インフィニット・ストラトス 光焔の御子   作:まもる

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 いつのまにか、お気に入りが増えてました。感謝です。


クラス代表戦'(後編) 死闘と英雄達の再会

 

 Side 束

 

 私は真面目に、二体の専用機『スリーピングラビット』と『極光』のフィッティング作業を急いでいた。元々、その二機は光焔の戦闘データを元にメグちゃんとソフィちゃんのルーンを最大限に活かせるように設計をやり直した機体。再会してから、データを取り作製したけど、時間が足りなかった。

 

 だから、二人の戦い方を元に武装しただけ。余りにも不十分だ。でも、あのシステムなら・・・・

 

 「糞!糞!何で・・・・シャルルに普通の生活をさせてあげられないの!」

 

 いらつきながらもキーボードを叩き、作業を進める。

 

 ソフィちゃんの情報だと、ティアマトは完全に倒したらしい。でも、おかしい・・・・シャルルがこっちの世界に来てからは何もなかった。

 

 「ソフィちゃん!あの糞野郎は何!」

 

 「落ち着いて下さい束様。あれは、ティアマトでは無いですわ。こっちの世界の龍ではないでしょうか?」

 

 となると、北欧神話のニブルヘイムドラゴン!?あれも確か、厄災の龍だった。でも、伝承だけで、空想の生き物・・・・だけど、シャルルが危ない事には変わらない。

 

 「メグちゃん、ソフィちゃん準備終わったよ!」

 

 「では、束さん行って来ますわ!」

 

 「行って来るぴょん!」

 

 私は二人を送りだし、IS学園の様子を見た。

 

 「無事で居てね・・・・・」

 

 ただ、願うだけだった。

 

 

 Side 鈴音

 

 私は悔しかった。何も出来ずに見ているだけの私が・・・・

 

 「セッイャ!」

 

 シャルロットは、リミッター解除した光焔で激闘を演じている。私の入る余地の無い戦い方だった。スピードもさっき、闘った時よりも速いのは見てわかるし、一撃、一撃がシールドバリアが紙の様な攻撃だった。私の甲龍は既に大破していたし、アリーナの隅っこから見てるしかなかった。

 

 「悔しい・・・・何も出来ないなんて・・・・」

 

 私は呟くと、頬に涙が流れていた。

 

 

 Side シャルロット

 

 「おぉぉぉぉ!連武業焔脚!」

 

 巨大な龍の翼に連脚が決まるが薄い翼が破れるだけだった。

 

 「めっちゃ硬いし!」

 

 悪態を付きながらも、攻撃を辞めなかった。さっきから、織斑先生の通信が五月蝿いほど入っていた。

 

 『シャルロット、さっさと待避せんか!』

 

 「誰が足止めするし!」

 

 『教師IS部隊が・・・・・』

 

 「あたいの光焔がリミッター解除しても硬いのに教師部隊の武装じゃ歯が立たないし!』

 

『こちらも、武装のリミッター解除した物を・・・・』

 

 「フレンドリーファイヤーしたいの?スピードも遅い機体で補足出来るの?なら、生徒達の避難誘導が先だし!だから、あたいが食い止める!」

 

 『わかった、無理はするなよ・・・・』

 

 通信が切れた。あたいは、リボルバーイグニッションブーストで龍の頭を狙った。

 

 「いっけぇぇぇぇ!武焔掌!」

 

 ,「キッシャァァァァァ!」

 

 龍の尾が鞭の様にしなり、あたいを叩き落とした。

 

 「ぐっ、グッハァ・・・・」

 

 地面に叩き付けられ、意識は飛ばなかったけど肋が何本か折れた感じだった。今の一撃で、あたいの光焔からもアラートが出ていた。

 

 『損傷率90%を超えました・・・危険領域に突入・・・・』

 

 一撃でコレだだし・・・・やっぱり、こっちで闘う方があたいらしい・・・・

 

 ISを解除し、拡張領域からあの頃の鎧を取りだし身に纏った。束さん特製の鎧だ。デザインもあの頃のままに作ってくれた。

 

 龍はあたいを睨み、狙っていた。

 

 「光焔の導きのままに・・・」

 

 光焔のルーンを一気に解放した。

 

 「キッシャァァァァァ!」

 

 「ぶん殴ってやんよ!うっ、うぉぉぉぉぉ!」

 

 両者が再び激しくぶつかり合った。

 

 

 

 Side 楯無

 

 私は教師のIS部隊を引き連れ、龍の元に向かっていた。シャルロットさんの激闘を見て、私は身が酷く震えてる事に気付いた。ハイパーセンサー越しで見ていたが、今の彼女に勝てない気がした。常人なら、耐えられない加速に一撃が絶対防御を貫く攻撃。多分、機体のリミッターを完全にカットした状態なのだろう。それでも、龍に攻撃が効いてない様に見えた。その意味は私達の武装も効かない事に気付いた。

 

 「お嬢様!シャルロットさんが・・・・」

 

 虚ちゃんからの通信。再び、シャルロットさんを見ると、尻尾で叩かれ地面に激突していた。そして、ISを解除して立ち上がると鎧を纏った姿になっていた。拡張領域から出したのだろか?それよりも、次の瞬間に愕然とした。

 

 「えっ?シャルロットさんが燃えている?」

 

