東方能開録(完結) 作:T-ruth
「起きろ、おにぃちゃん」
「ぐへぇ!!あ、あれ?闇」
「やっと、起きたか」
闇がいるという事はここは精神空間という事になる。
「あっ、フランは?」
「大丈夫、まだ向こうでは1秒も経っていないから」
凄いな精神空間
「それよりも、おにぃちゃん。このままでいいの?」
「いい訳ねぇだろ。だけど、昔みたいに俺は大した力がない。そんな俺がアイツを救えるのか・・・・・」
「おにぃちゃんはフランちゃんを助けたい?」
「そりゃあ、もちろん」
「なら、これをあげる」
闇に一枚のカードを渡される。真っ黒のカードだ。
「私が力になるよ」
▼▼▼
目を開き俺はゆっくりと立ち上がる。前には驚いた表情のフランがいた。
「なんで、なんで立っていられるの?」
「フラン。お前はお姉ちゃんが大好きなんだな」
「そんな訳無い。お姉様は私を閉じ込めた、だから─」
「じゃあ、なんで泣いているんだ」
「っつ!!」
「大好きなお姉ちゃんを壊したと思ったんだろ?大好きだけど恨んでいるお姉ちゃんを」
「うる・・さい・・・・・」
「なら、お姉ちゃんにいってやれよ!一緒に遊びたいって、一緒に居たいって!!」
「もう、やめて!!」
フランは火焰の剣を振るうがそれは黒色の影に阻まれた。
「お前もお前のお姉ちゃんも本当に不器用だな。大好きだけど傷つけ、守りたいのに傷つける。しっかりと向き合えばこんなことにならなかったのにな」
「ああああああああぁぁぁ!!」
「仲直りの手伝いはしてやるが今はお前を止めさせてもらうぜ」
俺は闇からもらった漆黒のカードを懐から取り出した。
「妖化[解放
瞬間、足下の影が俺を包み込んだ。
そして、影がはじけ飛び中からは
真っ赤な目に腰まで伸びた漆黒の髪。女性特有の膨らんだ胸にくびれが出来ていた。
「ん?なんじゃこりゃ!?」
『私の力を全部解放したんだよ』
「でも、女になるなんて」
『まぁ、元からそんな感じの顔してるからいいじゃん』
「さらっと、傷口をえぐるな!!って、おわっ!!」
闇と会話をしていると、フランに攻撃をされる。
「闇、行くぞ!!」
『うん』
俺はフランに向かって斬り掛かる。ほぼ妖怪化したことによりスピードが上がる。
「っつ!!速い」
「影符[
「禁忌[レーバティン]」
火焰の剣と漆黒の剣がぶつかり合う。漆黒の剣が火焰の剣を受け止めながら形を変えてフランを襲う。
「くっ!!禁忌[フォーオブアカインド]」
「逃がさない。影符[影の迎い手]」
フランが4人に分身するが影の手によってすべて捕まえる。
「「「「何これ!?」」」」
「これで少し頭を冷やせ。陰符[シャドーブラスト]」
紅の館は黒に包まれた。