本来はいない少女達   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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決勝

まず昨日のインタビュー等により山口部長は戦闘不能になってしまった。

 

(これ・・・もしかしなくても能力の弱点って1試合フルで能力を使うと次の試合では使用できないコンディションになるのでは・・・。)

小秋の嫌な予感がしたが・・・

 

「小春、少し稼げる?1万くらい。」

 

「わ、わかった。」

 

「斎藤先輩、南場一気にお願いしますよ。部長は無理ですから。」

 

「おう!!わかった。・・・小秋、口調大丈夫?なんか柔らかくない?」

 

「そうっすか?」

 

「あ、戻った。」

 

(小秋は色々と考えていると口調が柔らかくなるからなー。知らんけど。)

 

 

 

和田高校メンバーは男子から聞いていた。

和田を強くしている人達が倒しに来ると・・・。

和田に集まったメンバーのほとんどが入学に関するイメージは最悪であった。

しかし3年間過ごして友情、信頼、結束果ては恋愛・・・本当に強いところは男女一緒の部活をやる麻雀部があるところは少ない。

しかし、3学年会わせて300人規模にまで成長した和田麻雀部は最後まで男女一緒の部室で麻雀をやってきた。

レギュラーの5人の女子はそれら全て背負って決勝に挑む・・・。

 

 

 

先鋒戦終了時

和田115000

清水108900

 

 

 

「斎藤先輩頼みましたよ。」

 

「わかってるよ。まぁ見てな。」

 

 

 

(やっちゃった・・・。)

東場で盛大に振り込んでマイナス25000近く和田に持ってかれてしまった。

 

(他家を飛ばしてもこの点差・・・ごめん山口・・・。)

南場で巻き返したものの・・・

 

和田147900

清水109000

けっきょく100点のプラスだった。

 

 

 

「すまん!!やっちゃった。」

 

「し、しかたないですよ。そういう日もありますから。」

 

「部長大丈夫かー。・・・へんじないね。こりゃだめだ。」

 

「私準備しとく。」

 

「小秋はどうする?私に繋ぐ?」

 

「いや、調子乗り始めたからここで降ろす。」

 

「うふっは!!本気かー。仮面ちょうだい。」

 

「はいよ。」

 

パコ

 

「これがあると落ち着くね。精神統一には最高なんだよね。」

 

「あ、あの。部長どうするの?」

 

「小春運んどいて。」

 

「え、ええ!?」

 

 

『清水高校山口選手遅いですね。』

 

『今思ったんだが、何で札幌ニッポー所属の私が新潟にいるんですかねー。』

 

『悪かったですね。プロ無し県で。』

 

『あぁ、怒らないでくださいよ。あ、ほら・・・え?』

 

『山口選手、先鋒の小春選手に担がれて入場です。』

 

『麻雀できるのですかね?』

 

『ちょっと・・・わからないですね。』

 

『会場は心配そうな雰囲気です。では試合開始です。』

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