インフィニット・ストラトス 光焔の御子   作:まもる

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 シャルロットがヒロインとなっていましたが、シャルロットが主人公です。深くお詫びします。


クラス代表を決めて(中編) 生徒会長と再会

 Side シャルロット

 

 目覚めると、いつもの様にクロエちゃんはあたいの胸に顔を埋める様に眠っていた。

 

 「Zzzz・・・・・束様・・・・」

 

 何コレかわいい・・・・

 

 頭を撫でながら、クロエちゃんを愛でていた。

 

 「ふにゃ~おはようございます・・・・シャルロット様・・・」

 

 「うん、おはよう」

 

 ベッドから出て、二人は制服に着替える。しかし、あたいはこの世界に来てから好きになれない物があった。

 

 そう、ブラだし!あんな窮屈でしてられないし!

 

 「シャルロット様、また、ノーブラですか?」

 

 「あんなの、嫌いだし。」

 

 「一応、女子校ですが、一夏様が居るのですから・・・」

 

 「クロエちゃん、それは大丈夫だし。一夏は箒ちゃんの巨胸にメロメロだからね」

 

 「そうですね・・・・」

 

 二人で一夏の事を呆れていた。二人が付き合ってからは、ピンク色の空間に煽られる様な気がした。学園に入学してからは、姉の千冬さん(そもそも、姉妹揃って箒との交際を認めてない)が目を光らせていたためにそれは無かった。しかし、寮の部屋が一緒だったから大丈夫だろうと思っていたが、予想が斜め上だった。

 

 「SHRを始める!その前にシャルロット、織斑兄と織斑妹、篠ノ乃はどうした?」

 

 来てない?まさか・・・・・

 

 廊下から、走る音・・・・・箒ちゃんとマドカちゃん、マドカちゃんに引きずられた一夏が教室に入って来た。

 

 「「ハァ、ハァ・・・・遅れました・・・」」

 

 「遅刻とはいい度胸だな。それに、何故、織斑兄が延びている?」

 

 「「それは・・・・・」」

 

 「まぁ、いい。さっさと席に着け!クロエ、織斑兄を起こせ!」

 

 「はい・・・・」

 

 ドッゴォ

 

 やっぱり・・・・・マドカちゃんのお兄ちゃんラブで箒ちゃんとやり合った見たいだし。クロエちゃんの気絶起こしは見ていて痛いだろうな・・・・実際、あたいも、痛かったし・・・

 

 「はっ!?」

 

 「目が覚めた様だな?織斑兄。遅刻した理由を聞こうか?」

 

 「気絶してたので・・・・」

 

 「そうか、なら放課後に家族会議でも開こうか?」

 

 「「ひっ」」

 

 「それと、篠ノ乃も入れてな」

 

 「ヒッィィ」

 

 家族会議と聴いて、一夏とマドカちゃん、箒ちゃんが抱き合いながら脅えていた。

 

 お説教だね・・・・はい、合掌・・・・

 

 

 

 

 放課後、生徒指導室から織斑先生の怒号が聞こえたとか聞こえないとかあったらしい。

 

 クロエちゃんは束さんから呼ばれたらしく研究所に行っていた。あたいは、学園内を一人で散策していた。付けられているのに気がついた。

 

 一人見たいだし・・・そこの影だね。

 

 「出て来なよ!バレバレだし。」

 

 影から出て来たのは水色のくせっ毛で扇子を持った上級生だった。

 

 「あら、ばれちゃったわね」

 

 「上級生見たいですが、バレバレだし。」

 

 「ちょっとね、織斑先生を倒したから気になったからね!」

 

 「あたいはシャルロット。先輩は'?」

 

 「あら、先輩だって判る?」

 

 「そりゃあ、同級生には居ない気配だし、後、考えらるのは上級生だし」

 

 「私はここの生徒会長の更織楯無よ。」

 

 「あぁ、思い出した。サボり魔の生徒会長ね」

 

 ちょっと煽って見よう・・・

 

 「さっ、サボり魔!?酷いわね!」

 

 扇子には達筆な字で「事実無根」と書かれていた。

 

 「更織先輩、事実無根じゃなくて、事実では?先程、生徒会長を捜していた先輩がいましたので、あたいを見るついでに仕事をサボったじゃないかと思ったし」

 

 「うぐ・・・・鋭いわね-・・・・まさか・・・・もう、虚ちゃんにばれた?」

 

 「いえ、煽っただけですよ。」

 

