英霊たちの夏休み? 『孤島ゆらゆら』   作:スノウレッツ

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 はい、あの。
 そうとうおかしいテンションで書いたので、いつもの倍近くおかしい文章が出来上がりました。
 r-18にぎりぎり足突っ込んでないくらいです。素人の書くエログロが苦手な場合はバッサリ斬って棄ててください。
 はい。それでは……



第四篇 [空白と動乱]

#10 五日目 / 告白

 

 

「───ぅ、うーん…… ん?」

 

 目が覚めた。

 休暇中は珍しく、本物の日光で起こされる。

 と、言っても、部屋───個室、のような、所謂何人部屋、だったりするのだが───に直接入ってくる訳ではなく、風が通るように半分開けていた襖の奥からゆるく光が漏れる程度のものだ。

 朝の光と爽やかな風が、汗でベタついた身体を舐めるように部屋を抜ける。

 

「……あぁ……えっと……昨日何してたっけな……」

 

 頭が上手く動かない。寝起きであったことも有るが、それよりも、酒に潰れた時と同じような感覚だということ、そのことに直ぐさま気づく。

 

「ああ、そうだ、酔って潰れたんだった」

 

 全く、ヒト辞めたってのにこれだけはヒトだった頃から変わらない。……いくら下戸でもコップ一杯で酔い潰れるかね、まあ他に同じような奴に出会ってないから分からんけどさ。

 まあいい、赤須九波は酒に弱い。分かりやすい私の指標だ。

 

「今何時だ………?」

 

 柱にかかってる時計を見る、しかしそれは影がかかっていたのか上手く見えない。

 

「……いいや、二日酔いしないだけでもましか……よっと」

 半身を起こす、腹筋に力を入れ、左手を布団につけて、何時もの如く何百回としてきた行動だ。と、その時、左手の先で。

 むにっ

「んぅ……」

「あぁ?」

 柔らかい何かが隣で寝ていた。

 寝息が聞こえるたびに、その赤い髪がふわりと揺らぐ。

「……エリザ? 」

 えーと…………ああ。そう言えば最後に聞いたのはエリザの声だったか……

 視線を緩やかに隣に持っていく、そしてとあることに気づいた。

 

 ───何も着てねえや。

 

 今さらだが私も何も身に付けてない。

 あー、うん。はい、はい………

「…………あ、ああ……ああああ」

 絶句した。

 無意識のうちにこの状況証拠から出来る限りのここまでに至る過程を推測する。

 酒を盛られる、持ってかれる、酔ったままエリザを襲う、そのまま寝落ちして朝を迎える。ここまででQ.E.D. (証明終了)というかもしこの状態を第三者が見たらそうなるだろう───どうあがいても事後。

 

「………は、は……」

 

 今までこういうのは清姫の仕業だったじゃないか……あの娘は流れるように寝床に入ってくるし、気づいたら添い寝されてるし、けど何故か一線は越えてこないし……

 

 ……いい、そういうことがあった、というのはまだ何とかなる(?)、問題は、記憶に全然残ってないってことだ……!

 

「───ふぁあ~……なぅ……ますたー……?」

「あ」

「……ぅ、う~ん」

 解かれた髪をスッと払うようにしながら、彼女もまた半身を起こし、身体を伸ばす。朝は弱いのか、少し気だるげなその表情は、まだ眠気が覚めきっていないことを教えてくれる。

 彼女は数秒ほど呆けていたが、直にするりと布団から出て、ぺたんと私の隣に座り直した。

 

「えへ……マスター、おはよう。ってなにまじまじと見てるの?」

 にこやかに、朗らかに、朝の挨拶をされた。

「え、いや……その……ナニを見てる?」

 しどろもどろに返すが、目はキョロキョロして非常に落ち着きがない、心も全く落ち着かない。なにせ何から何までエリザそのままだから。

 私の視線に合わせて、ようやく事態に気づいたのか彼女の顔が急紅潮していき……

「へ………きゃ───きゃああああっ!ヘンタんぐっ」

「ッ!頼むっ、頼むから叫ぶな! 只でさえ死んでる私の信用が深淵に足突っ込むから……!」

 慌てて彼女の口を手で塞ぎ、暴れる身体をなんとか押さえる。

「んん───!んん───!!」

 顔を真っ赤にしながら、目尻にはみるみるうちに涙が溜まっていくのを目の前に、ぎりぎりで理性を保つ。

 もうこれただの強姦じゃ……鎮まれ、鎮まれよ私の欲望……!!

 前回の不祥事から漸く人望が少しずつ戻ってきたってのに、今度は痴情の縺れでどん底まで落ちたなんて笑い話にもなりゃしない!

 

 ──────もしやこれも可能性が生じた結果による異常の一つか……? よく考えてみれば、私が女なのにこんなに美少女達が好意を寄せてくるし、気がついたらなんとなくムラってくるし、本来だったら私のポジションには男が収まってるべきなんじゃないのか……?

