東方能開録(完結) 作:T-ruth
4人中半分の強化終了したな
今日は、渋谷の強化か....
......なんで来ないの?
俺を精神的に苛めるの流行ってんの?
泣くよ?いい加減泣くよ?
でも、あの渋谷がサボリなんてな........
まぁ、そこまで知らんけど
凄く大人しくてオドオドしているイメージだからなー
探しに行くか..........
いた..........
普通に街中でウロウロしてるし
「おい、渋谷」
「うぇ~ん、きょうか~んさ~ん」
え? なんで泣いてんの?
「どうした?てかなんで訓練来ないの?」
「すみません グスッ ロケットを無くしてしまって グスッ 探していたら グスッ」
ロケット? そんなデッカイもん無くすか?
「大切な グスッ 物なんです グスッ」
「あーもー泣くな 一緒に探してやるから」
「グスッ すみません」
今日は特訓は無しだな..........
「ロケットの特徴は?」
「えっと、丸くて銀色で真ん中に青色の宝石が埋め込まれています」
「不思議なロケットだな」
「そうですか?結構一般的な物だと思いますが」
え?なに?最近のロケットは、そんなんなの?
「あ、もしかして 教官さんは、宇宙に行くロケットを考えてませんか?」
「え? 違うの?」
むしろ、ロケットって言って他に何を考える?
「違います ロケットペンダントです」
ペンダント?
「あぁ、そう言えば着けてたな」
※ロケットペンダント
写真を入れることが出来るペンダントのこと
「んじゃ、探しますか」
「はい」
見つかんねぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何情報が全然ないんだけど
あ、ちょと 涙目にならないでくれ
あー捜索系の能力持ってないんだよなー
「 グスッ 」
なんか霧が出てきたな
ん?霧が拳みたいになってこっちに向かってくる
コッチニ?
「うぉぉあぁぁいっ!!」
ナニ ナニ ナニ ナニ?
感情で能力暴走? 勘弁してくれよー
えっと確か......『霧を操る程度の能力』だったけ..........って
「あぶねぇ」
次々拳が飛んでくる
あーあー周りが穴だらけ
嫌だよ俺、始末書とか書きたくない
「渋谷、落ち着けー」
「ウァーーーーーーン」
ダメだこりゃ
まず能力を止めないとな
「
能力は止めたし、後は
「ウァーーーーーーン」
「ほら、落ち着けて」
頭をポンポンと撫でる
「///」
ん?泣きやんだけど、熱いな熱でもあんのか?
「その、ごめんなさい」
「気にすんな、少し休もう」
「はい..........」
「好みわかんなかったから ストロベリーにしたけど良かったか?」
「あ、はい すみません 」
「別にいいよ、アイス食べて落ち着こう」
教官さんにアイスを奢ってもらえた
「教官さんは、何にしたんですか?」
「ん?俺? 俺は、抹茶」
「渋いですね」
少し話していると教官さんが能力の会話を切り出した
「能力の暴走は、良くあるのか?」
「はい、気持ちが不安定なると..........」
目を伏せながら私は、言う 申し訳ない気持ちでいっぱいだった
「普通に能力を使おうとすると、ほとんど霧を集めれなくて目くらまし程度にしかならないんです..........
ダメダメですよね私、弱くて、みなさんに迷惑かけてばかりで」
「別にいいんじゃないかな?」
「え?」
教官さんの言葉に驚いた
「別に弱くても、迷惑かけても」
「なんでですか?」
「弱いって事は辛さがわかるってことだろ?弱ければ優しくなれるし、迷惑かけてもそれを補うのが、仲間だろ」ニコッ
「で、でも」
迷惑をかける訳には、いかない
「それに、お前は弱くない
能力の暴走中だった時スゲェー強かったじゃんか」
「それは、暴走してただけで「それでも、お前の
「お前は、自身無さすぎなんだよ もっと自分に自信を持て 自分はこんなにすごい能力あるんだぞって」
「でも....「でもじゃない、やれば出来るんだ」」
この人はなんでこんなに温かいんだろう
私もこんな人になりたい
でも、私に出来るのかな?
すると、さっきの言葉が頭を横切る
『やれば出来るんだ』
私だってやれば出来る..........
「よし、ペンダント探し続き行きますか」
「はい」
「じゃ、霧を操る程度の能力で街中に霧を纏わせてくれ」
「霧をですか? 街中に..........」
「大丈夫だ、出来る」
「はい」
霧を生み出す
ボォワァっといつもの倍の量の霧が出た
出来た、私にもできた
「よーし、霧を通じて街中を見るんだ」
「は、はい!!」
どこ?何処なの?..........
あ、あった
「ありました」
「どこだ?」
「此処から北に342 東に289です」
「オーケー ちょっと待ってろ」
びゅんって教官さんは、飛んでいってしまった
は、早い
あ、もう戻ってきた
「ほら、これだろ」
私のペンダントだ
「今日は、何から何まで すみませんでした」
「はぁ、こういう時は謝るんじゃないだろ?」
「え、その ありがとうございました」
「おう、ドイタシマシテ」
私は、この人に近づくために頑張るだ
「そう言えば、何の写真が入っているんだ?」
「死んだ家族の写真です」
「あ、おう、なんか悪かった」
「いいんです、教官さん今度みんなで写真撮りませんか?」
「お、良いなそれ」
「はい」
今日はいい日だったな