第25班・・・班員10名。
私は現在サングラスに黒いスーツを着用された。
ざわ・・・
ざわ・・・
やって来た少女にざわついている元エリート達。
気まずい空気。
「・・・じ、自己紹介をするけん。鶴田姫子・・・高校2年生・・・新道寺女子出身か。」
ざわ・・・
ざわ・・・
「なぜこんなところに高校生が・・・。」
「・・・騙されたけん。いや、私が悪い。」
私は手紙を見せた。
同情、呆れ・・・どちらかの表情をしていた。
「・・・仕事を教えてください。」
「「「え?」」」
「私は地上に行かなければならないのです!!」
班長生活が始まった。
1日目
仕事初日・・・私、田沼(21 ♂)、栗山(20 ♂)と朝は全班の班員の洗濯から始まる。
他の25班員は1班~10班の監視へと向かった。
「洗濯機が使えないなんて・・・。」
冷たい水と洗濯板で1つ1つ洗っていく。
約2時間・・・洗い続ける。
8時朝食をとると次はシャワー室とトイレ等の掃除。
これは私と佐々木(24 ♂)、真田(22♂)がおこなう。
これで10時。
1時間の休憩後、昼食の弁当を他の班員に届ける。
「な!?」
初めて眼にする地下労働の実態。
姫子は絶句する。
一番驚いたこと・・・それは・・・
「し、死んでる。」
女性の死体に布が被せられ転がされていた。
死因は事故。
土砂による窒息死。
「・・・うぇ。」
込み上げてくる胃酸・・・全てをその場で吐き出す。
「げほげほ。」
「班長・・・飯沼(20 ♂)と医務室に運んでくれ。手が空いてないし、死体はこちらの職員が運ぶ決まりでな。」
「わ、わかと。」
班最年長の長谷川(45 ♂)の指示に従い、私は彼女の亡骸を運ぶ・・・。
「ダメだねこりゃ。肋骨が臓器に刺さってる。触ってみるかい?」
「・・・遠慮しと。」
「そうかい。ついでで悪いが・・・この遺体、奥の部屋に運んどいてくれ。」
「わかと。」
奥の部屋に入ると・・・
「薬品!?」
漂う薬の匂い。
よーく見ると人の肉片が散らばっていた。
足元は血痕で真っ黒である。
「あ、あ、あ。」
目を何度も開閉させるが現実であった。
「ヒィ。」
恐怖で腰が抜ける。
地下労働をしている債務者には絶対に見ることのできない光景・・・社員しか知らない地獄がそこには存在していた。
昼食は喉を通らなかった。
ぐったりしていると長谷川が声をかけてくる。
「班長、私も最初はそうだったよ。情けなく腰が抜けて1時間動けなかった。それに比べて班長は立派だ。・・・あれを見た後なのにちゃんと仕事をしているのだから。」
「長谷川さん・・・私は一生ここで生活するのでしょうか?」
「・・・いや、出る方法もある。」
長谷川の希望の話が始まる。