英霊たちの夏休み? 『孤島ゆらゆら』   作:スノウレッツ

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はい、スノウレッツです。
ゆったり一ヶ月……割りときっかりかな。
外伝的に書いてきた夏休みも終わり、遂にラストっていうかおまけっていうか。
宝具の応酬になっちまったよ。戦いのセオリーなぞ知らん。
ルーvsスカサハ、いきましょう。
フルボッコだドン。


エピローグ [ねじれた縁の向かう果て]

# 太陽に影は落とせるか

 

 

 地を駆ける、迎える者は槍の間合いを詰めるため、走る者は槍の間合いを越えるため。

 ルーが間合いに入った瞬間から、槍先は変幻自在に空間を貫き。

 

 暗き浜辺に光が舞い散る。

 高速の槍捌きを、必要最小限の動きで躱し、動きをひたすらに見極める。

 

「フ──そちらからかかってこないのか? 避けるだけでは芸がないぞ!」

『逆に言おう、避けに徹すれば当たらないのか貴様の槍は?』

 

「──ッ! 良いだろう! ならば一つ受けさせてやろう!」

 

 スカサハは一歩退き、そして惜しげもなく、呪いの朱槍を開放する。

「これ為るは旧き獣の骨子なり……心核を撃て

──〈刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)〉ッ!!」

 

 ゲイボルク、それは因果逆転の槍。

 心臓に槍が命中した、という結果が決定された後から、槍を放つという原因を作る。

 この棘槍の最も単純な刺突攻撃であり、生物の基幹たる心臓を必ず滅する。

 それすなわち、必中必殺の一撃である。

 

 元々ゲイボルク自体はスカサハから弟子であるクー・フーリンに授けられ、投げられたり蹴られたり、投擲の使用が主だった武器であった。

 流石に一々投げているわけにはいかないと、簡易に、しかしより対人戦に特化した攻撃法。

 

 これを避けるには、物理的な回避ではなく、幸運ランクによる判定を覆さなくてはならない。

 

 ルーの幸運はランクD──百芸に通じた者、にしては低いランクだが、運に頼らなかった、という意味でもある──と、スカサハと同ランク。

 よって、判定はそもそも発動しない。

 

 

「──獲ったッ!」

『ガ──ッ、は、はは! 捕まえたぞ!』

「な、に……!?」

 

 槍は心臓を貫いた、しかし、その程度で斃れるような雑魚ではない。

 スカサハの手を手繰り寄せ、密着して槍の間合いを崩す。

 光眼が女王の瞳を覗きこむ。

 

『──さあ、ここからどうする?』

 

「き、さま……神性を……棄てたのか?」

『ああ、人まで降りてきてやった』

 

 スカサハが感じたのは、神殺しが作用しないという違和感。

 

 ルーはクラススキルを全て、対魔力、騎乗、神性を削除していた。

 これは、ルーが、というよりは、この意識そのものが調節した結果なのだが。

 

「愚かな……! 神性を棄てたということは……四秘宝を封じたということか!?」

『如何にも。 何、ゴリアスの槍など無くとも貴様の相手は出来るさ』

 

 四秘宝が一、絶勝にして不敗の槍、ゴリアスの都市よりもたらされたルーの槍。

 ルーという神を、神たらしめる神器。

 しかし、神性無きこの存在には使用を許されない。

 

「貴様は……誰だ? ステータスも、スキルも、宝具すら! 何もかも削れすぎている! だと云うのに!」

『図らずして私を視たか、影の女王』

 

 未だ心臓にはゲイボルクが刺さったまま、何千と割れた(やじり)が身体を引き裂き続ける。

 しかし、彼は痛みを知らない。

 恐れを知らない。

 怒りを知らない、悲しみを知らない、喜びを知らない。

 何故なら、それを感じるように出来ていない。

 彼は、ただ。

 

──世界の誰かを、演じている。

 

『私は全てを演じることが出来るが……近付きすぎれば、全く同じモノになってしまう。故に、全く同じにはなれん』

『丁度、具合よく収まったのが此度はルーという神だった、それだけのことだ』

 

「何故、貴様のような存在があの場所に干渉している!?」

 

『貴女と同じようなものだ、赤須九波というマスターが、あの場所には必要であり、求められていた……いや、今は話すべきことではないな』

 

 右手を引く。拳はつくらず、開いたまま。

 

「──っ!」

 

 スカサハは千里眼により感づいたが、身体が動かない。自分を見つめているナニモノか、その瞳から落とされる形容しがたき狂気に、一瞬身体の動きが止まってしまった。

 

『一先ず、御返しだ。悪いが、私情を挟ませてもらおう、清姫の傷の分だ──』

 

 掌底を、腹部に撃ち込む。

 魔力、勁力、筋力、それらは砂地では入りづらいことも気にせず。

 単なる打撃ではなく、空間を割る衝撃の域に達した一撃を放つ。

 

「がぁッ──グッ! まだまだァ!」

 

