いやはや。
MH4やEDF4、ほかにもいろいろとゲームを買い込んだ結果、まったくもってあれですわ。
時間がないね!
なので更新があれなのですよ。
14日からはGE2も出ますし、最近は食虫植物なんかにもはまりだして時間がね。
ほんと時間がね。
普通に文庫に応募する用の原稿も書いてたりでなかなかね。
でも失踪するつもりはないのでゆっくりでも更新していこうと思います。
☆ ☆ ☆
「っ!?」
ベッドから跳ね起きた体には脂汗がべっとりとしみついていた。
「・・・・・・まったく。
先が思いやられる。」
ヒビキは頭を抱えて、ぐったりとする。
結局、目的の猫は見つからず、任務は可もなく不可もなくというところで終わった。
木の葉の里に帰ってきて、数日が経ったのだがヒビキは良く眠れない日が続いていたのだ。
原因は分かりきっていた。
「人殺しがここまであとを引くとはね・・・」
日本人としての価値観。
前世の記憶を持つものとしての価値観がヒビキの夢見を著しく悪くしていたのだ。
殺した瞬間は特にどうと思わなかった。
螺旋丸で吹き飛ばしたり、忍術で殺したためか、直接の手ごたえを感じなかったためかもしれない。
人殺しの経験が無かったり、平和ボケした日本人である、ということでたとえ殺しても実感が湧かなかったのだろう。
しかし、それも少しの間だけだった。
もしかしたら初めての任務による緊張という部分もあったかもしれない。
木の葉に戻った日の晩。
いきなり自分の手で今回殺した人間を夢の中でひたすら殺す夢を見た。
当然ながら殺人鬼というわけでもない彼女にとって、それは不快な夢だった。
「・・・ふふ、フィクションじゃ、よくよく吐き気を催す描写があるけども・・・まったく、そっちの方が全然よかったかもね。」
苦笑しながら服を着替えるヒビキ。
しばらくたてば時が癒してくれるはず。
そう考えて一週間。
いまだ夢見が悪くていい加減、うんざりを通り越し、笑うしかない。
イタチやタマモはどうなのだろうと少し考えながらも今日は任務の日である。
初めての任務ということで一週間ほどの休みを言い渡されたのだ。
これは当然、シスイの気遣いである。
初の人殺し。
いろいろと休む必要があるだろうということだ。
「そいやっさっ!
元気にしてたかっ!皆の者っ!!」
待ち合わせ場所はラーメン屋、一楽の真ん前。
そこにいくとイタチとタマモはすでにいた。
シスイはヒビキがついてちょうど到着したという感じである。
あまりのタイミングに出待ちしていたんじゃないか?とちらっと思ったが気にしないことにしたヒビキである。
「なんです?
その掛け声。」
「ヒビキちゃんはノリが悪いなぁ、今日も頑張ろうぜっ!っていう心を込めた挨拶に決まってるだろ?」
「すごく・・・寒い挨拶ですね。」
「・・・い、言ってくれるね、おい。」
「それでシスイさん、今日の任務は・・・」
「せかすなせかすな。
せっかちな男はモテないぞ、イタチ君。」
「・・・そうですか。」
特に気にしない様子のイタチ。
性格はもちろん、そもそもいまだ毛も生えそろっていない年齢であるイタチに色恋沙汰はいささか早いだろう。
シスイは張り合いがないと内心、嘆息しつつ、この子ならばっ!と話を振る。
「タマちゃんもそう思うだろ?」
「・・・別に私、イタチ君のこと嫌いじゃないよ?」
「・・・いや、そういうことじゃなくてだな・・・」
「じゃあ、やっぱりタマモも好きなの?」
「・・・?」
タマモがイタチに惚れているというのならば、難儀な恋になるだろうなと思いつつヒビキは聞いてみたのだが・・・
「好きでもないよ?」
「・・・んん・・・そういうことじゃないんだけど、まぁそれならいいや。」
とのヒビキの言葉にきょとんとするタマモ。
・・・あれである。
まだ恋バナは早いということだ。
それを聞いてもいまだノーリアクションのイタチ。
嫌われていようと好かれていようと関係ないという感じだ。
任務に影響しない程度ならば勝手にしてくれというスタンスである。
相も変わらず実に子供らしくない考えを持っていた。
「さて、回りくどくいくのもあれだからな。
結論から言ってしまうと、人殺しした感想はどうだ?」
「・・・む」
「・・・」
「・・・えと・・・」
三者三様。
イタチですらピクリと眉根を動かすレベルである。
シスイの質問に真っ先に答えたのはイタチだった。
「問題ありません。」
「・・・無理しなくていいっつの。」
イタチの頭に手を置いて荒々しくナデリコナデリコするシスイ。
イタチはされるがまま、ただその瞳は何事かを考えてるかのように焦点があいまいだった。
「お前ら全員、俺レベルにならないと分からない位に微妙なものだが、それでもわずかばかりに動きが鈍い。
おおかた・・・眠れてないんだろう?」
その言葉に三人とも肯定も否定もしなかった。
沈黙である。
しかしこの場においての沈黙は、十二分に雄弁だった。
ちなみに彼でなくても上忍ならば誰でも気付く程度ではある。
「別に恥じ入ることはない。
人を殺す。
忍として生きる以上は避けて通れない道だ。
そのことで悩み、眠れない。
ってのは忍にとっての登竜門。誰しもが必ずといっていいほどに悩み、受け入れ、時には割り切って乗り越えていく。
俺だって初めて人を殺した晩は・・・良く眠れたが。」
眠れたんかいっ!?
