帝具入手編最終話です
本編どうぞ!
【神秘の泉】
舞弥side
私は開幕速攻で鎌をなぎ払う。
ジュリウスは不思議そうな顔をした。
それもそのはず距離が5mも離れているのに対し私の鎌は約2m、どうあっても届くわけがない。
だがお忘れだろうか?私の帝具は闇もしくは影を操る帝具。ならば自分の影から作ったその鎌の形を自由に変えることもできるのだ。
私の思い通りに振り払った瞬間に鎌は6mくらいにまで伸びた。ジュリウスは不意を疲れるもそれを飛んで躱す。文字通り空中に避難している。
「びっくりした。いやはやなるほどね。流石に最初から鎌を大きくして無いのがわかったよ。いくら大きくしてもその筋力が無ければ振るえないし速度も遅い。でも振ってる間に大きくすればあまり力は使わない。兜割りの原理と同じだね」
「私の説明をありがとうございます。そのとおりです。それにしても今の動き只者ではないですね。あなたは一体?」
「俺か?そうだな改めて名乗ろう。半年前まで帝都で将軍をしていたジュリウス元大将軍、もしくは《風神雷神の一角》それが俺だ。」
「!!……………ブドー大将軍と並ぶ大将軍がいることは知っていましたが貴方だったのですね」
「あぁ、今は帝都から追われる身だけどな、ナイトレイドのお嬢ちゃん?」
「!!………どうしてそれを!!」
「簡単な事だよ。俺は帝都から追われる身だから自然と帝都の将軍や警備兵のなかでも強い奴らの情報は知っているんだ最近だとセリューっていう帝具使いが死んだことも知ってるからお前さんが死んだという情報が無くてな。それだから革命軍かナイトレイドと思ったわけだ。まぁ身のこなしでナイトレイドと確信したけどな」
「なるほど………それにしてもセリューさんが死にましたか。私達ナイトレイドには朗報ですね」
「だろうな、まぁそれは後ででいいじゃないか。今は目の前に集中してくれ」
「わかってます………それに貴方のことが大将軍だとしれて良かったです。油断していたら即終わりでした」
「それなら良かった。さぁ今度はこちらから行くぜ!」
ジュリウスは離れた位置から細剣を何度も空気中に突き刺した。だがこれは舞弥が自分の影から盾を作り出し防いだ。
「へぇ知ってたのか?」
「いえ、これを見ればわかります。舞風神童流・飛燕斬り!」
鎌を大きくなぎ払う。
ジュリウスは風を操作して自身の周りに風の壁を作った。
次の瞬間風の壁に衝撃が走った。
「なるほどね、お嬢ちゃんもカマイタチが使えるのね」
「えぇ………ならこれならどうですか?」
私は鎌をもう一度なぎ払う。
「舞風神童流・絶龍閃!」
その一撃は大地をえぐり土や石などを巻き込みながらジュリウスへと迫った。
「これは!………なら!突風!」
ジュリウスは細剣を前に突き出し衝撃波の一部を貫通させた。
「うそ!これかなり気にいってる技なのに!」
「あはは、そりゃ悪いことをしたな、でも次はこっちからだメテオハリケーン!!」
ジュリウスが叫ぶと私の回りに………いや、私を中心に大きなハリケーンが出来上がった。
「これなら逃げられないだろ?降参してもいい…………んだ…………………無理か」
ジュリウスの言葉は途中で変えた。
それは舞弥がハリケーンを消したからだ。
「驚いたな。あれは中から破壊するのは困難なはずなんだけど………」
「舞風神童流・朧月……………この技は空間を斬る技。空間を断ち切ればその現象はこちらにも反映される」
「なるほど………空間を斬る技ねぇ。こりゃ俺にとって天敵な技だな。といってもさっきからその舞風神童流って技負担が大きいんだろう?」
「ええ、本来ならですけどね」
「どういうことだ?」
「本来舞風神童流は連続でうつことはできないんですよ。2発ならともかく3発目は。でもこの帝具のおかげで私自身の内部にかかる負担を軽減してるのです。おかげさまで今なら10発は連続でうてますよ」
「まじかよ、本人に適合するとそんなことも可能になるんだね、それに俺の負けか」
「はい」
男の体の急所の手前に何本もの黒い刺が彼をいつでもさせる距離にあった。
「なるほどね………ええっとたしか絶龍閃って技で石などを巻き込ませたのは石を動かして影の位置を変えることが目的だったのね」
