魔法科高校の魔法士(仮)   作:flugel

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思いついてしまったアイディアを、
そのまま書き殴った代物なので、
質・量、ともに足りてないかもしれませんが、
楽しんでもらえれば幸いです。


プロローグ

この世界に生を受けて、3年。

階段の段差で足を踏み外し、落下しかけたことを切欠に、一つ、思い出したことがあった。

ずっと、見聞きするものの悉くに違和感を感じていた理由。

 

――前世の記憶。

 

どこのネット小説かと言いたくなる話だが、かつての自分はラノベ好きの高校生だった。

落ちこぼれということもなく、特に秀でたところも無かった、平々凡々な学生。

 

それが、何の因果か、こうして“魔法”に関わる家系に生まれたというのは、何というか……

ファンタジー系の小説に心躍らせ、自分も使えたら、なんて妄想に耽った事もあったが、

ある種、現実に即した制限に縛られた世界――『魔法科高校の劣等生』の世界っていうのは、

自分が魔法を使えるということに対する喜びを打ち消して余りある。

 

なんせ、この世界においては、魔法師は戦力として国に縛られており、

特異な能力、突出した能力を持っていれば、普通に拉致られたり、

研究所送りにされたりしかねない。

 

うろ覚えな原作知識によると、将来有望な研究者候補を狙って、

高校の研究発表会だったかで襲撃があり、

他にも主人公の叔母が大漢に拉致されかけたり、洗脳紛いな事件もあった……はず。

二次創作においても、原作知識持ちのオリ主人公は、

如何に死亡フラグを回避するかが重要、だった気が……する。

 

 

ただ、ぶっちゃけると、自分の場合、もう手遅れだったという、ね。

 

 

母親は桜井穂波の妹。

即ち、自分は“四葉”で生み出された調整体魔法師『桜』シリーズの第2世代。

 

本来なら、本家の方々の護衛役、ガーディアンとして、障壁系に特化した魔法師であるはずだが、

自分の有する魔法能力は平均的なもの。

 

その代わりに、といってもいいのかは分からないが、

世界の物理法則を書き換え可能な生体コンピューター“I-ブレイン”を大脳に有している。

 

I-ブレインとは、

『ウィザーズ・ブレイン』というライトノベルに登場する生体量子コンピューターである。

ウィザーズ・ブレインの世界における『魔法士』という一種の超能力者の能力の根幹であり、

スパコンも真っ青の超絶な演算能力によって、情報の側から物理現象を改変出来るという代物。

内部のプログラムによっては、身体能力を高めたり、熱を操ったり、

無機物を生物化したり出来る。

 

 

………………うん、研究所行きの可能性大。

 

しかも、それに気づいたのが、階段で落下しかけて、

死の危険を感じ、本能的に物理定数を、

重力加速度に係る万有引力定数を書き換えてしまったから。

 

目撃者多数。

CAD無しで、幼児が魔法を使う。

しかも、四葉。

 

 

 

うん、詰んだ。

 

 

 

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