「満足!!」
負けて満足している小鍛治プロを私は見ていた。
似てる似てると中学校の友達にも言われるが、本人を前にすると未来の自分を見ているようだった。
違うところは負けて満足は私にはできないだろう。
それは死であるから。
小心者の私はいつも背後に死神がいるように感じてならない。
小夏や小秋はそんなことないと断言するのだが・・・。
「負けちゃったから好きなの奢るよ!!」
「うふっは!!ヒレスステーキで!!」
「じゃぁ・・・ビーフステーキ。」
「え・・・若鳥のグリルシングルで。」
「みんなご飯つける?」
「「つける!!」」
「わ、私はいいです。」
食事をしていると小鍛治プロが私達に色々聞いてきた。
2人は食べるのに夢中なので自然と私が答える形になる。
(小夏だと血抜き麻雀喋りそうだし・・・。)
「どこから来たの?」
「に、新潟です。」
「へぇー。何年生?」
「ち、中二です。」
「3人は友達なの?」
「か、家族です。」
「麻雀は誰から教わったの?」
「お、おじさん達です。」
「おじさんはプロ?」
「いえ・・・もう亡くなりましたのでわからないです。」
「あ・・・ごめんなさい。」
「こ、小鍛治プロ!!」
「健夜でいいよ。」
「じ、じゃあ健夜さん。私達プロになりたいのですが、どこを目指せば良いですか?」
「そうだね・・・インターハイじゃないかな?私もそこから始まったし・・・。」
「あ、あの変な麻雀をしていたところ・・・ですか?」
「小春ちゃん。良いこと教えるね、変なのは異能と関係者は言ってるんだけど・・・あれに頼るのは弱者だからね。プロ雀士になりたいなら技術を磨いてきな。強い人とたくさん戦ってね。」
「わ、わかりました!!小夏や小秋も聞いてた?」
「もちー。」
「聞いてたよ。」
「こ、健夜さんありがとうございました。良い経験ができました。」
「勝手に連れ込んで悪かったね。・・・じゃあ頑張って!!」
「は、はい!!」
小鍛治は知らなかった。
自分が言ったことにプロ狩りと呼ばれるプロ雀士を狙って麻雀をする仮面をつけた子供が現れることを・・・。
新潟の不良通り
酒井も死亡して田中も倒れた。
これにより血抜き麻雀をする必要はなくなり、少女達は解放された・・・と思いきや。
「なんだこれ?麻雀やりませんか?ふぁ!!おい見ろよこれ!!」
「なになに・・・相手をするのは3人の仮面?おめえら暇だしちょっと行くかぁ?」
「「「へぃ!!」」」
彼らはそこそこ麻雀が強いと自信があった。
しかし1対3で3人同時に飛ばされて仮面に心を折られ、仮面の手先になる。
カポ
「96人目。」
血抜き麻雀ではなく、人を操る麻雀を始めた。