控え室では小夏が怒っていた。
「小春のヤツ!!前々から注意してたのにやりやがって!!」
「まぁまぁ、機械じゃないんだから許してやれよ。」
「・・・小春の金を使ってA5ランクの肉500グラムで許す。」
「お前な・・・。」
小秋がなだめこの場はおさまった・・・が、次の斎藤にしたら地獄である。
実力的に厳しいのに、前に血を抜かれたのがまだ回復していないので、次に抜かれたら確実に死ぬのだ。
(が、がむしゃら・・・死に物狂いでプラス・・・にしないと死ぬ!!)
小夏の機嫌が悪くなる前に斎藤は控え室を出る。
廊下で小春とすれ違ったが、小春も機嫌が悪い。
(ガチで怒ってるじゃん!!)
いつものブレーキ役が壊れているので本当に死ぬかもしれないと思い、会場に向かう・・・。
『圧倒的でしたね。小春選手の・・・。』
『うーん、いや、まだ何かを隠してるねぇ。』
『な!?まだ本気じゃないと三尋木プロは思うのですか?』
『実際問題私じゃ彼女達には勝てない。何百・・・何千やっても・・・しかし、しかしだ。臨海女子の辻垣内智葉が見せた一撃にはとてつもない意味があったんだ。』
『そ、それは・・・。』
『油断・・・無意識下の油断。それがあったんだ。』
『しかしたまたまなのでは?』
『たまたまが起こるのなら小鍛治プロの国内無敗記録や牌に愛された子と呼ばれている3人の選手の活躍、それを破ってきた彼女らの冒涜であり、たまたまが存在するなら麻雀がこのように発展はしなかっただろうな。』
『な!?』
『麻雀協会から許可が降りた。私達はこの大会後鷲巣の3名を倒すことを目的として動く。プロ狩りの仮面には私も散々やられてきた。・・・彼女達を倒せなければ私達が世界大会に参加する資格はない。』
『そ、それは・・・。』
『この際だから言う。決勝は本来小鍛治プロがするはずだったが、彼女達を倒すために第一線に復帰を宣言した。今はそのための書類で出れなくなった・・・もうひとつは異能の存在。』
『異能?』
『そう。特定の牌で上がったり、引きが特定の時間、場所、局で強くなるのは全て異能が関わってる。詳しく話すと選手生命が終わるから言わないけど・・・それだけ協会が力を入れて倒しに来てるのだけを覚えておいてほしい。』
三尋木メッセージと呼ばれる演説。
これが日本麻雀業界を暗黒時代に転落させるとは誰も思っていなかった・・・いや、2人気がついた人物がいた。
1人は岡本・・・大沼だ。
「馬鹿なことを・・・。」
もう1人は・・・
「馬鹿なことを・・・」
帝愛グループ
兵藤和尊の・・・・
次に偉い利根川である。
「麻雀が楽しい時代は終わりか・・・釣りにでもいくか・・・休みいつかな?」