サマーオブクライシス~悲劇のマンションを攻略せよ!~ 作:鳴神 ソラ
ウィザード「行くぞ」
そう言ってウィザードは開けるとそこは砂利道が広がるお寺であった。
アヌビス「ここって……お寺か?」
ベアー「もしかして清姫の伝説に出てきたお寺?」
ウィザード「ああ、安珍清姫伝説で安珍が最後に逃げて焼き殺された道成寺…ここになるのはお前だからだろうな…清姫」
広がる光景を見て言うアヌビスとベアーのにウィザードは答えた後に寺の前にいる存在に言う。
清姫なのだがウィザード達が知るより大人になり、その胸もドレイクと同じ位に大きくなっていた。
ただ目立つのは下半身で蛇のに変わっていた。
清姫「待っていました旦那様」
ウィザード「やれやれ、変貌してるな」
G3-DX「うぇえええ?!」
ボイム「下半身が蛇になってるよ?!」
そう言って頭を下げる清姫にウィザードは呟き、エクス達は清姫の下半身を見て驚く。
清姫「旦那様、私は哀しいですわ……」
ウィザード「…………………」
頭を上げてそう言う清姫にウィザードは無言で見続け、清姫は続ける。
清姫「旦那様がまさか嘘を言ってしまうなんて……」
エクス「嘘?」
ボイム「どういうこと?」
出て来た言葉に誰もが首を傾げる中でアヌビスとジハドはもしやと頼光や酒呑を見る。
アヌビス「まさか……」
ジハド「頼光さんと酒呑童子の喧嘩を起こさせないようにさせたあれ!?」
そう言った2人のに清姫は無言でいるウィザードを見る。
清姫「ええ、あの時言った嘘。私、ちゃんと聞きました」
反鬼「マジかよ;」
ベアー「どんだけ耳が良いんじゃよ;」
それに驚く中でウィザードはまだ無言でい続ける。
反応を示さないウィザードに清姫は眉を顰めてウィザードを見る。
清姫「一体どういう事なんでしょうか旦那様?」
エクス「それは仕方なかったことなんだよ清姫」
反鬼「そうそう。じゃないと秀吉の家がやばいことになってたし」
追及する清姫にエクスと反鬼はそう言うとウィザードは無言で手を伸ばし、フォローは良いと言う感じに止める。
そんなウィザードの行動に困惑するエクス達を横目にジャンヌオルタが前に出る。
ジャンヌオルタ「清姫、貴方闇に堕ちたせいでさらに馬鹿になったのぉ?」
清姫「……どういう意味でしょうか」
挑発する様に言うジャンヌオルタに清姫はジャンヌオルタを見る。
ジャンヌオルタ「あらあら、分かってないようねぇ。善良なマスターたちの代わりに言ってあげるわ。清姫、貴女病気よ?」
清姫「……病気ですって……」
そう指摘するジャンヌオルタに清姫は怒気を纏う。
ジャンヌオルタ「えぇ、そうよ。嘘をこれっぽちも許容することができないなんて精神的な病気としか言いようがないでしょ?ウッフフフフフ…」
清姫「……そうですか……そんなに先に私の炎で焼かれたいのですね貴方は……ならお望み通り焼いてあげますわ!」
見下す様に言うジャンヌオルタに清姫は宝具を発動する。
清姫「これより、愚かな大嘘つきの身も魂も焼き滅ぼします。転身火生三昧・闇無限!」
ボォオオオオオオオオオオオオオッ!!
ジャンヌオルタ「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)!」
ボォオオオオオオオオオオオオオッ!!
清姫が出した黒き闇の炎の龍とジャンヌオルタが出した憎しみの炎は真っ向からぶつかり合う。
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
モードレット「す、スゲェ……」
エミヤ「お互いに同じ炎でさらに怒りと言う感情でのだからか」
それに思わずモードレッドはそう言い、アーチャーはそう呟く。
清姫「闇に堕ちた私の炎にここまで拮抗するとは……」
ジャンヌオルタ「ウフフフッ、元々この姿で召喚された私と貴方じゃ格が違うのよ清姫」
そう呟く清姫にジャンヌオルタはそう言う。
清姫「ッ!言ってくれますわねぇ……!」
ジャンヌオルタ「あら、そんなこと言っている暇、貴方にあるのかしら?」
そう言って清姫は歯を食いしばるとジャンヌオルタがそう言う。
清姫「?それはどういう……」
ザシュッ!
