前回より五十年位吹き飛んで幼女が童女になる位まで成長してます。
私の朝は早い、屋敷の子供の中で一番早く起きているのかな?お父さんやセバスさん達は寝てないみたいだし。
「おや、おはようございますサーシャ様。朝食の用意は出来ておりますよ。」
扉を開けるとまるで通りかかったかの様な感じでセバスさんが挨拶をしてくれます。実際、私の耳の知る限り一階にいたのに扉を開けた瞬間二階の私の部屋の前に来たらしい。其れなのに疲れ一つ見せないなんて凄い。
「・・・おはよう。」
挨拶をしたら一階のリビングに向かう、途中マーニャも起きてきたみたい。
「おふぁよう?」
「おはよう、ちゃんと寝たの?」
「姉ちゃんこそ。ふぁああ〜。」
私は何時も本を読んでいるけど寝てない訳じゃ無い、其れに私はこの子が昨日お父さんのお部屋まで行って一緒に寝て欲しいとせがんでいたのも知っている。
そんな事を思いながら階段を降りると、お父さんとターリャが煤まみれになっているのが見えた。お父さんは直ぐにこっちに気ずくと笑顔を見せた。
「おはよう、ちゃんと寝たかなぁ?」
「うん!」
「モチロンです。」
「ふぇぇぇ。」
マーニャは一番元気よく、私は正直に、ターリャはお父さんの後ろにくっついてしまった・・・・後でくっ付こう。お父さんは笑いながら、全員に『リフレッシュ』『リジェネ』を同時にかつ無詠唱で発動させた。
気力と体力が回復していきついでにターリャとお父さんの煤は綺麗に無くなってしまった。
「さあ、食事だ!セバス!」
「既に終わっておりますよ。」
「よーし、席に着け〜!一番行儀が良かったら良いもの上げちゃうよ〜。」
そう聞くや否やマーニャは凄い速さで席に着いて背筋をピンと伸ばした、私は何時もの様に席に座った、物で釣られるほど子供じゃ無いのだ、ターリャは・・・マーニャより先にいつの間にか座っていた。気付かなかった。食事が並べられてを合わせて日々の糧に感謝を込め食事を始める。勿論お父さんが食べ始めてからである。食事が終わると『吸血鬼』としての食事をする。今日もお父さんの血は美味しい。
「はあ、早く『人間』生まれないかな。」
「恐らく三百年ほどかかるかと、しかもまだ土台の世界が漸く纏まりを見せてきたところですからね。」
「もし、早めたいのでしたら『名付け』良いのでは?我が主人どの?」
「嫌さ、神様なんてなりたく無いっさよ。」
「「既に生命を創り出したのにですか?」」
「・・・最近遠慮がなくなっていい傾向だなあと思います。」
『人間』て言うのはこれから生まれて、すごく増える生き物らしい。お父さんやマリア先生のお話、何時も不思議、それに、私達がお父さんに造られたと言うのはもう聞かされている。早くマリア先生の言ってた『お母さん』も見てみたい。
「お父さん〜、プレゼント!プレゼント頂戴!」
マーニャが自分が一番行儀が良かったと主張しつつプレゼントをねだる。
「ふむ、良いだろう!この新しい洋服をやろう!さあ、早く着替えてくれ。」
お父さんが何も無いところから蒼いドレスが出て来た。それを受け取ると飛び跳ねて喜び、お礼を言って着替えに行った様だ。・・・・私もがんばろ。
今日も1日が始まる。