「はい、この帝具使いかたによっては私と相性バツグンですね」
「のようだな……………ふぅ疲れたー。久しぶりの帝具同士の戦いはキツイぜ」
「私も初めて戦いましたがこれほどまで精神力を使うのですね」
勝ったとはいえ私は初めて帝具を使ったため手加減が難しかった。
そのせいか精神力に大きな負担がきて正直立っているのがやっとだった。
「あぁー満足したこれほど戦えたらもう思い残しはひとつだけだぜ」
「え?」
私は疑問に思った。その言葉はまるで………
「あぁ俺の寿命はあと半年しかないんだ。心臓病のせいでな」
「そんな………」
「ま、気にすることはない。それよりも行かなくていいのか?」
「え?」
私は予想外の言葉に戸惑った。
「帝都でナイトレイドの一人が処刑されるって話だ。ちなみにさっき俺が倒れた時に鷹の手紙に書いてあった」
「!!誰が!?」
「名前はわからんがインクルシオの帝具使いらしいぞ?」
「タツミ!」
「その様子だと仲間みたいだな」
「はい」
まさかあれから2ヶ月以上はたってはいたがまさかタツミが捕まるとは思わなかった。
「黙ってて悪かったが他にも2人殺されたらしい。一人はチェルシーという女性と緑髪の男性らしい、だがマインとか言う奴が死んだわけではないらしい。そいつは指名手配されたままだからな」
「チェルシーは知らない…………緑髪…………もしかしてラバ………そんな………」
私は正直泣きたかった。でも誓ったのだ皆の思いを背負うためにも泣かないって。
そんな私を見たのかジュリウスは私を抱きしめた。
「仲間の死くらい泣いてやれ。強がっても楽にはならない」
その言葉が響いたのか私の壁が崩れた気がした。
「う…………うぅ……………うわあああぁぁぁぁぁぁん!!」
気づけば私はジュリウスの胸に抱きつき泣いていた。
森のなかでたったひとつの泣き声が響いた。
〜数分後〜
泣きやんだ私は帝都へ行くことを決意した。
それを聞いたジュリウスは私に馬を貸してくれた。
「そいつはかなり早いから帝都へは1日でつけるから処刑決行日には間にあうはずだ。帝都はここをでて西へ真っ直ぐだ。お仲間を助けてこいよ!」
「うん、絶対助けてみせるよ!」
私とジュリウスは互いに拳をぶつけた。
「それと俺の代わりに帝都を潰してくれ。俺は病のせいで足手まといになるだけだから頼む。皆の無念を」
彼の言葉には様々な思いが詰まっていた。
彼は誰かに託されて戦い追放され病をうけそれを私に託そうとしてくれている。それを裏切るわけにはいかない。
私は拳を胸に乗せ決意する。
「わかっているよ。帝都は………オネスト大臣は必ず討つから!」
私は馬を帝具へ向けて走らせた。
彼からの思いを背負い。仲間を助けるために
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キャラ紹介
ジュリウス(元大将軍)
二つ名「風神」「風神雷神の一角」
見た目のイメージはGOD EATER2RB のジュリウスのまま
心臓病に侵されている。
帝都の闇を知りオネスト大臣を殺害しようとするがエスデスとブドーに阻まれ命からがら逃走。
追われる身となった。
技紹介
舞風神童流・絶龍閃
なぎ払う技。
衝撃波で岩や木などなら巻き込みつつ放つこともできる技。
舞風神童流・朧月
空間を斬る技。
空間を斬るため実質防御不可能に近いが、それでもかなりの強度を持つのは斬れない。
空間を斬っても本体を斬っているわけではないため
帝具紹介
絶風奮刃(ぜっぷうふんじん)ゲイルスラッシュ
ジャックオーランタン作
風を操る細剣型帝具
風を纏うこともでき空も飛べる。
大きなハリケーンですら作り出してしまう。
本作では使用しなかったが奥の手は指定座標を真空状態にすることができる恐ろしい帝具。
闇黒創造(あんこくそうぞう)シュヴァルツリーパー
作者作
闇、影を操る林檎(寄生)型帝具
他者など生物以外いがいの自分を含む影を自由に操ることができる帝具。
ただし自分の影を鎌にしないと十分な効果が発揮できないうえに影がないと効果を使えない。
他にも効果ありだが不明
奥の手は不明(決まってます)
次回から新章突入です
というより最終話章ですね
意見などお待ちしております(_ _;)