 弾き飛ばされながらも、三、四、五本と槍を展開してルーへと放つ。

 

 仁王立ちのまま、その全てを受ける、しかし神の肉体を写したソレには効くことはない。

 

『──良い! ああ、其れにしても、こちらも武器を持たねば平等とは言わんな』

 

 自分に刺さった槍を一本ずつ抜いていく。

 鮮血が砂地を彩ることには一切気を向けない。

 空いた風穴は、槍が外れる度に元へと戻る。

 言うまでもなく、身体を内から崩した鏃は全て消失している。

 

「は、はは………! 化け物め……!」

 

 なんとか、着地には成功したスカサハは思わず声を漏らす。

 

『君だけには言われたくない台詞だ。ところで、真の姿は見せてはくれんのかね?』

 

「ふっ、すまないな。あれは居城限定であるからな、こんな末端も末端の影の国では使えんのだ!」

『ふむ、まあ仕方ない。そこは私と平等と言ったところか』

 

 互いに限界点での戦いが出来なくなったことに若干ながら気分が落ち。

 しかし、同じく互いに手を晒していない。

 

 そして、最初に動いたのはルーだった。

 

『では。 私も槍を持とう。 ──封を切る』

 

──これ為るは、我が手、我が足、我が標。

 

──始まりは石、繋がるは槍、運ぶは船。

 

──戦乱の果てに掲げるは剣、これ即ち。

 

──我が全てなり、我が勝利の軌跡なり。

 

『起動せよ──〈轟く五星(ブリューナグ)〉』

 

 ブリューナグ、それはルーの用いた綺羅星の如き武具、装飾。

 それらは親の仇から奪い取った、復讐の成果であり、親代わりであった海神から譲り受けたものであり、元々ルーという神が所持していた物は、それこそ前述の四秘宝の槍くらいなものである。

 

 即ち。 ルーは数々の戦に勝利を刻み、その度に才を増やしていった。

 

 手には黄金の槍、腰には剣、投石器。

 それだけ。騎乗スキルが無いことで、船も馬も、王の犬も無く。

 

 よって、此度の現界にはランサーと相成った。

 やはり、ルーという神は槍の扱いが巧いのだ。

 

「その槍…… 祝いの金槍か!」

 

『然り、これ為るはアッサルの槍、そなたのゲイボルクと対を成す代物。不癒の傷を与うる、イチイの祝福受けし槍である、そして──』

 

 槍先をスカサハへと向ける。

 振りかぶる必要など無い、この槍には。

 投擲を主とするアッサルの槍の使い方、それは。

 

「──! それを受けてやるわけにはいかん!」

 

 スカサハは高速で空中にルーンを刻む、空間を凝固し、それを幾重にも重ね、堅牢な盾を築く。

 

『如何にしようが、この槍から逃れること能わず。──行け、イチイが待っている(イヴァル)──』

 

『────〈導べ撃つ遊翔の槍(ゲイ・アッサル)〉!』

 

 ゆっくりと、槍はルーの手を離れ、しかしみるみるうちに加速していく。

 

 アッサルの槍とは、呪文によって所持者の思うとおりに敵を狙う槍である。

 

 一秒と経たず、音速すら超えたその槍が、砂浜を崩しながら──まるでモーセが海上で杖を振るう如く──スカサハへと向かう。

 

「ぐ、ぅう──!」

 

 放たれた槍は、一枚、二枚、三枚と、歪められた空間を皿のように割っていく。

 しかし、割れる度に新たに精製される盾が、槍の進攻を防いでいる。

 

「か、ハハ! かの槍、因果に干渉せず!ならば、その力の向きを曲げるッ!」

 

 一つ。アッサルの槍は、因果に干渉している訳ではない、物理的に空を駆け、空間ごと対象を抉り貫く。

 ならばと、スカサハは固定した空間に傾斜をつける。

 

「──カッ!」

 

 滑るように槍は、その勢いのまま、遥か彼方へ翔んでいく。

 天を裂き、雲が切れ、槍は星へと消えた。

 

『──まだ……終わらないぞ!』

「だろうな! これで終わってもらっては困る!」

 

 間髪入れず、ルーは投石器(スリング)を構える。

 それは彼の始まりの武器。石、長矢、雷、何でも構わない、恐るべきバロルを斃した、名声轟くきっかけの逸話。

 

『さあ──続けて受けよ。煮えたぎる血、聖なる砂、それは如何なるものよりも硬く、熱く、過重である。暴虐なる邪眼、潰せし──』

 

 血石に魔力を注ぐ。投石、それは最も古き、人が編み出した攻撃であり、余りにも単純で、それでいて効果的な。

 対人戦、対軍戦に於いて、最も有効な戦術の一である。

 

『──〈魔神討破(タスラム)〉、奴の眼を射ぬけ──!』

 

 踏み込み、タスラムを放つ。同時にルーはそれに追従するようにスカサハへと迫り。

 赤き魔石の残す力場の残滓は、レールとなってルーの脚となった。

 

