今回はキーピーが大活躍します!それではどうぞ!
目が覚めたら、もう朝だった。気絶してからかなり時間がたっている。
どうやらレイナが看病してくれたようだ。マグル式療法で。証拠に水の入った桶や、濡れたタオルがある。
フラッシュバックなんて初めてだった。自分が転生者で、前世の記憶があることは知っていた。
だからこそこの世界で何が起こるのかを知っていて、救おうと考えたのだから。
かなりショックだった。まさか妻の誕生日に死んだなんて。全く知らなかった。俺は死後のことは知らない。
しかし息子は生きている。それだけでも良かった。ここに転生した今でも昔を思うと涙が溢れてくる。
もう元の世界には戻れないのか、家族には会えないのか。そう考えるだけで不安に襲われる。自分が誰なのかわからなくなる。そうやって過ごしてきた。
でも、自分にはかけがえのない家族、そして仲間がいる。亡くなった父、母。レイナ、トム、そしてキーピー。一瞬某お辞儀が頭に浮かんできたが、忘れよう。あれは家族でも仲間でもない。ただのお辞儀。ok?
俺には目的があるんだ。それを忘れるな。
味方キャラの死亡フラグをへし折り、世界を救う。
改めてそう誓った。
side レイナ
レオンさんが突然倒れた。私は看病をした。私は魔法は使えないので、マグル式療法で看病した。でも目覚めない。私も疲れて、クタクタだ。目に隈ができてる。
改めてレオンさんの部屋に行くと、彼はもう起きていた。でも悲しい目をしている。
「ようやく目覚めたんですね。」
私は思わず泣いてしまった。レオンさんは何も言わず
抱きしめてくれた。私は泣いた。思いっきり泣いた。
レオンさんはずっと抱きしめてくれた。
思えばいつも危ないことばかり。私のために日本まで行ったり、私を助けにノクターン横丁まで来たり。
この人といるとそういうことばかり。もう爆破してしまう。私は泣き叫んでいた。ずっと。ずっと。
side レオン
俺は分かってなかった。自分の目的だけ考えていた。
世界を救う?何をほざいているんだ。レオナルド・ケント。周りの人すら悲しませる。この世界はただの物語じゃない。生きる物語なんだ。それを分からずに世界を救えるか。いいや。救えるはずがない。
「ごめん、レイナ。俺は分かってなかった。」
「え?」
「俺は周りを見てなかった。こんなに近くにいる人がいるのに、俺を思っててくれるのに。」
「ありがとう。俺を思っててくれて。本当にありがとう。」
俺は昔も今も背負って生きなければいけない。
そう。俺は救うんだ。皆を。
「仕事はどうしたんだ?」
「大丈夫です。たぶん。キーピーに任せてます。」
下からハイテンションなハイトーンボイスが聞こえてくる。
「ハハーン!お仕事楽しい!ランランランランラーン!」
気楽な奴だ。羨ましいよ。
「明日ですよね、入学。」
そうだった。荷造りとかしなきゃ。
「今日、パーティーしますから。」
そう言ってレイナは戻っていった。
夜 漏れ鍋閉店後
「「「入学おめでとう!」」」
「ハハハのハーン!」パンパンパン!
爆竹の嵐。いつ仕入れた。それ取引禁止なやつ。
でも偉い。有能だわ、キーピー。
「スリザリンに入ったら呪いますから。」
「おい、それは偏見だぞ。良い奴だっているかもしれないじゃないか。」
まぁ、お辞儀とかお辞儀とかがいたから。しょうがないか。
キーピーは料理を出しまくる。まじ有能。キーピーは俺がいない間代わりに料理してくれる。
ん?眠気が‥ぐふっ。
次の日、なぜか荷物がキレイにまとまっていたので、脳内にハイテンションなハイトーンボイスが響いたのは言うまでもない。
キーピーの出番が少ないので、番外編にでも出そうかな。