インフィニット・ストラトス 光焔の御子   作:まもる

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異世界の出会い

 Side シャルロット

 

 耳に響く波の音

 

 神殿の様な冷たい床でなく、砂の感触。

 

 突き刺さる様な、日差し。

 

 「ん・・・・・・」

 

 ぼやけた目には海しか見えない。

 

 「あれ?あたい死んだよね?」

 

 覚醒して、体を見ると裸だった。体に違和感はなく、御子の力も使えた。

 

 「何か、見られてる気が・・・・・」

 

 周りを見渡しても、前は海。後ろはジャングルだった。

 

 

 

 Side 束

 

 白い試作機を前に無表情になりながらキーボードを叩いていた。

 

 「う~ん、このコアが反応しないからデータが・・・・」

 

 急に警報が鳴った。

 

 「くーちゃん、何か起きた?」

 

 「束様、侵入者の様です。」

 

 「侵入者?どんなやつ?」

 

 画像を確認すると、浜辺に居るのは裸の少女だった。

 

 「何、この変態・・・・」

 

 私の初めて見た感想だった。だけど、実力はくーちゃんより上かも知れない・・・

 

 「束様!侵入者が燃えました!」

 

 「えっ?確かに燃えてるね?・・・・・あれ?炎が消えた?」

 

 訳がわからなかった。逆に興味が湧いた。

 

 私は、ラボから出て、少女に向かった。くーちゃんもISを所持してついて来た。

 

 「束様!一人では危険です。」

 

 そして、浜辺に着いた。

 

 「おい、そこの変態野郎!」

 

 「!?」

 

 少女は振り向き、構えた。やっぱり、相当の実力者だ。

 

 「変態じゃない!気がついたら裸だっただけよ!」

 

 「えっ?」

 

 くーちゃんが驚く。

 

 「そんな嘘で騙される束さんじゃないよ~覚悟!」

 

 私は、瞬間加速で少女に殴り掛かった。

 

 少女は、いきなり全身に炎を纏い拳を地面に叩き付け爆炎が上がり、私は、その爆炎に危険を感じ怯んだ。

 

 「束様!!」

 

 くーちゃんは私を守ろうと、ISを展開したが・・・・・少女は踏み込み

 

 「殴ってやんよ!燃えろ!焔舞光掌破!」

 

 「えっ?」

 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 くーちゃんが驚く間もなく、炎を纏った拳と蹴りの連激だった。直撃した、くーちゃんのISはあっという間に絶対防御が発動し、シールドエネルギーをゼロにされ、その場に倒れた。

 

 「よくも、くーちゃんを!」

 

 私は涙目になりながら、少女を睨んだ。

 

 「先に襲ったのはそっちやん!」

 

 確かに・・・・少女の言う通りだね・・・・・生身でISと渡り合うなんて、ちーちゃん並だよ・・・話し会おうかな?

 

 「変態少女!一先ず、話し合おうか?」

 

 「変態じゃねーし!あたいは、シャルロット」

 

 「束さんだよ。裸のままも問題だから、ラボに行こうか」

 

 私は、くーちゃんを抱え、ラボに向かった。シャルルも私について来た。

 

 ラボに入り、くーちゃんをベットに寝かせた。着替えを取りに行きながら試作機を見たら試作機の色が変わっていたが気にならかった。シャルルに着替えを渡して着替えてもらった。シャルルは初めて機械を見るように、周りを見ていた。

 

 シャルルから自分の此処までの話しを聞いた。どうやら、異世界の住人らしい。しかも、九人の英傑の一人で邪龍ティアマト討伐で邪龍と相打ちとなり、命を落としたらしい。束さんでも、あの格闘センスは納得できる。逆にあの若さで、英傑なのは恐怖さえ感じる。更に、炎が扱える理由も判った。シャルルは左目に光焔のルーンが有るらしく、炎なら自在に操れるらしい。束さんも自分の世界の話しをした。シャルルは途中、驚いたり、怒ったりしていた。特に、怒ったのは女尊男卑だった。聞いた一言が

 

 「ふざけるな!そんな理由で・・・・・・」

 

 束さんも原因を造った一人だけに申し訳なかった。結構、シャルルは激情家かも知れない。

 

 シャルルにISのコアを触って貰った。シャルルも驚いたが、反応していた。

 

 いつの間にか、夕飯時になったがくーちゃんの料理(ダークマター)に溜息を吐きながら、夕飯を作ってくれた。シャルルの故郷のフランス料理に近い料理だった。素朴ながらも美味しかった。

 

 「そう言えば、シャルルは裸だったけど、恥ずかしくなかったの?」

 

 「えっ?シャルル・・・・・別に恥ずかしく無いけど?」

 

 「男性に見られたりとか・・・・」

 

 「陣中で水浴びなんて、結構あったし」

 

 「そうなんだ-・・・・」

 

 「そういえば束さんこれ触ったら・・・・・・」

 

 何だろ・・・・気になって振り向くと、何で障るかな?試作していたISを触っていた。ISは光り輝き、シャルルはISを展開していた。束さんとくーちゃんでも、反応しなかったナンバー以外のコアだった。そのコアで、四世代型超高機動型接格闘戦特化の試作途中だった。特徴は格闘戦で相手を殴り倒すを目標に背中に四基の展開装甲搭載型ウイングバインダーに腰のスカートにはアーマー型のスラスター、脚部、腕部には格闘戦に堪えられるように特殊強化していた。機体の最大売りは獄炎が扱えるISだった。見た目は黒く装甲のあちこち金色のラインや飾りがあった。連想するなら、剣闘士いや漆黒の騎士を思わせる。

 

 「あははははは!!シャルルは面白いよ!」

 

 「うぐぅ・・・・でも、束さん。このIS、あたいが着てた鎧みたいな感じなんだ。凄く馴染むよ」

 

 斜め上の反応。そっかぁ・・・・じゃあ、シャルルが裸だったのは・・・・・納得できるかも知れない。この試作機は最初の色は白だった。シャルルが表れてラボに戻ったら、この色になっていたし、コアはシャルルを待って居たのかも知れない。

 

 「良し!そのまま、シャルルの専用機にしちゃおう!」

 

 「えっ?動かし方わかんないし!」

 

 「そこは問題無しだよ!明日からくーちゃんと訓練してもらうからね」

 

 「いやいや、行きなりだし!」

 

 ついでだから、データも取りたいしね。

 

 「ついでに、そのコア。シャルルしか反応しないからデータが欲しいんだ。三食昼寝付きの条件でどう?」

 

 「行くとこ無いから良いけど・・・・・って、ご飯作るのあたいじゃん!」

 

 「シャルロット様、このクロエに料理を教える代わりに・・・・」

 

 「・・・・・判ったよ。クロエちゃんを殴り倒したお詫びだから・・・・」

 

 どうやら、くーちゃんには弱かったらしい。まぁ、束さんの可愛い娘だからね。

 

 窓を見ると、完全に夜が更けていた。

 

 「明日が楽しみだね。」

 

 三人で談笑を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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