ポケモン(仮)   作:ネコ

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第39話

 飛行でギャラドスが空にいるにも関わらず、サワムラーは信じられない方法でギャラドスに肉薄していた。

 ギャラドスに向かって岩を幾つも蹴り上げると、その岩を足場にしてギャラドスに技を放ってきたのである。

 空が自分の領域であると主張するように怒り狂うキャラドスへ、サワムラーのメガトンキックが決まる。

 ギャラドスはその蹴りの威力に耐えきれず弾き飛ばされ目を回した。

 サワムラーが追撃で地面に横たわるギャラドスに、にどげりを放つと地面に大きな亀裂が入る。

 ギャラドスは目を回したまま戦闘不能になった。

 

「あれだけ落ち着きなさいっていったのに……」

「実力はあるようだが、十全に発揮できなければ意味はない」

「そんなこといってられるのも今のうちよ!」

 

 続いてブルーが出したのは、レアコイルだった。

 シバが出したのはイワーク。

 それにブルーは顔をしかめる。

 

「組み合わせを恨むんだな」

 

 シバはイワークに体当たりを命じる。

 ブルーは悲壮な顔を止めて、レアコイルに指示を出した。

 

「おんぱ!」

 

 イワークはレアコイルの超音波を受けても軌道を変えることなく、そのまま衝突した。

 レアコイルは、体当たりを受けても超音波を放ち続ける。

 イワークはそのままレアコイルに巻き付くと、その巨体で締め付け始めた。

 それでもレアコイルが超音波を続けたことで効果が表れる。

 イワークが混乱したのだ。

 シバはイワークに指示を出すものの、その声がイワークの混乱に拍車をかける。

 レアコイルはその隙に巻き付きから逃れると、一旦距離を取った。

 

「いやなおと!」

 

 ブルーはすぐに耳を塞ぎ、レアコイルの嫌な音に備える。

 レアコイルの嫌な音は試合会場に響き、その影響は観客席にまで及んだ。

 観客もブルー同様に耳を塞ぎ、顔をしかめる。

 その後も、超音波と嫌な音でイワークを自滅させると、レアコイルはやりきったといった感じでブルーの元まで戻ってきた。

 

「まさか、電気タイプにやらるようとは……」

「苦手を克服しておくのは当然でしょ」

 

 ブルーはシバに返事をして、レアコイルを労ってからモンスターボールに戻す。

 シバは空を仰ぐと、次のポケモンを出した。

 シバが出したのはエビワラー。

 ブルーはそれにラッキーで応える。

 

「ゆくぞ! こうそくいどう!」

「ちいさくなる! フラッシュ!」

 

 それぞれが補助技を使いあう。

 エビワラーは高速移動で素早さを上げ、ラッキーは小さくなるで回避能力を上げていった。

 

「メガトンパンチ!」

「どくどく!」

 

 いよいよ攻撃の段階になって、エビワラーがラッキーの姿を見失い、毒により体力だけが減っていく。

 

「見切ってカウンター!」

「フラッシュ!」

 

 エビワラーはフラッシュが放たれた方向に向けて攻撃を仕掛けるが、回避力を極限まで上げたラッキーに攻撃はかすりもしない。

 そのままじわじわと削られ、エビワラーは床に沈んだ。

 

「完敗だな……。ここまで、一方的な展開は久し振りだ」

「攻撃力が凄いのは認めるけどね」

「しばらくは今日の反省点を踏まえて、1から鍛え直す」

 

 シバは、挨拶をせずに、そのまま踵を返して帰っていった。

 ブルーは、ホッと胸を撫で下ろすと同じように部屋に戻っていく。

 順調に行けば、次に当たるベスト4は、初の引き分け相手であるワタル。

 ブルーは部屋に戻ると、メタモンと一緒に今後について相談していった。

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