今回の話は熱いバトルを目指してみました、萌え要素薄めでバトル中心に!
今回瑠花の出番多めですね。
気合いは入ってると思います。
優のキャラクターは普通の女の子って感じだから基本流される感じの流れで。
好戦的じゃなくて基本大人しいタイプですね。
重要なお知らせです。
反響が全くと言って良い程ありませんので、あと1、2話で一応の完結をさせるつもりです。
書きたいネタとかまだありますので、そのネタを書いたらひとまず中断させて頂きます。
何かきっかけや手応えがあれば再開したいと思っていますが!
今の状態なら厳しいので。
機会があったならコラボ回でもリクエストでもいろいろやってでも続けたいとは思ってます。
残り話数は少ないですが、最後まで楽しんで頂けたら嬉しいです。
・模型新世紀ガンプラガールズ 第6話 「ライバル登場!かしら?」
砕け散るビギニングJDを見て、優と瑠花は言葉を失っていた。
滅多な事じゃ負けない純子、その彼女が相討ちを取られる、いったい何が起こったのか。
相手も相当な手練れだと言う事が予想される。
「な…」
「何があったの?」
優と瑠花が呆然としていると、少し遅れてセツと鈴が入ってくる。
「天零王…ってことは…」
「いらしたのですね、小鳥さん」
セツと鈴の言葉と共に、純子と小鳥は姿を見せる。
「いやー!引き分けになっちゃったよ!まいった!」
純子も小鳥も、あまり勝敗は気にしていない様子だった。
ただ、純粋に楽しいバトルをした事に満足していて。
「あはは!アタシの力思い知ったでしょ!あんたもなかなかだわ」
純子と小鳥の二人は息を切らせていて、汗もかいてしまっていた。
先程の激戦を物語るように。
「あれ、あんた達も来てたんだ」
小鳥はセツと鈴がいる事に気付いたようだ。
「はい、途中からですが」
鈴は丁寧に頭を下げ、純子がセツと鈴の姿を見て、嬉しそうに瞳を輝かせる。
「あ!せっちゃん!鈴りん!」
「南澤さん、久方ぶりです」
純子の様子からして、小鳥の他にもセツと鈴、二人と知り合いだと言う事が伺える。
「わたく…僕達も目的があってここに来たんだけど、純子とも会えて嬉しいよ」
純子は交遊範囲が広く、幼馴染みの優でも把握していない事がよくある。
「えっと、純ちゃん?その娘は?」
優は小鳥の事を知らないため、純子に訪ねる。
「あれ!?優ちゃんとるかぴょんも?なんでせっちゃんと鈴りんと一緒にいるの?」
純子は優と瑠花までやって来た事を予想していなかったのか、多少動揺していた。
そこに真由がやって来る。
「優ちゃん、瑠花ちゃん、戻ってきたのね」
「真由さん」
優と真由はそれぞれ事情を説明する事にした。
瑠花がようこう堂に戻って来た理由は、CPUの変な名前を撤回してもらうためと、真由と純子に怒りをぶつけるため。
優はその瑠花を放置したら危険なため。
セツと鈴はようこう堂最強のCPUと戦うため。
セツ、鈴、小鳥は今までもようこう堂にはそれなりに通っていた。
純子はなんとなく来ていた所を、小鳥と遭遇してガンプラバトルを始めたから。
セツ、鈴、小鳥らは友人で、純子も彼女らの友人だ。
「へ…へえ…そ…そう…な…ん…だ…」
純子は先日瑠花に制裁を受けた事が効いているのか、声が震えていた…
「加賀さん…今すぐあのCPUの名前直して!」
瑠花は相当CPUの名前が不服らしかった。
「わかった!ヒマな時にやっとく!直さないと後が怖い…」
真由は女子中学生のはずの、瑠花の得体の知れないオーラに押されていた!
「さっきのバトル、面白そうだったね」
優がそう言うと、小鳥は胸を張る。
「とっても面白いから後で録画見て!天零 王カッコいいんだから!」
「ふふ、そうなんだ、楽しみにしてるね
わたしは星河優」
優は笑いながら、自己紹介をする。
「あたしは伊佐美瑠花、ガンプラバトルの腕には自信があるわ、よろしく」
瑠花は軽く笑いながら言う。
「アタシは大和小鳥!さいきょーのガンプラファイター(を目指してる)なんだから!」
小鳥はそれに対し、強気に返す。
瑠花はそれに対抗心を燃やす。
「最強ね、あたしは自分が最強だって思うほどうぬぼれてないけど
まず最強を名乗るのあたしを倒してみなさい」
瑠花と小鳥の間に炎が燃え盛る!