「たかが石ころで私に傷をつけるなどッ!」

 

 一振り、槍で瞬く間に割る。

 不意の一撃でもなければ、如何に太陽の魔力を請け負ったとは言え、ソレ自体は只の石ころ、スカサハには通じる筈もない。

 

『──故に、これは手段の一つである』

「ッ! 疾い──ッ!」

 

 加速が乗った拳を、しなる槍で受けた。

 魔獣の骨から出来たその槍は、生半可なことでは壊れなどしない。しかし。

 

 相手は太陽神、その拳は何者をも討破する不敗の一撃。

 

「くッ、だぁッッ!」

 

 だが、スカサハも伊達に影の門番をこれまでこなしてきた訳ではない。

 正面からの攻撃は、曲げるようにいなす。

 

 そして勢いのまま後ろからの回し蹴りで、ルーの顎を砕く。

 

『ガァッ──!!』

 

 首の骨ごと折られ、姿勢が崩れる。此れまでで一番の隙。

 

「これで──詰めだッッ!!」

 

 一斉に槍を展開、自らは二つの魔槍を構える。

 それは、彼女本来の宝具であり、弟子であるクー・フーリンが辿り着いた境地を模倣し、超越せしめた、ゲイ・ボルクの原点にして到達点。

 

「──刺し穿ち!」

 

 一本目。

 呪いの朱槍が、その身を貫く。再び、散々と鏃がルーを蝕む。

 

「突き穿つッ!」

 

 手元に残った、珠玉の一槍に魔力を回す。

 暗き赤の光が夜の浜に輝き、次々と空間が死んでいく。そして──

 

「────〈貫き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)〉ッッ!!」

 

 必殺必中、無双の宝具が、開帳された。

 

『──ッッ!!!』

 

 只の投擲、展開発射とは訳が違う。

 一本一本に因果逆転の(ルーン)が施された珠玉の槍が数百。その全てが、一つの相手を狙う。

 

 もはやそれは面の制圧であり、槍が、肉を削いでいく。

 繊維組織の繋がりが崩落し、始めに左腕が飛ばされた。頭蓋に穴が空く、膝は関節ごと吹き飛ばされる。

 既に、筋肉は脳からの伝達を受け付けない。

 

 それでも、魔槍の蹂躙は終わらない。

 

『──ギッ、ガァッ!』

 

 砂埃が無尽の嵐となり、血飛沫がそれに混ざる。

 漸く、怒濤の連撃が終えると。

 

 血を吹き出しながら蠢くそれは、最早ヒトの形を留めていなかった。

 身体中に槍が刺さり、自力で立つことなぞ出来ず、肉体を貫いている槍によって支えられている。

 その身体も、実に七割以上が削ぎとられ、元の状態を把握することすら出来ない。醜悪な、しかし妖艶な胸像と化した。

 

「──ハァッ、ハァッ…………!」

 

 さしものスカサハも、一気に魔力を解放したせいで、息が上がっていた。

 過去此れまでで一、二を争う程の化け物と争ったのだ、それも仕方ないことである。

 

「……やったか? くそ、槍を何本使った……?」

 

 手持ちの槍は、ほぼ全て撃ち尽くした、残っているのは両手で数えられる程である。

 如何に補給が出来るとは言え、数百の槍を一斉に使ったことなど今までには無かった。

 

『──────』

 

 心臓が止まったのか、泉のように吹き出ていた鮮血が収まる。

 

「……死んだ、か。 恨むなよ異郷のマスター、これも貴様の縁だ。人の身で、神をその身に降ろした代償だろう…… 」

 

『──────』

 

 言葉を介さぬ骸となったソレは、ポタポタと砂地に赤い染みをつけていく。

 

「だが、私も此処から出ることなど出来ん。互いに果てまで連れ添うくらいはやってやろう──」

 

 そう、誰に話しかけるでもなく、スカサハは呟き、死骸に背を向ける。

 しかし。

 これに、黙っているほど、ソレは従順ではない。

 

『───()()()()()()()()()()()()()()

「ッ!?」

 

 喋れる筈が無い、ソレはもう既に言葉を吐く器官が無い。

 

「貴様──」

 

 スカサハは思わず振り返る。

 その骸の首が、だらりと前に落ちた。

 

『どう、という事はない……言っただろう、私は──』

 

 もう、支えなど無い。頸椎は折れ、首の肉は引き裂かれ、顔にも槍が貫いているというのに。

 ああ。

 不自然に、首が、持ち上がる───

 

『私は──貴女の、死を奪う………!』

 

 一つになった光眼が、燦然と闇に煌めく。

 死などとうの昔に凌駕したのだ、この程度で斃れる訳にもいかない。

 

「な、ん……だ?」

 

 同じく、ズタズタになった右手を、辛うじて開き。壊れた口から、空に消えた槍を舞い戻す為の文句をつける。

 