 そう言えばスカサハが元いたカルデアのマスターは男だって言ってたな───そっちがホントの世界軸のカルデアで、こちらは数ある分岐の一つに過ぎないんじゃないか───!?

 

 ……などと、なるべく頭を思考に切り回そうとしたが、どうあがいても不可能。

 彼女を無理やり抱き締めていて、背後から口を塞いでいて、耳まで赤く染まった挙げ句に涙が頬を伝っているのを目の前で見ていて、止めとばかりに漏れる息はきっちり悩ましげという有り様だ。

 

 襲いたくなる心を押さえつけ、なんとか、目を合わせて落ち着かせようとする。

「───いいかい、私の言いたいことは、伝わった……かな?」

「───!───!」

 こく、こくと首を縦に肯定の合図を送られる。

 

 少しずつ手を離す、吐息がかかるたびに酷い罪悪感が心に突き刺さってくる。

 彼女は、ゆっくりとこちらに涙でくしゃくしゃになった顔を向けると、息も絶え絶えに、

「……はぇ……はぁ……うぅ、けだものぉ……」

 

 その時、彼女の喘ぎと、カチリ、と時計の時針が動く音がした。

 

「はい……返す言葉もありません……」

「…………!」

 何故か、彼女の顔は少しだけ晴れやかに見える。

「もしかして……酔った私が襲ったの?」

 聞かなくては……恐ろしいことだが……

 

「───そう!そうよ!嫌がる私を無理やり辱しめたのよ!」

 そうやって指をおもいっきり突き立てられた。が、何故かその顔には安堵と喜びが見える。

「なんで嬉しそうなの……?」

 

「それは嬉しいに決まって───じゃない!全然嬉しいとかそんなんじゃないから! いい、そこに直りなさい!」

「え、ああ、はい!」

 

 思わず正座してしまう。そう言えばカリスマ持ちだったか……っ!

 これじゃまるで妹に怒られる姉じゃあないか、どこの”二番目に世界を見下ろした神 (ケツァルコアトル)”だよ!

 

 顔を真っ赤にしたまま捲し立てる。

「いい!? 貴女はね……酔った勢いで私の逆鱗を弄くりまわした挙げ句に私のしょ、しょ……」

「しょ?」

「……私の処女を奪ったのよ───!!」

 

 刹那、時が止まったかと思った。

 

 え、ええ、

「ええええええええぇ───っ!!?」

「旦那様─────!?」

 きよひめぇぇぇぇええええ!?

 い、いつからそこにいた!?

 

 襖に立っていた清姫は、目を固く瞑るも、カッと見開く、そして扇を私に向けて怒りをぶつける。

 

「……わたくしは……幾度幾度と貴女を見逃して来ましたが……此度というものは………ええ!さすがに堪忍袋の緒が切れました!」

「え、いや、結構な頻度で見逃されてないんだけど……!?」

「お黙りなさい! いい加減頭を冷まさねばその浮気性は解消されないと見ました!ですので、あなたには一度消し炭になって頂きます……!」

「いやっ!逆!逆のことしようとしてる!」

「問答無用!焼き尽くせ転身火生三昧 (バーニング安珍)───!」

「ああ!ごめんなさいごめんなさいごめんながあああああああぁぁぁ──────ッ!!!」

 

 ────!!

 

 瞬間、凄まじい音と共に私は部屋ごと吹き飛ばされた。

 そして二次被害が館に及ぶ。

 

 

 ───なんだ!?敵襲か!?

 ───違う、火事だ!

 ───おい誰かあの金髪野郎からなんか水っぽい槍かっさらってこい!

 ───無敗の紫靫草(マク・ア・ルイン)です、そろそろ覚えて下さいモードレッドさん!

 ───なんじゃ……ああ、そう。もう少し寝るよわしは。

 ───ああああ原稿が燃えるッ!

 ───む、なんだ? ……燃えている?何が?

 ───あんたの酒。火酒みたいになってる。

 ───ああっ!

 

 

 静寂に包まれていた朝の館は、一瞬にして阿鼻叫喚の灼熱地獄と化した───

 

「───ふぅーっ」

「ええ、とりあえず助太刀ありがとう、でもちょっとこれやり過ぎじゃないかしら……?」

「ふん、私を放っておいて何処ぞのドラ娘とまぐわってる主など知ったことではありません」

「まぐわ………っ!?」

「……ああ、食事の用意が出来ましたので。それと着替えです、さっさとその綺麗なままの身体を隠しなさいな」

 そう言って、二人分の浴衣をエリザベートに渡す。

「……気づいてたの?」

「それはもう。だって私は嘘が見抜ける力が有りますから。というか……いえ、いいでしょう」

 さっと踵を返す清姫はその場を立ち去る様子でいたが、足を少しだけ止めた。

 

「エリザベートさん」

「な、なに?」

 

「───ここにいる間だけは、見ないふりをして差し上げます」と、それだけ言うといつものようにスタスタと部屋を出ていった。

 

「……何よ、いいわよ、好きにやってやるんだから」

 

『──────gia、aa───』

「!」

 命の収斂(しゅうれん)がもう始まってる……いつもより速い?