清姫「……えっ?」
突如出現した一本の黒い槍が清姫の身体を貫く
ザシュザシュザシュッ!!
さらに三本の黒い槍も続けざまに清姫の身体を交差するように貫く
これで終わりとジャンヌオルタがそう考えた時…
リターン!プリーズ!!
次に起こった事に目を見開く。
先ほど貫いた筈の槍が戻る様に消えて行き、貫かれてダメージを受けていた筈の清姫もダメージがない事に戸惑いを隠せない感じで驚いている。
ウィザード「そこまでだジャンヌオルタ。あいつの相手は俺だ。これ以上は手を出すな」
すると右手をベルトに翳して今まで黙っていたウィザードがそう言って歩き出し、言おうとしたジャンヌオルタはウィザードの発する威圧感に黙って後ずさる。
ベアー「す、凄いオーラじゃよ!?」
アヌビス「とんでもねぇ威圧感だぜ……」
清姫「ああ、旦那様。助けてくださりありがとうございます」
ウィザード「勘違いするな。助けたんじゃねえ。邪魔されたくなかったからだ。清姫、俺からの質問だ」
そんなウィザードのにベアーとアヌビスは冷や汗を掻く中でそう言う清姫にウィザードはそう言う。
清姫「質問ですか?」
ウィザード「そうだ。お前は俺を今どう見ている?お前を裏切った嘘つきの安珍か?それとも嘘つきの俺自身か?」
ジハド「安珍って確か清姫に嘘ついて焼き殺されたお坊さんね」
盾王「雄二の奴、どういうつもりだ?」
出て来たウィザードの問いに誰もが戸惑う。
清姫「?旦那様は旦那様でしょ?安珍様と旦那様は別々。この清姫、闇に落ちてもそれだけは変わりません」
それを聞いてウィザードは仮面の中で笑う。
ウィザード「なら良かったぜ。もし同じに見ていたのなら…きっつい一撃をぶっ飛ばしている所だったからな」
そう言ってウィザードは左手のウィザードリングを替えて翳す。
インフィニティー!!インフィニティー!!
聞こえてきた音声にエクス達が驚く中でウィザードは指輪を離す。
インフィニティー!!プリーズ!!
ヒースイフードー!ボーザバビュードゴーーン!!
そして魔法陣を潜り抜ける事で白銀に輝く姿、インフィニティースタイルに変わる。
エクス「インフィニティースタイル!」
ベアー「ウィザード最強のフォームなんじゃよ!」
清姫「ああ、勇ましいです旦那様。それなら私も……」
ウィザードESを見て驚くエクス達の後に清姫はそう言うと体が輝き、誰もが目を覆った後に目を開けると清姫はさらに変わっていた。
その手には槍を持ち、背中には龍の翼が生えて、髪の色も白く染まっていた。
ネオス「姿がさらに変わった!?」
ベアー「うぇええ!?」
盾王「マジかよ!?」
それに驚くメンバーに清姫はくすくす笑う。
ウィザードES「やれやれ、めんどくさい感じになってるな」
ベアー「そうじゃね;」
ボイム「ファイトだよ雄二君!」
そう言ってウィザーソードガンを取り出して構えるウィザードESへと清姫は見た目に反して素早く動いて槍を突きだし、それにウィザードESはウィザーソードガンで弾くとそのまま振るい、清姫は体を逸らして避ける。
ゴォオオオオオオオオッ!
