俺は東深見高校一年の山飛 泰志(やまとび たいし)
超能力とか念力とかそういった類の能力など一切持っていない普通の男子高校生。そんな俺が“こんな姿”になっているとは....
それは6時限の授業が終わったあと帰宅途中にあるコンビニで起きた事だった....
いらっしゃいませー!!
店員の声が響いた...
ふと、レジの方を見ると一人の少女が買い物をしていた
彼女の名前は宇佐見菫子...友達を作ろうとはせず、いつも1人。終いには超能力者とか言い出して秘封倶楽部というよく分からんサークルを開いていた
俺は彼女にほんの少しだけ興味があった。俺はオカルトとか心霊とかは見たことこそないが信じる方だ。それに彼女が超能力を使えるのも本当だと思ってる。なぜかと言うと彼女は授業ずっと寝てるのにいつも成績は学年トップなんだぞ!?まぁ、家で猛勉強をしているって可能性も無くはないが...多分超能力が使えるんだろう...
彼女は自分の容姿に自信が無いらしいが俺は充分可愛いと思う。
菫子「山飛君」
声を掛けられた。実を言うと過去に彼女に俺から声を掛けたら話が合い、今では見かけたら声を掛け合う仲になっていたのだ
「おう、宇佐見!」
俺は彼女を見送ってコンビニで買い物を済ませた
自動ドアをくぐろうとした時、正面から車が突っ込んできた。意識が朦朧としていた...何が起きたのだろう。気づくと俺は不思議な建物の中でベッドに横たわり寝ていた...
「んー...?」
自分の体に違和感を感じた...背が低い...?しかも今の声- 高校生の声じゃない....?背が低くて、声が高いとなるときっと今の自分は子供になっていると思う...若返った...のか?少し股間の辺りに違和感を感じる...男ですら...ない? 俺は部屋を出て鏡を探した....廊下は学校より広く、長かった。突き当たりに鏡が設置してあったので簡単に見つけることが出来た....
「これが....俺?」
鏡には水玉模様のワンピースを着て青色の瞳、金色の髪を肩の方まで伸ばしている少女が立っていた。まるでフランス人形のような外見...日本人にはまずいないだろう
「か、可愛い...」
俺は鏡に映った自分の姿にあろうことか興奮してしまった...この娘が成長したらどんな美人になるんだろう....それも見てみたかった
咲夜「あら、起きてきたのね」
ふと、後ろの方から声がした。振り返ってみると銀色の髪の毛にメイドの様な服。ここは外国人が働くメイド喫茶なのだろうか?
咲夜「貴女が妹様のスクラップ《廃品》を置いてある倉庫から出てきたのには驚いたわよ」
廃品置き場だと?なぜ俺はそんな所から...?
「貴女はだれなの?」
咲夜「私は紅魔館のメイド長、十六夜咲夜と申します」
日本人ッ!?外国人だと思っていた...人は見かけで判断するもんじゃないな...紅魔館はここの事だろうな
「おれ.....違った..わたしはー」
自分の名前を言いかけたとき、俺は誰がどう見ても男と分かる名前をしてた事に思い出した...泰志なんてな...仕方ない...女っぽい名前を考えるか....
俺が女っぽい名前を考えて間もなく咲夜が言葉を発した
咲夜「もしかして名前を思い出せないのね...」
そんな長い時間考えてただろうか...まぁ考えるのも面倒臭いから俺は相槌を打った
咲夜「やっぱりそうなのね!なら名前を付けてあげないと」
な、名前ですと!?