 有るものを補修するより、無いものを構築するほうが速いの……?

 

 エリザは貰った着物に袖を通し、マスターへと歩み寄る。

 

『───ga、o、ゲぇ………』

「喋らないでマスター、もう少し待ってて」

 

 ただの炭だったものは、みるみるうちに肉塊となり、瞬きするたびにヒトを形作る。

 幾度となく見てきた死からの生還、いやこの場合は収斂───始点に戻っているというべきか。

 

 死んでから二分かからず、ソレは元へと戻った。いや、本当はこの現象に死も生も関係などない、あるのはただ一つ零への収斂のみだ。

 

「───が、はあ、はあ……-100は久しぶりに味わったな……」

 呟くあなたに静かに歩み寄る。

 

「マスター、浴衣あるから、着て?」

「え……ああ、うん」

 

 清姫から受け取った物の、マスターの分を渡す。オレンジを基調に白の意匠が施された、いたって普通の浴衣。

 ……昨日、急いでエミヤに繕って貰った。血にまみれた装束を着させる訳にもいかない。

 

 手慣れた様子で、マスターは浴衣に袖を通して、右、左と、帯も軽くささっと締める。

 

「ああ……派手にぶっ壊れたな……」

 

 あなたはそう周りを見渡して、呟いた。

 でも、直ぐに私の方を見て言う。

「浴衣、着るの手伝うよ」

 ああ、まだ袖を通しただけだった、私はこういうの苦手だから。

「……ありがとう」

 言葉は返ってこなかったけど、あなたは丁寧に私を着付けた。

 

 それを終えると、一歩下がって、突然。

「ねぇ」

「……なにかしら?」

 マスターは、別にいつも通り普通に見えたけど、よく見たら目が震えていた。

「……ねえ、私は、どうすればいいのかな。

───貴女のことが前から好きだったって勝手な言葉を吐けばいいのかな」

「───!」

「それとも……ただごめんなさいと惨めに泣きつけばいいのかな?」

「そんな……」

 その二つは、私の欲しい言葉じゃない。

「わからないんだよ、どうすればいいのか……どうやって貴女に詫びればいい?」

「そんなの……」

 貴女は優しすぎて、私たちとの関係の崩壊を酷く恐れていた。だからこそ……

「これまで……それだけは侵すまいと固く誓っていたのに、酔った勢いなんかでエリザのこと奪ってさ………!」

 堪らずに叫ぶ。

「そんなのっ!!」

 貴女は一瞬怯んだ、それはそうだ、竜の叫びは身心に響くだろう。

「──!」

「私の純潔捧げたんだから……なにも言わずに私のこと……し、幸せにしなさいよっ!」

 言ってやった、もう戻れない。

 壊れるのが怖いなら、こっちから壊してやる!

 そうでもしなくちゃ、こっちが先に壊れてしまいそうだから……!

 

「……は、はは……令嬢は……無理難題を仰る……」

「無理じゃない、難題でもない!いいからさっきみたいに抱き締めて、愛してるって言いなさいよ!」

「え、ええ? 急にどうし……」

「あぁもう、いい加減覚悟して私をお嫁にしなさい!」

「……私に拒否権は?」

「無い!」

 叫びのまま勢いよく抱き締めた。

 貴女は困惑を隠しきれてないし、私は今にも泣きそうだった。

 もうあとは流れだ、認めさせればそこで問題解決なんだから!

 

 貴女は、ずいぶん絶句してたけど、

「───ああ、うん……分かった……」

「貴女の苦しみの半分は私が持っていくから、もっと、こう……独りでいないで、みんなと居ましょう?」

「……私の生涯、苦しみだけかい?」

「幸せを分けるのは貴女の判断よ?」

「───そう、か。エリザは幸せ、欲しい?」

「もちろん!」

 

「……じゃあ、どうやったら幸せを分けることが出来るか、みんなから教えてもらわないとね……」

「ほら、じゃあその前に」

「え?」

「だから……その……」

 

 まだ何か……あ、そうか……

「────愛してる、エリザ」

「~~~ッ」

(自分から求めたのに言われたら顔真っ赤にするんだもんなぁ……あれ?)

 ああ、もう……涙脆すぎるな私。何かあったら泣いてる気がする。

 でもなんだろう、なんでこんなに安堵してるんだろう?

