私達が不良を配下に置いているのには理由がある。
何をするにも私達は強い者を求めるようになった。
裏では毎日のように打っているが、打てる層も偏ってくる。
かといって喫茶店でやりまくると出禁になってしまうので不良を使うことにした。
大半が中高生であり、話も仲間同士で広がりやすい。
待っていれば強いのが来るだろうと思っていたのだが・・・。
『つまんねー。』
小夏は仮面と変声機越しに呟いた。
「ぼ、ボス!!新潟の中じゃあこれが限界っすよ!!」
「ボスが強すぎますって!!」
口調で彼らも3人いる私達の違いをわかっていると思うが、全員ボスと呼んでいた。
「これ以上だと・・・裏しか・・・。」
『裏はいいよー。相手にならんし。』
「へえ!?」
「ボス!?」
『なんならしてみる?血液麻雀?死んでも警察動かんけど。』
「や、や、やめてください!!ボスの腕なら本当にころせるので!!」
『そんなもんかねー。・・・じゃあさ、強い奴をさ1つの高校に集めてよ。男女共にさ。』
「それと戦うんすか!?」
『そそ、組長もつっまんねーって言ってたしさ。』
「・・・俺ら本当にヤバイとこいるんじゃ。」
「んなことわかりきってんだろ!!もう戻れねぇよ。」
『そんなもんかねー。』
勘違い(半分事実)とは怖いもので、新潟の不良は3ヶ月程度で掌握された。
物騒なことを呟く小夏が不良に指示をする人になっていた。
『んじゃー、よろしくー。』
不良の頭達は子分や学校の麻雀が強い奴を脅したりしながら偏差値が平均くらいなところに入れた。
そこそこの麻雀部だった和田高校はいきなり部員数200人を超える県の最精鋭となる。
とある部屋
「これでよかったんか?わっかんねーけど。」
「これで最弱の県からおさらばだ!!ありがとう小夏君、小春君、小秋君。」
私達は県長と喋っていた。
知り合ったのは田中の紹介で、裏で何回か麻雀をしているうちに県長に私達が強いのと戦いたいと言ったのが原因で、県長もプロなし県と言われる新潟で強い選手を育てたい目的と合致したのだ。
「約束の3人分のJRの5年間無料券だ。東北、関東、中部、関西までなら移動できる。」
「あ、ありがとうございます。」
「県長ありがとうなー。」
「うわっは!!うれしー。」
「さて、仕事があるから帰るが、どこかにもう行くかい?」
「金曜だしな。行くか?」
「私中華街行きたいから横浜行ってくる。」
「わ、私は茨城県に・・・。」
「なら東京行ってくる。」
3人に与えてはいけない物を与えてしまった。