「いーのかな?こーかいしない?」
真由がそれを制止する。
「はいはい、血気盛んなのは良いけど、まだセツちゃん達は言う事があるでしょ」
真由がその場を納めると、セツが語り始める。
「そうそう!僕たちはガンプラバトルの女子中学生大会で優勝を狙ってるんだよ!」
セツの瞳は輝いていた、優はセツの言葉に驚き。
瑠花は高みを目指すのは当然だと思い関心し、純子は始めから知っていた様子だった。
「わたくし達の!」
「チームの名前はー!」
セツに続き、鈴と小鳥は語り始める、そして、三人でポーズを取り、声を合わせる。
「「「チーム! ハイリトルベル!」」」
ビシッとポーズを決めての!チーム名紹介!彼女達の気合いを感じる。
漫画なら背景に稲妻が落ちているだろう。
「わー!カッコいい!」
純子は素直に褒めて拍手をしていたが、優は少し恥ずかしくなり。
瑠花はどう反応していいのかわからなくなっていた。
「さ、三人チームなんだ、可愛いね」
「は、派手好きな人には良いと思うわ」
チーム、ハイリトルベルの三人は、紹介が上手く行った(?)事に満足していた。
「そうそう、あたしのCPUと戦いに来たのよね?
CPUもいいけど、あたし本人の方が楽しいわよ」
瑠花はそう言い、楽しげに笑う。
すると、鈴が名乗りをあげる。
「わたくしの、お相手して下さいますか?」
鈴は丁寧に頭を下げて、上品な動作で瑠花に近づく。
「ええ!勿論よ!」
瑠花は鈴の勝負を受ける事にした、相手が誰でも戦う、それが瑠花だ。
真由がバトルシステムの設定を行う、ルールは森林地帯のバトルで。
お互いに換装システムがありのルールだ。
真由はお互いのガンプラを知らせてはいない。
「伊佐美瑠花!出るわ!」
「深澤鈴!行きます!」
お互いのガンプラが、バトルフィールドに飛び立つ。
機械音と共に、二機のMSが降り立つ。
瑠花のガンプラは普段のスローターダガーだが、普段のLOブースターとは違い、エールストライカーを装備していた。
「さて、先手必勝!よね」
スローターダガーはビームサーベルを装備し、鈴の機体に突撃する。
「行きます!」
鈴の機体から正確なバルカンの射撃とビームが飛来する。
瑠花は紙一重で回避するが、その正確な射撃に驚愕する。
装甲の表面がわずかに溶けて、まともに受けるとただでは済まない事を感じていた。
「見つけたわ!そこっ!」
二本のサーベルを振りかぶり、スローターダガーはその機体に切りかかる。
鈴の機体、Gセルフはそのサーベルをサーベルで受け止める。
「量産機なのにこれ程とは!」
鈴が瑠花のダガーの予想外の強さに目を見張る。
スローターダガーは劇中では民間人虐殺と言う残虐な場面しか目立った活躍はなかった。
それだけに鈴の驚きも大きい。
「重い一撃ですね!でもっ!」
ビームの粒子が迸る、切っては返し、切っては返し、その度に斬撃の軌道が戦場に残る。
ビームの威力はお互い互角だった。
「あっ!」
Gセルフが一瞬体制を崩す、瑠花はその隙を見逃さなかった。
「今よ!やあっ!」
スローターダガーがサーベルを振りかぶる、破壊した手応えはあった。
だが、破壊されたのはGセルフのシールドだった。
「なっ!」
とっさの判断でGセルフは防御を行っていた、瑠花はその光景に驚愕する。
自分の渾身の一撃がかわされた事に悔しさを感じる。
「ふう、まさか一撃でシールドを破壊なさるなんて…ですが!」
Gセルフが瑠花の動揺した隙を付き、サーベルがスローターダガーのボディに刺さる。
「っ!」
スローターダガーは重症になる寸前に回避はしたが。
ボディがわずかに溶け、威力の高さを物語っていた。
流石の瑠花も、この素早い一撃は回避出来なかった。
「ライバル登場!なのかしら?」
瑠花は未知の強敵が相手に胸が熱くなるのを感じていた。
瑠花は冷や汗を流していたが、体温が熱くなるのを感じていた。
「相変わらず凄い戦いだね」
純子が感心した様子で言うが、優には疑問があった。
「ところで、Gセルフにはあの凄い形態あったよね?
