本来はいない少女達   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

10 / 56
プロ狩り

神奈川、東京、茨城には魔物が現れる・・・。

こんな噂が流れ始めたのは5月頃だった。

とあるプロ雀士が飛ばされたのだ。

仮面とニット帽を被ったわからない人物に。

そこから似たような人物が現れたらプロ雀士に連絡がいくようになった。

プロ雀士の威信をかけて挑むプロ雀士3人をまた倒してしまう。

都市伝説の様だったが実際に火種になる人物がいるのだろう。

でなければ噂なんて流れない。

 

 

 

横浜のとある中華料理屋

 

ギィィィィ

『わっはー、わっかんねーけど料理頼むわ!!』

 

「か、仮面!?本当にいたのか!!」

 

『親父さん料理なんか頼むわー、おなかすいちゃってさー。』

 

「へ、へい!!」

出されたのはチャーハンで、

 

『うふっは!!上手い!!無理言って悪いねー。』

料理を小夏が食べ終わる頃、店に横浜の代表チームが現れた。

もちろん非公式である。

 

「私の口調をする仮面がいるってここか?」

 

『わっかんねーけど、んー違うんじゃね?』

 

「お前しかいないよ。親父さん卓借りるよ。」

 

「み、三尋木プロ!!いや、横浜の代表選手団だ!?どうど!!」

 

「ありがとねー。さて、偽者ちゃん。やろうや、麻雀!!」

 

『んー、良いけどなに賭ける?』

 

「勝ったら食べてた物の代金と名声だね。知らんけど、そっちは何賭けるん?」

 

『命。』

店の中にいた全ての人間が冗談だと思った。

三尋木プロは今年の日本代表の先鋒・・・エース級である。

 

『写真と録画は禁止で頼むよー。・・・撮ったらわかってるよね。』

殺気・・・普通人物なら今ので気絶するだろう。

現に店の人の半数が意識を失ってしまっている。

 

『さあ、やろうや。』

 

 

 

東京のプロ雀士事務所

 

『ロン、国士無双十三面待ち・・・32000オール。』

 

ガシャン

卓に倒れるプロ雀士達。

きっかけは事務所前に立っている黒ジャージを着たニット帽を被った仮面をつけた人物が挑戦状と書かれている紙をとあるプロ雀士に渡してきたのだ。

 

(噂に乗じた近所の小学生か、中二病拗らせた中学生か・・・まぁその勇気に免じて1回やってあげようかな。)

こう思ったが最後だった。

圧倒的実力差に完敗だった。

 

『いやー、やり過ぎちゃった。また来るからよろしく。』

小秋は直接プロ事務所を襲撃していた。

 

 

 

茨城小鍛治宅

 

「す、健夜さん。」

 

「あ、小春ちゃん着たんだ。上がって上がって、仲間も来てるから。お母さんお茶お願い!!」

 

「あら?小春ちゃん、また来たの?ゆっくりしついってね。」

小春は健夜の地元クラブのメンツとやりあった。

小夏と小秋のように他のプロの面子を落とすようなことはせず、のほほ~んとした空間(小春と小鍛治の中では)で麻雀をしていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。