本来はいない少女達   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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与えられた能力

新潟が変わった・・・。

そう言われ出したのは去年のことである。

初の準決勝進出と言うこともあるが、麻雀の強者が生まれずらい土壌でよくこれだけの選手を排出できたとプロやスカウトの間で噂になった。

ただ、それが運が良かったとしか思えなかったのだ。

たまたま和田に県で麻雀のやる気がある人物や才能がある人物が集まり、県の期待という目に見えないプレッシャーと戦うことで精神が強くなり、準決勝進出が決定したときのお祭り騒ぎは異常であるが、それによって麻雀発展途上の土壌が肥えた。

今年は去年の推進材となった2年が3年となり1、2年にも優秀な人材が集まっているということなので新潟は和田であると思われていた。

 

 

 

「うふっは!!会場はでかいねー。」

 

「小夏お前まで回らないんだから寝てればいいだろ。」

 

「た、確かにね。・・・あれ?何で私が先鋒になってるの?」

 

「先鋒はさすがに私達の誰かにお願いしたいと言われてさ。ごめん!!」

 

「先輩、私は点差はつけないのでとどめ刺すのはお願いします。」

 

「わ、私も中堅たけどが、頑張ります。」

 

「私も頑張るからね!!」

 

「頑張ってくださいね。私も一応顧問なので待機室にいますけど、布団をひいて寝ているので1日目が終わったら起こしてくださいね。」

 

「「「はい。」」」

 

「に、入場なので並んでください。」

会場入りして他校を見ると20校が参加していた。

ちなみに長野は58校、大阪は南大阪だけで174校であることからどれだけ麻雀発展途上かよくわかる。

20校のため色々片寄りができるのだが、5つのブロックが出来上がり、A~Eに別れる。Aのブロックは勝てば1試合免除で進めるお得なブロックであるが、敗者復活戦に参加できないのだ。

対してB~Eブロックは最低2回、最高3回決勝まで戦わないといけないが敗者復活戦が用意されているブロックだった。

・・・で、抽選発表により私達のブロックはAであり、午前中は暇になってしまった。

和田はちなみにCである。

 

「暇ー。」

 

「た、確かにそうだね小夏。」

 

「ごめんね小秋、緊張解くために麻雀やってもらって。」

 

「いいよ。私も暇だし。」

 

「私でよかったのですか?後ろにいる小春さんと小夏さんではダメなのですか?」

 

「小春は調整が苦手なんだ。全力か手抜きかよくわかる。小夏は全力しか出せないから私でいいんだよ。」

 

「そ、そうなんですか?あ、ポン。」

 

「お、来ましたね。カン!!嶺上開花ですよ。」

 

「校長も上手くなったねー。」

 

「この年で色々と教わるとは思えませんでしたよ。・・・では南場にいきましょう。」

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