『──還れ、イチイは既に咲き終えた(アスィヴァル)──』

 

「何を──ガッ………ァ!?」

 

 つんざくような痛みが身体に走る。視線を下に持っていくと、槍が。

 黄金の槍が、自らの胸に、突き刺さっている。

 

「これ、は……! ア”ガァッ……!! ガハッ!」

 

 槍はスカサハを突き抜け、持ち主の右手へと収まった。

 

『これで、二つ目だ……!』

 

 口から血を溢し、スカサハは膝から崩れ落ちた。

 二つ目、自らの仲間が受けた傷を全て返す。

 その上で──

 

「ぐァ……!槍の召還をこう、も使うとは……!」

『言ったろう……この槍から逃れる(すべ)など、無い』

 

 アッサルの槍、呪文を唱えれば標的へと一直線に滑走し、再び呪文を口にすれば瞬く間に手に戻る。

 獣の呪いではなく、樹の祝いを受けた黄金の聖槍である。

 

『流石にこのままでは、動こうにも動けん。故に──この槍の、もう一つの面をご覧に入れよう』

 

『──再び、封を切る──』

 

──黄金よ、熔けよ。

 

──地を廻る毒が、かの槍を解き放つ──

 

 槍先を彩る金の装飾が熔けていく。聖槍の裏に隠された、いや。

 余りの凶なる力の為、封印された禁断の槍が姿を現す。

 

 それは、紅く、暗く、燃えていた。

 

「正気か……! それを持ち出すなど……」

 

『元々この島ごと焼き払う算段だ、気にするな』

 

 槍先から、炎が柄へ、手へ、身体へと燃え移る。やがて、槍に突き刺さり、まるで焼き討ちの如く業火に包まれていき。

 地にも、その炎が散る。

 燃えるべき物が無くとも、不滅の火焔、消えることなく燃え続け、この世の不浄を焼き尽くす。

 

『────ハァッッ!』

 

 一迅の風が吹く。

 煉獄から姿を現した、太陽の、化身は。

 

 全身を緋色の炎に包まれ、しかし一切の傷が消えた。

 美しい黄色の髪は、先から灰色へと熔けていき、明らかに燃えている。

 

 一歩、二歩と、足を残した場にも、篝火の如く赤く揺らめく。

 

『……直に、この島も消えるだろう』

 

 炎を纏う槍を構える。その槍、又の名を〈殺戮者(スロータラー)〉といい、遂にはかのルーをして、神水の大釜にて封印せざるを得なかった程の凶槍。

 

 持ち主ごと焼き切る代物なぞ、一体誰が使うものか。

 そんなもの、特性を知らぬ無知か、死をも恐れぬ蛮勇か。

 いや、この場合。

 別に焼け死んだところでどうという事が無い、そういう人物が、この槍を使っている。

 

『──故に、三撃目の報復、此れにてそなたとの縁を断つ』

 

 感情の籠っていない、機械的な宣告が静かに響く。

 炎に晒され死に続けるその肉体を保持する事に精一杯で、感情を造ることにまで処理が及ばなかった。

 

 その時、スカサハは──

 

「……く、はは……ハハハハハッ! 好い! 実に!」

 

 高く笑う。軽やかな哄笑。

 死に瀕しているというのに、何故笑えるというのか。それとも、死を間近に視ているから笑っているのか。

 

「これぞ、死合いに相応しき闘争だッ! ならば!」

 

 再び、槍を展開する。

 今度こそ、正真正銘最後の一振りまで。

 

「──我が全てを以て、貴様への手向けとしよう!!」

 

 渾身の力を振り絞る、胸の風穴は、しなやかな筋肉によって無理矢理閉じられた。

 槍を、構える。

 左手を添えるように、右手は力を入れすぎず、一呼吸、置く。

 

 殺気の塊と化した、しかしそれは奇妙な自然体。魔力が紅き波動となって今一度、殺意の領域を拡げる。

 

──夜の浜に降りた太陽と影の門番、煌と冥。

 

 ルーを演ずるその者は、槍を地面に突き立てる。槍先から炎が溢れだし、今にも全てが呑み込まれそうな程。

 

『天上、天下、天地に、我が槍は在り』

(ただ)、我は独り。(みこと)の槍よ──』

『凡てを──灼き尽くせ』

 

 荒ぶる火焔は操者すら呑む。

 そして、大地を焦土へと化す宝具が、開帳される──

 

『──〈燃し尽す滅界の槍(アラドヴァル)〉』

 

 炎が地を疾る。それは、何者にも止められる事なき不滅の火焔であり、一度、凡てを元へと戻す、世界を消し去るための宝具。

 炎の波が島を蹂躙し、そこに存在した全てを焼き消していく。

 

 

「──たぁッ!」

 

 スカサハは空へ跳ぶ。それを追うように、焔の渦が空へと延びていく。空気を焼くその炎は、まさしく空間の存在そのものを零にする。

 