なんであれじゃないのかな?」
優はGのレコンギスタを観ていないため、Gセルフの事は詳しくは知らないが。
Gセルフパーフェクトパックが最強形態だと言うのは理解していた。
「ああ、パーフェクトパックね、確かに強力だけど、エネルギー消費激しいからねー」
純子はそう返す、劇中でも燃費は良い方ではないが、それでもオツリが来るぐらい強力な機体だ。
(鈴さんがパーフェクトパックを使わない理由は…)
優達がそんな話をしている中、セツは冷静に戦いの様子を見守っていた。
Gセルフは距離を取る、それと同時に瑠花は手元のスイッチを力強く押す。
「なかなかやるわね…それならっ!」
瞬時に瑠花のスローターダガーのエールストライカーが外れ、以前使用した事もあるソードストライカーに変化する。
再び瑠花のスローターダガーはソードダガーに変化していた。
「せいっ!」
ソードダガーはビームブーメランを投げつける。
「見えたっ!」
だがその瞬間、何かを弾く音が響き、ブーメランは破壊されていた。
瑠花が見た範囲では、Gセルフは拳でブーメランを砕いたように見えていた。
「え!?」
瑠花が驚愕すると、意外過ぎる姿でGセルフはソードダガーの懐に猛スピードで突撃する!
Gセルフの背後からは炎が見える…
「次元覇王流!聖拳突きぃ!」
Gセルフから予想外の必殺技が繰り出される、目標を打ち砕くかのごとく炎をまとった鋭い正拳の一撃!
「!?」
ソードダガーは咄嗟にビームシールドを展開するが、それは一撃を受け止め切るまでには至らず。
ソードダガーは大きなダメージを受けて大きく弾き飛ばされる。
「ああっ!」
瑠花はまさかGセルフがビルドバーニングガンダムの機能を持ち合わせているとは全く予想していなかった。
Gセルフのバックパックは変化していて、ビルドバーニングと同質の物になっていた。
「予想外だわ!同期の主役の機能を取り入れるなんて!」
瑠花は楽しそうに笑う、瑠花は間合いを取り、Gセルフの拳が届かない位置で剣を構える。
「お褒め頂き、光栄です」
「さて!どう出るかしらっ!」
ソードダガーは剣を振りかざす、Gセルフはそれを回避してソードダガーに拳を突き上げる。
だが、紙一重の所でソードダガーはその一撃を回避する。
お互い一進一退の攻防を繰り広げていま。
ソードダガーはアンカーを展開するが、Gセルフはそれを難なく回避する。
だが、その直後にソードダガーがGセルフの懐に飛び込んでいた!
「えっ!?」
攻撃を回避した直後にその相手が眼前にいる、鈴はソードダガーの機動力に驚愕していた。
「ええい!」
ソードダガーは渾身の一撃をGセルフに炸裂させる!強烈な剣の一撃。
重い一撃が炸裂する!ビームと質量でGセルフの胴体が一気に破壊される。
斬撃はコックピット寸前まで来ていて、Gセルフは撃墜寸前だった。
「これで!終わりね!」
瑠花が勝利を確信するが、その直後にGセルフの拳が回転する。
「次元覇王流!流星螺旋拳!」
回転した拳の一撃がソードダガーに炸裂する!勝利を確信した直後の強烈なカウンター。
ソードダガーは激しく吹き飛ぶ。
ソードダガーの胴体には回転した拳の後が出来ていた。
「ああっ!」
ソードダガーもGセルフも消耗しきっていて、どちらもダメージが大きい。
「面白い!面白いわ!あなた」
「そうですか?あなたの方も…」
瑠花と鈴はお互い楽しげに笑っていた。
瑠花はソードストライカーを捨て、愛用のLOダガーにダガーを変化させる。
LOダガーは高く飛び立ち、Gセルフに向けて全エネルギーでビームを放つ!
