やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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私の妹は義兄ちゃんを探している

学校にはテスト期間というものがある

この期間の間は生徒が勉学に必要な時間を十分にとるため、殆どの部活が休みである

コレは奉仕部も例外ではなく、この期間の間は休みという事になった

 

つまり何が言いたいかだって?

放課後早く帰れるようになって私とても嬉しいのです!

といってもテスト勉強も疎かにしてはいけないのでいつもこの期間の間、いつも通わせてもらってるサイゼリアに行きドリンクバーを頼んだ後、課題を広げ勉強を始める

その時、見知った顔が見えた

 

 

「ん?あ、やば」

 

 

由比ヶ浜と雪ノ下、そして戸塚だった

私を見た瞬間、由比ヶ浜は表情が固まり、雪ノ下はいつも通りのすまし顔、戸塚は喜んでいるような顔をした

 

 

「比企谷君も勉強会に呼ばれてたんだ!」

 

 

いや戸塚前を見てみようよ

あちゃー、呼んでない人来ちゃった的な顔をしてる人がいるよ?

 

 

「いや、たまたまここに来ただけだな」

 

「そうなんだ…じゃあ一緒に勉強しようよ」

 

 

その前に上目遣いやめよう

その目で見られると私浄化しちゃう

取り敢えず雪ノ下にとろう、と思ったが勉強に集中してるようでこちらを見ていない

決して無視ではないと思いたい

 

 

「ああ、いいぞ」

 

「やった!じゃあ店員さんに言おっか!」

 

 

戸塚はボタンを押し、店員さんに席を一緒にしてもらった

勉強会かぁ、小町としかしたことないなぁ

見た感じ、みんなで集まって勉強し、わからないことがあれば教えてもらうというものなのだろう

ところで由比ヶ浜、その空白の数はなんでしょう?

それを全部雪ノ下に聞くつもりなの?

 

 

「ねぇゆきのん、ここってどうやって解くの?」

 

 

あ、聞いた

雪ノ下は由比ヶ浜のワークを見て、ため息をした

何度もあったんすね、お疲れ様です

 

 

「ねぇ比企谷くん、ここ教えて?」

 

 

戸塚は由比ヶ浜程ではないが、ところどころ解答に空白がある

…現代国語でよかった

数学だったら積んでいたところだった

 

 

「コレは…だから…って答えがいいと思う」

 

「なるほど、ありがとう」

 

 

そうやって四人で黙々と勉強していた

私はさっきやろうとした課題を広げ、わからないところがあり止まっている

雪ノ下に聞くべきなのだろう、だが自分の事で一生懸命なので、邪魔するわけにはいかない

とりあえずとばしておくか

 

 

「あ、居た!おーい、おね…おにいちゃーん」

 

 

声のした方向をチラッと見ると小町がこちらの方に向かって手を振っていた

ところで小町ちゃん、危なくなかった?

家での呼び方をここで使おうとしたよね?

よかったよ途中で止まって

 

 

「妹呼んでるから少し行ってくる」

 

 

戸塚に許可を取り、小町の方へと向かう

 

 

「小町、どうしたの?こんなところで」

 

「お姉ちゃん、流石にその姿で女声はキモいよ?」

 

 

どストレートでございますね

少し傷ついたでございますよ?

ん?後ろにいるのは…男?

 

 

「小町、後ろの男の子は?」

 

「ああ、そうだった。今お兄ちゃん人助けする部活をしているって言ってたから困ってる人を連れてきたの」

 

 

「決して彼氏とかではないんだな?」

 

「まさかぁ、大志君とはただの友達だよ」

 

 

そういうと後ろの大志君?はおじぎをした

んー、とりま部長に相談だね

 

 

「部長もここにいるからとりあえず相談するか」

 

「OK!」

 

 

 

 

 

「どうもお兄ちゃんの妹の小町です!お兄ちゃんがいつもお世話になっております!」

 

「初めまして。奉仕部部長の雪ノ下雪乃です。比企谷君の…誠に遺憾ながら同級生です」

 

「遺憾ながらは余計だ」

 

「比企谷君のクラスメイトの戸塚彩加です」

 

「お、同じくクラスメイトの由比ヶ浜結衣です」

 

「おお!こんなにもお兄ちゃんと一緒にいる人が!」

 

 

でも、と言い小町はこちらを向き

 

 

「同性の人はいないの?」

 

 

現状の同性でいいのかな?

ということは男の子のことを指してるんだよね

まあ、初見じゃわからないか

 

 

「戸塚は男だぞ?」

 

「は?何言ってんの?確かにボーイッシュだけどどーみても女の子じゃん」

 

「いやいや、本人に確認してみろよ」

 

 

戸塚の方に目を向けると少し照れた感じで

 

 

「僕、男の子です」

 

「…いや、まさかぁ。そんなご冗談を……え?マジ?」

 

「多分男だ、多分」

 

 

顔赤くしないでください自信なくしてしまいます

本当に私よりも女子女子してんじゃないっすかね?

 

 

「あ、こっちは川崎大志君。今回の問題のお姉ちゃんの弟なのです」

 

「大志です、今回はよろしくっす」

 

 

川崎はお辞儀をして雪ノ下の方を向く

 

 

「とりあえず問題のお姉さんがどういう風に問題なのか教えてもらえる?」

 

「ハイっす!」

 

 

そう言って川崎は話し始めた




はい、10話目なのです
チェーンメールの本題は次から入ります
1日1話が若干キツくなってきたこの頃(⌒-⌒; )

個人の話はまた活動報告にて
次の11話で会いましょう
では、サラバダ〜ノシ






確実にネタと文才が消えていってる…

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