 

 ……独りでいないで、か。私は独りだったのか。

 どうやら自分のことすら分かっていなかったらしい、けどエリザが言うんだから多分合ってる。多分。

 

「そ、それじゃ行きましょ!もう朝食の用意が出来てるって」

「この惨状はこのままでいいのかな……」

「どーせすぐに直るから大丈夫よ!」

「あー、信長に謝っとかないと」

 ああ、もう何が私のせいなのかすらも分からなくなってきた。

 いいや、今日は何もしないで寝てよう……

 アンデルセンの真似事だ。

 

 

#11 五日目 / もうやけだぞこのままだと

 

 

「へ?嘘?」

 

 朝の卓について、ごく一般的な日本の朝食をつまんでいると、前に座ってた信長が思いっきりネタバレしてきた。

 

「そりゃそうじゃろ、恋愛脳(ロマンス)のコイツが酔った勢いの逢瀬で純潔を捧げるとは思わんなぁ……なあ?」

 一通り質素なご飯を平らげ、しかし眠そうな信長ははす向かいのエリザに問いを投げかける。

 

「あ………は、ははは………」

 隣にいるエリザは冷や汗を隠せない、私は箸を落として唖然とする。

 

「んで、あれじゃ。とりあえず槍で串刺しにでもするじゃろー」

 爪楊枝で小皿に残ってた漬け物を口に放り込む。

 

「それでまあ血に濡れた着物は剥ぐとして……惨状を隠すために部屋ごとぶっ壊した、とそんな感じで今回の騒動は終わりじゃ」

 湯呑みの茶をゆっくりと喉に送り、はーっと息を吐く。

 

 

「え、じゃあ、その、あの……エリザ?」

 

「いや……だって……あれくらい迫らなくちゃ好きだって言ってもらえそうになかったんだもの……」

 結局、さっきのあれは全部演技だった……?

 は、ははっ、アイドル志望だってのにずいぶんと、演技、上手いじゃないか…………!

 

「わたっ、私の………」

 

 今さら恥ずかしくなってきた、よろよろと席を立つ。そして堪らずに。

「私の涙と告白かえしてくれえええぇぇえ───!!」

 

 ──────うわあああああああん!

 

 結局私が全部悪かったんじゃないかぁ!!

 

 彼女はどうしようもなくいたたまれなくなって、その場から逃げ出してしまった。

 

 ───セ、センパイ!?どうしたんですか!?

 ───少し放っておいてくれえええ!!

 

 そのまま赤須は、ドタンと玄関の戸を引きはなって外に飛び出ていった。

 

「行ったか……よーし、それじゃ作戦会議始めようかのー」

「あう……あの、私行ってもいい?」

 

「構わんよ。───ああ、お主、マスターに何処まで話した? ()()()()()()? あやつは何かに気づいていたか?」

「何も言ってないわ……言ったらまた壊れてしまいそうだったから……」

「うぅむ、恐らくそれで正解じゃ。こっから先も勘付かせるな。皆もだ、昨日は無いものとして扱えよ!今日はあやつにとって四日目じゃ!いいな!」

 

 集まっていた者は総じて言葉を発さない。

 無言は肯定の合図だと、赤須は昔から皆に教えていた。

 と、そこに消火班、というか部屋の消火に逐われていた者が戻ってきた。

 

 モードレッドはずいぶんと疲弊していたが。

「おお……やっと飯にありつける……」

 

「あれ、エリザさんどちらに?」

 マシュはすれ違ったエリザに声をかける。

「……ちょっと外回りに」

「さっきセンパイが物凄い勢いで外に飛び出ていきましたが……」

「ええ、だから回収してくるわ、貴女も朝食はしっかり摂っておきなさいよ、マシュ」

「……? ええ、それはもちろんです。センパイ……何かあったんですか?昨日は全然姿を見なかったですけど……」

「そのあたりはノブナガに聞いて、それじゃ!」

 

 エリザはマスターを追って走っていった。

 

「……こっちに丸投げしおって……ああ良い、飯を食いながら聞いてくれれば問題ない」

 

 ぐるりと座ったまま、辺りに確認をとる。

 

「そしてなぁ、恐らく今日というかこっから先、マスターは使い物にならんから、代行で儂が回すこととする……異論のあるやつは挙手ー」

 

 異論などあるはずもない、昨日の惨状を知っている者には特に。

「うむ、是非もない。それならば始めるとするか、マスターが採ろうとしない策じゃ……スカサハ殿、いいかの?」

「……ああ、構わん」

 スカサハはゆっくりと信長の後ろに立った。

 

「うむ。では単刀直入に言おう───皆でこのスカサハをぶっ倒すぞ」

 

 ─────!?

