どうも、掴んだ情報に興奮を隠せていない春の嵐です!またキド様が動く所が見られるなんて…!ヒャッホォォォォォォ‼︎
あ、いよいよ本編です!素敵な話になる様に頑張ります!
それではどうぞ!
第1楽章 平穏を得て
夏、とある街。何処かの路地裏。普通であれば人通りも無く静かな場所。けれどある建物だけは別だった。
ーー『107』と書かれた扉の先。
ーーそこは不思議な力を持つ少年・少女達の
『ようこそ、メカクシ団へ』
SIDEキド
「…変わったな、ここは。」
「ん?どしたのキド、急に黄昏ちゃって?」
「いや…昔は3人だけだったのに良くここまで騒がしくなった、と思ってな。」
メカクシ団アジト。最初は3人だけで過ごしていたこの場所は、お祭り騒ぎの会場になっていた。
ーーカゲロウデイズに関わる事件が終わって2週間が経とうとしている。
今、団員達はその解決記念のパーティーの真っ最中だ。2週間も経って…と思うかもしれないが、ここ最近はみんなかなり忙しかった。カゲロウデイズ内にいた姉さんとヒヨリ。体と精神が別々の所にいた貴音さんと遥さん。彼等は検査入院する事になったり、行方不明中の事を警察に聞かれたりと彼方此方と奔走していた。更に父さんの行方不明届けを出したり、仕事があったりと殆ど集まれる機会がなかった。
やっと集まれた今日、姉さん達の帰還やカゲロウデイズの終わりを記念したパーティーをしようと言う事になり、現在その最中と言う訳だ。
「なるほどね〜。確かにこんな風になるなんて思いもよらなかったよね。」
ポツリと呟いた言葉に反応したカノと共に周りを見渡す。キサラギがセトに『おしるコーラ』を進めてマリーとシンタローと貴音さんが大騒ぎしている。それを遥さんがスケッチしてヒヨリがそれを眺めている。その隣で半目になって大騒ぎを見ているヒビヤ。そして大笑いしている姉さん。…こんな風に友達や家族と過ごせるなんて出来ないと思っていた。勿論失った者もいる。でも、今ならそれを受け止めて前に進める気がする。…あぁ…本当に…
「平和だなぁ…。」
「…セトとシンタロー君達を見て言ってる、キド?」
「…平和、だよな?」
…騒がしいのは構わないがそろそろ止めないと死者が出るかもしれないなぁ…。
「き、キサラギさん。俺の事は良いので自分で飲んだらどうっすか?」
「さ!遠慮せずググッとどうぞ!」
「いや、だから…(強制的に飲まされる)グホォ」
「モモォォォォォォォォ⁉︎お前何やってんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
「せ、セト〜‼︎」
「あぁ…間に合わなかった…。」
…おしるコーラにヨーグルトにコーヒーに納豆…止めにあたりめ…これは無事じゃないかもしれない…!
SIDEセト
「…さ、散々な目にあったっす…。死ぬかと思った…。」
「だ、大丈夫?セト、平気?」
「…大丈夫っす。心配してくれてありがとうっす、マリー。」
本音を言えばかなり気持ち悪い…。でも泣きそうになって心配しているマリーを見るよりはいいっす。そう思って笑顔を浮かべるとマリーはホッとした笑顔になった。…やっぱりそうやって笑ってる方がいいっすね、マリーは。
「悪かった、セト。…本当アイツは…!」
「気にしないで欲しいっす、シンタローさん。」
「あぁ、わかった。…いつも思ってたんだが、アイツの味覚センスはどうなってるんだ…?そしてそういう物を何故売る…?」
「そこは同意するっす。」
「しかも新商品が出るらしいしな…」
「…どんなやつなんすか?」
「紫蘇とコーラを合わせた『紫蘇コーラ』だと。」
「なんでそんなのばっかり売るんすか…?」
「え〜美味しかったですよ?あ、因みに私今度そのCMに出るんです‼︎」
「…そうなんすか。」
「つなg…じゃなかった。セト、テンションだだ下がりになってm…なってるわよ?」
「 仕方ないじゃないっすか…。多分また飲む羽目になりそうじゃないっすか…。」
はぁ…頭が痛くなりそうっす。…でも
(こんな風に馬鹿騒ぎ出来るのも『幸せ』や『平和』の証っすね♪)
まぁ取り敢えず…今はどうやればおしるコーラや類似商品を飲まない様に出来るかを考えるべきっすね。
ーー事件を解決した少年・少女達は幸せを謳歌する。
だがその裏で着実に…そして確実に闇が忍びよっている事をーー彼等はまだ知らない。
SIDE???
