童流・炎禍二刀」

 

「なっ!」

 

今私の両手には熱を帯びた刀を2本持っている。

たが、これで終わりではない。

 

「これで貴方を倒すわ、それにリヴァは片付いたみたいだしね」

 

「!!リヴァ!………でもブラートももう助からないよ、リヴァの奥の手の血の中には猛毒が入ってあるんだ、1時間もしないうちに死ぬよ」

 

「っ!」

 

「さぁ、こっちもそろそろ片付けようか」

 

ニャウと舞弥は再び退治する。

 




後編はすぐに出します
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