バカとテストと召喚獣~バカの婚約者はグラビアアイドル~ 作:オーズ・ジャニケル3
アンケートの件ですが、見事にバラバラだったので参考にしながら考えてみようと思います
姫ちゃん暴走しても可愛いて←←
やってしまった。
ずっと抑えて来た筈なのに…ずっと我慢しようと決めたのに…。どうして彼女はいとも簡単に僕の理性を破壊出来るのだろう?
綺麗?可愛い?
いや、違う……僕は彼女に惹かれてるんじゃなくて…愛しいんだ…ただ愛しくて其処に隠れている本質に気づけない。
姫ちゃんは…婚約者…。でも、それは望んでいたことだろうか?
婚約者だから何をしていいって訳じゃないし、それに、こんなことがバレたら姫ちゃんはあっという間に芸能界の渦潮に飲み込まれてしまう。
僕は手早く制服を着ると、未だに全裸でほけーっとしている姫ちゃんを切なげに見てしまった。
大丈夫…な、中だしとか言うのはやっていないし、数回体を跳ねらせていただけだから……多分、大丈夫だと願いな…。
「あ、あの姫ちゃん」
「………へ?あ、あ、ひゃああ!」
姫ちゃんは顔を真っ赤に染めると身をよじって体を隠し、てぐさりで辺りの服に触れている。
…かなり混乱しているのか乱れてるのか…、制服はクローゼットの中だというのに姫ちゃんはぶんぶんと聞こえそうな勢いでぺしぺしとベッドを叩く。ぐ、可愛いすぎる!何だこの小動物!!!
「な、ない、ないよぉ~!」
半泣きになっても周りを見ずに手だけで探す。頭から湯気が出てるあたり、無いのだと分かっていないみたいだ。
うーん、姫ちゃんはパニクってしまうと周りを見ないからなあ……。
「…あ、明久くん、えと、その…わ、私…そのね?…えっちじゃ、な、ないよ…」
「あはは…そんな理由でさっきまでパニクってたんだ」
「…ぅう」
顔を真っ赤にさせたまま振り向き、ぷるんと二つの山が揺れる。…、いかんいかん…別に僕からしては気にしないんだけど…姫ちゃんからして見れば、恥ずかしかったんだろうな…抵抗しなかったし。
生まれたままの姿で、ふしゅーと煙りを上げ、涙を目に溜める姫ちゃんの姿が可愛いくて仕方ない。あの柔らかな体の感触は気持ち良かったなあ…。恣意さんの言うとおり姫ちゃんの体は無駄脂肪が無く、ふにゅふにゅしているから背後から抱きしめた時は天にも昇りそうな気持ち良さだった…。
「姫ちゃん……」
「はへ?…あ、明久くん?」
「……もう無理」
「!……だ、駄目!…お仕事…に、ひぁ…遅れちゃ…はぅ」
なんて、尽きない性欲なんだろう……。
座りながら慌てて後ずさる姫ちゃんを真っ正面から抱きしめ、その柔らかな体を堪能する。抵抗されないように、ある場所を強めに刺激すると、耳を真っ赤に染めながら、ふにゃりとおとなしくなってしまった。
「明久くん……好きぃ、大好き……明久くん明久くん」
瞳を潤ませながら名前連発呼びコンボはずるいと思う……。
……そう言えば……今何時だ?
……………
…………うん。
「遅刻だああああ!ごは、腰が……」
「あわわわ……あ、明久くん?大丈夫ですか?」
「ふ、この程度」
いや本当は痛いです。姫ちゃんには加減してたから大丈夫だと思うけど……はあ、自重しないとなあ。
いつの間にか湿布を用意し不安そうに瞳を潤ませる姫ちゃんを撫で、深呼吸を一つ。
「急ごう姫ちゃん」
「あ、あの……あの!」
「ほら、早く制服着ないと……」
「あ、あの……あ、明久くん……」
「うん?」
「…………今、……その……えと、夕方。……いま、夕方……」
レェァリィ?
まさかなと思いながらカーテンを開くと、真っ赤な夕焼けが半裸の僕の体を照らす。
ふ、なるほど……。
シーツで体を隠す姫ちゃんを素通りし、近くに置いておいた携帯をゆっくりとそれはもうゆっくりと開いた。
ふむ、メールニ十件か、ええと……内容は……
『 馬鹿久!!お前何で学校来ねえんだよ!!
園宮も居ないから一気に怪しまれたぞ!』
は、はははははは……あはははは。
ええと……返信内容は姫ちゃんのマネージャー来てた?でいいか。
お、速いなあ…
『 ようやく起きたのかよ。園宮は熟島が上手くやってくれてるぞ』
そうか、良かったあ。
僕は静かに携帯を閉じその場に置く。
未だにシーツ片手に首を傾げている姫ちゃんの近くに立ち、そのまま体を屈み込み……土下座をした。
「すみませんでしたああああああ!!」
「ひゃああ!?」
「あの、ですが仕事は大丈夫らしいので……えと、とにかくすんません!」
「あ、あの明久くん?な、何で謝ってるの?」
どうせ僕を叱らない姫ちゃんの言葉を無視し、ごんごんと頭を床に叩きつける。
こんな頭!性欲に満ちたこんな頭あああああ!
「あ、明久くんやめて!頭が割れちゃうよ!」
「割れていいんだ!この!この!」
「駄目!」
畜生!何故邪魔をするんだ姫ちゃん!
姫ちゃんは後ろから抱きついて僕の暴走を押さえる。あーもう、どうして姫ちゃんはこんなに大人しいんだ!
せめてパンチや平手打ちとかぐらいしても問題ないのに。
「わ、私……明久くんのその優しくてす、すす素敵な顔が、その……好きだから……傷つけない……で?」
「姫ちゃん……」
「……ごめんなさい」
………鼻血五秒前
え?何?台無し?食えるのそれ?
仕方ないんだよ!姫ちゃん凄く可愛いんだもん!
おどおど言ってるせいか余計に何だけど……なんていうか姫ちゃんに言われたら従ってしまうんだよなあ。
僕はこくりと頷き、姫ちゃんは嬉しそうに腫れた僕の頬を撫でる。
……もう死んでもいいや僕。
「そうだ、姫ちゃん……もうすぐ文月学園で清涼祭あるんだけどさ、何かやりたい物ある?」
「…………あ、明久くん……と一緒に居たいじゃ……駄目?」
「いえ、嬉しいです……じゃなくて、Fクラスも出し物があってさ」
「……そうなんだ……。……うー」
姫ちゃんは軽く唸りながら真剣に考え始めた。
姫ちゃんはこういったお祭りイベントが好きで、人見知りとは思えない程積極的というか。
まあ意外だけど、お祭りで騒ぐって可愛いよね姫ちゃん。
そうだ、どうせなら熟島さんや恣意さんも誘って清涼祭を知ってもらうのもありだな。
「……明久くーん、メイド喫茶は駄目かな?」
「え?……姫ちゃん?大丈夫?」
「あう!?仕事の癖が……」
「待つんだ姫ちゃん!!君はどんな仕事をしてるんだ!」
「美鈴ちゃんなら、そのぉ……多分、裸Yシャツとか思いつくし、千里ちゃんだと」
「待つんだ姫ちゃん!ストップだ姫ちゃん!そっちの橋は危ないから!」
きょとんと首を傾げる。
不味い、もしかしたら……姫ちゃん……ちょっと危ない知識まで覚えつつあるのか?グラビアアイドルって一体どんなことしてるんだよ!?
ん?グラビアアイドル?
『約束だよ、明久くん』
…うーん…気のせいかな?
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