いやー、すいません、投稿が遅れてしまって多分これが8月最後の投稿になると思います
9月は本当に投稿できるかわかりません
本当に申し訳ありません
多分11月まで投稿できないかもしれません
出来たらしますので
では、どうぞ
「そして我が星導館学園が特待生であるあなたに望むことはただひとつ
――――勝つことです」
クローディアは続ける
「ガラードワースに打ち勝ち、アルルカントを下し、
すなわち《
そうすれば我が学園は、貴方の望みを現世で叶うものであればなんでも叶えるでしょう」
「んー、悪いけどそうゆうのにはあまり興味がないんだ」
「えぇ、あなたがそうゆうのに興味がないことにも
そして何度も特待生としての招請を断ってきたことも
ですがここ最近我が星導館の星武祭の成績はあまりよろしくありません」
そうだ
この星導館学園は星武祭における総合順位が5位となっている
順位だけ聞くと聞こえはいいが星導館をあわせて6学園中5位だ
お世辞にも成績がいいとは言えない
ちなみに6位はクインヴェールだが、クインヴェールは順位など気にしていなので実質的には最下位ということだ
「そもそもなんでオレなんかを特待生に?」
「えぇ、私の知り合いからあなたの話を聞きまして
それで興味をもってスカウトさせていただきました」
「知り合い?」
「えぇ、べた褒めでしたよ」
「う~ん?」
綾斗は腕を組んで考えてる素振りをするが正直生徒会関連で綾斗の知り合いなど検討もつかなかった
「ふふ、今は名前を伏せておきましょう
その方が面白そうなので・・・」
クローディアは意味ありげな微笑みを受かべるだけでそれ以上はなにもいわなかった
「それにしても、心変わりして招請を受けて下さってたすかりました
これで断られたら生徒会の面目が丸つぶれでしたから」
「別に心変わりしたつもりはないんだけどね」
「でしたらなぜこの学園に?」
「・・・・・・」
綾斗は真剣な表情になる
「クローディア、姉さん・・・
いや、天霧遥に関する情報があるっていうのは・・・」
「情報と言えるほど確かなものではないのですが・・・」
そう言うとクローディアは端末を操作しデータを綾斗に送った
「これは・・・!」
綾斗は驚愕の表情を浮かべた
そこに載っていたのは・・・多少ぼやけているとはいえ記憶の中の綾斗の姉・・・天霧遥の顔写真だった
データからして学生データだろう
「すみません、復旧できたのはそれだけでした
「いや、これだけでも十分だよ」
綾斗としては今まで消息すらつかめなかった姉のことがわかったのは綾斗としてはそれだけで十分だった
「そしてそのデータによれば5年前にこの学園に入学し、そして半年後個人的な理由により退学しています
貴方がお姉さんを探してこの学園に来たのでしたら残念ながら彼女はもうこの学園には・・・」
「いや、いいんだ
別に姉さんを探しに来たわけじゃないからさ
期待してなかったって言えばウソだけどさ」
「あら、でしたらなぜこの学園に?」
「あえて言うなら自分のなすべきことを見つけるため・・・かな」
「ふふ、なかなかどうして貴方も喰えませんね」
「ハハ、そうかな・・・」
まさか自分のことを腹黒いと言っている人物から喰えない人物と評価されるとは思ってなかった
「それと、これは不確定な情報なので伝えるべきか悩んだのですが・・・
これを・・・・」
クローディアはもう一つの資料データを綾斗に送った
それはある煌式武装のデータだった
だが普通の煌式武装とはどこか違っていた
「それは
「純煌式武装ってたしか特殊なマダナイトで造られた・・・」
「えぇ、ウルム=マダナイトですね
そしてその純煌式武装の銘を《
貸出データは残ってなかったのですが不思議なことに実戦データだけが記録されていたのです」
「それが5年前・・・
つまり姉さんがこの学園にいた時期と被る・・・」
「えぇ」
クローディアは静かに頷いた
煌式武装のデータはしっかりしている
それも純煌式武装ともなればなおさらだ
その純煌式武装の貸出データがなく実戦データだけが残されているというのもおかしな話だった
そしてその実戦データもあいまいであくまで“使われた”という記録だけだった
どこで、そして誰との対戦時に使われたという詳細な記録はなにひとつ残されていなかったとクローディアは語った
「確かに気になるけど、姉さんのことだからきっと無事だと思うよ
