やはり私の男装生活はまちがっている。   作:空葬

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書き終わり21:35、ギリギリすぎる…
では、ドゾー


出会う運命

「もう少しで着くって」

 

 

コンビニで涼みながらアイスを食べていると戸塚がそう言った

ちょうど全員食べ終わったので目的のメイドカフェ前に行く

 

 

「そういえばヒッキー、食べるのゆっくりだったね」

 

「そ、そうか?まあ食べ物は何でも味わって食べないとな」

 

「そうね、あなたにはアレでちょうどいいのかもね」

 

「安っぽい男って言いたいのか?」

 

「直接言わないとわからないかしら?」

 

「遠慮しよう」

 

 

内心ドキドキしながら話をしていると目的の人が来たのか戸塚が人混みに向かって大きく手を振っている

 

 

「おーい!こっちだよー!」

 

 

その声に反応したのか男の一人がこっちを向きゆっくり歩いてくる

え?あの男の人?長袖のコートを羽織って少し暑苦しそうなんだけど

 

 

「待たせたな、われが来たからにはもう安心だ!さあ、ヘヴンへと参ろうではないか!」

 

 

…え?え?

なにこの人?暑苦しいというか痛々しいって言うのかな?

とにかくこの人中二病だ。それしか言えないよ

…絶対人選ミスだ

 

 

「ところで、この者たちは一体誰だ?」

 

「あ、紹介するね!奉仕部っていう部活に所属している人達なんだけど」

 

「雪ノ下雪乃よ、あなたは?」

 

「我は剣豪将軍・材木座義輝だ!」

 

「…由比ヶ浜さん、行きましょう。時間の無駄だわ」

 

「ごめんなさい材木座義輝と申しますだから無視しないで」

 

 

そしてメンタルが弱い…

なにこれ?このウザさが固まったような固体は

というか雪ノ下、今私を置いて行こうとしなかった?

流石にこれと一緒に居なさいというのは今の私にとって拷問に近いぞ(まあ戸塚がいるからまだマシですけど)

 

 

「して、貴様の名は?」

 

 

…多分これ私だよね

男同士として面倒なことにならないかな?

いや、戸塚がいけてるから私もいけるはず!

 

 

「比企谷八幡だ」

 

「八幡…八幡と申したか?」

 

「え?あ、ああ」

 

 

あ、めんどいやつ踏んだ。しかも名前で

 

 

「ここで出会えたのは何かの縁…いや!運命!!八幡よ、我と一緒にぼっちの風を吹かせようではないか!」

 

「お前と一緒にするな…」

 

 

まあ確かにボッチだけどさ

ていうか雪ノ下さん?そんな憐れみの目で見ないでください。時にはその目すら立派な凶器になるんですから

由比ヶ浜と戸塚は首を傾げる

誰か助けて

 

 

「とりあえず来てくれたんだからさっさと用事済ますぞ」

 

「…あなた、そんなに入りたかったの?」

 

「違う、こいつから離れたいだけだ」

 

 

こいつ!?と嘆いてるこの材木座からね

と話していると材木座の扱いに少し怒った戸塚が

 

 

「比企谷君!そんなこと言っちゃダメ!材木座君はたまに気持ち悪い時あるけど根は優しい子なんだよ!」

 

 

庇ったがトドメを刺した

材木座はひぐぅ!と声をあげて倒れた

器用だね、守りながら攻撃するなんて

 

 

「…そういえば女の子はどうしたらいい?」

 

 

由比ヶ浜が私に質問する

…確かに女の子がメイド喫茶に入るのは見たことないね

どうしたらいい?と唯一の頼み綱に目を向けるとその材木座は腕を組み

 

 

「案ずるな、この看板を見るがいい」

 

 

そこには【女性も歓迎!メイド体験可能!】と書いていた

 

 

 

 

 

 

「お帰りなさいませ!ご主人様!お嬢様!」

 

 

メイド喫茶特有の挨拶を聞き、空いてる席に案内された

女の子組はメイド体験に向かい、男の子組はそのまま座り注文する物を考えてた

ていうか高くない?ジュース頼むだけで簡単に500円超えるんだけど

う、財布が軽くなっていく

とりあえず飲み物をそれぞれ頼んで雑談を始めた

 

 

「そういえば戸塚と材木座ってどんな風に知り合ったんだ?」

 

「体育のペア組む時に一緒にね。そのあとたまに会った時に一緒に話したりしてるんだ」

 

「そういえば八幡は本は読むのか?」

 

「俺か?俺は…」

 

 

普通に駄弁っていた

正直言うと裏で雪ノ下がシフト表見るだけで私たちは何もすることないのだ

まあ、ゆったりさせていただきます

そして話してわかったのは材木座は思ったよりまともな奴で、自作小説を書いているということ

若干読みたい気持ちが私の中であり、その小説を借りる約束してしまった

読みたかったんだもん、仕方ないじゃん

色々駄弁っているとぎこちない動きで近づくメイドさんが見えた

 

 

「お、お待たせしました。…ご、ご主人様」

 

 

 

声に聞き覚えがあり、顔を見ると由比ヶ浜でした

恥ずかしいのか顔が真っ赤である

 

 

「に、似合うかな?」

 

「ああ。まあ、な」

 

「そか…えへへ、ありがと」

 

「この店に川崎さんは居ないみたいね」

 

 

その後ろから雪ノ下が歩いてきた

うーん、綺麗だ

やっぱり何着ても似合うなぁ

 

 

「うわ、ゆきのんめっちゃ似合ってる!超きれい…」

 

「調べて来てくれたんだな。じゃあ、行くか」

 

 

そう言うと由比ヶ浜が肘でついてきた

褒めろって事ですか?どうでもいい人に褒められても嬉しくないと思うけど…

 

 

「まあ二人とも似合ってるし、よかったじゃねえか」

 

 

由比ヶ浜はまた褒められるとは思ってなかったのか驚いて、顔を真っ赤にしている

雪ノ下は興味なさげな顔で

 

 

「そう、目的は遂げたので次行きましょうか」

 

 

そう言って着替える為に店の裏に行った

由比ヶ浜もそれについていくように走って雪ノ下を追いかける

…まあ、いっか

とりあえず、会計しますか

 

今月お金の減りが激しいよ(泣)




はいどうも、12話目でございます
なんだかんだ書き終わりましたけど…見直しもしてないし確認もしてないので書き直す可能性があるかもです
その時は…まあ、見てくれたら嬉しいですm(_ _)m

時間ギリギリなので今日はここまで!
個人的な話は活動報告にて
では、サラバダ〜ノシ

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