本来はいない少女達   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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白髪のコピー

夏・・・私はプロ雀士としてインターハイに呼ばれていた。

 

「はぁ。今年こそはと思ったけど・・・。」

小鍛治健夜は今年のインターハイを見てそう思った。

今24歳の私はリオデジャネイロ東風フリースタイルで銀メダルを去年に取ってから世界の猛者の強さに感動を覚えたが、日本に帰ってきて思ったのはつまらないだった。

 

「育成しなくちゃいけないの・・・わかるだけど。私・・・苦手だからな。」

ふと教育上手な同期の水原を思い出すが・・・。

 

「私には・・・無理だな。」

ハァーとまたため息をつく。

小鍛治がつまらないと思う理由は日本麻雀全体に言えるのだが、異能と呼ばれる特殊能力とデジタルと呼ばれる確率だけで戦う人があまりにも多くいたのだ。

プロ・・・しかも最上位はそんなもの要らないのだ。

 

「結果を出すのはどれだけ技術を高められるか、自分のペースにのせられるか、そして覚悟があるか・・・だと思うのに・・・何でわからないのかな。」

わかってくれるのは大沼プロ、若手だがしっかり自分の打ち方ができている三尋木プロ、同期の2人だけだった。

 

「ん?」

その時話し声が聞こえてきた。

 

「インターハイってこんなんなの?」

 

「わっかんねー。あれは麻雀じゃないでしょ。」

 

「1つの役にこだわりすぎの人が多かったな。」

 

(おぉ!?わかってる子達もいるんだ!?)

興味が湧いた私は少女達に接触した。

 

「今晩は。少し良いかな?」

 

「あ、ぁぁ!?小鍛治プロだ。」

小春は小さな声で言った。

驚いて大きな声が出ないようだ。

 

「わっかんねー?」

 

「ん?小春は知ってるのか?」

 

「す、凄い人だよ!!たぶん私達のゴールがこの人。」

 

「へぇ・・・小鍛治さん?でいいんですよね?どうして私達に?」

 

「さっきの会話が気になってね。インターハイを見てどう思ったか聞いてもいい?」

 

「ぎ、技術が足りません!!訳のわからない力で無理矢理牌を従わせているように見えました!!」

 

「んー、覚悟が足りないかな、わっかんねーけど。あと、機械みたいな打ち方をする人がいたけど、要らなくねー?パソコンに頼めばと思う。」

 

「拍子抜け。つまらない。」

 

「お、おぉ!?やった!!私と同じことを素で思うんだ!!」

私達はクエッションマークがいっぱいで、小春以外は少し危ない人と認知した。

 

「ねぇねぇ、麻雀しない?打ちたいんだけど!!あそこのチェーン店でさ!!」

ガ◯トと書かれた店に私達は彼女に引きずられて入店し、無理矢理麻雀卓に座らされて打つことになった。

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