『浄化の炎から逃げることなど──』

「ああ、承知しているともッ、それは世界を崩す殺戮の槍よ! 裁決から逃れるなぞ不可能ッ!」

 

 ならば、何故逃げる──

 

「ならば! その根幹を砕き、それを我の終決とするッ!」

 

 スカサハが槍を放し、もう一つの必殺の投擲を開始する、すると……

 

 一瞬にして辺りが輝いた。水平線の奥から、光が襲い来る。

 

『──! 島が、崩れる──!』

 

 天が明るむ。それは朝陽ではなく、世界の崩落。無が放つ輝き。

 黎明にして終末の空に、影の女王は──

 

「さあ!共に影へと消えようか! 」

 

「──〈蹴り穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)〉!!」

 

 オーバーヘッド、数多の槍を従え、只一つを蹴り放つ。

 焔の渦を崩しながら、紅き槍が一直線に炎を生み出す槍へと向かう。

 

『──ッッ! アラドヴァルが、壊れ………!?』

 

 炎槍は砕かれた。しかし、焔は消えない、凡てを焼ききるまで。

 

「ハッ!ハハハハ!! ハハハハハハ!!」

 

 全てを使いきったスカサハは、笑いながら炎に墜ちていく。

 

『あ、ああ……ぐ、ぅう……! ──スカ……サハ!」

 

 宝具を破壊され、存在が揺らいだ。意識が強制的に浮上する。

 本能的に、走った。全身は火傷だらけだが、修復に回している余裕がなかった。

 

「だぁッ!」

 

 手を、伸ばす、落ちる彼女を受け止める為に。

 

 まだ、やることが残ってる──!

 

 炎に焼かれるスカサハを何とか、腕の中に収めた。もう、互いにぼろぼろだ。

 左の視界が無い……あ、戻ったか?

 

「──は、はは……どうした、演技は止めたのか?」

「ゴメンね、少し力が足りなかったみたい」

「いや──構わん、私の敗けだ」

 彼女は笑みを溢した。

「槍は全て放った……魔術も、武芸も、貴様には遂に届かなかった……」

 ……違う。全ては届いていた。けれど、私はソレを感じることが出来ないだけだ。

 

「さあ……在るべき場所へと戻れ。 私の我が儘に付き合わせて悪かったな」

「……いや」

「何?」

 こんなになるまで身体張ったんだ、報酬を得なくちゃあ、わりに合わない。

「いや、そういう訳にはいかない。敗者は……勝者に従って貰う」

「…………それは」

 

 すると突然、私の口説きを遮るように、いや。

 重要なことだ、心配をかけただろうし。

『────ガ──ッ─ん……九波ちゃん! 聞こえるかい!?』

 

 随分焦っている。それはそうだろう、サーヴァントは全員還ってきたのに、マスターだけ反応が消えたんだから。

 

「ロマン? ああ、大丈夫、聞こえてる」

『はぁ……! 良かった! 今、丁度そこに繋がった! 音声しか拾えない程に脆弱なリンクだ! 早く帰還を!』

 …………流石に、このまま彼女を放っておくことなぞ、私には出来ない。何てったって私は寂しがり屋だからね、独りの虚しさを知っている。

「いい、もう少しだけ待ってて。ちょっと説得するから」

 

『な…… ! 今、君の前にいる尋常じゃない反応は……スカサハ? 何で……』

 

 ロマンには後で説明しよう、というか此れから其れを決めるのだが。

 

「ってことでスカサハ、私と一緒に来てよ」

「正気か? 今さっきまで殺し合いをしていたろうに……」

「関係ない……ってわけじゃないな。 いいんだ、さっきので全部払ったから」

 相当に疲弊しているのか、単純に小首を傾げられる。

「……?」

「後は、何だ。 ……貴女を此処で消させる訳にはいかない。此れまでの精算はした、だから、此れからの縁を結ばない?」

 

 もう既に、海岸も崩壊を始めていた。

 ったく。こんな光景、キャメロットで懲りたんだけどな、しかも今回は大火事の大惨事付きだ。

 まあ私がやったんだけど、さ。

 

「……もう、私には槍が無い、在るのはこの身だけだ……それでも、いいのか?」

「槍? そうだな……あ、これ使う?」

 

 そういえば使わなかった、腰に下がる剣。

 それを鞘ごと渡した。

 

「──フラガラッハ、か」

「まどろっこしいことは今はいいよ。私と一緒に来る?来ない? それだけ、言ってよ」

 

 時間がない。同意の下で手を取って貰うか、無理矢理にでも持って帰るか。選択の余地しか彼女には与えない。

 

「は、はは……分かった、分かった。 敗者は敗者らしく、勝者に隷属すると、しよう」

 

 素直に諦めたように、私の手を握ってくれた。

 

「よし、ありがとう。 ──ロマン!」

『二人一緒で、いいね?』

「頼むよ! 新しい仲間だ、丁重にね!」

 

 

『──了解した! それじゃ帰還術式を展開する! しっかりと繋がっていてくれよ!』

 

