短めです。どうぞ。
Side シャルロット
窓から入る緩やかな日差し。
小鳥の鳴き声・・・・・フカフカのベットの感触
あたいは眼が冴えはじめた。
「んっ・・・・・朝かな?」
目覚めると朝の5時だった。こんなにゆっくり眠ったのは久しぶりだった気がする。
いつもは、マブダチのメグと野宿したり、陣のテントで雑魚寝だった。
「メグ・・・・ソフィ・・・・あたい、異世界に来ちゃったよ・・・・でも、出会った束さんが良くしてくれるよ・・・・あたいも、この世界でも、強く生きるよ・・・・」
あたいは頬に涙が流れていた。寂しい訳じゃなく、後悔だった。かつての友達を浮かべながら、物思いにふけると、ドアの外に気配を感じた。
誰かな?
ノックして入って来たのはクロエちゃんだった。
「おはようございます。シャルロット様。」
「クロエちゃんもおはよう」
「束さんは?」
「ラボでシャルロット様の専用機の調整をしてます。」
「じゃあ、朝ごはんの準備するね」
あたいはクロエちゃんとキッチンに向かった。
Side ソフィ
私はあの戦いから半年が過ぎていた。氷の国も戦後の復興で立直りを見せ、毎日が執務で忙しかった。いつも、思い出すのはシャルロット様だった。九人の英傑もシャルロットが欠け、円卓会議も機能しなくなった。私も今は武器を置き、万年筆が武器になった。執務室の机は書類の山、自然に溜息も吐きたくなる。でも、シャルロット様が命と引き換えに手にした平和だけは守りたかった。
「はぁ・・・・」
自然に溜息を吐いた。
「ソフィたん、久しぶり!」
「えっ?」
扉には、メグ様がいた。あの戦いの後、孤児院を最後に行方不明だった。一番、会いたかった人物だった。私はメグ様に駆け寄り、涙を流し泣きながら抱きしめた。
「うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!メグ様、メグ様今まで・・・・・」
「ごめん・・・・シャルたんのこと調べてたらね、時間かっかちゃった。」
「ひっく・・・・・ひっく・・・・シャルロット様の事?」
「うん、確実にシャルたん生きてるよ。」
「えっ?」
訳が解らなかった。今、何て・・・・・
「もう一度、言うね。シャルたんは生きてる。孤児院を出てから疑問に思ったんだ。死んだのに、何故、消えたかと光焔のルーンが何故、反応したままのかね。」
「ルーンが反応・・・・・あっ・・・・・まさか・・・」
「普通、シャルたんが死んだなら、次の光焔の御子が出ても可笑しくないんだ。でも、調べたらね、御子が出てないんだ!後ね、飛行島の遺跡にも、反応したままなんだ。だから、シャルたんは生きてる。生きてるんだ!」
「メグ様・・・・」
「だからね、時間は掛かるかも知れない。時空のルーンを探そうかと思う。」
「あれは・・・・禁忌のルーンですよ!」
「うん、判ってるよ。時空のルーンでシャルたんに会いに行きたいんだ。」
「わかりましたわ。私はずっとお待ちしています・・・・」
いつの間にか、メグ様の姿が消えていた。
「シャルロット様・・・・・・・」
Side シャルロット
クロエちゃんにコンロの使い方を昨日教わり、朝ごはんの準備をしていた。
「朝ごはんはスクランブルエッグにサラダ・・・・パンにコンソメスープかな?」
あたいは冷蔵庫の中身と相談しながらメニューを組んでいた。朝食の準備が終わり、束さんを呼びに行った。
「束さん・・・・・入りますよ?」
研究室は散らかり、束さんは徹夜したのか、机でダウンしていた。ハンガーだったかな?あたいの専用機?と真っ赤なISが鎮座していた。
「束さん、起きて下さい!朝ごはんですよ!」
「!??朝ごはん!」
束さんは飛び起き、食堂に一瞬で向かった。
朝食を食べ終わると、束さんは高いテンションであたいに話しかけてきた。
「シャルルの専用機、完成したよ!」
「えっ?」
「元々、試作機で後は調整だけだったからね。専用機の名前はシャルルのルーンから貰って、『光焔』だよ。」
「光焔かぁ・・・・」
「流石は天災束さん何のだ!」
「あ、はははは・・・・・」
苦笑いするしかなかった。