次鋒戦と中堅戦は清水にとって酷いものだった。
次鋒戦は阿知賀の3年のラッシュ、千里山の1年に翻弄されまくる始末・・・この結果にいつもは怒らない小秋が激怒、中堅戦いっぱい説教と血液を200cc抜かれる。
「次こんな無様な負けをしたら1000cc持ってくからな。」
女性の1000ccは結構危険である。
命の危機に斎藤は大沼プロ、小春、校長と麻雀をし始める。
で、中堅戦は千里山の3年生のセーラ、新道寺の江崎仁美の猛攻に必死に飛ばされないように削られながらも耐えきった。
「も、もうこんな極限麻雀はやだよ・・・。」
残り点数・・・8000。
本当にギリギリである。
「小夏はどれぐらい欲しい?」
「50000有れば勝てるっしょ。」
「おお、血管ヤバイぞ。切れる切れる。」
「すっこし血流れてた方がやる気出るんだけどなー。」
「やめとけ。」
小秋はそう言って会場に向かう。
船久保浩子は結局彼女達の能力がわからなくてイラついていた。
「あぁ、もう。」
(しゃあない。ここでむしりとれるだけむしりとったる。)
気持ちを切り替えるとレズ(新道寺の白水哩)が着席していた。
(新道寺の副将も注意・・・しかも阿知賀のわけわからんのもいると来た・・・久々にこってこてやな。)
阿知賀の鷺森灼も席に座ると・・・
ビキ・・・ビキ
空間に亀裂ができる感覚とともに小秋が登場した。
(血管は浮き出とるな。・・・役者は揃ったか。)
(全員私を警戒・・・面白いじゃん。)
現在トップは千里山、次に新道寺、3位に僅差で阿知賀、飛び直前の清水である。
(さて、50000ピッタ狙いますかね。)
『小鍛治プロさすがに清水もこの点だと厳しいですかね?』
『50000。』
『小鍛治プロ?』
『50000に届けば引きずり下ろしてきますよ。』
『なるほど・・・でもこの卓じゃ小鍛治プロの全盛期だった20年前でも厳しいんじゃないの?』
『いや、今も全盛・・・て、こーこちゃん!!5年前じゃないの!!』
「ポン。」
小秋は鳴ける牌を鳴いてくる。
つまりタンヤオのみに絞った点数調整を始めたのだ。
(やっすい手ばっかり連発しよるからに・・・リザベーションが使えんとばい。)
(上がろうとしても早さが全然違う・・・。)
(・・・ん?)
船久保浩子は牌をよく見る。
すると全ての牌が透けて見えるではないか。
(・・・これが異能力?)
(・・・かかったな。)
小秋は遊んでいた。
自分以外異能力を使える状態にして叩き潰すことで・・・。
「もっと楽しませてくださいよ。先輩方。」