ポケモン(仮)   作:ネコ

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第44話

「さて、ポケモンリーグの再現と言うことで始まったこのバトル。オーキド博士はどのように見ますか?」

「予選を見とったが、やはり前回チャンピオンは圧倒的だったのう」

「そうですね。カイリューによる3縦は、相手選手にかなりのプレッシャーを与えたことでしょう」

 

 ブルーの発言から始まったこのバトルは、話を聞き付けたトキワシティの町長からの要請により、ポケモンジムのあった場所を整備して大々的に開かれた。

 そのためトキワシティには、ポケモンリーグを見ることのできなかった観客たちが全国から集まってきている。

 舞台が整い、実況席が設けられたそこには、オーキド博士と実況を行う男性の姿があった。

 審判はポケモン協会から正式に招待され、今か今かとその開催を皆して心待にしている。

 

「参加者のプロフィールを簡単に紹介していきましょう。まずは先程名前の上がった前回チャンピオンのワタル。ドラゴンポケモン使いとのことで、カイリューをメインにしているようです」

「カイリューによる空からの破壊光線は迫力があったのぉ」

 

 博士の言葉に、カイリューが空へ破壊光線を撃って見せる。

 

「続きまして、前回決勝まで残ったシバ。この人は格闘ポケモン使いと言うことで、カイリキーを始め、エビワラーやサワムラーを主軸にしています」

「カイリキーの圧倒的なパワーと、繊細な手技足技が見所じゃな」

 

 誉められたことに気をよくしたのか、サワムラーとエビワラーは軽いシャドーを始めた。

 

「続いて前回ベスト4のキクコ。ゴースト使いであり、ゲンガーやゴーストで相手を苦しめてきます」

「物理攻撃が全く効かんから、最悪一方的な試合になることもある」

 

 キクコのポケモンは、キクコの周りで黒い霧となっており、その姿を見ることはできない。

 

「前回ベスト4の最後の一人は氷ポケモン使いのカンナ。パルシェンやジュゴンなどフィールドを自分の有利に働くよう作り替えるほどの力があります」

「凍らせて動きを鈍らせることも可能じゃな」

 

 カンナのポケモンは太陽の日差しが眩しいからか、自分達の近くを氷で覆い尽くし、簡易的な避暑地を作り上げていた。

 

「さて、ここからは今年の新人トレーナーです」

「まさか、マサラタウンの問題児どもが残るとはのぉ」

「一番気になるのは誰ですか?」

「全員気にはなるが、やはり孫のグリーンじゃな。どれほど成長したのか楽しみなところがあるからの」

「そのグリーンですが、フシギバナを始めとしたオールラウンダータイプで、これはレッドにも当てはまります。レッドはリザードンが主軸と言ったところでしょう」

「そうじゃな。そういう意味では、ブルーのところは偏りがあるというより、仲間に加えたらそうなったという節が強いの。ノーマル3体に、水が2体、そして電気が1体……」

「ノーマルが多いようですがどう思いますか?」

「ノーマルの内、2体は詐欺じゃな。メタモンは変身できるし、イーブイは「おおっと手が滑ったーー」ギャーー!!」

 

 オーキド博士が全てをいう前に、隣にいた男のホディブローが博士のお腹に炸裂する。

 

「では、非公式ではありますが、ポケモンリーグを再開したいと思います。試合形式は7名による総当たり戦。使用ポケモンは6体中3体のみで、アイテムの使用は禁止とします。博士から補足はありますか?」

「───いつつつつ……。年よりは労るもんじゃぞ。まあ、ルールに対して特に細くはないが、特別ルールとして、ブルーのポケモンは5体。お主にはこのまま実況しておいてもらうぞ」

「まあそれは仕方がないところです。───それではポケモンリーグ・イン・トキワシティを始めます!」

 

 男───メタモンの言葉で会場は沸き立ち、ポケモンリーグですることのできなかったバトルが開始された。

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