東方能開録(完結)   作:T-ruth

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最近、サブタイトルを付けるのに困る。


第七十九話 煙の妖怪

さてと、アイツが異変の主犯かな?

 

俺は、こちらを睨んでいる執事服の妖怪を見る。丸メガネの奥には、余計なことしやがってと言いたげな瞳が映っていた。

 

 

「貴方は、何者ですか?」

 

「人に名前を聞くときは、自分から名乗るのが礼儀だろ?」

 

「これは、失礼。私はグレイ•スモークといいます。この度は、妖怪の自由を求めて異変を起こしております。では、貴方のお名前を聞いていいでしょうか?」

 

 

少し挑発をして怒らせようと思ったが、失敗のようだ。

 

 

「俺は、天童拓也だ。一応、博麗神社の神だ。」

 

「成程。今、この幻想郷で一番の強敵ですね。なら、あなたを倒してしまえば私の夢は達成される。」

 

 

おいおい、簡単に言ってくれるね。ここは、ビシッと言わなきゃな。

 

 

「そう簡単にやr「ちょっと待て、お前を倒すのはこの魔理沙様だぜ!」」

 

 

魔理沙さん、今、俺が喋ってるんだけど.....

 

 

「貴女には、用はありません。皆さん出番ですよ!」

 

 

グレイがそう叫ぶと、どこからか大量の妖怪が出てきた。一体どこから出てきたのやら。大量の妖怪は、霊夢と魔理沙を囲むようにして引き離していく。

 

 

「いいのか?仲間全部向こうにやっちゃって。」

 

「いいんですよ。さて、行きますよ!」

 

 

面倒臭いが、しょうがない。そう、覚悟を決めて迫り来るグレイを見た。

 

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

 

とりあえず、相手が煙の能力ってことは、分かっているから、文の能力『風を操る程度の能力』をコピーして迎え撃つ事にした。

 

 

「風符[ウイングブレード]。」

 

 

カマイタチを利用して風の刃を作る。白と薄緑色の刀を振り煙をなぎ払っていく。

 

 

「やりますね。煙符[砲煙弾雨]。」

 

 

相手もスペルを発動してくる。煙の弾丸が雨のように降り注いでくる。それに、向かって薄緑色の刀を振る。風の刀は、形を変え、まるで生きているように動き弾丸を次々と切り裂いてゆく。

そして、そのまま後ろに浮かんでいるグレイ•スモークに向かっていく。

 

 

「くっ!」

 

 

とっさに煙になり回避をして、後ろに回り込んでくるが振り向きざまに蹴りを繰り出し吹き飛ばす。グレイは、そのまま家に突っ込むがすぐさま体を煙にし、機会をうかがってくる。

 

 

「なぁ、もう降参しないか?」

 

 

煙になり姿を見ることのできないグレイに向かって言葉を投げかける。反応は無い。

ここで降参してくれれば、楽なんだけどな.....

 

 

「ここで諦めてなるものですか!」

 

 

グレイは、完全に不意をつき、後ろに現れ煙の刃を突き刺した。

勝った。そう思ったグレイだったが、その考えは一瞬で否定された。

それもそのはず、俺の体が煙になり消えたからである。

実は、グレイが家に突っ込んだときに、コピー対象を変えて煙の分身を用意しておいたのだ。

 

 

「なら、容赦しないからな。」

 

「なんなんですか!?貴方は!!」

 

「最初に言ったろ。博麗神社の神様だってな。」

 

 

そして、俺は戦いを終わりに近づけてゆく。

 

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