口から黒い炎を吐き出す清姫にウィザードESは下がりながらウィザーソードガンを振るい、炎を振り払った後にガンモードにして銃撃し、清姫は槍で防ぐ。
もう一度火を吐く清姫にウィザードESは今度はディフェンドで防いでからビッグウィザードリングでディフェンドで作った壁を清姫へと向けて殴り飛ばし、清姫は壁の破片などを飛んで避けてから炎を再び吐いてウィザードESは転がって避ける。
その直後に清姫は接近して槍を振るい、ウィザードESはウィザーソードガンのソードモードで受け止めてつばぜり合いになったりする。
ジハド「一進一退の戦いね」
G3-DX「ど、どっちも凄いですぅ!」
その戦いっぷりにエクス達は息を飲む。
ウィザードES「おい、伊御。お前らが勘違いしてる事を1つ訂正しといてやる」
コネクト!プリーズ!
すると距離を取ったウィザードESはそう言ってからコネクトを使う。
ウィザードES「俺にとってインフィニティーは最強じゃね。中間だ」
アヌビス「中間……だと!?」
盾王「マジかよ!?」
告げられた事に驚くエクス達にウィザードESは魔法陣に突っ込んでいた右腕を引き出す。
その右腕には、ドラゴタイマーが装着させられていた。
ウィザードES「そっちは弱体化してるから今はなれないが型破りな戦い方、見せてやる」
ドラゴタイマー!セットアップ!スタート!!
その音声と共にウィザードESは駆け出し、清姫と斬り合いつつ、黄色の所でレバーを押す。
ランドドラゴン!
その音声と共にウィザードランドドラゴンが現れて、アックスカリバーで気づいた清姫とぶつかり合う。
ヴォルケイノドラゴン!
続いて火のウィザードヴォルケイノドラゴンが現れて同じくアックスカリバーで攻撃しつつ、バインドで動きを止めようとして清姫は槍で拘束しようとする鎖を破壊する。
ハイドロドラゴン!
3番目に水のハイドロドラゴンが現れて、リキッドを使用しながら清姫を翻弄しつつ攻撃し、清姫は顔を顰めて、振り払う。
テンペストドラゴン!
最期に風のテンペストドラゴンが現れて、コピーで増やしたアックスカリバー二刀流で攻める。
エクス「こ、これは……」
ベアー「まさかの五つのスタイル勢ぞろい!?」
反鬼「す、スゲェ……」
清姫を前に並び立つ5人のウィザードの姿にエクス達は誰もが度胆を抜かれる。
ウィザード「「「「「さあ、今度はこれだ」」」」」
ファイナルタイム!スペシャルドラゴン!プリーズ!!
その言葉の後にドラゴタイマーをウィザードライバーに翳し、音声と共に5人のウィザードは浮かび上がるとウィザードESを除いてそれぞれの色の透明なウィザードラゴンに変わってウィザードESと一体化して行く。
見た目はインフィニティードラゴンだがその胸にはドラゴスカルが装着されている。
清姫「あらあら、見た事ないのになりましたね」
ウィザードSPD「そりゃあ、思いついたのだからな」
ベアー「へ?思いついたって……」
アファート「……自家製?」
その言葉にエクス達は呆気に取られ、雄二ならあるあるとネオス達は頷く。
ウィザードSPD「さあ、フィナーレだ!」
その宣言と共に急接近した後に清姫を上へ打ち上げるとウィザードSPDの足元に発生した巨大な魔法陣からそれぞれのエレメントを纏ったウィザードラゴンの幻影が出現し、ドラゴウィングで飛翔しながら宙に浮いた清姫へと目掛けてウィザードラゴンの幻影の体当たり攻撃と共に巨大魔法陣ごと跳び蹴りを叩き込む。
清姫「あ…」
その言葉と共に清姫は爆発に包まれ、誰もが見守る中で爆発の中から元に戻り、気を失った清姫を抱き抱えたウィザードSPDが飛び出す。
ネオス「やった!」
G3-DX「す、凄かったです!」
アファート「……凄かったわ」
着地するウィザードSPDに誰もが近づき、清姫を寝かせた後にウィザードはランドスタイルに戻る。
