メカクシティコンツェルト   作:春の嵐

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皆様、お久しぶりです!テストが(色々と)終ったので、執筆を再開して参ります!
ところで、テストが終わって情報の確認をしたら、UAが100越えしていてビビりました。(震え声
お気に入り登録も4人とか…夢じゃありませんよね⁉︎
皆さん本当にありがとうございます…!これからも精進してまいります!

さてさて今回はオリキャラ回です。殆どガゲプロキャラ出ません。早くキド様の恋愛を書きたい…!(切実

それではお楽しみ下さい‼︎


第2楽章 引っ越しと償いの決意

少女は歩いていた。淡々と、淡々と歩いていた。

 

周りに人がいれば驚かれる外見を少女はしていた。

 

小柄な身体は健康的な色をしていたが、髪は若々しい少女には珍しい灰色だった。その髪には真っ白なユウガオの花があちらこちらに咲いていた。何より目を引くのは『真っ黒な目隠し』。形が良いだろう顔を隠す様に横断している真っ黒な帯。それをこの少女は付けて歩いていた。

 

此処は少女の精神世界。灰色の空間に浮かぶ幾つもの扉。それがこの世界の全てだった。人は1人もいない。

 

そのはずなのに【ナニカ】が少女に近付いた。それは様々な色に輝く『火の玉』だった。火の玉は少女に近付きーー声を発した。

 

『まだ扉を開けないの?いい加減に認めてあげたら?』

 

快活な少女の様な声を火の玉は発した。だがその声は悲しみと失望に満ちていた。少女はその声に応じない。大きな目隠しがしっかりと耳まで覆ってある為聴こえないのだ。この火の玉もそれは充分に理解していた。知っていて声を掛けていた。いつか応じてくれると信じて。

 

『あなたが思っている事は知ってるよ?でもそれは筋違い。あなたがその花を身に付ける必要も、扉を無理矢理塞ぐ必要もない。』

 

その言葉にも少女は応じない。ただ、周りの扉達がガタガタと音を立てていた。

 

『本当にあなたは強がりだね。強がりで、優し過ぎる。救いを求めているのに、その気持ちすら認めようとしない。ーーそんな事してたら壊れちゃうよ?』

 

そんな事を火の玉は望まなかった。ただその為には自分が何も出来ない事を理解していた。それでも何かをしたくて、こうして話し掛けている。いつか応じてくれると信じて。ーーでもそれでは間に合わない事も知っていた。だから…

 

『お願いね、お兄ちゃん?彼女のーー()()()の心を開いて。今の状況だとあなただけが頼り。きっとあなたじゃなきゃ彼女は心を開かない。』

 

ああ、でもあなたも大変か。独りごちる様に火の玉は呟く。その声はまた悲しそうだった。

 

彼女の兄もトラウマを抱えていた。その上で自らの妹も面倒を見る事は難しいだろう。難儀な事だと火の玉は思う。一際優しい二人に限って茨の道を歩いている。それが堪らなく火の玉は悲しかった。だから火の玉は祈る。

 

『やっぱり訂正。誰でも良いからーーあの2人を助けて。あの2人に幸せをあげたいの。』

 

その悲しみに満ちた言葉も少女には届かない。ただ淡々と歩いていた。涙を流しながら。ごめんなさい。そう呟きながら少女は歩く。長い長い距離を。少女は歩き続けていた。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

『ーーーーて』

 

「…ん?」

 

僕はふと振り返った。誰もいない。微かに声がした気がしたのに…。

 

「気のせいかなぁ?」

 

「カノ。お前、さっき声が聞こえなかったか?」

 

「え、キドも?…うーん。聞こえた気がしたんだけど、周りに誰もいないしね〜。」

 

「もしかして、カノもキドも聞こえたっすか⁉︎」

 

「…セトもか?」

 

「ハッキリは聞こえなかったっすけど…。空耳かとも思ったっすけど、3人とも聞こえたなら違うみたいっすね。」

 

空耳じゃないのか…。じゃあなんだったんだろう?…あ、良い事思い付いた!

 

「ふーん…。あ、ねぇねぇキド?もしかしてさっきの声…幽霊だったんじゃない?」

 

からかう様に言うとビクゥッ‼︎と、キドは分かりやすい反応を示す。

 

「クククッ。やっぱりキドはビビリ…イタタタタ‼︎ゴメン、ゴメンって!悪かったから関節極めないで!」

 

「…相変わらず懲りないっすねぇ。」

 

「ったく…。どうせ近くの公園の子供の声でも聞こえたんだろ。さっさと行くぞ、アイスが溶ける。」

 

「りょうか〜い!」

 

なんだったんだろうなぁ?そう思いながら僕はキドとセトと一緒に家に帰る事にした。

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

懐かしい気配を感じた気がした。

 

「…ん。」

 

その気配で私の意識は浮上する。次のバス停を確認すると、もう目的地に着くようだった。隣に目をやると兄が窓枠に寄り掛かりうつらうつらしていた。私は苦笑して兄を起こす。

