本来はいない少女達   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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惹き付ける力

大沼プロの本当の名前、過去、鷲巣の名の意味を伝えられた私達は恐怖した。

 

「わ、私と美紀ちゃんもう一般には戻れないね。」

 

「キャンパスライフも無理だな。」

 

「部長と斎藤先輩メイドとして就職する?希望次第だけど。」

 

「こ、小夏!!」

 

「わ、私・・・その方が安全な気がしてきた。」

 

「私も・・・一応親が料理人だったから習っておこう。」

 

「で、大沼プロは私達に鷲巣という人の話をして何がしたいんだ?」

 

「こ、小秋!!口調!!」

 

「は、小春殿、小夏殿、小秋殿を私なりに仕上げます。鷲巣様は神をも下僕とおっしゃった。お三方はその様になってもらいたい・・・いや、超えていただきたい。鷲巣様は最後の最後に負けてしまった。そう、命を賭けて負けてしまったのです。・・・麻雀だけでもいい、世界の頂点に立ってください。」

 

「壮大だねー。まぁ、プロになって世界とったら裏から対局願いがくるっしょ。」

 

「面白そうだ。」

 

(2人は恐怖を感じないの?・・・でも私達の中に鈴木から埋め込まれた狂気が私に警戒しろと言ってくるのはなぜだろう?)

3人とも鷲巣であり鷲巣ではなかった。

小春は鷲巣の死に対する恐怖を表に出しやすかった。

小夏は負けず嫌いなのがよく似ていた。

小秋は金の使い方を心得ていた。

それはバラバラであったが芯の部分は狂気でできている。

まさに悪魔。

 

 

 

 

 

翌日の新聞の一面は大沼プロ電撃引退の記事と白糸台敗北がでかでかと載っていた。

大沼プロは持病の悪化がここにきて酷くなったためと言う理由だった。(実際は小春達の元にいるためだが)

白糸台の方もチャンピオンの陥落が話題になった。

また清水の小春が小鍛治プロの後継者とかプロ狩りの主犯等とネットでは大炎上した。

インタビューも来たのだが小春の口下手が酷く、記事にならないというマスコミ殺しをしてしまった。

これにより本人がいるのにニュースでは専門家を交えた小春選手の強さなる特番ができる始末。

そんななか、中休みの今日は清水の面々は休んでいたが、解説プロの面々は実況の人を除いて1つの部屋に集まって小鍛治を質問攻めしていた。

しかし、実況が終わってやって来た三尋木プロと赤阪郁乃の話を聞いている内に真っ青になっていった。

 

「そ、そんな話小春ちゃん達はしてなかったよ!!」

 

「言うわけないだろ。自分の致命傷になりかねないことだ。」

 

「はやりはやだなーそんな麻雀☆」

 

「血液麻雀なんて・・・待てよ・・・おいまさか!!」

 

「大沼プロの師である人物も~何人か殺ってるらしいよ~。もしかしたら~大量殺人鬼の~可能性が~。」

 

「どうする?」

 

「確信がある訳じゃない。私達が動いても今は無理だ。」

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