 問題無いよ、と、ぎゅうとスカサハを抱き締める。少しだけ眼を丸くしていたような気がするが、何、気にせん。

 

──壊れていく世界、燃える島を置き去りにして、七日の夏休みから、私たちはカルデアへと帰還した──

 

//

 

──(ほつ)れた、今にも消えそうな星の輝きだが。

 

──どちらにせよ在る筈の無かった星が、再び。

 

──星見の廟に、観測された。

 

//

 

 

 

#エピローグ ねじれた縁の向かう果て

 

 

 何だか、眠い。

 余りにも、魔力を使いすぎた。

 傷を受けすぎた、身を焼かれ過ぎた。

 どうあっても、死が近づいてくる。

 

──全く。

 

 此れまで如何に欲したか。この闇を、この闇に包まれることを。

 出来ることなら死闘の後、只の一気に死んでしまいたかった。

 出来ることなら誰かに看取られ、世を惜しみながら死んでしまいたかった。

 普通の人として、死を迎え入れたかった。

 

──どうあっても。私は、死ねないな。

 

 ……? どうして、そんな事を思ったのだろう。

 いや、その前に……私は……

 

 ここは……狭いな。(ひつぎ)か何かか?

 けれど……何か、温かいような……誰かに、抱かれているような……

 

──うわ! コフィンから煙が出てる! 無理矢理アンカーを下ろしたから何処かがショートしたのか!?

 

──ッカ! は……やった、帰って来たぞ!

 

──九波ちゃん! 髪が真っ白だよ!? って!いやもう、どっからツッこめばいいんだい!?

 

──いい! 私はどうせ直ぐに戻る、芯まで火が通ったからちょっと時間がかかってるだけだ!

 

 誰かの、声が響く。

 駄目だ……意識が歪む……

 

 お前たちは、一体……誰、だ……

 

「──! 不味いな、霊核まで火が達したらしい! ロマン、蒼天杯の出力を臨界まで上げておいてくれ! ちょっと聖湯(ふろ)にぶちこんでくる!」

 

「え、ああ了解した!」

 

 意識を手離したスカサハを抱えて、私は勢い良くレイシフトルームを飛び出した。

 

「くっそ、漸くここまで来たんだ、その挙げ句に消えさせて堪るか!」

 

 もう、その身に神の加護など無い。焼け切れた筋肉を崩しながらひた走る。

 

「あー、もう! やっぱり神なんて降ろすもんじゃないな! 妙に身体に馴染んじゃう……あ!」

 バベッジが見えた。

『──む。マスター、何故急ぐか……!? どうした! 敵襲か!』

 流石に尋常じゃない雰囲気を感じ取ってくれたか。

「丁度いい! バベッジ、ちょっと風呂まで!」

『何を──』

「理由は聞くな! 淑女(レディ)を救ってもらおうか!」

『──う、うむ。了解した、しっかり捕まっていろ』

「ありがと、廊下の修繕は私持ちでやるから!」

『では──発進!』

 

 ごめん廊下。後でちゃんと修復するから。

 

//

 

 バベッジのおかげさまで随分早く辿り着き。

 はっきり言って二人とも焼け焦げていたので服なぞもう無いような物だったから、急いで風呂場──要は聖杯と直結している魔力の泉だが──の扉を開けた。

 

「──おい、マスター! 急に魔力の濃度を上げたな!? 皆潰れる……ぞ……?」

 

 一番にオルタが抗議の言葉を吐く。いやすまない、下を見て救いを差し伸べられるほどの余裕を持てていなくて……って。

 

「どうした、なぜ黒焦げになっている? また清姫にでも……いや、そんな暇は無かったか……」

「ちちうえ……なんか、ぐわんぐわんするぞ……?」

「ええい、貴様はさっさと湯船から上がっていろ!」

 

 魔力の過剰供給に耐えられなかったのか、モードレッドは何だか顔を赤くしてふらついている。その他にも、何だか目の焦点が合ってないのか何人か……

 

「いや、なんで皆で風呂入ってるの?」

「何故と言われてもな…… 彼方から帰って来て直ぐだからな、湯浴みの時間をとったのだが」

 

 あちらから帰って来て直ぐ? 時間がズレてんのか……まあいい。

 手早く、スカサハを湯に浸ける。

 サーヴァントである彼女は魔力によって回復していくが、私の手は火傷まみれ、特に槍に近かったところなど爛れて醜いにも程がある。

 故に、湯に浸かる部位がその度に悲鳴を上げる。

 

「あつつつ……」

「……結局連れ帰ったのか」

「いや、ちょっと色々あってね…… 捨てられてたから拾ったんだ」

「猫じゃあるまい、なんだ……勝ったのか?」

 

「察しが良い女の子は嫌いじゃないよ私は」

 はははと、適当に言葉を返す。

 

