一~九萬子
①~⑨筒子
1~9索子
O.K.?
午後3時過ぎ・・・清水の出番がやっと来た。
仕切りで区切られているが、敗者復活戦が横でやっているので鳴いたり、和了の声が聞こえてくる。
パキパキ
指の関節の空気を抜き、手抜きモードに入る。
「よ、よろしくお願いします!!」
「ん?あんた1年?緊張し過ぎよ。まだ早いから深呼吸でもすれば?」
「い、いや、大丈夫です。」
「そう?」
制服を見ると新潟で一番頭が良く偏差値71の清浄新発田高校であった。
去年の2位である。
少しすると
ビー
とブザーが鳴り開始した。
ちなみに私は南家。
持ち点は団体戦なので10万点スタート。
(ん?)
ダブリー確定である。
小春手牌
七八九④④⑤⑦⑨345南南南
(⑧か・・・⑥どっちにする・・・どちらも手牌にしやすい牌・・・なら⑥でいこうかな?)
「り、リーチ。」
ダブリー・・・プレッシャーが会場を包み込む。
親は早くも降りを選択、しかし他の2人はまだ降りない。
4巡目・・・
「そ、それロン!!」
対面の北家に直撃。
5200・・・高くもないが安くもない。
親小春
いたって普通の手牌・・・全力で勝つ気なら7巡目くらいには和了できるが、危険牌を混ぜながら降りることを選択。
「リーチ!!」
元気良く西家がリーチ宣言。
捨て牌を見ると3待ちと私は一瞬で見抜く。
(赤ドラは私が抱えたからない。恐らく清浄も気がついてるね。さすが清浄。)
まぁここまでは普通に麻雀をやっていれば気がつくはずなのだが北家が全く気がつかない。
(清浄も西家も北家を鴨にする気満々でしょ・・・させないよ。)
北家を助けながら自分は継続して攻めているように見せる。
清浄も何かを待っている・・・恐らく6、9待ち。
(うわ・・・危険牌ばっか。だけど・・・。)
「ツモ!!1300、2600!!」
西家ツモ和了である。
その後も適当な麻雀を続け、最終結果は
清浄112500
清水95800
西家98700
北家93000
とどこにでもまだ逆転できる位置だった。
控え室
ドアを開け、入ろうとしたら校長の寝ている足を踏みそうになってしまったが
「案外ムズいね。わざと負けるの。」
「だろうな。でも5000以内だからO.K.じゃね?」
「そ、そうですよ。あ、あとはわわわたしたたた。」
「山口しっかりしろ!!てか次は私だからね!!」
「美紀ちゃん・・・頑張ってね。」
「おう!!どっか飛ばして終わりにしてくら!!」
結果はお察しください。
清水197000
飛ばせませんでした。
「うふっは!!ダメじゃん!!」
「部長・・・わかってますよね。」
「ははははい!!」