 

 信長が唐突に放った言葉は、あまりにも無謀で、しかしそれが、彼らの至った最善手であったりしたのだが───

 

//

 

「…………なにやってんのよアンタ」

「…………恥ずかしさと罪悪感で足が立たないんです」

 

 赤須は砂浜に、まるで漂流物のように打ち上げられていた、有り体にいえばうつ伏せで、殺されたかのように倒れていた。

 

「はあ、全く。何時もの冷静さはどこに飛んでったのかしら」

「酔って仲間襲った挙げ句に殺されてる私に冷静さを求めないでくれ……」

 

 大丈夫だ、たぶん、本当のことには気づいてない。記憶が飛んでいるのかは知らないが、丹念に殺した価値がある。

 

「…………アンタ、私のこと好き?」

「……うん、好き」

 

 エリザは頭を抱えた。

 面と向かっては絶対言ってくれないのに、こんな状況ではあっさり吐く。もう、どうしようもないほどに心が歪んだこの人は……

 

「さっき、私のこと抱き締めて何て言ったっけ?」

「……愛してるって、言いました……」

 

 そこまで言っても、この駄目人間はうつ伏せのまま動かない。結局、我慢、出来なかった。

「ッ!」

「───ひあ!あ、な、なに!?」

 

 無理やり天を向かせて馬乗りになり、襟首を思い切り掴んだ。目は、まだ震えたままだった。

 

「いい!? 貴女はそれだけの言葉を吐いたのよ! だったら潔く責任をとりなさい!」

「……! ど、どうしてそんないきなり積極的になったのエリザ……?」

「アンタが駄目すぎるから私がなんとかしないとって思ったんじゃない!このレイプ魔!」

勢いよく頭突きした。

「ガ、ハッ……!」

 

「──っつ! だから……! だから、もう……」

 涙が出てきた、何を言えばこの人に振り向いてもらえる? いや、もう決まっているだろう。

「アンタを、独りになんか、させない…………! ずっと一緒に苦しみ続けてやるんだからぁ!!」

 

 貴女が好きですなんてストレートになんか言えなかったけど、目の前にいる貴女に向かって、私の気持ちを無理やりに伝えた。

 貴女は、いつも以上に驚いた様子で私を見ていたけど、段々と首を上に向けて笑いを溢した。

「───は、はは……はははははは……」

「んっ……何がそんなに可笑しいのよ……」

「いや……誰かから告白されたのはずいぶんと久しぶりだな、と思って」

「女の子にここまで言わせたんだから、今さら撤回なんて絶対に受け付けないわよ」

「アイドルはいいの?」

「アイドル稼業は世界を救うまで休業……もちろん歌うのはやめないけどね!」

「そうか……それじゃあ、私も何か、代償を払わないとなぁ」

「え?」

 ゆらり、と赤須は立ち上がった。

 そのまま、海の方を向くと───

 

「好きだ───ッ!!エリザ───ッッ!!」

 

「ぴゃああああ!? なに叫んでるの!?」

 

 赤須は振り向いた。額に流れる血は、みるみるうちに消えていく。

 

「アハハハハ! もう後戻り出来ない!する気もない! いいか!(ことわり)に逆らう───永遠に挑む覚悟はあるか!?」

 

 振り向いて私を見た貴女の目は、もう震えてはいなかった。いつもの虚ろな目だ、光もなにも、すべてが作られた感情だ。

 

 そしてようやく、私の欲しい、貴女自身の出した答えが返ってきた。

 いつまでも独りでいようとする貴女から、私と一緒に地獄に落ちてくれ、と問われる。

 問題なんてない、私はその為に今を生きて、貴女の前にやって来たんだから───!

「はっ、氷獄(えいえん)なんてもうとっくに乗り越えてるわよ! もう絶対、離れてなんかやらないんだから!」

 

 エリザは抱きつく、今度は互いが笑顔でそれを迎えた。

 

「そうか、じゃあもう休んでなんかいられないな……! 今すぐにでも課題を終わらせなくちゃあね!」

「あ、それはノブナガがたぶん今やってると思うわ」

「え? 何か策あったの?」

「スカサハを倒してあっちのカルデアに戻すんだって……」

「はぁ!? 無理だよそれは!ここが何処かわかってるのか!?」

「え……え?」

 

「今すぐ館に戻るよエリザ! 間に合わないかもしれない!」

「あ、うん!」

 

 それだけは無理だ、ここにいるスカサハを通常戦闘で倒すなんてあまりにも無謀過ぎる……!

 

 だって、ここは───ってなんで私、そんなこと思ったんだろう……?

 直感? いや、たぶん虫の知らせってやつだろうか……

 

//

 

「無理じゃったーーー!!」

 

「もう終わってる!?」

 

 時、既に遅し。砂浜には死屍累々、我らカルデアの英霊が至るところにぶっ倒れている。

 

「くう……さすがに本拠地に居座っておる神霊級は強いのぉ……! 我が波旬(はじゅん)でも焼ききれんとは、やはりおっぱいには勝てんかったか……」

「波旬使ったの信長!? いつもは全然使ってくれないのに!」

「おお、マスター……すまぬ……先に逝くぞ……」

「あぁ! って勝手に消えんな、説明してけ」

「ええ、今のはきれいさっぱり退場の雰囲気だったじゃろ……分かった分かった、おい!一旦中断じゃ!」

 

 ───あ、ああ………

 

 弱々しい声が次々にあがる中、スカサハはなんかもう本気モードかのように黒い戦闘服に二槍流、更には周囲に何本も槍が展開されており……

 

「ほお、なんだ、次は貴様の番か。此方側のマスターよ」

「いやなんかもう本当にすみません!うちの者が本当にすみません!」

 

 仕方ない、もう使いたくなかったけど、奥の手だ。どちらにせよ戦闘による消滅が狙えないならもうこれしか手が残ってない。

 

「……それで信長?どうしてこうなった?」

「ああ……あれは先ほど……」

 

 信長は語りだす、この惨状までの数十分を。

 

 

#12 五日目 / ちょっと駄目みたいですね……

 

 

「───皆でこのスカサハをぶっ倒すぞ」

 

 ───!?

