気をつけて書きます。
ダイアゴン横丁 グリンゴッツ魔法銀行前
side モリー
私の前にいたのは、屋敷しもべ妖精を連れた男の子と女の子だった。
「もしかしてウィーズリーさんですか?」
男の子が尋ねてくる。女の子の方キョトンとしているが。
「ええ、そうよ。私達に何か御用かしら?」
「やっぱり。はじめまして、レオナルド・ケントです。この娘はレイナ。こいつは屋敷しもべのキーピーです。」
まさか、そんなはずがない。ケント一家は「例のあの人」自らによって家ごと吹き飛ばされて死んだはず。
隣のアーサーを見てみる。彼もまた驚愕の表情で死んだはずのレオンを見つめている。息子達はポカンと私達を見ている。状況が理解できていないらしい。
ケント夫妻は秘密結社「不死鳥の騎士団」の創立メンバーだ。二人共ホグワーツ在籍中は非常に優秀で、二人共腕利きの闇祓いだった。しかしそのせいで死喰い人からしつこく狙われるようになった。
ダンブルドアが、出来る限りの防御を施し、2人の身を隠していたが、力及ばず、ケント夫妻と一人息子のレオンは亡くなった‥はずだった。
しかし当の本人がこうして私達の前に立っているので、今までの話は覆される。もしかしたらケント夫妻も生きているかも知れない。
「君は今までどこで暮らしていたんだ?」
アーサーが尋ねる。
「漏れ鍋に預けられたんです。」
「君は死んだと思っていたが、クラークとマリアはどうなんだ?」
「父さんと母さんは俺を預けたあと、死にました。」
「何はともあれ、あなたが無事で良かったわ。」
私はそう言ってレオンを抱きしめた。
そして息子達を紹介した。すぐに仲良くなり、特にロンと意気投合したらしい。
レオン達と別れを告げ、我が家へと戻った。
side レオン
ウィーズリー一家と別れ、オリバンダーの店へ向かう。
ロンと仲良くなれた。クィディッチの話題性スゲー。
レイナ達には先に帰ってもらった。レイナの買い物も終わったし、キーピーには働いてもらうし。『付き添い姿くらまし』で帰った。キーピー有能だわ。
買ったものを『検知不可能拡大呪文』をかけたリュックサックに詰め込んでいく。オリバンダーの店に着いた。
オリバンダーの店
「こんにちはー。」
「待っていましたよ、Mr.ケント。」
急にでてきたオリバンダー老人。忍者になれるな。
いつの間にか色々測ってるし。仕事が早いな。
「柳の木、ドラゴンの心臓の琴線、23センチ、しなやか。」
振ったら、窓ガラスが全て割れた。
「桜の木、九尾の毛、40センチ。軽やか。」
振った瞬間、ダイアゴン横丁に嵐が来た。
「なかなか難しいですな。ならこれはいかがかな。
世界樹の木の枝、黄金の天馬の角、35センチ。強い力を秘めている。」
手にとった瞬間、暖かい風が俺を包んだ。杖は俺を祝福していた。
「しかしこれだけでは無いようですな、あなたの杖は。もうこの店にはありません。あなたの身近なところあるかもしれませんな。」
そう言ってオリバンダー老人は微笑んだ。
代金の8ガリオンを払い、俺は店を出て、漏れ鍋に帰った。
漏れ鍋 トムの部屋
「お帰り、レオン。レイナから話は聞いたよ。」
ならいい。だったら話は早い。
「それでは、誕生日プレゼントだ。開けなさい。」
俺は細長い箱を開けた。すると中に入っていたのはなんと杖だった。
「何で?俺はもう自分の杖を‥」
合点がいった。オリバンダー老人が言ったのはこのことだった。2本目の杖。
「お前の家に代々伝わる杖らしい。」
「俺の家系?」
「ニワトコの木、マーリンの髭、40センチ。強力な魔力があるらしい。」
「誕生日おめでとう、レオン。入学おめでとう。」
そう言われた瞬間、俺記憶は遠い昔フラッシュバックした。
日本 東京 隅田川
「裕太、危ない!」
「助けて!パパ!」
俺は泳いだ。息子を助けるため。
「息子さんは助かりましたが、旦那さんは‥」
妻の悲痛な声が聞こえる。今日は妻の誕生日だった。
今回はレオンの家系と前世が分かりました。
今後も頑張ります。ご感想、ご指摘ありましたら、お願い致します。それでは次回!