「…?」
意識がある。一番最初に気が付いたのはその事だった。そして目を開く。それで体がある事に気が付いた。目を開くと目に飛び込んでくるのは緑の液体ーーそして一人の少女。
「おはよう。調子はどう?今出してあげる!」
少女がそう言うと同時に周りからゴボゴボと音がして液体が減っていく。どうやらカプセルの中にいた様だ。地に足が着く。そしてカプセルが開く。外に出て体の調子を確かめる。悪くない。むしろ快適だ。まさか
「ハイ、どうぞ!濡れたままは嫌でしょ?あ、服はこれね。」
そう言って笑顔を見せる少女を見つめる。年は12・3歳に見える。光沢のある短い白髪は切り揃えられていて、顔の横で2房だけ黒い髪を三つ編みにしている。瞳は黒曜石の様で透き通っていた。少女を見ながら喉を震わせて声を出す。
「お前は誰だ?目的は?何故…
「それはね…貴方の力を借りたいんだ!」
そう言って少女は少し俯く。そして顔を上げる。
「だから、貴方の意識を消さずに体を与えたの!協力してくれない?ーー
そう言った少女の瞳はーー血の様に赤く染まっていた。
その言葉を聞き、男ーー冴える蛇は訝しげに眉をひそめた。
To Be Continued…
主「後書き座談会のコーナー‼︎と言う訳で始まりました、『メカクシティコンツェルト』本編‼︎いよいよ事件に巻き込まれていきますね。まぁメカクシ団のみなさんなら大丈夫でしょう!おっと、ゲスト紹介を忘れてました。今回のゲストは〜この二人‼︎」
セ「みなさんこんにちはっす!メカクシ団No.2のセトっす!」
カ「みんな楽しんでくれた?メカクシ団No.3のカノでーすっ!」
主「よろしくお願いしますね、お二人共!…さてさて本編が始まりましたが、どうです?何か疑問点とかありますか?ネタバレにならない範囲でお答えしますよ!」
セ「お、本当っすか?…じゃあ俺題名の意味を聞きたいっす!」
主「題名ですね?メカクシティはメカクシ団の皆さんが住んでいる町の事。コンツェルトは『協奏曲』の意味です。これは協奏曲が『楽器が対立したり、協奏し合ったりする楽曲』を意味しているので喧嘩したり、協力し合ったりしながら障害を乗り越えて欲しい…と言う意味を込めました‼︎中々気に入ってますね。」
カ「へぇ…なるほどね。じゃあ次は僕の質問!あらすじの転校生って最後に出てた子?」
主「いえ、違います。…でもこれ以上は話せませんね。強いて言えば『哀れな子』ですかね、最後の子は。」
セ「意味深っすねぇ…でもあの子冴え(主「ストップ‼︎これ以上はダメ!」)…了解っす。」
カ「なんかシリアスになっちゃったねぇ…あ、そうだ。ねぇ主?最終的にさ、セトはあの暗黒物資飲むの?」
主「…ふふふ♪秘密♪」(ニヤリ
セ「…もう嫌っす…。」(ガク
カ「ドンマイ…仕方ないから飲む回になったら主にも飲んで貰おう!それで我慢しよう!」
セ「あ、良い考えっすね!」
主「セトさぁぁぁぁぁん⁉︎…くっ、仕方ない!分かりました、腹括ります。これでチャラにして下さい。」
カ「あれ?意外と素直。」
主「マズイのは周知の事実ですから嫌がるのは当たり前でしょう?だったらこちらも誠意を見せなければならないと思いまして。」
セ「…あ…これ、俺の逃げ場無くなった…」
主「???あ、そろそろ時間ですね。終わりにしましょう。」
セ「逃げ場が…」
カ「観念しよう、セト。」
主「お二人共締めますよ!ここまで読んで下さって、ありがとうございました!」
全『次回もお楽しみに‼︎』
8/19 最後の少女の見た目が分かり辛かったので、書き直しました。