 

「拓実お兄ちゃん、起きて。そろそろ着くよ。」

 

「うぅん…。あ、寝ちゃってたか。ありがと、優美。」

 

「いえいえ。」

 

窓の外に目をやると穏やかな街が目に写った。その景色に頬を少し緩めて、大きなボストンバッグを持つ。

 

「良いところだねぇ…。」

 

「そうだね。父さん達が近所の人も良い人ばかりみたいだし、直ぐに気に入るって言ってたっけ?早く馴染めると良いなぁ!」

 

「お兄ちゃん、少しはしゃいでる?」

 

「あはは、そうかも。」

 

少しご機嫌な兄を見ながら私はそっと目を閉じる。

 

ーー心を波立たせてはいけない。出来る限り抑えなければ。それが私の罰だ。

 

目を開くと、兄に私の考えている事が分からない様に微笑みを浮かべる。窓ガラスに写した自分の姿を確認する。大丈夫だ。違和感は無い。灰色の髪の少女の、隠し事の無い自然な笑顔になっている。この顔を1日崩さない様に気を付けよう、と私は自分に言い聞かせる。

 

ーー決してバレてはいけない。優しい兄に心配を掛けさせない。優しい兄を幸せにする。その為には決してバレてはいけない。心を抑えている事を知れば、兄は苦しむ。心を抑えたまま、兄を幸せにする事。それが私の今出来る償いだ。

 

決意を新たにしているとバス停に到着した様だった。兄に着いてバスから降りる。兄は伸びをすると笑顔をこちらに向けた。

 

「行こうか!新しい我が家に!」

 

「うん。…これからもよろしくね、お兄ちゃん?」

 

「こっちこそよろしく、優美!…さぁ早く行こう?これ以上遅く着くとお父さんから10分置きに電話が来るよ!」

 

「それは急がないと。…本当に心配性だよね。」

 

「そうだねぇ。でも本当に僕達を大切に思ってくれてるって事だから嬉しいね!」

 

「そうだね。」

 

会話を交わしながら新しい家に向かう。ーー家族の事を思う優しい兄。絶対に幸せにする。

 

そう思う私の耳に微かな泣き声が聞こえた気がした。

 

 

 

 

 

 

 




〜後書き座談会〜

主:はい、後書きのお時間です!今回はマリーちゃんとモモちゃんに来て頂きました!…この話で出番無くてごめんなさい。(土下座

マ:わわっ!ぬ、主さん落ち着いて!大丈夫、大丈夫だから!ちゃんと他の話で出番もあるでしょう?だから気にしてないよ!

主:うぅ…!マリー様ありがとうございます〜!

モ:泣かなくてもいいですよ〜(*^_^*)私達の人数多いですし、仕方ないですよ。…エネちゃんとかだったら脅し付けてたかもしれませんが。

主:…いや、そうだとしても甘んじて受け入れますよ。出せなかったのは私なので。…さて!話を切り替えましょう!今回2人のオリキャラが出てきた訳ですが…ご感想は?

モ:あ〜その…重いですね…。なんか変な火の玉が言っている事とかが。

マ:優美ちゃん、だっけ?その子の姿も私気になる…。ユウガオの花を沢山身に付けているって所とか。

モ:え?マリーちゃん何か知ってるの?

マ:私ね、セトと花の話で盛り上がった時に『花言葉』の話を聞いたの。それでもっと色々話したくて…。

主:調べた花言葉の中にユウガオもあった、と言う訳ですね。

モ:そ、それでその意味って…?

マ:…『儚い恋』、『夜』、それから…『罪』。

主:…これ以上はやめましょうか。(マズイ!滅茶苦茶空気がお通夜だ…!これ以上この空気にしたら、セトとかシンタローに殺される!というかこの空気の中に居るだけで私が死ねる!えっとえっと…何か明るくなる話題は…!)

モ:そういえば、今ガゲプロは映画の話で盛り上がってますよね〜!私すっごく楽しみなんですよ!

主:(モモちゃんナイス‼︎)それ同意!カラオケ屋でもコラボとかしてるらしいし、今からテンション上がってるんですよね‼︎

モ:この前、前売り券の情報見て発狂してましたもんねぇ。

主:デザインが神。(真顔)…でも、北海道で見れないという事実…!(血涙)何で!コミケといい!映画といい!地方でやってくれないんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎

モ:(ヤバイ!振る話題ミスったぁぁぁぁぁ⁉︎)主さん!落ち着いて!

マ:皆さんごめんなさい!主さんを落ち着けなきゃいけないので、ここで座談会を終わらせてもらいます!

モ:ここまで見て下さりありがとうございました!感想・お気に入り登録もよろしくお願いします!

モモ、マリー:次回もお楽しみに‼︎

モ:よし、マリーちゃん!一刻も早く主さん止めるよ!

マ:うん!『目を合わせる』‼︎

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