「これで全て!出しきる!」
全てを飲み込む程の勢いの、破壊の光。
だが、瞬時にGセルフの姿は変化していた。
ビームを反射する形態、リフレクターパックに。
ビームが主体のLOダガーには天敵だろう。
「う!嘘でしょ!?」
瑠花はまさか一瞬でGセルフがリフレクターパックに変化するとは予測出来ずに、戸惑っていた。
ビームは止められずに、Gセルフに向かう。
「行きます!」
Gセルフのリフレクターパックが輝き、強烈なビームを受け止め、それを反射する。
強烈なビームがLOダガーに向かう!LOダガーは大きな爆発に包まれる…
だが、Gセルフもただでは済まなかった、リフレクターパックが爆発し、Gセルフも爆発の余波を受けて崩れ落ちる。
あまりのビームの威力に全ては受けきる事は出来なかった。
「ま、まさかこれほどとは…」
鈴があまりのビームの威力に驚愕すると、その上空には瑠花のダガーが存在していた。
「まだよ…まだっ!」
「私も!負けませんっ!」
ダガーは火花を散らし、放置しても砕けそうな程に損傷していた。
スカートからナイフを取りだし、Gセルフに最後の一撃を加える。
その一撃はGセルフを打ち砕く程の威力があった。
「き、きゃあっ!」
Gセルフのコックピットのクリアパーツが砕け散る。
「これであたしのか…」
だが、その刹那、ダガーのコックピットにもビームサーベルが炸裂していた。
最後の交差する瞬間のカウンター、ただ負けるだけでは終わらないと言う遺志の現れ。
鈴は無意識に最後の一撃を加えていた。
壮絶な戦いは、引き分けに終わっていた。
優はその壮絶な戦いを、目を丸くして見守っていた。
「す!凄いよ二人とも!」
瑠花と鈴はしばし呆然としていた、お互いに全力を出しきった戦いをした事に余韻を感じていて。
「凄いわ!あなた!」
瑠花は鈴の闘争心に感動していた。
まさかあそこまで自分に食いついてくるのか…と。
「え…?私は何かしたのですか?」
鈴は自分が最後にサーベルの一撃を加えたのは無意識で、それを覚えてはいなかった。
「鈴りんさ、最後にカウンターしたんだよ!見事だよ!」
純子は先程の熱戦を思い出し、手をぐっと握る。
「伊佐美さんも流石です、私は負けたと思いましたから…」
言葉を深くかわさず、瑠花と鈴はお互いを見ていた。
全力を尽くした戦い、それが楽しくてお互い軽く笑う。
「ところで、スカートのナイフは何か元ネタとかあるの?」
優が瑠花に訪ねる。
「ああ、あれはね、南澤さんがスカートにビーム仕込んでるでしょ?
だからあたしも仕込むのが出来ると思って」
瑠花が純子のビギニングJDを見て言う。
「純子のギミック参考にしてくれたんだ!嬉しいな!」
純子がぴょんぴょんと跳ねながら楽しげに言う。
「わたく…僕も見てて燃えてきたよ、宜しければわたく…僕もバトルを経験したいです」
セツが妙な口調で真由に言う。
何故無理に砕けた口調を使うのかはわからないが。
優はそのセツの口調に疑問を持っていた。
「あのさ、セツさんはほんとは礼儀正しいんだよね?
