やはりポニーテールの彼女との恋ははじまったばかりである。【投稿再開】   作:ハク真

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どもども!!ハク真です(*σ´ェ`)σ

このお話も少しずつながら読者さまが増えてきて、ますますやる気に満ち溢れております!
おかげで予定よりはやめに書き上がりました!

今回のお話は懐かしのあの方々がでてきますよー!
それではどーぞー!



お久しぶりの…

 太陽が煌々しく光を放つようになり、気付けば服装は長袖では暑く汗ばむ季節になってきた。俺も大学に入学し、早三ヶ月が過ぎ、七月になり、今日も気温が高く暑いはず。…はずなのに、俺はなぜだかさっきから背筋が寒くてたまりません。

 

「久々に顔を見せたかと思えば、これはどういうことかしら?大遅刻谷くん?」

 

 はい、この方ですね。先程から俺に氷点下の眼差しを向けているのは元奉仕部部長である雪ノ下だ。

 

 なぜいきなりこんなに怒らせているのかって?それは雪ノ下が言っている大遅刻谷くんというほぼ原型のない名前からわかるように、やっちまったのだ、遅刻を。俺は元から遅刻は全くしたことがないという人ではないが、今日はだめだろ!?

 

 今日は久しぶりに奉仕部で集まろうと前々から由比ヶ浜が積極的に誘ってきた結果、そこまで乗り気じゃない俺や雪ノ下も動き会うことになっていた。まぁ、ぶっちゃけ楽しみじゃないこともなかったので、前の日ははやめに寝て寝坊しないようにするつもりだったんだが、見事にやらかしてしまった。もうこの眼差しで氷漬けにされて召すんじゃないかしら、俺。

 

「まぁまぁ、ゆきのん。ヒッキーだってわざとじゃないだろうしさ、許してあげようよ。それにせっかく久しぶりにあったんだしさ、時間がもったいないじゃん!」

 

「たしかにそれは一理あるわね。由比ヶ浜さんもそう言ってることですし、比企谷くん、命拾いしたわね。」

 

 神はたしかに存在したんや。ありがとう、由比ヶ浜さま。てか雪ノ下、命拾いってマジだったの?八幡泣いちゃうよ?

 

「いや、ほんとにすまんかった。恩に着る、雪ノ下、由比ヶ浜。」

 

「あら、素直を謝ったのだけは好感が持てるわよ。」

 

「ヒッキーも謝ったことだし、さっそくいこー!ほら、ゆきのん!はやくはやく!」 

 

 アホの子、由比ヶ浜は今日も元気だな。おもいっきり雪ノ下引っ張ってるし。なんだかんだ、雪ノ下も嬉しそうにしてるし、懐かしいな。…いくか。

 

 一一一一

 

 それから近くの喫茶店に入り、簡単に近況報告などをしあっていたが、俺がポロっとこぼした一言から二人の目線が再び痛いです。

 

「なんでサキサキがヒッキーのうちに遊びに来てるの?わたしたちもまだ行ってないのに。」

 

 ひっ。さっきは女神のはずだった由比ヶ浜もその面影は全くなく、にらみをきかせて尋問をしてくる。

 

「いや、あれだよ。川崎と偶然大学が一緒でな。そこで話すようになってなりゆきで来たというか。当然一人でじゃないぞ?小町が連れてきたようなもんだしな。」

 

 八幡、嘘は言ってません。だからもう少し暖かい目を向けてくれないかしら?某猫型ロボットさんみたいにさ。暖かい目(キラキラ)。自重します。

 

「小町さんが?それはまた珍しい組み合わせね。その二人ってなにか接点はあったかしら?」

 

「それはだな、川崎が実家に荷物を取りに帰ったときにたまたま会って仲良くなったらしいんだよ。詳しいことはしらんが。」

 

 それにしても、よくよく考えると小町のコミュ力高すぎないか?ほんと感心するほどに。とてもぼっちを極めてる男の妹とは思えんな。さすがは小町、そこに痺れる、憧れるぅ!

 

 こうしてそのあとも尋問が続いたり、由比ヶ浜のアホな発言をいじったり、時間はあっという間に過ぎていった。そろそろお開きと駅まで三人で歩いて向かっている時、なんだなふと考えることがあった。

 

 高校のときのある一件以来、こいつらとも疎遠になっていたときもあったけど、こうやっていま三人で会って話しているのも、こんな俺をこいつらが認めてくれたからなんだよな。だからこそこいつら二人は俺にとっては、ってなに一人で語ってんだよ。柄でもねぇし、やめだやめだ。

 

 ドンッ

 

??「あっ、すみません!」

 

 おっと、考え事してたら人にぶつかってしまったじゃないか。ほんとに俺らしくもない。

 

「いや、こちらこそすみません。大丈夫ですか?」

 

??「はい、大丈夫です!」

 

「よかった。それでは。」

 

 怪我とかさせないでよかったぞ。これから考え事しながら歩くのはやめるか。あぶないしな。

 

「もーー、ヒッキー!危ないよ、ぼーっとしないの!」

 

「そうだな、わるい。」

 

 

 一一一一一

 

 先程のぶつかった場所でおそらく男の人がぶつかったとき落としたのだろう学生証をもった女は少し顔を高揚させ、他の人には聞こえぬではあろうボリュームで呟いていた。

 

??「あの人、比企谷八幡っていうんだ。そっか。やっとまた会えたっ、八幡くんっ。」

 

 

 

 

 




誰だ君はーーーー!!?

いかがでしたでしょうか?
今回は久しぶりの奉仕部メンバーとの再会でした!

サキサキSSといってもこの人たち無しに八幡は語れないと思い、登場させました!

サキサキ今回出番なしかよ!!最後の人だれだよ!?って人もご安心ください!次回たっぷり出てきます!!

次の更新は土曜日くらいになりますかね!
それではまた!!

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