 にしても、治癒魔法(ヒール)でダメージを受けるアンデッドか私。腕から白煙が立ってるのなんて始めてみたわ。

 そのまま、自分もばしゃんと湯船に身を投げた。熱した鉄鍋に水滴を落としたように、水蒸気が空気を煙らせる。

 

「あっついなぁもう……」

「ハハ、随分と分かりやすい、私とお揃いじゃないか」

 髪の色か。まあ真っ白だけどさ、燃えた結果だからこれ。

「どーせひと晩寝りゃ直るよ……ってかオルタ何で無事なの、ここもう聖杯に浸かってるみたいなものなんだけど」

「ふっ、竜の心臓をなめるなよ」

 成る程、魔力A++は伊達じゃないというわけですか。ってことはそれ以下は全員ノックアウトかこの惨状は。

 

「────う、うん……?」

 

「あ、起きた」

 私は覗きこむ。うん、どうやら傷は一通り治ったみたいだ、深くに付いた傷は自己回復でどうにかなるだろう。

 彼女は、きょとんとして、一言。

「…………貴女は誰?」

 ……ん?

「…………いや、それより……私は一体……」

 辺りを少し見渡したあと、小首を傾げている。

「……おい、マスター」

 だらだらと冷や汗が止まらない。

「何かなオルタ」

「貴様……どれだけ苛烈に犯した? 記憶ごと混濁しているぞ、この門番」

 誤解です、それはまあ彼女のたわわな胸に堅い槍をぶっ刺したりしたけれども。

 しかし、これ、は……

「浄化の火焔が記憶まで焼ききったか……」

「……まあ、貴様が何をやったかは知らないし、別に何をやろうが私は気にしないが……どうするんだ、戦力になってくれるのか?」

「それは……」

 

「──貴女は……私を知っているのか?」

「……! あ、ああ。知っている、知っているとも、貴女はスカサハ、影の国の王にして門番だ」

「スカサハ…………」

 

 スカサハと呼ばれたその女性は、ゆっくりと眼をつむり、教えられた名を呟く。

「スカサハ……スカサハ、か。そう、そうだ、そういう名前を名乗っていた記憶はある」

 微かな記憶の残滓から、自らの名前を回収した。名を知れば、それに追従するように記憶が流れてくる。それが神というものだ、しかし。

 

「それで……貴女達は、私にとって何だ? 何故、共にいる?」

 

「貴女は……私のサーヴァントになった。共にいる理由はそれだけだよ」

「サーヴァント、とは……」

 ため息をつきながら、オルタはそれに答える。

「何、大したものじゃない。この馬鹿と一緒に戦いに赴くだけだ」

 馬鹿って。いやその通りかも知れないけど。

「戦い……そうか。この知識はそれの為のものか……」

 別にそれだけじゃないけどね、手段が争乱しかないのが問題なんだ。

 スカサハは、オルタと私へ交互に顔を向け、口を開いた。

「サーヴァントとは……マスターに仕える者を言うようだ。……私は貴女の力になれるか? 」

 

 そんなもの、返すべきもない、が。

 戦いだけじゃない、ここは、今昔(こんじゃく)総ての可能性集う、人類が身を置く最終防衛線だ。

 

 人材は多いに越したことはない。

 ましてや、武芸に名を馳せたスカサハだ。記憶の滑落など気にするべくも無い、だろう。

 

「はは、勿論。此処では万象全てに役がある、貴女のやるべきことも、きっとあるからさ」

 

 そう、此処はカルデア。

 運命が歪んでしまった、終わりの先を観測してしまった特異点。全ての縁は、天戦へと繋がっている。

 何てったって、此れからヒトが対峙するのは、宇宙そのものなんだから。

 その為には、この星にも出来る限りの輝きが必要なんだ。だから──

 

 

──ようこそ、私は貴女を歓迎するよ。

 

──さあ、共に人理(ヒト)を救おうか?

 

 

//

 

 

特殊小規模特異点No.18

 

SequenceEnd(特異点消失)

 

Restart(業務再開)

 

 

//

 

 

 




フルボッコだったのは主人公の方だった、そしてスカサハは記憶ごと殺されました。
主人公らしくないこの赤須というキャラの代わりに、主人公みたいに成長していって貰いましょう。
つっても、それを書くのはまた随分と先になりそうですが。
どちらにせよ、これでこの物語は区切りです。
此れからも、もし気が向いたら外伝を書いていこうかなと。本家を一ヶ月も放っておいたので、そろそろ戻ります。

それでは、今度こそ本当に。
閲覧、ありがとうございました。


あ、最後にステータスだけのっけときます。
完璧にオリジナルになったスカサハと、ルーのスキルや宝具についてとか。

スカサハ(記憶喪失)☆3/FGO風表記
クラス:セイバー
カテゴリ:星属性

:パラメータ
筋力 D/耐久 C/敏捷 A+
魔力 C/幸運 D+/宝具 A

:保有スキル
・魔境の智慧 A- (9T)
自身に回避付与(3回)&スター集中状態を付与(1T)
・忘却の果ての残滓 (5T)
自身の攻撃力をアップ+防御力をアップ(3T)&HPが減少(デメリット/1500)
・真夏のあやまち B (6T)
自身のアーツカード性能をアップ(1T)&NP獲得量をアップ(1T)