無理にそんな口調使わなくて良いんじゃないかな?」
優の言葉に、セツはハッとした表情を浮かべる。
「口調…ですか?」
「うん、無理してないかなって、わたしも事情知らないから詳しい事は言えないけどさ」
優が言うと、セツはしばし考えていた、それから優の方向を向き、丁寧に頭を下げる。
上品な動作で優の方を向く。
「ありがとうございます、優さん
優さんはガンプラをお持ちでしょうか?お持ちであれば、わたくしのお相手をして頂きたいと考えております」
セツが素の丁寧な口調で言うと、優もそれに答える。
「うん、勿論わたしも持ってきてるよ、わたしもちょっとうずうずしてたんだ
よろしく、セツさん」
優が微笑む、真由もその様子を優しく見守っていた。
「いいよー!やる気あるのは!青春ね!」
「勝てるかなー?君に、セツはアタシ達の中でもとっぷくらすなんだよ」
小鳥がからかうように優に言う、優はセツの言葉に答える。
「たぶん無理だと思う、わたしが小鳥さんや鈴さんとやっても勝てないと思うし、同じぐらい強いならセツさんに勝てる理由はないかな?」
その優の言葉を訊いて、小鳥は自分の言葉を少し後悔する。
「ご、ごめん…」
「でもね、勝ち負け関係なく、楽しく戦いたい、それだけっ」
優が勝ち目のないバトルに挑む理由は楽しいから、そんなシンプルな理由だった。
「はいっ!お互い楽しみましょう」
バトル装置が展開される、モニターには、市街地が映し出されていた。
地上には建築物が密集していて、空にはまばゆい青空が広がっていた。
優のAGE2ダブルバレットは鉄血のオルフェンズの武器セットのバスターソードを装備していた。
「えっと?どうしてバスターソードなの?」
純子が疑問をぶつける、AGE2との相性はお世辞にも良いとは言えない。
バスターソードは丁寧に作られてはいるが、本来AGE2の武器ではない上に、AGE2の変形の妨げにすらなってしまう。
優の返答はいたってシンプルな理由だった。
「使いたくなったから、それだけだよ」
優にとってのガンプラバトルは楽しむためのもの、それが理由だった。
「うん、優ちゃんはそれで良いと思うよ」
しばらくAGE2が飛行を続けていると、AGE2の眼前には、見慣れないガンダムタイプのガンプラがあった。
「えっ?そのガンプラは!?」
その細身のガンプラにはいたる所に服の「袖」を表すパーツが取り付けられていて。
背中にはマントがあり、左腕には円形のシールド、右腕には槍が装備されていた。
煌めく丁寧な銀色の塗装も美しさを引き立てていて。
そのガンプラは高貴な騎士のようだった。
「このガンダムノーブルで!お相手致します!」
ガンダムノーブルがAGE2に向き合う、優はAGE2を加速させる。
「凄い出来だね、オリジナルのガンプラっ」
「そのAGE2こそ!丁寧に塗装されてます!」
優はガンダムノーブルに向けてバスターソードとビームサーベルの二刀流、それだけではなくダブルバレットの二本のサーベルまで発動させる。
「行くよ!」
AGE2はその四本の剣で渾身の一撃を繰り出す!無茶な攻撃だが、その威力は目を見張る物がある。
AGE2の攻撃がヒットする直前に、ガンダムノーブルは円形のシールドで攻撃を防いでいた。
実態剣の重さとビームの粒子両方を受け止めている。
「面白い攻撃ですね!」
セツの反応は異様なほどに素早かった。
「!?」
優はセツの反射神経に目を見張っていた。
シールドは火花を散らし、AGE2の攻撃を防ぐ。
が、優も負けじとAGE2のパワーを上げる。
「負けないよっ」
AGE2がシールドを押しきる力が強くなる。
セツはそれを振り払おうと、何かの操作をしていた。
「行って下さい!リリービット!!」
セツが強く言うと、ガンダムノーブルから百合の形がしたビットが飛来する。
Gガンダムのガンダム、ガンダムローズの武器にローゼスビットと言うバラのビットがあり。
それを参考にして百合の形のビットを製作したのだろう。
「わ!わわわっ!」
優はビットを回避しようとAGE2を変形させて回避を試みた。
「逃がしません!そこです!」
だが、ビットのスピードは素早く、ビットから放たれるビームの一発一発も高い威力を誇っていた。
「きゃっ!」
AGE2にビットのビームが直撃し、大きなダメージを受ける。
「こ、こうなったら」
AGE2はダブルバレットを機動させ、肩のキャノンを二つ同時に放つ、更にライフルまで発射していた。
強力なビームの粒子がガンダムノーブルに襲いかかる、だが…
「良い攻撃です!ですが!」
ガンダムノーブルはシールドと槍を構えながら突撃して来た!
AGE2のビームをシールドで受けきると、シールドは今まで蓄積されたダメージにより、砕け散る。
ノーブルガンダムの周囲が爆風に包まれる。
「も、もしかして勝てちゃった!?」
優はまさか勝利出来たのかと考え、驚きの様子を見せていた。
だが、爆風が消えた瞬間、AGE2の眼前には全く無傷のガンダムノーブルがいた!
