モニターで様子を見ていてから私達は山口部長の焼き鳥状態で何点残るかを話し合っていた。
「50000以下にはなるっしょー。」
「いや、60000くらいじゃ。」
「40000いっちゃうかも・・・。」
それほど狙い撃ちされていた。
和田以外も勢いに乗り、90000台までには回復してしまった。
「仮面はここに置いておく。」
「もう行くの?はやくねー?」
「誰があれを運ぶんだよ。」
「そりゃそうか。」
「手伝うとは思わないのな。小夏は。」
「めんどい。」
「今日一番の笑顔ありがとう。」
和田 197000
清水 47000
『さて、和田の1人浮きですね。』
『山口選手は前回の試合で運を全て使いきった感じでしょうか。』
『・・・言いたくないですが、観客が3時間近く山口選手を囲んだのが原因かと・・・。』
『それは酷いですね。・・・清水の次の選手は1年生の小秋選手ですか。』
『中学の記録もないのでなんとも言えませんね。私個人の見解ですが・・・清水は次鋒の斎藤選手が爆発するタイプかもしれませんね。しかし和田の攻撃に沈黙・・・。』
『プロ目線ではやはり・・・。』
『良くて2位でしょう。』
しかし会場ではおかしなことがおこっていた。
(な、なんなのよ・・・点差もあるし、相手は無名の1年だから大丈夫って顧問も言っていたのに。)
(自分がウサギで相手はライオン・・・。)
(あ、あ、あ。)
「何分間かたまってるんすか?早く座れよ。麻雀をしようぜ。」
その2回の半荘は酷いものだった。
(降り降り・・・。)
パチ
「カン。」
カッ
「嶺上開花。」
「ダブルリーチ。」
パチ
「それロン。ダブリー一発。」
『・・・は、8連荘。』
『西東京の白糸台高校の宮永照選手を連想させられますね。』
『いや、確かにそうだが・・・。』
パチ
「2000オール。」
カタカタカタカタカ
「8000オール。」
「リーチ。」
「それロン。11600。」
バチ
「8000オール」
『素晴らしいな。この選手は。これで1年なら小鍜治健夜プロのレベルまでいけますよ。』
『そ、それほどですか・・・。』
「和田、そろそろ終わりだ。すまんな私達の踏み台になるために3年間ありがとう。」
「な!?」
「全国では小春と小夏も本気でやるからさ。まぁ私もだけど。」
バチ
「絞めだよ。それロン。」
⑨999白白白中中中発発発⑨
「死ね。」
『け、決着です。』
『200000点を削りきった。しかも24連荘・・・化け物だな。』
『大会ルールのダブル役満禁止ですがこれがなければトリプル役満で144000点がなくなります。』
『で、ではルールがなかったら・・・。』
『今の手でほとんどが飛ばされますね。』