星の道麻雀・・・星の数1つにつき100万円と帝愛グループにしては良心的な価格設定であった。
また、幹部になれるかの道もここで決まる。
学生の幹部候補生達は会長の期待値がそのまま星になっている。
姫子の14は真ん中、最低は10、最高は25と最初から幅があった。
2戦終わり、姫子は現在20の星を胸に飾る。
では幹部候補生以外はどうかというと・・・負債者である。
その者達は14の星・・・すなわち1400万円の借金を背負ってスタートする。
そんな状態だったが・・・・
「悪いな嬢ちゃんそれロンだ。」
役満の飛びをくらって飛ばされる。
星を6つ一気に失う。
(ヤバか。・・・契約書をしっかりよんどかよかとね。)
目の前の男達と勝負するのは危険と判断し、別の卓に入る。
・・・が、ダメ。
全国に出場した高校生でも勝てないものは勝てない。
勝ったり負けたりを繰り返し、ついに星3まで追い込まれる。
(いやだ。イヤだイヤだイヤだ!!死にたくない。死にたくない!!)
それでも勝利の女神様は訪れない。
・・・が
『終了。』
気がつけば12時間が過ぎていた。
「鶴田様、バッチをお渡しください。」
バチバチバチ
「3つ承りました。」
『どうじゃった?麻雀は?』
画面に映し出されるたのは老人・・・いや、帝愛グループ会長の兵藤和尊である。
『ほほう・・・なかなかの粒ぞろいじゃないか今年は・・・ん?なんじゃこれは?』
『鶴田姫子、新道寺女子麻雀部所属、17歳になります。』
『制裁。』
『は!!』
私は横にいた黒服に腕を掴まれるとそのまま別室に連れていかれた・・・。
バン
「う!?」
乱暴に椅子に座らされる。
「やってしまったな嬢ちゃん。」
前には私に勝った男が座っていた。
「ここのルールでな。まずお前の配属先が決まったよ。よかったなー。」
「あの・・・私まだ高校生・・・」
「ダメ。サインは絶対!!・・・なに、真面目にやれば来年の夏の大会には参加できるかもな。」
「え・・・。」
「地下行き。第25班班長を命じる。」
最下層・・・地下空間に送られる。
地獄の日々の始まりである。
地下空間
そこに広がっている大きな空間には債務不履行者が大勢いた。
班長になった私の班は特殊であった。
班員は全て帝愛グループの社員であり、何かしらのミスで地下行きを宣告された会社の闇を知ってしまった哀れな犬達であった。
「ちぃ、ダメだなやはり高校生ごときでは。」
会長は姫子を期待していたらしい。
横にいる黒服はその高校生をあわれに思った。
(利根川様が班長としていなかったら更に大変なことになっていただろうに・・・。)