「・・・そうか。ありがとう。」
大沼こと岡本は2人の話を聞いているうちに鷲巣麻雀をしている可能性が出てきた。
「・・・鷲巣麻雀。」
「ん~?なんですか~?」
「お二人は賭け麻雀をしたことはあるか?」
「そりゃ大沼プロ、プロ雀士なんて賭け麻雀の亜種だろ亜種。勝率によって金が動く。レートは人生と名声。」
「私もあるよ~。」
「鷲巣麻雀は10cc=10万円=1000点だ。」
「cc?」
「別名血液麻雀。」
「け、血液!?そなんことやれば・・・。」
「命の麻雀。」
「・・・私の時もそうだった。いきなり注射器を取り出して血を賭けるとか言い出したもんだなら驚いた。まぁ、普通のレートの賭け麻雀で負けちゃったけどねー。」
「私は~たぶんその子じゃないけど~選手生命は終わったからね~。」
「・・・で、大沼プロは何でそんなん知ってるんだ?」
「その人物の最年少の部下だった。・・・それでいて左腕でもあった。」
「それじゃ~。」
「あぁ、時効だが人を殺す片棒を担いだ。」
「うふっは!!それお偉いさんに聞かれたらヤバイんじゃない?知らんけど。」
「なに、もう老いぼれよ。・・・それよりも私がまだ正気でいる内に真実を語れて良かった。」
「それじゃ~気がおかしくなるって~言ってるようなもんだね~。」
「わからないのだ。私は3人の鷲巣にこれから会いに行く。その後どうなるかだ。」
「・・・正気なら戻って来なよ。」
「勿論。」
「ここか。」
大沼清水の控え室に到着。
試合が終わった直後なので中に人の声がした。
コンコン
「はい。」
ガチャ
現れたのは小さい男だった。
「プロ雀士の大沼と申します。鷲巣選手3人はいますか?」
「あぁ、小春さん、小夏さん、小秋さんプロ雀士の大沼さんがお見えですよ。」
「「「はい。」」」
大沼が死んだ瞬間であった。
脳内では何人殺した等の鷲巣麻雀について追求しようと思っていたがそんな考えは吹っ飛んだ。
3人の背後に見えたのだ。
鷲巣そのものが。
『岡本大義であった。そして、なぜお前は遊んでいる?』
「あ、あぁ!!わ、鷲巣さ、様!!」
「お、大沼プロ!?」
「え、え?」
残った上級生の2人が大沼がいきなり泣き出したことに驚いていたが、そんなことは関係ない。
膝をつき、腕を床につけ、頭を床にすりつけ
「遅くなりました。鷲巣様、岡本ただ今戻りました。」
『ペナルティーだ。黄金よりも貴重な時間を無駄にしよって・・・お前には私の意思を受け継いでくれると思ったが・・・まぁいい、鈴木らが仕上げたこやつらを王たる私の最高の部下に育てあげよ。』
「は!!」
いきなりのプロ雀士である大沼の土下座に驚く6人だった。