なにも言わなかったのもきっとなにか理由があったんだと思うから・・・」
「お姉さんのこと信じているんですね」
「うん」
綾斗は頷いた
不安がないわけじゃない、だけど綾斗は姉である遥の強さを誰よりもしっている
姉が負けるはずがないと綾斗は信じて疑わなかった
「特待生には優先的に純煌式武装の貸し出しができますがどうしますか?」
それは姉の使っていたとされる純煌式武装をみれるということだ
綾斗は興味をひかれた
「うん、じゃあ、その《黒炉の魔剣》ってやつを使うかどうかはまだわからないけど見てみたいな
姉さんが使っていたとされる純煌式武装を・・・」
「わかりました、それではそのように手配しますね」
「あぁ、それと忘れるところだったけど決闘の時に言っていた最後の転入手続きって・・・?」
姉のことで忘れそうになったが確かにユリスとの決闘の時そんなことを言っていた
「あぁ、あれは・・・・嘘です
ユリスは真面目ですからあぁ言えば退くのがわかっていましたから
手続きなんてなーんにも残っていませんよ」
「そ、そうなんだ・・・」
あっさりと嘘だと告げられ
綾斗は微妙な表情をする、たとえ嘘だとしてももっと引っ張るか誤魔化すかすると思っていた綾斗だがこんなあっさりネタ晴らしするとは予想外だった
「あぁ、それと黒炉の魔剣の件ですが、日程が決まり次第書類をもって伺いますので今日はもういいですよ
貴方のクラスの担任には話を通してありますので」
「それでは失礼します」
綾斗は一礼してから生徒会室を後にした
「ふふふ、貴女が言っていたとおり面白い方ですね
シルヴィア
あなたには少々悪いですが私の“望み”のために彼には動いてもらいましょう
ですから怒らないでくださいね
なにもあなたの騎士を取ろうとは思っていませんから・・・」
クローディアは綾斗が去った生徒会室で静かに呟いた
だが、それは綾斗が大いなる戦いに巻き込まれることを意味していた・・・
綾斗の知らないところで歯車は静かに動き出していた
「というわけで特待転入生の天霧綾斗だ
適当に仲良くしろよー」
担任らしき人から綾斗の紹介されたがなあまりにも雑で適当な紹介だった
綾斗のクラスの担任は谷津崎匡子だ
谷津崎教師は教師とは思えないものを片手に担いでいた
釘バットだ
そのようなものは教師ではなく不良学生が持つようなものだ
決して教師がもっていいものではない
「おら、お前の番だ」
担任に促された綾斗は自己紹介する
「えーっと、天霧綾斗ですよろしく」
綾斗も案外人のことを言えるものではなく適当でそっけない挨拶だった
「おまえの席は調度いい
火遊び相手の隣だ」
「だ、誰が火遊び相手ですか!?」
火遊びと呼ばれた生徒は納得がいかなかったらしく立ち上がり抗議した
その火遊びと呼ばれた少女は先程決闘をしたユリスだった
「お前以外に誰がいるんだよ?
朝っぱらから派手にやらかしやがって」
「ぐ・・・」
谷津崎はからかうような口調でユリスに言う
確かに火遊び相手という呼び名はあんまりだとは思うが、朝っぱらから女子寮を吹っ飛ばせばそう呼ばれてもしかたないのかもしれない
「まさか、同じクラスとはね」
「笑えない冗談だ」
ユリスはそれだけ言うと綾斗から視線を外した
「あれ・・・?」
辺りを見渡してみると綾斗の左隣の席が空席なことに気付いた
担任の谷津崎教師はなんも言ってなかったし自分と同じ転入生が来るわけでもなさそうだと判断しただ単に今日は休みかもしれないと思い、どうせ明日も学校だ
その時にでも挨拶しようと考えた綾斗だった
「あぁ、今朝は色々あったけどこれからよろしく」
綾斗は頭を切り替え、空席のことよりもユリスと仲良くできないかと声をかける
「お前には。借りができた、要請があれば一度だけ力を貸す
だが、それ以外はなれ合うつもりはない」
ユリスは綾斗に話しかけられもう一度視線を綾斗に戻したが、話が終わると話すことはもうないと言うようにユリスはそっぽを向いた
さっきから綾斗も思っていたことだがどうやら歓迎されていないようだ
「ハハ、どうやら、ふられたみたいだな」
からかうような口調で話しかけてきたのは調度綾斗の後ろの席の生徒だ
「えっと、君は?」
「自己紹介がまだだったな
オレは矢吹英士郎
一応、ルームメイトってことになる
まぁ、よろしくな」
「ルームメイト・・・?