 「ウグゥ・・・・やるわね」

 

 「で、あたいに何か用ですか?」

 

 「シャルロットさんに挑戦状よ!」

 

 「断ります!サボり魔の生徒会長が挑戦って、勝ったらあたいが生徒会長じゃん!あんなめどくさいはお断りだし!」

 

 「ウグゥ・・・・良く生徒会長の仕組み判るねわね?」

 

 「社長から聞いていたから警戒してたし」

 

 「やっぱり、倉持技研の社長は・・・・」

 

 「束さんだし」

 

 「えっ!暴露!?」

 

 扇子には「新事実」と書かれていた。

 

 「事実だし、本人もテレビで放送してたし。って、更織先輩ってお馬鹿?」

 

 「なっ・・・・・・おバカ・・・・・やっぱり、戦いなさい!ここまで、馬鹿にされたら、生徒会長の名折れだわ!」

 

 「それって、先輩の自爆だし・・・・」

 

 先輩は顔を真っ赤にしながら、叫んだ。

 

 「うっさい!明日の午後に第三アリーナに来なさい!」

 

 先輩は走って行った。

 

 「・・・・・何だっただろ・・・・」

 

 

 Side 楯無

 

 ムカつく、本当にムカつく・・・・・私は走りながら、一年の女子生徒を思い出していた。あの、ブリュンヒルデの織斑先生が負けた事はいまだに信じられなかった。でも、実技試験を録画した映像は信じざる負えなかった。更に、更織家の情報網でも、シャルロット・フェリエの正体が掴めなかったし、在るのは研究所から企業に昇格した『倉持技研』のテストパイロットで企業代表って事だけだった。倉持技研の社長はあの、『ISの母』篠ノ乃束だった事も引っ掛かる。何故、逃走生活をしてたのに、倉持技研を売買して社長になり、表舞台に出て来たかも謎だった。生徒会室に着くと虚ちゃんが待っていた。

 

 「楯無様、五名の専用機の仕様報告書をお持ちしました。」

 

 「あら、虚ちゃんありがとう・・・・」

 

 「どう?倉持技研は何か掴めた?」

 

 「全く掴めなかったです。社長の篠ノ乃束も研究室に入り浸りのようで、職員でも、中々会えない様です。」

 

 「虚ちゃん、この『光焔』がシャルロットの専用機?」

 

 「はい、三世代型の様で格闘特化の機体の様です。」

 

 「じゃあ、ミドルレンジに入られたら・・・・・」

 

 「多分、楯無様でも危険かと」

 

 格闘特化か・・・・過去にも、アメリカ代表の専用機も格闘特化だった。でも、報告書を見ると洗練されていて、高機動戦闘も視野に入っている。私のオールラウンドタイプのミステリアス・レディなら勝機もある。織斑先生は実技試験の時は量産型の打鉄だった。モンドロッソの時の暮桜なら違っていたはず。

 

 「楯無様も無茶をなさりますね。」

 

 「私が負けると?」

 

 「可能性はかなり高いかと思います。報告書でも、五名の機体で一番リミッターが掛かっている様に思えますし、報告書の内容では五名の機体は同型もしくは準同型の可能性が高いです。」

 

 「えっ?虚ちゃんそれ本当?」

 

 「はい、整備課の私と薫で確認しましたので・・・・」

 

 「後は実際に闘わないと分からないか・・・・」

 

 私は報告書を机に投げ、天井を見上げた。

 

 Side シャルロット

 

 あたいは今、クロエちゃんに説教をされていた。

 

 「全く、シャルロット様は歩くトラブルメーカーですか?あれ程、生徒会長には気をつけるようにと注意しましたよね?」

 

 「ごめんなさい」

 

 「私が午後居なくなったのは学園に提出する専用機の報告書を取りに行ったんですよ。その間に、生徒会長に挑戦状を断ったのはいい判断ですよ。しかし、生徒会長を挑発してどうするんですか!仕方無いですから、責任取って戦って下さい!」

 

 「マジで・・・・」

 

 「本当と書いてマジです!盗撮して、見てた束様も呆れてましたよ!全く、クラス代表決定戦も在るのですから、自重して下さい!」

 

 「すいません・・・・」

 

 「あと、コレは生徒会長の模擬戦の映像ですから確認して下さい。」

 

 

 

 翌日、SHRの後に織斑先生に呼ばれた。

 

 「シャルロット、どうやったら生徒会長と模擬戦になる?」

 

 呆れ気味に質問して来た。

 