 

「信長さん!? いきなり何を言い出すんですか!?」

「まあ落ち着けマシュ、まずは最初から説明しなければならん───ダヴィンチ殿、いるか?」

 

『───ああ、大丈夫だ、きちんとモニターしてる。先ずは何処から話そうか?』

 

「よし、それでは先ずじゃ、此所が何処か、それをスカサハ殿に教えて貰わねばな?」

「なんだ、此処って名前があんのか?」

 モードレッドは疑問を口にした。まあ当たり前だ、もともとここはなんでもない島の筈だった。

「そうか、お主は昨日も海に繰り出していたから気づいていないか。まあいい、スカサハ殿、此処はなんという場所だ?」

 

「此処は……影の国(ダン・スカー)、つまりスカイの島。よって、私の統治する死と魔が溢れる魔境の領地だ」

 

 スカサハは淡々と真実を話す。

 昨日から知っていた者は動ぜず、今知った者は戦慄し、聴いても知らぬものは首を傾げていた。

 

「だ、そうじゃ。まあこの地についてはこれだけ……という訳にもいかんの、ダヴィンチ、ロマンの容態はどうじゃ?」

『別になんとかなりそうな雰囲気を醸し出しながら今もぶっ倒れてるよー』

「ふむ、まああやつはなかなかしぶとい。食中毒程度で済んだからな、それと我らサーヴァントは言うまでもなく、そういうものにはそこそこの耐性がある。問題はマスターじゃ」

 

「何かあったんですか? さっきも普通に走り去ってましたが……」

 

「うーむ、あやつは死なぬ。死なぬが……心はそうとはいかんようじゃ、この島の障気にやられたらしい、昨日は一日中廃人のようになって殺しても殺しても元に戻らなかった」

 

「え……!? 」

 

黄泉戸喫(よもつへぐい)というわけじゃああるまいが、死に触れたまま不変を保とうとした挙げ句に心が潰れたようじゃ、エリザがなんとかできるといいのじゃが……」

 

「そ、そんな……でも、センパイには強力な対毒スキルが備わっていたはずです!」

『そうだね、それによって肉体は守られただろう。けれど、心までは守ることが出来なかった』

「でも! 戻ったんですよね!?」

「しかし駄目じゃ、ここに長くいればいるほど、あやつはどんどん壊れやすくなっていく、最後には本当に壊れきって使い物にならなくなってしまうじゃろう」

「………!そんな、センパイが物みたいな言い方……!」

 あやつは物、いやそれ以下の現象じゃよ……

 そしてすまぬなマシュ。もう一つ儂たちはお主に嘘をついておる。

 もはやあのマスターに、円卓の加護はついておらん。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。いや、もしや逆なのかもしれんが……

「……それで、次が理屈じゃ。スカサハは今現在、未だあちらのカルデアに繋がっておる。そのあたりの説明を頼むダヴィンチ」

 

『───了解、うん、いいかい? カルデアに召喚された英霊は、通常とは異なる形式で繋ぎ止められる。消滅しても、座に戻らず、カルデアに戻るようになっている、簡単に言えばこうだ。そしてここまで言えば分かるね?』

「───だから、スカサハさんを消滅させてあちらのカルデアに還すと……?」

「ああ、これくらいしか我らに残された方法はない、よって───」

「いい加減にしてください信長さん! センパイがそんな方法をとると思えますか!?」

「是非もない、しかしこれが最善じゃ。マスターには早急にここを離れて貰わねばならん……」

 

 ふぅ、と一息つくと、いつもとは考えられないほどに冷酷な声がマシュにかけられる。

 

「───折り合いをつけろマシュ・キリエライト、客人に刃を向けるのは非常に心苦しいが、我が主の枷となるならば、力を以てこれを断たねばならぬ」

 

『それで、一番の問題がこれから先だ……果たして土地補正全開のスカサハに対峙できるほどの格を持った英霊がこちらのカルデアにいるかい?』

 

「───いるとも、敗北など考えようともしないうつけが少なくともここに一人な……!」

 立ち上がった信長は不適に笑う───それに追従するように、覇気が部屋を包みだす。

 

 カルナはいつものように冷静だった。

「ふむ、ノブナガの言うことにも一理ある。如何に客人とは言え、我らが主を無為に縛るというのなら、オレも黙っているわけにはいかない」

 

