ソードアート・オンライン The road   作:light.SAO

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1章 第1層
デスゲームの始まり


2022年に事件は起きた…

ナーヴギア及びソードアート・オンライン通称SAOが発売、正式サービスを開始した、その日に俺は[ウェッド]というネームでログインした。そして11月6日に事件は起きた。

天才ゲームデザイナーであり、量子物理学者であった茅場晶彦が本来の目的を実行したのである。SAOの世界では自発的ログアウトはメインメニューウインドウからログアウトボタンを押す事でしか出来なかった。それを茅場は自分の目的を達成させるために消した。消したと同時に達成したと言ってもいいのだろう。そして全プレイヤーにとってのゲームとしてのSAOもログアウトボタンが消えたと同時に消滅した。そして、その異変が起きた数分後にプレイヤー達は<始まりの街 中央広場>に転移させられたのである。そこからはデスゲームの始まりを知らされ、ゲームクリアをしない限り現実世界には戻れないことも知らされた。俺は本能的にこの話が本当であることを悟った。

 

まず、俺はソロプレイヤーか2人パーティーとして生きる事を考えた。ソードアート・オンラインが正式にサービス開始する前に行われたβテスターであった殆どの奴らは迷わず1人で、始まりの街から出られるようになった瞬間から、アンチクリミナルコード(HPが絶対に減らない)エリアから飛び出るのだろう。

βテスター仲間であるキリトもこの1人に含まれるだろう。彼はβテスター時代にボスのラストアタックボーナスを殆ど攫っていたやつなのだから…

このデスゲームでもやつは活躍するだろう、あの1つ飛び抜けた超人的な反応速度は俺のものとは比にならない、さらに…と長い考察をしている時に噂の(俺の中ではの話だが)キリトとばったり会った。そのまま俺はキリトに話しかけた。

「キリトだな?βテスターの時からお前とはパーティーを何回か組んだが今回はどうする?」

断られるのは分かっていたが、迷っていた俺は思わず口にしてしまった。

「ウェッドか…俺は、今回は…その、ソロでやるから…」とキリトはこの誘いに断る気まずさとは違った事で、思い詰めた表情をしているように見えた。

「そうか、お前もソロでやって死ぬなよ…」

「死ぬ気はないさ…こんな事で死ぬ訳にはいかないからな…」キリトはさっきとは違って飄々とした表情で俺にそういいながら、圏外へと出ていった… もちろん、俺もこの時点でソロでやることが決まった訳だが…

ソロはモンスターに囲まれると死ぬ危険がある位にハイリスクだが、ある程度のβテスター達は最初の方のmobの攻撃の仕方や、避け方、弱点を覚えている。ゲームに置いてハイリスクを取るという事はそれだけリターンが高くなる。そのため、パーティーを結成して倒していくよりβテスターからすると最初はハイリターン狙いのレベリングを行う方がこの場に置いて最適である事は間違いない。 この俺もそれを知った上で草原のmobをこれからの相棒である槍で弱点にソードスキル《スラスト》を一突きして倒しながら、現実に戻れない寂しさ、悔しさ、無念が叫びとなり声を荒らげながら、レベリングを猛進した…

なんとしてもこの世界から出てみせる。

その事だけを考えるために…

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