 「いや、事実を話したら先輩が怒って・・・・」

 

 「ハァー・・・・・分かったから、午後は授業が無いから行って来い。生徒会権限で授業が無くなったからな。」

 

 「やっぱり・・・・マジでやる気なんだ・・・・・」

 

 午後になり、第三アリーナに向かった。一緒に居るのは、クロエちゃん、箒ちゃん、マドカちゃん、一夏だった。クロエちゃん達は観客席に向かい、あたいは更衣室でISスーツに着替えピットに入った。ピットから観客席を覗くと生徒会長の模擬戦と聞いて、ほとんどの生徒が見に来ていた。あたいは思わず。

 

 「何コレ・・・・」

 

 ここはコロシアムですか?凄い騒ぎになってるじゃん・・・・さて、集中しなきゃ・・・・・

 

 

 時間になり、オープンチャンネルから通信が入った。あたいはISを纏った。

 

 「行くよ!『光焔』!」

 

 カタパルトから射出されアリーナに入った。向こうのピットから更織先輩がミステリアス・レディを纏い出て来た。

 

 「逃げずに来たわね!」

 

 「逃げないし!先輩、ぶん殴ってやんよ!」

 

 「殴れるもんなら、殴ってみなさい!」

 

 ブザーが鳴り、あたいはイグニッションブーストで間合いを詰める。

 

 「ツッ!?速い!」

 

 先輩はランスに内蔵された機関砲で近寄らせない様に弾幕を張る。ローリングしながら回避する。更にブーストを掛け近寄るが、バックイグニッションブーストで中距離に待避される。

 

 「やりづらい・・・・」

 

 「格闘特化なら近寄らなければいいだけよ!」

 

 「なら、これはどう!燃えろ!武焔掌!」

 

 「えっ!拳を飛ばすって!」

 

 炎の渦を飛ばした。さすが、先輩。交わすよね・・・・そのまま、リボルバーイグニッションブーストで一気に懐に入る。

 

 「くっ・・・・リボルバーイグニッションブーストで近寄られた!?」

 

 「蹴っ飛ばしてやんよ!武焔脚!」

 

 「無駄よ!アクアの壁が攻撃を通さないわ!今度は私が行くわよ!ちょっと、蒸し暑くないかしら?」

 

 「確かに蒸し暑いし」

 

 「なら、受けなさい!清き情熱(クリア・パッション)!」

 

 ドッゴォォォォン

 

 「やば・・・・」

 

 

 

 Side 楯無

 

 「ハァ、ハァ・・・・・流石に奥の手の一つを切るハメになるなんてね。」

 

 まだ、爆炎で相手が見えない・・・・決まった気がしない無いのは何故?

 

 「単一仕様発動!『連武業焔』!」

 

 「えっ!まさか・・・・」

 

 爆炎が晴れると業炎を纏った無傷の光焔が立っていた。

 

 「何それ!?効いてない・・・・」

 

 「先輩、ありがとう!エネルギー使わずに炎が纏えたし」

 

 「なっ・・・・」

 

 絶句した。

 

 

 Side シャルロット

 

 流石にあの爆発は危なかった。単一仕様の発動が遅かったら負けてたし・・・・

 

 「今度はあたいが行くよ!連武業焔脚!」

 

 「ぐっ・・・・だから、アクアの壁がある限り無駄よ!」

 

 しかし、炎を纏った連脚は少しづつだが壁が消え始めた。

 

 「一発が駄目なら、何百発でもぶん殴ってやんよ!連武業焔掌!連武業焔脚!焔舞光掌破!」

 

 約五十連撃だった。アクアベールが綻びはじめた。

 

 「ぐっ・・・・・やば・・・・・」

 

 アクアベールを戻し、イグニッションブーストで離脱したが

 

 「あたいの間合いだし!」

 

 「やらせないわよ!単一仕様発動!沈む床(セックヴァベック)!」

 

 「ぐっ!動けないし・・・・」

 

 「止めよ!ミストルテインの槍!食らえぇぇぇぇぇ!」

 

 「やられるかぁぁぁぁぁ!食らえ!武焔掌!いっけぇぇぇぇ!」

 

 拳と槍が激突した。そして・・・・・・・

 

 ドッゴォォォォン

 

 「「「「キャァァァァァァ!」」」」」

 

 大爆発が起きた。客席席の生徒は悲鳴を上げた。客席側はシールドエネルギーで守られたが、シールドバリアはひび割れ、壁などが消し飛んだ。

 