 アタランテは既に臨戦態勢をとろうとしている。

「あれ以上壊れる主など見たくはない……仕える者としては、口を出さずにはいられないな」

〔───ほう、どうやら起動の承認が下りたようだ。アタランテ、かの死界の門番を相手取るというのなら、私の力も使うが良い〕

「アリエル? ふっ、そうか分かった。喜べ門番、天使が相手になってやる……!」

 

 式はやっぱり気だるそうだが。

「ああ? なんだか妙な展開になってきたな……別にマスターがどうなっても知ったことじゃないけど、ああ───でも、殺しがいはありそうだな、アンタはさ……!」

 

 清姫は先ほどから機嫌が良くない。

「……いくら殺しても殺しても死なない安珍様など安珍様ではありません……」

『(ようやく気づいたのか……)』

「けれど……只奪われるのも癪です、ならば早々にスカサハ様にはお帰り願いたいところ……!」

 

 クーフーリンとフェルグスはさも当たり前のように自らの得物を持ち出した。

「はッはッは、いやなに、せっかくの機会、手合わせなどという生温いものと言うまい!ならば互いの命、ここに張らせてもらおうかッ!」

「ああ、我ら赤枝、ソイツはアルスターの戦士だ!なあに一騎討ちとは言わねえ、全力でアンタと闘ってやろうじゃねぇか!」

 

 ───どうやら、彼らサーヴァントの導き出した答え、主を護るため外敵として……スカサハを打倒せんと立ち上がる。

 

「ああスカサハ殿。是非とも我らが共に死合いと興じてはくれぬか……?」

「ふっ……此方には私を殺せるものはいるか?」

「良いとも、 貴様が望む戦いをくれてやる……!」

 

//

 

「───とまあ、そんな感じじゃ……」

 

「ってなにそんなかっこよく打倒しようとして全滅してるのさ!? え、なに、昨日私そんな事になってたの!?」

「ちょ、なんでアンタからばらすのよノブナガ!」

「あぅ~~無理じゃ~~ カルナとアタランテに倒せないならウチであれに敵う奴なぞおらんぞぉ………」

 いじけモードに入りやがった……ってカルナとアタランテが負けた……? そんな、そこまでか全開のスカサハは!

 

「───申し訳ないマスター、オレの光ではあの影を塗りつぶせなかった……」

「ってピンピンしてるじゃ……いや」

 黄金の鎧が無い。無敵を誇る、窮極の鎧が。

「……宝具、撃ったの?」

「ああ……しかし、彼女の門に吸われてしまった。いや、門は破壊出来たのだが……」

 

 『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』が防がれた……?

 なんだ、なんだそれ……強すぎる!

 これが土地補正全開か……!

 

「くっ……不甲斐ない……このアタランテ、身命を賭してかかったというのに……」

「あの、アタランテ。髪真っ白になってる」

「なんだと!? 転化を深くしすぎたか……!」

「っていうか神殺しのスカサハに天使化して戦うって無謀じゃない……?」

「──────はっ!」

ダメだ───! 相変わらずどこか抜けてるよ───!

 

〔う、む……まさかまさか、あれほどまでの力とは……影の女王、侮れん……!〕

 

 叡智の天使がなに言ってんだよ。

 

 ヤバい、いつの間にか私たち平和ボケしてないか?

「ははは、随分と歯応えがあったぞ、天使と戦うなどあちらでは特にない機会だ」

「いい!分かった! 帰らせてあげるから!とりあえず槍納めて!」

「なんだ、貴様は相手にならんのか」

「勘弁してくれぇ!」

「む、ふむ……しようがないな」

 対英霊戦なぞエジプトのファラオで懲りたよ!自殺行為だあれは!

 

「手が空いてるのはぶっ倒れてるの介抱してあげて! ああ、それとアリス!ちょっと私のところまできて!」

 

「……? まだ何かやるのか……? もうこの際スカサハに我らの仲間になってもらえばいいじゃろ……ぐすん……」

 

「いい加減立ち直れ信長、それに私の奥の手は残ってるよ」

「なに? 全員でかかってスカサハを倒すのがマスターの考えていた手ではないのか……?」

「そんなこと私が選ぶと思ってるのか……違うよ。でも、いい。私を守ろうとしてそうしたんでしょ?」

「うむ……」

「それだけは褒めるよ、でも後で懺悔な」

「あぅ…………」

 懺悔……信長にとっては最悪のワードだろうが、まあいい、実害が出てないから罰は緩めにしよう。

 

 直にちょこちょこと二人がやってくる。

「呼んだ?マスター?」

「私に何か用かしら?」

 

「ああ、アリスたち、ちょっと頼まれごとをしてもいいかな?」

「ええいいわ、私達に出来ることなら何でも!」

「もしかして……」

 白いありすはもう気づいたらしい、まあ本来の持ち主だから当たり前かもだが。

「白のウサギを呼べるかい?」

「招待状を出すの? ええ、きっと大丈夫だろうけど……」

「…………銀時計を使うのかしら?」

 

 