:クラススキル
・対魔力 C
・気配遮断 C

:宝具
『斬り抉る戦神の剣』
 フラガラッハ
ランク A /種別 対人宝具
レンジ 1~10 / 最大捕捉 1人
通常時:自身に必中付与(1T)+敵単体に超強力な防御力無視攻撃&自身のHPが減少(デメリット/1000)
カウンター時:相手の宝具発動を無効+宝具封印を付与(3T)&自身に行動不能状態を付与(デメリット・1T) /自動発動(NP100消費)

臨写品であるため、本来の五つの能力は初めから開放されており、そこそこ取り回しの利く短剣になっている。
以下能力
1. 鎧や鎖など、物質的防御は無視して攻撃出来る。
2. 名を呼べば何処にあっても飛んできて持ち主の手に収まる。
3. この剣によってつけられた傷は、如何なる方法を以てしても癒えない。
4. 自らの魔力を変換し、光弾として中~遠距離の敵へと放つことが出来る。威力はあまり高いわけではないが、牽制、奇襲などには十分な効果を発揮する。
5. 相手の宝具に合わせて発動すれば、因果を逆転し、相手の宝具開放をキャンセルし、こちらの攻撃を一方的にぶつけることが出来る。

CC
〔Q.A.A.A.B//宝具A〕
Q→3hit/A→1hit/B→2hit/EX→3hit+即死(1%固定)
宝具→3hit
Lv70
HP6798/ATK9009
Lv100
HP7022/ATK12753

火力良好、回転率良好、星生成不能、脆い
運営が頑ななまでに出さない極端なATK>HPキャラ。ギリギリ邪ンヌがこれか。
聖杯を使ったら強いよ、という当たり前なことの体現みたいな性能を妄想してみた。
ちなみにLv70時HPは全鯖中最低。恐らく。小次郎が切迫するくらい。


赤須九波(臨写:ルー)
クラス適性:ランサー>セイバー>ライダー>アヴェンジャー>キャスター>アーチャー
カテゴリ:天属性
パラメータ
筋力 C /耐久 -(E以下) /敏捷 C
魔力 B /幸運 D /宝具 EX
(必要なスキル、宝具を重点的にコピーしたので、ステータスがほぼ低下。耐久が無いのは、自らが死なないため)

本来のパラメータ
筋力 EX/耐久 A++/敏捷 B
魔力 B/幸運 D/宝具 EX
──神を侮ってはいけない。

保有スキル
・概念臨写 EX (赤須九波のスキル)
コルピス。
存在を借り、その者になりきる技能。
しかし、あまりにもランクが高いため、同化が過ぎると本人になってしまう。完全に本人になってしまった場合、戻ることは絶対に不可能。
よって基本的には60~80%ほどの同化で抑えている。劣化模倣技能。

以下、ルーのスキル

・海神の智慧 A-
ケルトの海神マナナン・マクリルに授けられた数々の知識。なのだが、度々、彼から信用されているか解らなかったりするのでマイナスの補整がかかった。

・百芸達者 A++
この世の全てに精通している。
武というよりは舞に寄っているが。戦は勿論得意だが、それよりも仲間と共に賑やかに過ごしていたいようだ。

・代行顕現 C+
アーティング・サモン。
自らの血族である者が危機に迫っている時、限定的にその者を助ける事が出来る。
期間は三日、宝具は全て封印状態だが、その他のスキルは使用できる。
ちなみに更に上のランクであるならば、最早成り代わりすら可能。

クラススキル
・対魔力 A
・(騎乗 A) 馬は必要ないため、宝具ごとバッサリカット。
・(神性 EX) 神殺しから逃れるため、継承しない箇所として削除。

宝具
『轟く五星』
ブリューナグ
ランク EX / 種別 対神宝具
レンジ 自身

ルーが用いたとされる物の中で、五つの武具の開放宣言。
以下に、
『抉り穿つ黄金の槍』ゲイ・アッサル
『燃し尽す滅界の槍』アラドヴァル
『斬り抉る戦神の剣』フラガラッハ
『魔神討破』タスラム
『四秘宝・光神槍』ルグ・ア・ルイン
の五つ。

ルーの武具の中でも特に強力なものをまとめて収納してあるとも言える。
更にその中でもアラドヴァル、ルグ・ア・ルインの二つは非常に強力な封印がかけられており、相応の脅威である。

ちなみにライダーで召喚された場合、馬と船が槍の代わりとなる。
アーチャーで召喚された場合は少年、ランサー、セイバーでは青年の姿で現れるだろう。
ただ、神霊であるので、基本的には召喚不可であるが。


ああ、最後の戯れ言を。

──夏イベ、滅ぶべし。(爆死)



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