「ま、俺の場合は特殊だな。
まだ戦争中だったから、そんなことを考える余裕がなかった。
ただひたすら毎日、生き残るために!ってな感じのことばっか考えてたし・・・むしろ悩めるだけ贅沢だと思え。
・・・とまぁ何が言いたいかと言えば、焼き肉いこうぜっ!!」
えええええええっ。
「なぜですか?」
イタチがあっけにとられていた。
珍しいことである。
「割り切れてないんだろ?
今日はとりあえず焼き肉を食うことを任務にしよう。
お腹いっぱいになれば良く寝れるだろ。たぶん。」
「適当ですね。」
といいつつもイタチは格別反対しようという意思は見せていなかった。
「そんで、寝て、食って、寝て、食ってってやってればなんとかなるさ・・・たぶんな。」
「・・・お肉苦手。」
とタマモが言い、あまりの適当さに何も言えないヒビキはただため息を吐くだけだった。
でもって焼き肉店。
「・・・もぐもぐ。」
「・・・うまい。」
「・・・むぅ、やっぱり苦手。
サラダ一つお願いします。」
「お、おごりがいのない奴らだな・・・」
ヒビキはただ自分で食べる分を一つづつ焼いて、ごはんと一緒に食べるが、ご飯がなくなったらそれで終了。
おかわりはせず。というかすでにおなかいっぱいで、イタチは育ちざかりの男の子の割には小食であったため、ヒビキよりも少ない程度で満足してしまった。
タマモにいたってはお肉は一口食べて、あとはデザートやサラダでお腹をいっぱいにしてしまった。
「もちっと食ってけよ、せっかくの俺のおごりなんだぜ?
それこそお隣のような・・・は、ちと困るな。」
となりでは秋道一族が複数で囲んでいるテーブルだ。
すさまじい勢いでお肉が消え、皿が増えていっている。
店員が大変そうだ。
網の交換も10分と経過しないうちに交換である。
待ちきれないのかほぼ生肉のまま食っているような気がしないでもない。
余談であるがその食欲から、秋道一族同士による食事会は上司も部下も無く、割り勘と決まっている。
言わずもがな、一人で払うということになると破産しかねないからだ。
こうして今日は焼き肉を食べるだけに終わった。
「んじゃ、今日はこれにて解散。」
その言葉にそれぞれがうなずく。
食休みをしたら修行をしようと思いつつ、ヒビキはタマモと一緒に演習場へ。
が、変える間際にシスイが引き留めた。
「最後に一つ。
・・・背負わなくていい。」
「・・・え?」
シスイの言葉につい声が出たヒビキ。
「子供らしく責任感なんざ持たないで、適当にしてればいいのさ。
俺に背負わせておけばいい。
俺に預けとけばいい。
上司の指示が、判断が悪いんだってな。
で、それで納得できないようになる年ごろになった時に、初めてもう一度背負ってみればいい。
・・・だからな、今日は安心して眠れ。」
と、にっこりとしながら言うシスイ。
「ふつう、そこは自分で背負わせるように言うとこじゃ?」
ヒビキがたまらずに言い返す。
「おうとも。
きっとほかの奴らが聞いたら甘いっていうんだろうな。
優しさじゃないって。
でも。
本来ならお前らくらいの年の子にそこまで厳しくせざるを得ないのは俺たち大人がだらしないからだ。
そんな俺たちがお前たちに背負え、だなんて言えるわけないし、そもそもそんなことがまかり通るような世の中じゃいけねぇと思うんだよ、俺はな。」
「・・・見くびらないでください。
すでに私は覚悟(・・)しています。」
「・・・まぁいいけども。」
確かにそうだ。
シスイの言うことにも一理はあるし、そうであるべきなんだろう。
しかしヒビキの中身は違う。
子供じゃないのだ。
早いなんてことが
「そんな甘ったれた真似をしてこれから先を乗り切れるわけがないじゃないか。」
ぼそりといったヒビキの言葉は誰にも聞こえなかった。
ひさびさなので若干書き方が変わってるかもです。