バカとテストと召喚獣~バカの婚約者はグラビアアイドル~   作:オーズ・ジャニケル3

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甘くという前提を忘れかけていた…。

とりあえず、次話はやばい←


評価が欲しい今日この頃です…


波乱と告白と清涼祭
第十八問


「…あ、お帰りなさい…」

 

 扉を開いて早々に優しく穏やかな声が出迎えてくれた。リビングのソファーではなくて、いつも夕食を共にする椅子に座り、椅子の裏はクリーム色に近い配色をした綺麗なサラサラと手触りの良さそうな長い髪が隠している。

 園宮姫ちゃんは閉じかけていた目をこすってから恥ずかしそうに笑った。

 その仕草に胸が脈打ち、僕は慌ててテーブルへと視線を逸らした。多分、眠っていたんだろう……ちょっと損した気分だ。

 

「……えと、…ご飯…出来てますから…た、食べよ?」

「ちょっと待って、姫ちゃん先に食べたんじゃ?」

「…?…っわわ!…あ、あのぅ…えと、明久くんと一緒に食べたくて…」

 

 顔を俯かせるも、耳まで真っ赤に染まる。姫ちゃんはずっと、待っててくれたんだ…。

 …よく見れば、茶碗も二人分伏せてあるし、夕食もラップがしてある。

 

「あぅぅ…~」

 

 ふしゅーと煙りが頭から立ち上り、姫ちゃんの顔はこれでもかと言う程真っ赤っ赤に染まっている。踵を返し、慌てて逃げるよう椅子から抜け出すが、…っ…あのままだとぶつかる!

 僕は素早く行動に移し、目の前が見えていない姫ちゃんの背後に回り、逃がさないよう後ろから腕を回し、簡単に抱きすくめた。っ…!姫ちゃん自身が凄く…熱いんですが…!?。

 

「わひゃ!?あ、あああああああ明久くん?」

「っ…姫ちゃん大丈夫!?凄い熱だよ…」

「い、いま、いまは…あの…あぅ…だめぇ…」

「駄目じゃないよ!えと、体温計は…」

「…ちがぅのぉ…ね、熱じゃなくて、えと…」

「あった。姫ちゃんちょっと我慢してね!」

「ふ…え?ひゃぁあんっ!?…」

 

 やっぱり突然に体温計なんて入れたら冷たいよね。

 姫ちゃんは少し喘ぎに近い短い悲鳴を上げた後、暫く顔を垂れてしまった。

 

「……姫ちゃん?」

「ったのに…」

「え?…ふお!?」

 

 聞き返そうと近づいた瞬間、むちゅっとわざとらしい音と共に、頬に柔らかな旋律が走った。…く、唇!?ま、まさか…

 

「……明久くん…明久くん…」

「姫ちゃん?いきなり…な」

 

 言わせないよとでも伝えているのが如く、姫ちゃんの唇が僕の軌道を塞いだ。ダイレクトに…そしてソフトに…姫ちゃんの唇が…僕の唇にくっ付いている…。

 二回目だから流石にちょっとは慣れた気がするけど、熱を帯びた姫ちゃんの体が擦れ合い、ドクンと心臓が大きく脈打った。

 

「…あ、明久くん…そのね……あぅ」

「姫ちゃん…これって…」

「だ、大好き…」

「ほえ?」

 

 それだけ言うと姫ちゃんはそっぽを向いてしまった。

 …その恥ずかしそうな仕草に僕の理性が削られて行く…やっていいのだろうか?

 自然と、視線が姫ちゃんの顔から下へ降りて行き、柔らかな太ももが…太もも…が

 

「…っ…ふぁ…あああああ明久くん!?」

「太もも弱いんだね…」

「だ、ダメっ…駄目駄目…だ、はぁうん…」

「へー、駄目なんだ」

 

 そっと太ももを撫でていた手のひらを離すと、安堵したように姫ちゃんがやっとのことで息を吐く。が、既に理性の欠片も無い僕がやめる筈が無い。

 完全に離れる前に一気に太ももへ手の平を滑らせ、親指の腹で押さえつけ、埋めた。

 

「~~!?」

 

 姫ちゃんの体がびくりと大きく跳ね上がり、熱い吐息が漏れる。可愛いすぎてもっとイジメたくなってしまいそうだ。

「あ、明久くぅん…太ももは駄目だっ…て、ばぁ…」

「ごめんごめん、でも、姫ちゃんが可愛いのが悪いんだよ」

「はえ?…んっ!」

 

 手のひらで掴める限り、わしっとつまみ優しく揉みしだく。

 柔らかくてすべすべでやみつきになりそうで…もう片方の手のひらで姫ちゃんのすべすべな太ももに滑らせ、感触を堪能する。

 

「んやぁっ…明久…、くん」

「姫ちゃん…」

「はぁうぅんっ…」

 

 喘ぐように姫ちゃんから熱い吐息が漏れ、欲求が湧き起こってしまう。

 両手を太ももから離し、姫ちゃんが絶え絶えに呼吸を落ち着かせる。

 その行為すら…虜にしてしまいそうで…僕は

 

「姫ちゃん」

「きゃっ…」

 

 姫ちゃんをリビングのカーペットに押し倒していた。

 クリーム色の髪が広がる。

 プリーツスカートやキャミソールが乱れ、肩がむき出しになり、青い下着が露わになる。

 姫ちゃんの蒼い瑠璃色の瞳と目が重なった…。

 

「明…ひさ、く、ん」

「姫ちゃん。………っ……」

「?…明久…く、ん?」

 

 姫ちゃんの瞳が潤み、二つの唇が重なりかけた時、僕は慌てて自分の体を止めた。受ける準備をしていたのか姫ちゃんがゆっくり目を開き、首を傾げた。

 …脳裏に鉄人のあの言葉が蘇ったしまった。

 

 ――自由を奪った

 

 その意味を鉄人は敢えて教えてくれなかった。

 …でも、分かるんだ。

 僕は、…きっとこのままだと…

 

 ――姫ちゃんを傷つける

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