東方能開録(完結)   作:T-ruth

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日常系の話書きづらい......かと言って戦闘系も書けない......俺は、どうすればいいんだ..............






第八十五話 手紙

 

 

どうも、天童拓也です。

 

皆さんは、どんな手紙をもらったことがありますか?

 

遠くの友達とのやり取りで?年賀状で?それともお礼状で?

 

 

さて、私めの下駄箱に手紙が入っていました。これは、なんと言う手紙でしょうか?

 

 

「それって、ラブレターじゃねぇ?」

 

「うぉっしゃぁぁぁあああ!!!」

 

 

ラブレター、それは男子の憧れ。何コレめっちゃ嬉しい。

 

 

「転校して一週間でラブレターとか拓也も隅に置けないな。いいな、俺も彼女欲しい。という訳で妹さんを俺に下さい、お兄さん!」

 

「という訳でって、どういう訳だよ!何度も言うが妹はやらん!!というか、まだ諦めてなかったのかよ」

 

「あきらめが悪いのが俺だからな。その手紙見せてくれよ」

 

「うん?あぁ、いいけど」

 

 

手紙は、天童拓也さんへと書かれた封筒に入っていた。

手紙の内容はこうだ

『天童拓也さんへ

お話したいことがあります。もしよろしければ、放課後5時に屋上へ来てください。お待ちしております。』

 

名前が書いてないから誰から送られてきたか分からないがめちゃくちゃ綺麗な字だな。てか、めっちゃ達筆だな。でも、何かこの字、見たことあるんだよな

 

にしても、どんな子だろうな......可愛い子だったら嬉しいな。

 

そしたら、今日から俺はリア充だ!!

 

彼女....彼女かぁ......

 

 

「彼女かぁ....いいな......」

 

「そうだな」

 

「可愛い子だったらいいな」

 

「そうだな」

 

「昨日の宿題難しかったな」

 

「そうだな」

 

「妹さんを俺にくれるんだな」

 

「そうだ、って騙されるか!!」

 

「くっそぉ!惜しい!!」

 

「惜しくねぇよ!!」

 

 

あぶねぇ...流れに流されるところだった......

 

 

「でもさぁ、これって本当にラブレターなのか?」

 

「楠、何いってんだよ。ラブレターの定番の書き方じゃねぇか」

 

「いや、でも...普通、封筒を閉じるのにドクロのシール使うか?普通は、ハートとかじゃねぇ?」

 

 

確かに...

 

いや、希望を捨てたちゃダメだ!!諦めるな!俺!!

 

 

 

▼ ▼ ▼

 

 

 

~放課後~

 

4時30分

 

早く来すぎた.................

 

落ち着け、落ち着け。男、天童拓也!!ここで逃げたら意味無いぞ!!

 

あぁ~、本当に来るのかなぁ?なんか罰ゲームとかで送ったとかなしにしてくれよ。

 

 

そう葛藤していると、屋上の扉が音をたてながら開かれた。

 

来た!!

 

そう思い、扉の方を向いた。

 

そして、目が合った。化野言音と。

 

 

「良く来たわね、拓也」

 

「......」

 

「ちょっと待ちなさい!何フェンス越えて逃げようとしているの?危ないから登るのやめなさい!!」

 

「い、いや。べべべ別に、にににに逃げよう何て」

 

「動揺しすぎよ!!」

 

 

だって、コイツは俺が死んだの見てるじゃん!明らかに俺の存在不自然じゃん!!

 

説明出来ねぇよ!出来ても信じてもらえねぇよ!

 

 

「単刀直入に言うわ。あなた、本当に拓也なの?」

 

「そうだよ」

 

「嘘!拓也はあの日に消えた!!」

 

 

やっぱり、そうなりますよね......

 

 

「消えてねぇよ。だからここに居る」

 

「じゃ、なんでこの一ヶ月学校に来なかったの?」

 

「そ、それは...」

 

「ほら答えれないじゃない。この一ヶ月家にも居なかったみたいじゃない。陽菜ちゃんもすっごく心配してた。私も......。答えて、貴方は本当に拓也なの?」

 

 

真実を全て話すべきか俺は迷った。だが、陽菜を巻き込んでしまった。これ以上人に迷惑はかけれない。

 

 

「あぁ、確かに俺はあの日トラックに轢かれて消えた。だか、俺は天童拓也だ。誰がなんと言おうと俺は、俺だ。」

 

「じゃ、消えた理由を答えてよ」

 

「無理だ。お前を巻き込みたくない」

 

「どうしてもダメなの?」

 

「ダメだ」

 

「........」

 

「........」

 

 

少しの間、沈黙が続く。

 

 

「分かったわ」

 

「いいのか?」

 

「拓也の事だから何かあるんでしょ?ならこれ以上聞かないわ」

 

「すまんな」

 

「その代わり、近くの喫茶店の新作ケーキ奢りなさい」

 

「はぁ?何でそうなるんだよ!!」

 

「陽菜ちゃんと楠君も誘おう。勿論拓也の奢りね」

 

「ちょっと!待って!」

 

 

こうして、俺の財布の野口さんが数人消えたのであった......

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