 ああ、どうやら理解してくれたらしい。

 白き案内人の宝具、『時に縛るる銀時計(ホワイト・ラビット)』。

 

「───そう。それで時を巻き戻す」

 

 根本的な解決にならないのが問題だが、とかくここから離れる為にはそれしかない……

 

 赤須は遂に踏み込んだ。

 空白の四日目、激動の五日目は嵐のように過ぎ、収束への六日目に突入する。

 しかし、とあることが赤須の頭から抜けていた。

 

 ───このままだと、再び発狂ルートである。

 

//

 

 

 特異点名変更

『死霊徘徊魔境 ダン・スカー』

:経過 五日目 履行中

 

:暫定制限

・修正完了までマスターの帰還不可

・夜を迎える度に発狂判定(起動率??%)

・空間自体に消滅期限有り

  →残り時間 ?日

 

最終作戦(ラストオーダー)の発動

・銀時計による逆流

 

//

 

 




 まさか外伝なのに主人公とエリザくっつけることになるとは思いませんでした。ちなみに遠い未来ですが、エリザの専属マネージャーを訪ねて月に翔びます。そしてエクステラに殴り込み。妄想も甚だしいです。

 次回で一旦解決。エピローグはゆっくり書きたいところです。
 バトル?いやー時間がないです。あればざっくり書きたかったですけど。

 そして補足事項。今回は多い。
:空白の四日目
1.エリザが異常に気づいたダビデから酒を受け取って赤須に飲ませる。この時はまだエリザは何にも気づいていない。
2.清姫とエリザで喧嘩していると、赤須の様子がおかしいことに気づく。
3.赤須の姿が崩れていき、意味不明な言語を吐き始める、錯乱した清姫によって一度殺される。
4.復活するも心が無くなったように反応しなくなった。エリザによって槍で殺される。
5.3、4を二回ループする。これで半日以上。
6.一度、元の赤須へと戻る、しかしそのままエリザを襲う、槍で殺される。
7.冒頭の朝。壊れることなく戻り、エリザを見ても襲わなかった、が、寝起きでぼやぼやしてたエリザは思わず叫ぶ。んで押さえられる。あとは本文通り。
エリザが安堵していたのは、これ以上殺さなくて済むと思ったから。書こうとしたら筆が止まってしまったのでバッサリカット。是非もない。

:影がかかって見えない時計
 血にまみれて見えていなかった。
:Q.E.D.
 ラテン語のQuod Erat Demonstrandum(かく示された)の頭文字。たぶん有名なあの小説から。小学校にはたぶんあったのでは……
:二番目に世界を見下ろした神
 ケツァルコアトル。実妹を犯して神の座から追われた。
:火酒
 非常にアルコールが強い酒を総じてそう言うが、今回はそのまま火がついた酒。
:不死のギミック
 要は、存在の絶対値が0に必ず収束するために、いくら-(死)に近づこうが、+(強化)に向かおうが、絶対に元に戻ってしまう。本編より先に出すはめになったネタバレその一。
:永遠に挑む
 この手の不死キャラに付き物の、世界が終わるまで死ねないという葛藤。ちなみにこの主人公、宇宙が消滅しても生き続けるので、最終的に神そのものになる。本編より先に出すはめになったネタバレその二。
 あとエリザの言った氷獄とは、CCCで彼女が囚われたクラックアイス。詳しくはCCCをやろう。
:土地補正
 知名度補正に同じく。
:波旬
 第六天魔王波旬。織田信長の真なる宝具。FGOだと大幅に弱体化されている彼女だが、実際はだいぶチート性能。ちなみにスカサハに負けるのは原作再現(?)。
:加護消滅
 何故かマシュの中の人からの加護が消えている。よって毒は食らうわ、呪いも受けるわ、どんどん死に近づく。
:神の獅子
 アリエル。アタランテのオリジナル宝具。魔猪の代わり。ちなみに天使になると神性A+を背負うので、がっつり神殺し圏内。
:安珍
 安珍は焼き殺されるものであって、愛を向けてくれる者ではない、と清姫が至った真理。
:カルナの鎧
 何を隠そうカルナの宝具の中でもトップクラスのチート野郎。常時物理的ダメージ1/10とかなんなのでしょう?
:対英霊戦
 対オジマンディアス戦、赤須はたった一人で太陽王に歯向かった。本編より先に出すはめになったネタバレその三。
:ホワイト・ラビット
 オリジナルキャラ。時間を戻すとかこれまたチート臭いが、基本的に味方にしか使えない上に、いろいろ使い勝手が宜しくない。次回大活躍、しない。

 ちなみにエリザがどうしてあんなに積極的になってたかというと、いわゆる恋人がダメダメ過ぎて私がしっかりしないと!と意気込んだ結果。他山の石である(?)。

 ここまで飛ばさずに読んでくれたあなた、本当にすみません。こんなんに時間を使ってもらって。
 次回はそこそこ平和に納めます。あとあれだ、ちょっと展開急すぎたな……
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