 シャルロットさんは全身に炎を纏っていた。そして、効いてなかった攻撃が効く様になっていた。あれは、明らかに私達の負える戦いじゃないのは明確だった。ただ、見守る事しか出来ない私が悔しかった。だから、

 

 「IS部隊は撤退!生徒の避難誘導を優先とします!」

 

 あの戦いには邪魔にしかならない事だった。

 

 

 

 Side 千冬

 

 私も地下の官制室に避難し、状況の確認をしていた。作業中の山田先生が慌てていた。

 

 「えっ?嘘でしょ?シャルロットさんのIS反応が消えた?」

 

 「何だと!?」

 

 急ぎ、モニターを確認した。

 

 そこには、ISを解除し生身で闘う、シャルロットだった。だか、明らかにいつものシャルロットじゃない。束から聴いていた通り、ルーンの力を解放している。そして、効いてなかった攻撃が明らかに効いている。

 

 「くっ・・・・このままだと・・・・」

 

 シャルロットの死を予感した。既に、鈴音は教師のIS部隊に回収され撤退していた。

 

 モニターでは、シャルロットの死闘がまだ、続いていた。

 

 そして・・・・・・

 

 「シャルロットさんが・・・・」

 

 「何だと!」

 

 「後、IS学園の外から二機のIS反応です。」

 

 

 

 Side シャルロット

 

 「この状況・・・・・あの時と同じだし。」

 

 あたいも龍もボロボロだった。既に左腕は骨折し力無く垂れ下がり、額を切り流血で顔を染めていた。そして、ルーンの力を解放し過ぎて、炎のコントロールもまともに出来なくなっていた。

 

 「マジやばいかも・・・・」

 

 腐っても、あたいは光焔の御子だし。闘志を奮い起たせ龍を睨んだ。

 

 「最期まで足掻いてやんよ!燃えろ!武焔脚!」

 

 「ギャァァァ!」

 

 龍の脇腹を蹴り倒したが、断末魔を上げながら龍の前足の鈎爪があたいを襲うところだった。それは、スローモーションの様に見えた。それが決して避けられない様に見えた。

 

 「あっはは・・・・メグに恨まれそうだし・・・・」

 

 あたいは死を覚悟し、受け入れるかのように目を閉じたが、攻撃が来なかった。懐かしい声と共に・・・・

 

 『極光の輝きを導け!インフィニットアロー!』

 

 『シャルたんは、やらせない!突き刺され!バニーランス!』

 

 再び、目を開けると、翼を凍り漬けにされ両腕を串刺しにされた龍だった。そして、見覚えのある・・・・そう、あたいの友達だった。

 

 「えっ?メグにソフィ・・・・どうして?まだ、編入予定じゃ・・・・」

 

 「シャルたん、終わったら鉄拳制裁だぴょん~また、約束破りそうになったから・・・」

 

 「そうですわね。シャルロット様には着せ替え人形で許して上げますわ」

 

 「えっげぇ・・・・」

 

 「そうだ、忘れてた・・・・シャルたん、コレを光焔にインストールしてね。」

 

 メグから、インストールデータを渡され、あたいは大破した光焔を展開した。すぐにインストールすると、機体がある程度、修復され、ルーンの力を完全に制御出来ていた。

 

 「このデータって・・・・」

 

 「わたくしのルーンとシャルロット様ルーンを完全に制御するシステムデータですわ。本来の力が使え、制御すればリミッター無しでも大丈夫ですわ。」

 

 流石は束さんだし・・・・

 

 あたいは龍に相対すると、拳を構えた。

 

 「ぶん殴ってやんよ!メグ、ソフィ行くよ!」

 

 「「はい!」」

 

 「ぶん殴ってやんよ!燃えろ!焔舞光掌破!いっけぇぇぇぇ!」

 

 「わたくしも行きますわ!凍てつきなさい!氷華の舞!」

 

 「あたいも行くぴょん!ホッピングラビット!」

 

 三機同時攻撃で龍は消し飛んだ。しかし、アリーナは完全に大破していた。

 

 

 

 

 その後は、織斑先生のきついお説教とメグの鉄拳制裁を受けたのは別の話し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけ

 

 Side 鈴音

 

 わたしはシャルロットの友達が来たと聞き会いに行ったがすぐに後悔した。

 

 「シャルロット、怪我大丈夫?」

 

 「うん、大丈夫だし。」

 

 「ちっちゃいの誰?」

 「シャルロット様その方は?」

 

 奥の二人に目が行った。だけど、その前に

 

 「誰が、ちっちゃい?」

 

 「「えっ?」」

 

 「ちっちゃいのはわたしの胸か!何、そんな大きい胸が良いわけ!揉んでやるわ!」

 

 「「!?」」

 

 わたしは二人に飛び付き、揉んだ

 

 「イャ・・・・」

 「あん・・・・」

 

 何だろう・・・・この敗北感・・・・大きいわりに柔らくて、感度も良好って・・・・・

 

 「負けた・・・・・・」

 

 「「???」」

 

 クビを傾げる友達二人。悲しくなり部屋を飛び出した。

 

 部屋に戻っても、アメリカ代表候補生のティナが居ることを忘れていた私だった。そして、今夜も、ティナの胸を揉み降したのは言わないでおくわ。

 

 

 

 

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