槍を携え、一撃必殺の構えを取っている。
「や、やっぱりか…」
優は自分もシールドを構えて、防御の体制を取る。
目の前のガンダムノーブルからオーラが発生し、ガンダムノーブルの槍には全てを打ち砕く程のエネルギーが蓄えられていた…
「必殺!ノーブルランサー!」
高エネルギーをまとい、目に追えない程のスピードの槍がAGE2に向かう!
「えっ!?きゃあああっ!」
AGE2はノーブルランサーを受けきれずに、シールドを呆気なく粉々に破壊する。
勢いは止まらない!ノーブルランサーはAGE2を刺し貫いていた、AGE2のボディは粉々に砕けて、爆発した。
「わたくしの、勝ちです…」
勝負は、セツの圧勝だった。
経験、プレイング、ガンプラの出来、全てにおいてセツは優より上を行っていた。
「あちゃー、負けちゃったー」
優は完敗したが、どこか嬉しそうな様子だった。
「まさか…オリジナルのガンプラであそこまで…」
瑠花はガンダムノーブルの性能に驚いていた。
パーツのスクラッチも行っていて、熱意を込めた物だと言うのは瑠花にもわかっていた。
「素晴らしい戦いでした、ありがとうございました」
優とセツは握手を交わした、お互いに楽しい戦いを出来たから。
「うん、ガンプラって奥が深いよね」
それが嬉しかった。
皆が二人に向かって拍手をする。
優とセツは多少恥ずかしくなるが、胸が熱くなるのを感じた。
「また、機会があったら共に遊びましょう」
そう言い、セツは柔和に微笑んだ。
ガンプラバトルを終えた後、セツ、小鳥、鈴は小鳥の部屋にいた。
「これでひと安心ですわ」
セツがそう言い、帽子を脱ぐ、その立ち振舞いは上品だった。
「あーあ、あのよーじょと引き分けになっちゃったよ」
鈴は水筒に紅茶を入れていて、それをカップに注ぐ。
「ふふ、でも満足そうじゃないですか」
鈴は引き分けと言う結果だが、どこか楽しそうだった。
「あんたこそあんまり悔しそうじゃないじゃん、引き分けなのに」
「ええ、今度があるから、その時に雪辱を果たそうと思いまして」
鈴は努力するタイプなので、敗北の経験は次に行かそう、そう考えていた。
「鈴さんはご自分を高める方ですわ、小鳥さん」
セツはそう言い、上品に紅茶を口にする。
「あっらー、余裕じゃん、かんしょーしたから?
あの娘自体大したことなさそうに見えるけど、セツ強いもんね」
小鳥がからかうように言う、鈴も小鳥と同意見らしい。
だが、セツの顔色が変わる。
セツは優に対して、何かを感じていた。
セツの顔は真剣だった。
「初めて、ノーブルのシールドを破壊した方です…何かを…感じます」
ガンプラバトルにて、ノーブルのシールドを破壊された事は今までなかった。
それを無名のファイターに破壊された、その事で何かを直感的に感じているのだろう。
「確かに…ノーブルのシールドは強力ですから」
「意外と…侮れないかもね」
純子と瑠花に比べて、優の単純な実力やカタログスペックは劣っているのは間違いない。
だが、優は油断出来ない存在だと認識されていた。
「わたくし達も、彼女たちに負けないように頑張りましょう!」
「おーっ!」
「うんっ!」
三人は、手を合わせる。
「これからも!チームハイリトルベル、頑張ります!」
翌日、学校。
優は何かを考え込んでいて、いつもの様子ではなかった。
「星河さん、昨日の事、気にしてるのかしら?」
瑠花は優しく声をかける、すると、優から予想外の言葉が発せられる。
「ガンプラってさ、あんなに奥深かったんだ」
優は圧倒的な差で倒されても、それをあまり気にした様子はなかった。
落ち込んでいたのではなく、考えこんでいたのだ。
「え?優ちゃん悔しくないの?」
純子の言葉に、優はこう答える。
「悔しくないって言ったら嘘になるよ、あの娘強すぎたし…
でもね、わたしはわたしなりにやってみようかな、って」
優は少し照れた様子で、頭をかく。
「良いじゃない、そう言うの、あたしも手伝うから頑張りましょ」
瑠花はそう優しく優に言った。
「おっけー!純子も頑張っちゃうよ!」
純子はそう言い、優の背中を叩く。
「よし、わたしなりに頑張るよっ」
優が満面の笑みで言う。