ハイスクール・フリート~自衛艦隊 彼の地にて斯く戦えり~ 作:Honorific88
ここまでの流れを考えるのがとにかく大変で途中からやつれてきそうになったわ。
宿題なんてあとは丸付けだけで終わるし余裕余裕!
ということでどうぞ
会合から3日過ぎた日。“さるしま”および第五護衛隊群は横須賀入港まで残り1時間を切っていた。この横須賀入港が決まった会合での裏側での話があった。
第五護衛隊群の存在を知った海上安全委員会は緊急会議を開き今後の彼らについての決議が行われていた。あるものは戦ったでも沈めなくてはならない、またあるのもは彼らの技術を得るためにも受け入れるべきだ沈めるのはそのあとでもいい、そしてあるものは彼らを仲間に招き入れこの国の国防の力を強めるべきだと言う。まさに三者三様の状態となっている。しかし、沈めるという意見はそのすぐ後に出た技術を身につけてからという意見が出たことでなったが実質は沈めるか、仲間として受け入れるかという意見に分かれていた。そしてこの意見を一致させる元となったのが“いぶき”に搭載されているF-35JB戦闘機の存在だった。なんせこの世界にはそれとぶ乗り物は飛行船と気球ぐらいのものであり例え戦闘機を無力化したとしても護衛の5隻の護衛艦が戦闘艇であろうが飛行船であろうが謎の墳進弾によって撃墜されてしまう。そんな力を持つ艦隊を沈める前にこちら側の戦力が大幅に削られてしまい有事の際にまともに戦うことができなくなってしまう。そんなことになるよりも国のために仲間として受け入れることが重要であるという決議に満場一致で可決された。それを受けて彼らをどこの部隊に所属させるかという問題になってしまうが普通ならホワイトドルフィンであるが最初にコンタクトを取ったブルーマーメイドがいいのではないかとホワイトドルフィンの責任者が発言したためブルーマーメイドの所属となり交渉役に安全監督室室長の宗谷真霜一等監督官が指名されある程度の条件であれば飲むように伝えられた。これが第五艦隊を受け入れる際に起こった裏側の話である。
19:00 さるしま艦橋にて
「古庄艦長。横須賀基地まで一時間となりました。入港準備をさせますか?」
「ええ、そうしてちょうだい。それと上里君。入港したら北里さんと私で(部隊)司令部まで出頭します」
「了解・・・・・全艦に次ぐ。入港用意」
陸地に近づいているせいか街の灯りがよく見える。フロート艦の上に建物が建っているはずだが既に日が落ちているせいか特に気にもならず元いた世界での横須賀の夜景を思い出す。あの世界には色々な思い出があったが今となってはもう戻れないような場所である。忘れてしまったほうがいいと思いつつわすれられないものなのだなぁと物思いにふけっていた。
甲板上では入校準備が着々と進む。暗くて手元が見えづらいが慣れたものでまるで見ないのに見えているんじゃないかと思わせるくらいの手際で準備を進める。
無線でも連絡したので後ろに居る第五護衛隊群も入港準備を進めていることだろう。
一時間過ぎたぐらいに艦隊は横須賀港に入港。“いぶき”以外は並んで停泊し、艦が巨大な“いぶき”のみ隣の埠頭に単独で停泊することとなっている。
入港したら海上自衛隊の各艦の艦長および司令は基地司令部に行きそこで宗谷真霜一等監督官との面会の予定でそのほかの隊員は艦内にて燃料、食料の補給を受けそれが終わったら待機の命令が出ているそうだ。一方俺と北里は艦長の後も追って何気なく今までほとんど足を踏み入れていない部隊司令部に向かう。正面玄関から入り(むしろそれ以外にどこから入るのだろうか)階段で2回ほどのぼて艦長に連れてこられたのは司令長官室。つまり俺たちの上司の上司ってことになる。艦長の先導で長官室の中に入ると二人の女性が待っていた。片方は俺でも知っている人物で俺たちの上司の宗谷真霜であるのだがもう一名がよくわからない。スーツを着ていることからそれなりの方なのだろうとは思う
「古庄薫二等監督官以下2名まいりました」
「ご苦労様です。どうぞ座ってください」
「失礼します」
艦長と司令どうしの確認が終わると座るように勧められたためスーツ姿の女性の向かい側に座る。
「上里三等監察官と北里二等監察官はこちら方は初めてかな?」
「はい」
「はい。私は呉女子海洋学校出身なので存じ上げません」
こいつ出身高校の話をしたということは学校関係者か?女性ということは横須賀女子海洋学校になるのかねぇ
「はじめまして。横須賀女子海洋学校校長の宗谷真雪です」
・・・まさかの校長先生でいらっしゃいましたか。それでも何故校長先生が来ているんだ?北里はまだしも俺は男だからなぁ~
「宗谷校長は君たち二人を横須賀女子会用学校の教員として採用させていただきたいそうだ」
・・・・ちょっとまてい!何故?Why!?男子の俺がなんで女子高の教員するなんてことになるんだ!!?