ウィザード「ふいー」
アキレスD9「お疲れ様です」
反鬼「にしても凄かったなさっきのは」
ボイム「どうやって考えたの?」
息を吐くウィザードに反鬼はそう言い、ボイムが聞く。
ウィザード「あ?そりゃあさっきだぞ。インフィニティーでドラゴタイマーを使えばどうなるとかでな」
エクス「え?」
アヌビス「おい、ちょっと待てそれって……」
出て来た言葉にアヌビスは恐る恐る聞く。
ウィザード「ああ、なんも練習なしのぶっつけ本番だな」
反鬼「マジかよ……」
ベアー「凄すぎるんじゃよ;」
あっさりと言ったウィザードのにエクス達は唖然とする中で肩破りって言ったろと返したウィザードは呼符を見つける。
ウィザード「やっぱあったか」
葉月「どんな人が出るんでしょうね~」
ウィザードは手に持ってみるが呼符は反応しない。
ネオス「反応しないね」
エクス「あとで召喚されるパターンかな?」
アヌビス「そうかもな」
葉月「お兄ちゃんお兄ちゃん!葉月も持ってみたいです」
それを見て言うネオスの後にエクスとアヌビスが呟くと葉月がそう言う。
ネオス「え、葉月ちゃん。流石に危ないと思うよ。ここまで出て来た人達はまだ良い方だったから良いけど」
G3-DX「た、確かにそうですね……」
反鬼「でもまぁ何が出てきても対処できそうなメンバー居るし大丈夫じゃねぇか?」
ウィザード「まぁ、反応しねぇだろうし」
それに渋るネオスと同意するG3-DXだが反鬼がそう言って、ウィザードも物は試しと葉月に手渡す。
すると呼符は金色に輝き…
???「Shrrrrrr……」
黒い鎧を身に纏ったのが現れた。
ネオス「なんかガフランの様なのが現れた!!?」
アルトリア「む?こいつは…まさかランスロットか?」
エクス「そうだよ。バーサーカーのほうのね」
ベアー「まさか狂ランスを出すとは;」
現れたのに驚くネオスの後にアルトリアがそう言い、エクスも肯定してベアーは冷や汗を流して言う。
葉月「わーカッコいいです!」
ランスロット「Arrrr……」
目を輝かせる葉月にランスロットはアルトリアに頭を垂れた後にリリィとヒロインXなどを見る。
リリィ「えっと…」
ヒロインX「私はアルトリアじゃないですよ」
ランスロット「Arrrrthurrrrrrr……」
アヌビス「まあアルトリアだけど王ではないアルトリアってことで」
盾王「それで納得してくれ」
唸る様に言うランスロットのにアヌビスと盾王はそう言い、ランスロットは今度はアルトリアを見る。
アルトリア「…王の命令だ。ランスロット、お前はお前のマスターを守れ、良いな?」
ランスロット「Arrrrthurrrrrrr…」
それにアルトリアはそう言い、ランスロットはこくりと頷いて葉月を見て頭を下げる。
アーチャー「さて、これで残りは元6階と屋上で…次は恐らくネロだろうなマスター」
ネオス「うん、今度は僕がネロを助ける番だ」
エクス「頑張れよ明久」
G3-DX「が、頑張ってください!」
気合を入れるネオスにエクス達は激励する。
清姫「う、ううん…」
すると清姫が呻いた後に目を開けるとウィザードに微笑む。
清姫「ふふ、助けられてしまいました。ありがとうございます旦那様」
ウィザード「ああ、んでこれから挽回してくれ」
はいと清姫は返事をした後に目を細め…
清姫「後、そこの女性に関して終わった後で霧島と共に問い詰めますので」
ウィザード「ホントこれだからお前等は…」
アヌビス「ヤンデレは仕方がない;」
ベアー「じゃね;」
ブーティカ「?」
ふうと息を吐くウィザードのにアヌビスとベアーは冷や汗を掻く。
とにもかくにもネオス達は次の階へと足を進めた。
登場サーヴァント
バーサーカー:真名、ランスロット、マスター、島田葉月