 爆炎が晴れると、両者が倒れていた。

 

 『両者、戦闘続行不能!引き分け!』

 

 結果はミステリアスレディも光焔も大破で両者気絶して引き分けに終わったが、鬼が待っていた。

 

 

 Side 千冬

 

 私は、二人が目覚めた後、生徒指導室に連行した。そして、目の前にはシャルロットと更織楯無が正座している。

 

 「で、何故、生徒指導室なのか判るな?」

 

 「織斑先生?」

 「?」

 

 楯無は扇子に『謎』と出ていた。

 

 シャルロットは冷や汗を流しながら私を見ていた。

 

 「良いだろう。この際だから言ってやる。誰が、モンドロッソ決勝の様な試合を誰がやれと言った!貴様らのISは大破。おまけにアリーナは二ヶ月も使用不可能だ!馬鹿者!今回、人的被害は無かったがアリーナのシールドがひび割れる程の模擬戦をする馬鹿が居るか!特に、更織楯無!貴様は学園の生徒会長だろうが!」

 

 「「ヒッィィ」」

 

 「それと、シャルロットはどうするんだ!今週末にはクラス代表決定戦だろうが!この馬鹿者!」

 

 「ヒッィィ」

 

 「貴様らには、まだ元気が在るようだから束に頼んで置いた。組み手百本でもして来い!それと、二人には反省文を20枚書くように。良いな!」

 

 「「はい!」」

 

 私は二人を解放した。

 

 Side シャルロット

 

 生徒指導室から解放され、外を歩いていた。

 

 「酷い目にあったし・・・・」

 

 とぼやきながら歩くと見慣れた物が植え込みにあった。

 

 「あれ?何故ウサミミが二つ?両方とも見覚えあるし・・・」

 

 そして、植え込みから人影が出て来た。

 

 「皆のアイドル束さんだよ~!シャルル、ハグハグしよ~!」

 

 ここは、必殺のアイアンクロー

 

 「フッゴォ・・・・ギブギブ!指が頭に食い込む!」

 

 「どうしたんですか?束さん」

 

 「その前に割れちゃうから手を離して!」

 

 手を放した。束さんは涙目になっていた。

 

 「シャルルは酷いじゃない~」

 

 「束さん、どうしてIS学園に来たですか?」

 

 「ちーちゃんに呼び出されただからなのだ~後、シャルルのISも大破したから修理も兼ねてね~」

 

 「すいません・・・・・」

 

 急に束さんが真面目な顔になった。

 

 「謝らなくて良いよ。あの娘はリミッターを掛けてたし、これくらいなら、一晩で直せるからね。最大の理由は、シャルルに会わせたい人が居るからだよ。」

 

 えっ?誰だろう・・・

 

 「出て来て、メグちゃん、ソフィちゃん・・・」

 

 えっ?メグにソフィ・・・・嘘だよね?マジで・・・・・

 

 物影から見慣れた人物だった。

 

 「シャルたん!」

 「シャルロット様!」

 

 やっぱり、メグとソフィだった。

 

 あたいはメグを抱きしめようとしたが

 

 「こっのぉぉぉぉ馬鹿シャルたん!」

 

 「フッゴォ」

 

 メグからの鉄拳制裁だった。

 

 「シャルたんの嘘つき!だから、だから・・・・・・うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」

 

 メグは大粒の涙を流しあたいを抱きしめた。

 

 「メグ・・・・あたいもごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・・・メグ・・・・・ソフィ・・・・・うっ、うっ、ひっく・・・・あたいも会いたかったよ・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁん」

 

 「シャルロット様、私もです。ずっと、お会いしたかった・・・・・・」

 

 あたい達は抱きしめ合い、時間が許す限り泣いた。

 

 

 何時間泣いただろうか?私達は落ち着きいきさつを話した。

 

 「それで、今いる世界に来たと・・・」

 

 「はい、時空のルーンは消えてしまいましたが、シャルロット様の世界に来れました。」

 

 「で、メグとソフィは束さんの元でテストパイロットをして夏休み前にIS学園に編入すると・・・」

 

 「はい」

 

 「だから、シャルたん。まだ、一緒に旅をしようね」

 

 「うん、約束だし!」

 

 三人の楽しい時間も終わり夜が明けていた。メグとソフィは束さんと研究所に帰った。束さんは私のISと更織先輩のISの修理は終わっていた。私の専用機にはあの頃の剣(つるぎ)光焔剣デュランダルが追加されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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