それこそ北里だけで十分じゃねぇか!
「上里君には説明してなかったのだが毎年ブルーマーメイドの戦闘艦乗員は学生の教育を行うようになっているのだけど今年は“さるしま”から2名というふうに去年から決まっていたのだけれどまだ教員経験のないのはあなたたち二人だけだったの。だから今回あなたたちがその番ってわけなの」
決まりっていちゃったら文句言えないじゃん?これでも一応縦割り社会の一員ですし?元自衛官ですし?理不尽なことになれていますし?大丈夫ですけど、それでも俺はなんで女子高の教員なんだ!?東舞校(東舞鶴海洋学校)でもいいじゃん!
「それと君が女子高の教員になる理由なんだが・・・・」
そう、それが俺は気になってるの。是非ともお聞かせ願いますよ司令!
「君の所属がブルーマーメイドだからよ。男子校はホワイトドルフィンの管轄だからね」
つまり俺が所属しているのがブルーマーメイドだからだと・・・こりゃどうしようもねーな。諦めましょうかね。
「了解しました」
「それでは。・・・上里勇樹三等監察官、北里舞子二等監察官。以上二名は来年度より三年間、横須賀女子海洋学校への出向を命じる」
「上里勇樹三等監察官拝命します」
「北里舞子二等監察官拝命します」
「二人の担当に関しては宗谷校長より伝えられます」
指令が事例を言い渡し、それを俺たちは拝命する。そして宗谷校長から俺たちの新たな職場での仕事が伝えられる。
「はい、それでは二人には来年度の入学者第二十一期生航洋艦“はれかぜ”の担任を上里勇樹三等監察官、副担任を北里舞子二等監察官にお願いします」
「「了解しました」」
そういえば何気なく聞き逃していたけど三年間も教員として活動するのね・・・しかも担当が新入生だから卒業するまでずっとってことだし何気なく俺担任じゃなねぇか北里じゃなくて。これは俺も大変なことになったと考えるべきかもな。
・・・そういえば真霜さんは自衛隊幹部と面会じゃなかったけ?
一方自衛隊の幹部たちは艦隊旗艦のいぶき士官室に集合し食事の準備をした上で来客者の宗谷真霜を待っている。今いるのは群司令の秋津海将補他各艦の艦長と航空自衛隊の82航空団司令淵上一等空佐の8名である。彼らは知る由もなかったがそのとき真霜は上里と北里に辞令を下していたのだから結果として待つ羽目になってしまっていたために真霜が来た時には準備されていた料理も冷えてしまっており何とも言えない空気がその場を支配していたそうな。
そんなことがあったせいかそのあとはおぞましい速度で日々が過ぎていった。俺は教員になるのでそのための講義を受けに行ったり、海上自衛隊との交渉役に駆り出された上に国産の護衛艦“あさひ”を解析しコピー艦を作らせてもらえるように交渉しろとか途中からよくわからないものになってしまっていたがなんとか終わらせた。しかも結果として“あさひ”のコピー艦建造に関してはあまり問題も起きず残りは搭載しているレーダーとミサイルをどうするかだけの段階まで来ていて船体に関しては55%くらいが既に建造されている。艦名は決まっていないが早ければ来年の10月には進水式を行うらしいが一体どうなるのだろうか先は見えていない。
自衛隊部隊については安全監督室に新たな部署である特殊作戦艦隊群を編成。これは自衛隊が男部署であることと兵器に関しての問題点が多く補給のためにも必要な処置であったと言える。自衛隊部隊は2つの艦隊に分けられ第1艦隊がいぶき、あたご、あさひ。第2艦隊はみらい、ちょうかい、あけぼのという形になりさらにそれぞれ1隻安全監督室の艦艇が所属することになった。
そしてああだこうだしているうちに新年を迎え三月も終わりを告げ桜の季節。四月を迎えた。それは俺が教員として横須賀女子海洋学校に出向する日が来たということだ。最初があんなんだったけど今はどんな生徒がいるのか気になって仕方がない。これからのことへの期待を胸に俺は校門をくぐる。
しかし、入学直後の海洋自習であんなことになるとは誰が予想できたであろうか。
あれは神のいたずらなのか。その真相を予想できた者は今この時点で学校にはいなかった。
次回から原作道理の流れになりますがと途中途中で原作と違うところがあると思いますがよろしくお願いします