あぁ、もしかして寮の?」
「おうよ、基本、寮は二人で一部屋だからな」
「じゃあ、オレが来るまでは一人で使ってたんだ
悪いね、狭くしちゃって」
「別にかまわねぇぜ
賑やかなのは大歓迎だからな」
「おら、そこうるせぇぞ!!」
谷津崎の怒声が聞こえ始めたので、綾斗と矢吹は授業に集中することにした
授業はそんな苦でもなかった
そんな難しいことをやるのでもなくそこが一番不安だった綾斗だったが普通についていけそうで安堵した
そこまではよかったのだが問題はそのあとだった
授業が終わった途端生徒たちが一斉に綾斗に集中し質問し始めたのだ
内容は綾斗自身に関することは本当にすくなくほとんどがユリスに関することだけだった
質問が終わるころには綾斗もぐったりして疲れ切っていた
「ハハ、お疲れさん
やっぱ、特待生ともなると人気だねぇ」
矢吹がからかうような口調でぐったりしてる綾斗に言ってくる
「彼らが興味あるのはオレじゃない」
「へぇ・・・」
矢吹が感心したように眼を細めた
「彼らはオレを通してユリスのことを知ろうとしてた
違う?」
「おまえ、案外鋭いな
まぁ、ほとんどあってるぜ
あいつらはお前を通してお姫様のことを知りたがってる」
「あと、気になったんだけど皆ユリスのことをお姫様って言ってるけどあだ名かなんかなの?」
「その話は放課後にしようぜ
聞きたいこと話してやるよ
知ってる範囲でな」
「へー、ってことはユリスはあだ名とかでもなく本当にお姫様なんだね」
放課後、綾斗は矢吹からユリスがリーゼルタニアって国の第一王女だということを聞いた
最初は耳を疑った綾斗だが矢吹の話は信憑性のある話だったため、綾斗はすんなり信用した
「あぁ、それに
あだ名ならちゃんとあるぜ?」
「え?」
「《
それがあの姫さんのあだ名だ」
「へー」
その時矢吹の端末に着信が入る
矢吹は慣れた手つきで通話をタップする
「はいはい、なんすか先輩」
「なんすかじゃなーい!!
原稿今日まででしょうが!!」
「あ、やっべ
すぐ行きまーす
ってなわけだ天霧
また後でな」
「あ、ちょっと待って」
「ん?
どうしたんだ天霧?」
矢吹は急いだ足取りで綾斗に背を向け歩いていく
そんな矢吹を綾斗は思い出したかのように呼び止めた
「これ、貸してくれたの矢吹だろ?
まぁ、これがなかったらユリスも見逃してくれたかもしれないから複雑ではあるけど一応礼を言っておくよ」
綾斗は先程の決闘で使った煌式武装の発動体を矢吹に差し出す
「確かにおまえにこれを渡したのはオレだが、どうしてオレだと?」
「んー、声かな?」
「あの状況下でオレの声を覚えてたってのか」
「借りたものは返せと姉さんが口を酸っぱくさせるほど言ってたからね」
矢吹は目を細めた
いくら綾斗がユリスを上回る実力者でも矢吹の声をあの状況下で覚えてたってのが矢吹にしてみれば驚きだった
あの出来事は綾斗のしてみれば予想外の出来事だったはずだ
その中で矢吹の声を判別し煌式武装の持ち主だと判断した学生レベルの分析能力を超えていた
「へぇ、面白いなおまえさん
まぁいいやサンキュ
じゃあな」
矢吹は発動体を受け取ると今度こそ綾斗に背を向けた
「じゃあ、オレも行こうかな・・・」
綾斗は矢吹を見送ると寮へと戻っていった
のだが・・・
「あれ、ここは通れないのか・・・」
綾斗は近道をしようとして学園内の中庭を通り抜けようとしたのだがどうやら夕方以降はゲートが閉じてしまうらしい
「・・・んであんなやつと決闘した!」
綾斗がのんびりと中庭を歩いていると若い男の声が聞こえてきた
声は怒声なためなにかのもめ事だろうと綾斗は判断した
だが、首を突っ込む必要性も感じないため綾斗は中庭からの脱出に専念しようとした
「答えろ、ユリス!!」
知り合いの名前に綾斗は声のするほうに足を向けていた
言いたいことは前書きで言ったのでではチャオチャオ